nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

ケアマネジャーに笑顔をもたらす会社です
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紙おむつエリエールアテントの大王製紙

2011-11-16 15:43:07 | 経営
大王製紙株式会社が監理銘柄になったと報じられた今月11日のある全国紙に大王製紙は全面広告を掲載した。
監理銘柄となった理由は不正融資で中間決算の見通しがたたないことによる。不正融資を決算書に記載するのか、連結子会社の内容をどこまで記載するのか、問題の調査と方針を決定するのに決算日までに終了しないのだろう。
そうした時にこの全面広告の掲載である。在宅医療の先駆的取組みをした諏訪中央病院の鎌田先生の写真と広告分を掲載し、広告商品は大人用紙おむつエリエールアテントである。キャッチコピーは「がんばらないで、いいんだよ」。さらには応援としてこの商品を取り扱っている企業が名を連ねている。
この広告掲載には多くに人たちが関わったことがうかがわれる。まずは広告代理店が製作と調整を行なったろう、その掲載に協賛してもらうようにも働きかけたことと思う。取引企業では広報担当のみならず、この時期に協賛として名を連ねる決断は経営トップの判断もあったはず。そして掲載する全国紙の判断もある。もちろん大王製紙株式会社のトップはもちろん広報担当も当然ながら努力をしたことがわかる。そんな大王製紙の熱意に関係する人たちが協力してできた広告だ。
いわば、大王製紙がんばれ、という広告代理店、全国紙そして取引先企業からのエールだ。
真面目に仕事を行なっている人には必ず誰かが応援しているということだ。それを信じて明日のケアマネジメントに勤しむことができる。
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介護度が上がるから報酬を上げた場合の影響

2011-11-16 09:45:49 | ケアマネジメント
介護度が上がるから報酬を挙げるという報酬体系にするとなにが起こるか。経営者の感覚でいけば収入が欲しい、収入が増えて欲しい。ですから介護度が上がると報酬が上がるという仕組みだと介護度が上がるように誘導しますね。そうすると経営者とケアマネの意見の相違が生じて今以上にケアマネのストレスがたまります。
1万円入ってくるより一万3千円入ってきたほうがいい。普通の経営者だったら1万3千円を取ります。しかし、ケアマネジメントの本来からは遠ざかります。そこで当社は介護度継続手当3千円、介護度改善手当5千円という給与体系を行いました。結果、全国平均数%を上回る介護度改善60%達成です。しかし、経営としては介護度が軽くなって収入が減る、手当を支給して経費が増える。で、収支圧迫、おそらく経営とは逆のことを行なったわけです。でも、お客様も満足、ケアマネも満足、しかし、結果、これだけではないのですが経営状態は悪くなりました。
もっと辛いことは、こうした経営をしていることを周辺の関係者は理解しなかったことです。これが一番の誤算でした(ちょっと愚痴でした)。
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介護度が上がるとケアマネジメントは大変か

2011-11-15 18:19:30 | ケアマネジメント
よく知られているケアマネジャー向けサイト、ケアマネジメントオンライン、というサイトがある。
http://www.caremanagement.jp/
そのなかのニュースで83回社会保障審議会介護給付費分科会の模様が書かれている(できないケアマネは加算ゼロ?――83回社保審分科会レポ(2))。
そのレポートに
『まず介護報酬に関して、木村隆次委員(日本介護支援専門員協会会長)は、「重度になればなるほどケアマネジメントは大変になる。要介護度が上がれば介護報酬の単位も上がるよう見直してほしい」と要望した。』と。
ほんとに介護度が重たくなるとケアマネジメントは大変になるのか、要支援の状態出会ってもケアマネジメントは大変ではないのか、大いに疑問に思う。
ニッセイ基礎研究所のレポート「ケアマネジメントにおける業務プロセスの測定と評価」でケアマネジメントに係る負荷は介護度に関係ないことを論考している。また、当社の実務的経験に基づく考察でもケアマネジャーの能力に関係なく、介護度に関係なくケアマネジメントの工数が係ることを論じている(日総研「達人ケアマネ」2010年7月号)。
公式の場で単なる感覚で発言する姿勢がケアマネジャーの社会的認識を歪める原因をもたらしていることを憂う。
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梓林太郎「凍血樹林」読了

