グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

春爛漫!に、なっていました。

2014年04月27日 | ツアー
昨日は看護師さん&保母さん2組と、今日は私とほぼ同年代のご夫婦と、山を歩きました。
1週間ぶりの三原山は、“春爛漫”になっていました。

ご覧ください、このフレッシュな緑!

実はこの写真の中に、黒いヘビがいます。
手前の木の、葉っぱの上に乗っていますが見つかりますか?

カラスヘビです。

お客様が見つけてくれました。
お日様が気持ちが良くて、日光浴でもしていたのでしょうか?

溶岩のをめくるとナニカの幼虫が出て来ました。

これも、お客様の発見です。

ヒゲナガハナバチたちは、忙しそうに花から花へ。


鳥達も、見事な歌いっぷりでした。


今日はコニワハンミョウが、獲物を争って格闘していました!


動物達だけでなく、もちろん植物達も春です!
ツツジのツボミが膨らんで、一番乗りの花が開きはじめました。

これから山は、どんどん明るいピンク色に染まっていくでしょう。

サルトリイバラが若々しい葉や蔓を延ばしています。

花もポツポツ咲きはじめました。

一番花盛りなのは、イチゴでしょうか?

華やかで、三原山も嬉しそう!

それに、何と言っても、この明るい緑が嬉しいです!

新緑に囲まれて青空に向かって歩けるなんて、なんてスペシャルな坂道でしょう!
(急勾配で息切れするけど・笑)

ところで昨日のお客様に、とっても楽しいものを見せてもらいました。
ランチタイムのことです。

何かを手に持って空にかざしながら、語っていました。

いえ、正確には、語っていたのはお客様ではなく、葉っぱでした(??)

「お父さん、大島に連れて来てくれてアリガトウ!」
(上下に引っ張ると、口をパクパクします!)

「パー子よ〇〇〇〇〇〇…」

なんでパー子なのかと思ったら“葉っぱのパー子”なのだそうです。
(なるほど~)

お父さんと、パー子。

舞台は青空の三原山…素敵すぎます!

みんな、メチャメチャ笑顔でした~。


さて天気も良くて快適な2日間でしたが、暖かい春になると見えづらくなるものがあります。
それは…富士山です。

昨日はついに対岸が霞んだまま…。

お客様は「あの雲、富士山みたい」と自力で、ちょっと鋭角な富士山を見つけていました。

今日も霞んでいましたが、富士山はなんとか見えていました。

お客様の背景にある黒い山の向こうに、白い頭が出ているのが見えるでしょうか?

空に浮かぶ雲と、ほとんど見分けがつかない今日の富士山でした。

どれが富士山かわかりますか~?

雲のお皿に盛りつけられたかのような白い山。

これが生きている火山だなんて…。

なんだか不思議な気持ちになった春の三原山でした。

(カナ)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする