おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

寝たきりにならんため、まずは「ロコモ」チェックだ!!

2015年12月31日 | Weblog

 

午前6時の気温はマイナス9度。

まことに静かな大みそかの朝でござる。

雪はちらほらで、数センチほどしか積もっておりません。

ここ連日スキーを楽しんだおぢ、足の筋肉がぎしぎしと音を上げておる。

若くないのだとしみじみいたします。

そんなことで、きょうはスキーをさすがにお休みし、スポーツジムでストレッチに励むことに。

上の写真は毎冬オーストラリアからやってくるデニスさん。

先日スキー場でのコーヒータームに偶然お会いしましたです。

デニスさんは70歳をとうに超えておるけど、チョー元気なスノーボーダーだ。

おぢも、来年はとうとう65歳ってことで「前期高齢者」。

つまりは本格的にじーさんなのでござる。

筋肉はちゃんと衰えてきておるゆえ、あちこちしっかり鍛えたり、伸ばしたりして、リセットしないといけません。

長時間のスキーはしんどいけど、それでもちゃんと体調さえ整えておけば、昨日の映像のように1本や2本の短い深雪ならまだまだ楽しめる。

ニセコアンヌプリの山頂からだって、休み休みならまだいける。

高校同期のお仲間の中には、さっぱり運動なんぞしてないもんだから、やれ「階段には手すりが必要」とか「立って靴下なんぞ履けません」とか。

まだ64歳というのに、階段に手すりがないと上がったり下りたりできないって、そりゃもう酷いことになっておる。

ようするにすっかり「ロコモ状態」の奴らがごっちゃりおって、びっくりポンの異常事態なのじゃ。

ご承知のようにロコモとは「ロコモーティブシンドローム」のこと。

立ったり、歩いたりする機能が衰えることを指す。

いわゆる「寝たきり予備軍」でござる。

例えば、立ったまま靴下がはけないとか、歩く歩幅が狭くなったり、歩くスピードが遅くなったり。

また、高さ40センチの台やいすに座り、胸に手を置いて片足で立つことができない状態になったり。

ようするに足の筋肉がかなり衰えて、骨折でもしようものなら、そのまま「寝たきり」になっちゃう皆さんのことでござる。

ではありますが、筋肉だけはいくら歳をとっても、鍛えることが可能らしい。

典型的なのはスキーの三浦雄一郎さんでしょうかね。

1932年生まれというから来年は84歳だけど、81歳でエベレストに登頂だ。

びっくりですわ。

下のユーチューブ画像は、先ほどのデニスさんが2013年に撮ったニセコアンヌプリ山頂からの滑走でござる。

https://www.youtube.com/watch?v=sgZdPcs81ls

この時すでに70歳ですけど、ここは「ボウル」と呼ばれる危険な斜面で、おぢは滑ったことがありません。

画像を見ればわかりますが、さすがオーストラリアの元スノボチャンピオン、おぢとは体力が違います。

冬はニセコでスノボして、夏はオーストラリアでサメのいる中、サーフィンだそうな。

ことほど左様、楽しく遊んでおれば、結果、筋肉量も増えて、体力も維持できるってことらしい。

そのためには、まずは歩くことじゃね。

でもって、農家のジーさんのように外で力仕事するのも筋肉を増やすにはいい。

おぢの薪割りと運搬、積みこみ作業といった力仕事、けっこう大事なのじゃ。

それに加えて、ジムで運動して、最後は筋肉をしっかり伸ばすストレッチが必須だね。

それなりの努力さえしておれば、少なくともロコモ状態は防げるってことのようだ。

そういえば、先ほどからTBSテレビでは長嶋茂雄さんがご登場しておる。

脳こうそくのあと、今もリハビリしておる姿には驚かされます。

娘もそれを応援しようと、長嶋さんの「つえ」を取り上げたとか。

不自由な右手を使っての腕立て伏せは、神気迫るものもある。

長嶋さんや三浦さんのような超一流や、デニスさんのような一流、そしておぢのような三流も、しっかり体を動かしておれば、それなりの結果が出ることになっておる。

一度の人生も、来年65歳ってことで、そろそろ最終戦でござる。

ロコモで寝たきりより、最期まで元気で動いて、楽しい方がいいに決まっておる。

ご同輩の皆さま、そのためにはまずは運動ですぞ!! 

…と申して2015年を締めくくることにいたします。

数少ない読者のみなさん、良いお年をお迎えくださいな。

ってその前に、まずは片足で立ったまま、靴下がちゃんと履けるかどうか、要チェックですぞ!!