nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

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ICF各論この章の最後

2009-04-23 10:57:56 | ケアマネジメント
『「よくする」ための働きかけ』の章で最後の節です。
『利用者・家族との「インフォームド・コーオペレーション」が前提、自己決定権を尊重、孫玄の重視』という項目です。
『専門家と被介護者側との共同作業(コーオペレーション)として目標設定とプログラムを進める』と解説しています。
これをICFとしてみるとき高齢者の場合、どうのように取り組んでいくのか、児童や若年者の支援とは判断低下や依存という困難さが高齢者の場合には生じることがある。
いまわが社のケアマネが困っているのが自分では判断できない夫を抱えている妻の支援、サービスを選ぶにも、受診するにも1つ1つケアマネに承諾を求めてくる。自分の決定をケアマネに委ねてしまう人がいます。
担当しているケアマネは自己決定できるように情報の提供にとどまらず経済的負担や今後の予測など1つ1つ丁寧に解説を加えて説明をして決定ができるように仕向けているが時間がかかっている。
これをICFの観点からみるか、1つは判断能力という心身機能、1つは活動という場面からみる、次いで社会参加もしくは環境因子としてとらえてみる。夫に依存して生活してきた妻という環境から自分で判断するという立場に立ったことで本人に時間をかけて理解を促す。ICFの検討過程は省いて結論としては、その方法はケアマネだけではなく医療からも社会資源からも家族からも働きかけを行う(統合モデル)。
その仕掛けをつくりだすには関係するものが本人に自己決定を促すことが最初の目標であることを共有し、その目標実現に向けてさまざまに関わりを作り上げる、ということでいかがだろうか。


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