薄曇りの午前6時40分。
気温はプラス3度で、この秋一番の冷え込み。
きょうは晴れのお天気で最高気温は18度の予想だ。
木々も色づき始めて、なんだか寂しいなぁ~
そんなこんな、
きのう半導体について「最先端から10~20年遅れ」と書いた。
録画してあった10日放送のBS-TBSの「報道1930」は、中国が「7ナノ」という先端半導体を使ったスマホを発売したことを、驚きをもって報じておりました。
というのも、「14ナノ」以下の先端半導体や製造装置は中国に輸出することをアメリカが禁じているため。
しかも、このスマホを分解した専門家によると、この先端半導体は中国独自のプロセスで開発したものと判明。
ようは盗んだもんではないというのだ。
電子顕微鏡で見ると、細部まで質が高いそうだ。
ようするにアメリカの制裁が成功していないわけ。
「へぇ~」って話です。
基本的なことですが「ナノ」が小さいほど最先端の半導体なのだそうですよ。
だから中国の「7ナノ」は先端技術。
でもって、これも知りませんでしたが、先般販売開始となった「iPhone15」シリーズに搭載されている先端半導体は世界初の「3ナノ」だそう。
「中国は凄いぞ」と言ってもアメリカの半導体はもっと先だった。
ですが、悲しいことにニッポンでは現在、「10ナノ~33ナノ」しか製造できないレベルだそうな。
まさに「けた違い」の遅れですわ。
でもってこれから、千歳に建設中のラピダスで2025年から「2ナノ」を目指すそう。
だけど、「従来とは異なる技術が必要であり、技術者の手配などかなり困難なハードルをクリアしなければならない」とか。
国が全面支援して動く専制国家中国には、民主国家のニッポンはなかなか追いつけるものではない。
そんなこんなで、こと半導体に関してはニッポンの技術は世界の最先端からは、かなり遠いことが分かった。
とはいえニッポン得意の「追いつけ追い越せ」精神がある。
半導体の技術開発と技術者の育成など、ニッポン国はこれから儲かる先端産業へシフトするのが重要だ。
いまは高度な技術大国へ復活を目指す大チャンスが到来したのだと申しておきましょう。
奮闘を期待したいですワン!!