グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

新島訪問その2

2014年04月24日 | 火山・ジオパーク
新島2日目です。

約6時間、レンタカーを借りて自分たちで回りました。

まずは、森を抜け“シークレット”と呼ばれる西側の海岸へ。

海までおりて振り返ると…

まるで壁に彫刻したみたいな風景が延々と続いています。
あまりの見事さにしばらくは、ひたすら見とれました。

崖の下にはコウボウムギが元気に雄花を開いていました。

風で砂が動く海岸に体を固定し、見事な咲きっぷりです!

昨日船が着いた“若郷”という港。
白い山の前に、黒い崖があります。

火山専門家の方は「黒と白の溶岩になるマグマが、ほぼ同時に地下にあることがわかります。」と教えてくれました。

島の北東部の淡井浦海岸にも…


黒い溶岩がありました。
間に挟まっている石が白だけなのも、大島では見かけない風景です。

周りが白いだけに、ここの黒がとても目立っていました!

そしてこの景色のすぐ近くには、こんな溶岩も…。

「チョコチップクッキーみたい!」と同行していたMさん。
まさにピッタリのネーミングに、全員すっかり楽しくなって溶岩を撮りまくりました。

これも、黒と白の溶岩になるマグマが、地下で混ざったからできたのでしょうか?


同じ新島でも、場所によって砂粒の中身(?)は、ずいぶん違っていました。
シークレットの砂


淡井浦の砂

全部の浜の砂を比べてみるのも面白いかもしれません。

これ以外にも…
「溶岩ドームを突き抜けるトンネルだ!」とか


「コーガ石の公衆便所だ!」とか言いながら、車を降りるので、なかなか先に進みません。


ところで最後に「昨日と反対の方向から島全体を見てみよう」と言うことになり“富士見峠展望台”に立ち寄りました。

その時の風景です。

向かいの山は、西暦886年の噴火で出来た“向山”。

この火山からの出た火山灰は新島全土や式根島を覆い、当時の島民は全滅したのではないかと言われているようです。

「向山って溶岩ドームにしては上が平らじゃない?」

「あ、きっと吹き飛んだんだ!」

…本当のところはどうなのでしょうか?
ええと…今日はもう遅いので、明日調べます。
ではまた明日!

(カナ)










コメント
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