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家族の付き添いがあると介護サービスが利用できず不公平という声

2010-10-07 20:59:58 | 経営
訪問介護(通院等乗降介助)で「介護力がある家族が付き添いできるのなら、1割負担である介護保険は利用できなく、自費でタクシー等を利用しなさいとケアマネは言うが、それは介護保険料を払っている身からすると不平等でないか。同居しないほうが、付添しないほうがサービスを使えるという事か。そもそも家族の介護力がサービス利用の判断材料となるのは変でないか。」という声に対して「申し訳ありませんが、介護保険のルール上、現在はこの様に対処するしかありません。」と答えたという。
この対応に介護に携わる多くの人が賛同すると思う。

でも介護に専門家として携わっているものとしてはこの対応は間違いを冒しています。
まず、介護は「その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう」「介護保険制度を設け」ているからであります。介護に携わるのは介護保険法に基づいていることは衆知のことだが、介護に携わる者が介護保険の理解をしていないこと示している。
次に自分の生活は自分が行うということではなく、被援助者が援助に依存する関係を容認していることをこの文章は示している。

このような間違いをしないためには制度の正しい理解が不可欠であり、次にお客さまに介護支援専門員の言葉で制度を説明して制度利用への理解を得ることで制度利用の間違いがなくなる。
ちなみにこの文章を書いたのは介護支援専門員の経験が10年ありある社協で介護支援専門員を行っている。これほどのキャリアでも介護保険を理解していない、もしくははき違えて理解しているか、職業としてではなく自分の気持ちで介護支援専門員の業務を行っている。
この事例は介護支援専門員が介護保険制度を正しく理解していないと結局はお客さまに迷惑がかかることを示している。
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