nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

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安宅川佳之氏の後継世代を重視する提言に注目

2010-10-10 19:52:25 | 経営
日本福祉大学教授の安宅川佳之氏は「社会保障めぐる世代間対立・『家族』重視の政策で解消を」と題し10月8日日経朝刊「経済教室」に述べている。
その趣旨はいまの日本の社会対立の中心軸は「世代間対立」にあり、後継世代の立場を重視する政治が求められると主張しておられる。さらに少子化の背景には「世代間対立」がありそれを緩和するには世代の孤立を防ぐ「家族機能の回復」に重点を置く政策として1.近くに住む親子を1単位の家族とみなす、2.地域コミュティーを回復させる「新しい自治」を制度化する、3.子供手当は社会保障制度に組み替える、4.所得課税対象を個人単位から家族単位にする、5.社会保障制度は家族で負担し家族に給付する制度に変える、6.家族による保育や介護を経済評価する、以上6項目を挙げている。
各項目に対する詳論が紙面の関係で述べられていないのでその全体像が分かりにくいが概ねの論旨は伺うことができる。
つまりいまの日本の社会の対立は世代間対立でその問題解決の方途として個人から家族に注目して課税も各種給付も家族を一単位として考えようということだろう。

さて、これをどう考えるか。否定的な意見として個人から家族を単位とすることで個人としての人格確立への危惧がある。この個人の確立に配慮することを前提にして家族に注目する社会制度の組み直しは考慮する価値があるだろう。
たとえば介護の場面でよく経験する介護サービスの利用阻害の要因となる経済負担軽減として所帯分離して生活保護にするとか、入所条件をクリアするとかを苦慮して支援を行っている現状をみるとたしかに一理ある見解といえる。さらには家族を一単位として対象と考えることで家族間介護の問題も解決する可能性を示している。
ただ、この安宅川氏の主張は道州制以上に日本社会の根底を変える制度なので容易くは実現しないだろう。
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家庭料理のいいこと

2010-10-09 15:08:29 | ケアマネジメント
ナスの煮びたしを作った。次の日にはその煮汁に味噌と味醂を加えて味を調えサバの味噌、さらにナスの田楽風煮物を作り、今日はうどんの味付けに使って残すことなく使った。
家庭料理のいいところは味付けもそうだが材料を無駄なく使いきることにある。
たとえば魚、刺身、塩焼き、煮魚最後に粗汁と使いきれば切り身で買うより安くなる。
たとえばだし、煮干しのワタを取り出して一晩水に漬けたものを一焚き、だしをとったら乾燥させて細かく砕いてふりかけにできる。鰹節できれば使う分を掻きたいがそうでなくとも一番だし二番だしをとったものは佃煮に、昆布も同様にできる。
料理番組ではやらない生活の知恵だ。

単品をつくる料理はそれほど興味をひかない。調理をしない男性の高齢者に家事援助で訪問介護を入れるときにレシピという切り口だけではなく工夫をする調理、活用する調理という切り口はどうだろうか。工夫次第で意外な料理ができるというのは結構男性に受けると思うのだが。
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家族の付き添いがあると介護サービスが利用できず不公平という声

2010-10-07 20:59:58 | 経営
訪問介護(通院等乗降介助)で「介護力がある家族が付き添いできるのなら、1割負担である介護保険は利用できなく、自費でタクシー等を利用しなさいとケアマネは言うが、それは介護保険料を払っている身からすると不平等でないか。同居しないほうが、付添しないほうがサービスを使えるという事か。そもそも家族の介護力がサービス利用の判断材料となるのは変でないか。」という声に対して「申し訳ありませんが、介護保険のルール上、現在はこの様に対処するしかありません。」と答えたという。
この対応に介護に携わる多くの人が賛同すると思う。

でも介護に専門家として携わっているものとしてはこの対応は間違いを冒しています。
まず、介護は「その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう」「介護保険制度を設け」ているからであります。介護に携わるのは介護保険法に基づいていることは衆知のことだが、介護に携わる者が介護保険の理解をしていないこと示している。
次に自分の生活は自分が行うということではなく、被援助者が援助に依存する関係を容認していることをこの文章は示している。

