午前6時の気温はマイナス9度。
まことに静かな大みそかの朝でござる。
雪はちらほらで、数センチほどしか積もっておりません。
ここ連日スキーを楽しんだおぢ、足の筋肉がぎしぎしと音を上げておる。
若くないのだとしみじみいたします。
そんなことで、きょうはスキーをさすがにお休みし、スポーツジムでストレッチに励むことに。
上の写真は毎冬オーストラリアからやってくるデニスさん。
先日スキー場でのコーヒータームに偶然お会いしましたです。
デニスさんは70歳をとうに超えておるけど、チョー元気なスノーボーダーだ。
おぢも、来年はとうとう65歳ってことで「前期高齢者」。
つまりは本格的にじーさんなのでござる。
筋肉はちゃんと衰えてきておるゆえ、あちこちしっかり鍛えたり、伸ばしたりして、リセットしないといけません。
長時間のスキーはしんどいけど、それでもちゃんと体調さえ整えておけば、昨日の映像のように1本や2本の短い深雪ならまだまだ楽しめる。
ニセコアンヌプリの山頂からだって、休み休みならまだいける。
高校同期のお仲間の中には、さっぱり運動なんぞしてないもんだから、やれ「階段には手すりが必要」とか「立って靴下なんぞ履けません」とか。
まだ64歳というのに、階段に手すりがないと上がったり下りたりできないって、そりゃもう酷いことになっておる。
ようするにすっかり「ロコモ状態」の奴らがごっちゃりおって、びっくりポンの異常事態なのじゃ。
ご承知のようにロコモとは「ロコモーティブシンドローム」のこと。
立ったり、歩いたりする機能が衰えることを指す。
いわゆる「寝たきり予備軍」でござる。
例えば、立ったまま靴下がはけないとか、歩く歩幅が狭くなったり、歩くスピードが遅くなったり。
また、高さ40センチの台やいすに座り、胸に手を置いて片足で立つことができない状態になったり。
ようするに足の筋肉がかなり衰えて、骨折でもしようものなら、そのまま「寝たきり」になっちゃう皆さんのことでござる。
ではありますが、筋肉だけはいくら歳をとっても、鍛えることが可能らしい。
典型的なのはスキーの三浦雄一郎さんでしょうかね。
1932年生まれというから来年は84歳だけど、81歳でエベレストに登頂だ。
びっくりですわ。
下のユーチューブ画像は、先ほどのデニスさんが2013年に撮ったニセコアンヌプリ山頂からの滑走でござる。
https://www.youtube.com/watch?v=sgZdPcs81ls
この時すでに70歳ですけど、ここは「ボウル」と呼ばれる危険な斜面で、おぢは滑ったことがありません。
画像を見ればわかりますが、さすがオーストラリアの元スノボチャンピオン、おぢとは体力が違います。
冬はニセコでスノボして、夏はオーストラリアでサメのいる中、サーフィンだそうな。
ことほど左様、楽しく遊んでおれば、結果、筋肉量も増えて、体力も維持できるってことらしい。
そのためには、まずは歩くことじゃね。
でもって、農家のジーさんのように外で力仕事するのも筋肉を増やすにはいい。
おぢの薪割りと運搬、積みこみ作業といった力仕事、けっこう大事なのじゃ。
それに加えて、ジムで運動して、最後は筋肉をしっかり伸ばすストレッチが必須だね。
それなりの努力さえしておれば、少なくともロコモ状態は防げるってことのようだ。
そういえば、先ほどからTBSテレビでは長嶋茂雄さんがご登場しておる。
脳こうそくのあと、今もリハビリしておる姿には驚かされます。
娘もそれを応援しようと、長嶋さんの「つえ」を取り上げたとか。
不自由な右手を使っての腕立て伏せは、神気迫るものもある。
長嶋さんや三浦さんのような超一流や、デニスさんのような一流、そしておぢのような三流も、しっかり体を動かしておれば、それなりの結果が出ることになっておる。
一度の人生も、来年65歳ってことで、そろそろ最終戦でござる。
ロコモで寝たきりより、最期まで元気で動いて、楽しい方がいいに決まっておる。
ご同輩の皆さま、そのためにはまずは運動ですぞ!!
…と申して2015年を締めくくることにいたします。
数少ない読者のみなさん、良いお年をお迎えくださいな。
ってその前に、まずは片足で立ったまま、靴下がちゃんと履けるかどうか、要チェックですぞ!!