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デルタ株に注意喚起、国立感染症研究所9月29日発表

2021-10-17 10:44:10 | Weblog

国立感染症研究所が最近の高齢者の感染について9月29日「高齢者の会合等、人が集う場面での新型コロナウイルス感染症に関する感染事例の所見と公民館や体育館等を利用する際の感染対策についての提案」を出した。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/10686-covid19-21.html
それによると「デルタ株を中心とする第5波がひと段落しつつある2021年9月末の状況の中で、これから地域によっては、公民館等を中心にして、秋祭り等の行事がCOVID-19に警戒しながら行われていくことが予想されます」という見解を研究所は示している。
これまでに得られた所見を
高齢者の感染の場として昼カラオケ、フィットネスクラブ、サークル・クラブ活動等をあげ、さらに高齢者を対象とした催事場(ショッピングモールでの対面販売等)での数週間程度の比較的長期間のイベントにおいて、アルファ株流行下より、複数のクラスター事例の発生を認めた。
そこは、参加者(利用者)同士での談笑、飲食を通した憩いの場となっており、利用者のマスクについては、一般に着用が推奨されていたが、特に飲食時やそれ以外のマスク着用の情報が得られていない状況で、さらに講師や他の大会関係者のマスク着用に関する情報は乏しく、特に扱う対象が食品の場合、試飲や試食などマスクを外す機会があったと指摘している。換気も不十分なところがあったと報告している。

高齢者が集う公民館活動では、公益社団法人全国公民館連合会により作成された、「公民館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」を参考にして対策を講じることを望んでいる。具体的には、イベント・講座等の実施に講じるべき具体的策、館における公演等の開催に際して、公演主催者が講じるべき具体的対策(対人距離を最低1メートル(出来れば2メートル)確保する)、入館時に検温すること、直接手で触れることが出来る展示物等は展示しない、トイレの管理等、の注意点が分かりやすく列挙されていて対応を求めている。

それらから利用者、主催者に対して要望をまとめている。まず、利用者に対しては、
「1,屋内で複数の者が集まる機会では密集・密接になる場面を避けることを徹底する。具体的には、良好な換気への対策が十分に行われているイベントに参加することを心がける。マスク着用は必須である。イベント終了後の談笑や長時間の利用を避けることが必要。また、対人距離は最低1メートル(できるだけ2メートル)を確保する。座席の配置についても、最低1メートル(できるだけ2メートル)を確保する。高齢者では耳が聞こえにくい、見にくいなどで距離を保てない状況からどうしても近い距離の接触となりがちではあるが、適切なマスク着用をさらに徹底し、参加は短時間に留めるなどの工夫を行う。
2,試飲や試食を伴う屋内のイベントへは、できる限り参加を控える。参加する場合、マスクを外す時間を短時間に留め、その間は会話しない。適切なアルコール消毒剤を用いた手指衛生を適切に行う」と、密集を避けること、マスク着用は必須であることを改めて求めている。

運営者には、従業員に対しては「1,従業員は施設内感染拡大の要因となり得ることから感染予防が出来るように指導を徹底する。
2,具体的には従来通りの基本として、適切なマスク着用、手指衛生、換気を徹底する。
3,説明会や講演会の開催にあたっては、運営者・主催者は、屋内で、長時間に渡り、参加者が集まってしまうことを避け、屋外での開催やオンラインを組み入れたイベントとなるように工夫する。
4,換気が十分に実施できる環境の整備を行う。

換気については北海道大学工学研究院、林基哉教授の補足をあげ
1,機械換気設備がある場合には、施設使用時には常時運転する。
2,寒さや暑さに配慮しながら、窓とドアをなるべく常時開放して、部屋の空気がこもらないようにする(暖冷房の利用や着衣に配慮しながら、より換気を確保する)。
3,扇風機、サーキュレーターなどで、屋内の空気を動かして空気の淀みを少なくする。
4,特に換気が十分ではない場合、滞在時間を最小限にすることが望ましい。
5,二酸化炭素濃度の測定機器(CO2センサー)を利用して、換気の確認を行うことが出来ると指摘している。

最後に研究所は「2021年9月末現在、新型コロナワクチンの接種が進む国内の状況で、医療機関や高齢者施設における、いわゆるブレイクスルー感染事例が散見されています。
しかし、死亡等の重症化に対する減少効果は明らかで、ワクチンの高い有効性は明らかと言えます。
とは言え、適切なマスクの着用をしない、手指衛生を怠る、換気をきちんと行わない、等の杜撰な感染対策下においては、デルタ株はたやすく人々に感染し、大きな脅威をもたらすことも分かってきました。
その点からも、高齢者を中心とする年齢層の方が集う場をどのように安全に運営するか、は運営者のみならず、利用者である市民も一体となって取り組むべき課題と言えます。
また、本稿では触れませんでしたが、屋外においても三つのうち一つの密でも発生すると、感染リスクが増大することが観察されています。付設する広場などにおいても、常に警戒を怠らず、十分な間隔をおきながら交流を楽しむことが求められます。屋外のイベントにおいても、密が発生しない(最低限人と人が接触しない)程度の間隔を空けていただきたいと思います。ただし、大声での歓声、声援等が想定される場合等は、十分な人と人との間隔(1 メートル)を要することとします。」と、締めくくっている。

9月下旬に福井県の老健で32名が感染したが、いずれも2回の接種を済ませた人だったことからブレークスルー感染ではと報じられている。
比較的活動的な高齢者のデルタ株による感染の危険性があることを理解してケアマネジャー自身はもちろん、関りをもつ要支援高齢者軽度要介護高齢者にデルタ株感染の可能性を説明し、注意することとして、やはり蜜をさける、マスク着用を徹底することの大切さを伝えてデルタ株の感染防止に留意していきたい。
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知育包括ケアシステムの深化

2021-10-17 10:34:23 | Weblog
田中先生の講演で印象に残ったこと、1つは専門職協働・事業所連携と専門職と事業所の役割を明確にされたこと、2つ目は医療介護生活連携と地域包括ケアシステムを深化させたこと。
この2つはこれからの視点になる。
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