このような間違いをしないためには制度の正しい理解が不可欠であり、次にお客さまに介護支援専門員の言葉で制度を説明して制度利用への理解を得ることで制度利用の間違いがなくなる。
ちなみにこの文章を書いたのは介護支援専門員の経験が10年ありある社協で介護支援専門員を行っている。これほどのキャリアでも介護保険を理解していない、もしくははき違えて理解しているか、職業としてではなく自分の気持ちで介護支援専門員の業務を行っている。
この事例は介護支援専門員が介護保険制度を正しく理解していないと結局はお客さまに迷惑がかかることを示している。
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スリングシートは消耗品

2010-10-06 18:38:43 | 経営


リフト関連企業連絡会が情報を発信している。
http://www.jaspa.gr.jp/lift_consortium/
劣化したもの、ほつれのあるシートは耐久力が乏しくなり危険という。
あわせて漂白剤の使用を避けるように呼びかけている。
施設などでは感染防止にどうするか対策が求められる。
納入事業者への問合せをする必要がある。
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ディの泊について

2010-10-04 13:45:04 | 経営
ディサービスで一泊サービスを行うことが話題になっている。」

この先駆的取り組みを行っている「茶話本舗」の幹部が話している




http://news.cabrain.net/ (介護へ・閲覧には登録が必要)



もしこの種のサービスが必要なら介護支援専門員から声が上がると思うのだがなぜ事業者からの働きかけで制度の中身が議論されるのだろうか。

エンドユーザーの情報を握っているのは介護支援専門員ではないだろうか。エンドユーザーが希望している、エンドユーザーを支援していくためにはディに一泊サービスが必要だという声を持っているのは介護支援専門員のはず。ならばエンドユーザーの支援に必要なこととして発言することが介護支援専門員の責任ではないのかと思う。



ちなみにこの問題は介護支援業務の内容の検討とあわせて行うべきものと考えている。ディを利用するお客様がそのまま泊まるという利用形態は介護支援に違和感を感じている。もしかしたらこの様な利用形態はそもそもショートスティが本来の支援ではないのか、それがディサービスを利用していることから齟齬をきたしているのではないのか。ショートスティが少ないというなら基盤を整備すべき論議だで、それゆえ制度設計のジャッジは介護支援専門員が行うべきだ。


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秋、食欲だね

2010-10-02 19:50:02 | Weblog





骨かよ
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またしても事故に関するニュース

2010-10-01 23:02:48 | 経営
介護ベッドで15人死亡 07年以降、22人が重傷(共同通信) - goo ニュース
いまだにこの種の事故の防止策は見いだせないようだ。
1つのは使用方法に問題がある場合、いまひとつは使用者と製品との適応の問題だろう。
いままで述べてきたように介護用ベッドは従来病院用として使用されてきた歴史を持つ。病院をはじめ施設での使用と自宅での使用とはその使用環境が異なり、施設用に開発されたアイディティを持つ介護用ベッドを流用する形で家庭に持ち込むことへの疑問がある。
たとえばベッドの高さ、いわく立ち上がりに効果があるという。なら普通のベッドではなぜいけないのか。
いわく体位変換を行うためにベッドがいいという、ではなぜエアマットをマットレスの上に置くのか
いわく食事介助でギャッジが必要だという、いままで介護の世界では介護は人の手で行うものと言ってきたことと矛盾しないのか。
いわくハイローがあるとオムツ交換が楽だという、ハイロー機能をどれほどの頻度で使っているのだろうか
いわく移乗に必要だという、スライディングシートやボードをどれほど使用しているのだろう。

たしかに介護用ベッドを使用することでもたらされる効果はあるが家庭でそれらの効果を発揮する十全な介護用ベッドが実現していないのではないかと思う。

次に考えるべきは介護用ベッドをなぜ使用するかだろう。要介護者は介護用ベッドという固定概念となっていないか、普通のベッドではいけないのだろうか。
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日本の美術館名品展