寝坊いたしました。
ズンバの翌朝は、なかなか床を離れることが出来ませんのです。
そんな午前8時の気温はプラス3度。
晴れの良いお天気でござる。
風が少しあって、中国からやってきたPM2.5を含んでおるそうな。
いきなり気分が悪い。
そんなことで、ちょいとあたりを見回せば、少しばかりモヤっておるような…
こんな歳になっちゃってますから、もうたいした影響なんぞはないのでしょうが、きょうは外にはあまり出ないようにしようかしらん。
何遍も三遍も書いてますけど、
冬の間「スモッグ」というのがニッポン国中に広がっておったのは、おぢが小学校高学年から中学、高校にかけてだった。
当時冬の札幌はというと、いまの北京とそう変わらんかった。
だけど、子どもも大人もマスクなんぞ付けてませんでしたわ。
匂いも酷かった。
おかげさんで、外を出歩くと鼻の穴は真っ黒!!
当時札幌テレビ塔から大通公園を望めば、遠くの山々ははっきりクッキリですが、眼下の公園はスモッグが帯状に滞留し、視界不良でござった。
暖を取る燃料といえば、フツーの家庭では石炭と相場が決まっておった。
お金持ちの家庭は、灯油や重油のボイラーなんか使って集中暖房しておりました。
石炭からつくった高カロリーのコークスを、燃料に使うお金持ちもいたような。
でもって、一般家庭が使う石炭にも、高価なものとお安いモノがあって、高価な石炭はキラキラ輝いておりました。
我が家のはお安いので光ってませんでしたわ。
これまた安いのは煙が多いわけ。
いずれにせよ、家庭の石炭ストーブからは、蒸気機関車のようにモクモクと黒い煙や白い煙が出ておりました。
脱硫装置なんぞは、当然ながらついてないわけだ。
それが札幌市内のほぼすべての家やビルから出るもんだから、とんでもないことになっておった。
そもそもスモッグは、イギリスが発祥でござる。
産業革命後のロンドンといえば、燃料は石炭で煙が凄いことになっておった。
そこにロンドン特有の霧が加わった。
そこで、スモーク(煙)とフォッグ(霧)を合わせてできた造語がスモッグだった。
いまはもう使わない言葉ですけどね。
中学生の頃は、これに車のスパイクタイヤの粉じんが加わった。
アスファルトの路面がスパイクで削り取られ、これが舞い上がる。
道路は削り取られ、道路の隅にはこの粉塵がキラキラ大量に溜まっておりましたわ。
これが風で舞い上がって、人間さまは大量に吸い込んだ。
おぢ世代の肺なんぞ、ムチャクチャでござる。
加えて高校2年の頃にはタバコ吸ってたしなぁ、、、
そういえば、タバコをお休みして丸8年が経ちましたわ。
来年4月で丸9年ですか…
吸ってた頃に比べりゃ、たいした喉の調子もよろしいね。
たまに高校同期の皆さんと会うと、タバコを吸うヤツが多くて「ビックリぽん」呆れます。
石油ストーブを使うようになり、北海道からスモッグは姿を消して、喫煙者も段々少なくなり、すっかりいい空気に慣れてきた。
そこへもってきて中国からPM2.5だもんねぇ、、、
世の中、なかなかうまいことにはいかんもんですなぁ、、、