おぢのニセコ山暮らし

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PCR検査と90年代の不良債権問題はよく似ているByエコノミスト熊野英生さん

2020年08月06日 | Weblog

午前6時ちょうどです。

今朝はどんより曇り空で、今にも雨が降りそうです。

気温はプラス21度。

きょうは曇り時々雨で最高気温は26度の予想だ。

パッとしないお天気の一日になりそうです。

さて、

新型コロナウイルスの感染拡大です。

第一生命経済研究所の首席エコノミスト熊野英生さんが「『コロナPCR検査』と『90年代の不良債権処理』の類似点」を指摘しており、これがまことに興味深い。

PCR検査の問題は「バブル崩壊後の1990年代に、金融機関が不良債権を抱えて経営不安に陥り、それが経済全体を冷え込ませた問題とよく似ている」というのだ。

「当時の対策は、大手銀行に徹底した特別検査を行い、それに応じて資本増強を行うことだった」けど、政府も、当時の大蔵省も、なかなか手が付けられず、不良債権問題はずるずる長期化しておった。

「それがほぼ沈静化したのは、02~03年に政府が大手行に徹底した特別検査を行い、それに応じた資本増強を行ってからだ」という。

だからこそ、いまは

「PCR検査を積極的に行って、無症状の感染者をあぶり出し、見えないところで感染拡大を加速させる状況をストップさせなくてはならないと考えている」と言う。

その通りだ。

「今はそうした『産みの苦しみ』の時期ではないか。感染者を多く発見することは、結局は感染リスクの低下につながる。徹底した検査を続けていけば、先行きのどこかで新規感染者数は減少に転じるのではないか」という。

まことにごもっともだ。

ですが安倍政権には諸外国のように数値目標を定めて「PCR検査を積極的に行う」気はないようだ。

不良債権問題は、徹底した特別検査をきっかけに解決に向かった。

コロナ問題も、徹底した検査拡充で解決するとエコノミスト熊野英生さんは述べている。

PCR検査に関しては、世田谷モデルに加えて、長崎モデルもあるという。

国がうだうだしてるなら北海道独自でPCR検査の大幅拡充すべきだけど、知事が菅さんの子分ではムリかねぇ~