2011-11-15 11:41:03 | Weblog
山岳小説の第一人者。読者は作品と一緒に山に上ることになる。
その部分だけを抜書する
「沢渡までは通年バスが通っている。大雪がきても、ここまでのバスはめったに不通にはならない。
沢渡は、その昔、野麦街道の往還の宿場として栄えた集落で、民宿、ドライブイン、みやげ物店がある。白骨温泉はここから近く、上高地寄りの湯川渡を左に入る。」
「大正池辺りまで梓川に沿って登る。約四時間の道程である。
川に落ち込んだ山の斜面と、青い川面に冬陽が当たっていた。雪の積もった道はまぶしく輝いている。」
「川の対岸に温泉がある。坂巻温泉と中ノ湯だ。無人の湧き湯は、雪の中から湯気を立ちのばらせて、岩の上を横に這っている。
中ノ湯から道が大きく右に折れると釜トンネルだ。」
「左手に焼岳が全容を現した。山裾が大正池である。焼岳が作った池なのに、今度は自ら土砂を崩して埋めているのだ。池の幅はますますせまくなっている。
それでもこの池には穂高が映る。」
と、これだけ山岳を描ける小説家は彼を置いて他にいない。
この描写だけで一読の価値がある。
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横山秀夫「顔」

2011-11-13 16:32:17 | Weblog
警察物だが主人公は犯人の似顔絵書きという特技をもつ婦人警察官。新聞記者へネタをバラす警官探しやら、同僚の付き合い、上司との関係などで成長していく姿を描いている。警官の拳銃をうばった犯人を追う場面など満載で楽しめる作品。
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ケアマネ太郎日記

2011-11-12 17:26:26 | ケアマネ太郎日記
飛田さんは退院を迫られている、病院からはあさってと言われている。
MSWもあてにできない。
とりあえず飛田さんの家族に話を聞く。印象はきついが喋る内容は頼りない加藤も一緒だ。
いま、その加藤が飛田さんの家族を病室に呼びに行っている間、手持ち無沙汰で待っていると、家族と加藤が部屋に入ってきた。とたんに部屋が狭く感じる。飛田さんの家族は奥さんと娘さんだった。4人ではこの部屋は狭い。
「病院からはなんといわれてんですか」と聞くと、加藤は嫌な顔をしたが、私は知らんぷりをした。
「あっさってには退院しろと」
「それだけ」
「はい、ね。お母さん」
と言うのに奥さんは頷く。案の定、加藤は何に仕事もしていない。これじゃ退院後の生活支援は大変だ。こちらですべてやらなければならないかと覚悟を決めた。
「ご本人はなんて言ってますか」
「やはり家に帰ると」
「ご家族はどう思いますか」
「無理ですよ、いまのままじゃ。リハビりだって途中みたいだし」
「先生もリハビリは続けたほうがいいっていてました」と加藤が付け加えた。
そんならあんたが転院を調整しろよという高ぶりを抑えて
「あと食事とか、おトイレとかはどうですか、いまは自分でなんとかできてますか」
「食事の方は、いまはなんとか出来ているみたいですけど、トイレがね」
「いまどうしているですか」と加藤に聞くと
「トイレまで車椅子、それと紙おむつですね。尿意や便意はあるみたいで」
「そうすると自宅に戻るとなると、そのことをどうすかですね」
「私じゃむり、よ」
「お母さんがやったらお母さんが今度は入院しなけれなならなくなるかもしれないから、どうしようかって」
「では、退院をどうするかを先に考えましょうか。飛田さんは自宅がいいっていってるんですね」
「そうです」
「で、病院に移るというのはどうですか」
「私たちはそのほうがいいだけど」
「これから先の病院がない、と、いうわけですか」
「どうでしょう、金子さんの方でお付き合いのある先生とかは」
「それも考えておきましょう、いままでかかっていた坂東診療所の坂東先生ですね」
「あと、どうしても自宅に戻ったときですけど、いくつか問題があると思うのですが」
「やはり、トイレ」「それとお風呂だわね」
私は話の途中からあの家のトイレを思い浮かべていた。たいがい、このした病気の後遺症で自宅に戻ると食事、排泄、入浴が家族にとって気がかりになる。それをどうするかは自宅の状態と同居家族、本人の考えそして経済力によって同じ解決法はない。1つ1つ、その家族の状態に応じて考えなければならないので、いま、それを思い浮かべていた。
あの家ではトイレの改造が必要だろう、電動で動くというのは寝ている部分が上下して、さらに頭の方の部分も上下するという介護用のベッドが既に家のなかにあるが、今回の病気で本人の状態が変わるだろうから、やはり排泄を行うための対策を講じなければならない。食事は何とかできるみたいだし、むしろなにもしないほうがより自分で食事ができる気がする。あとはお風呂か、それも浴室の改造でできるようになるか、それもと介添えがいるのか、いまのところは分からない。
「食事は何とかいままで通り奥様に調理をしていただいて、食べることはご本人に頑張ってもらいましょうか」
「そうね」と奥さんはやはり不安な様子が拭えない。
「そうしたら慣れるまでヘルパーさんに入ってもらいます、か」と聞いて見る。ま、初め自宅療養に慣れるまでヘルパー利用もあるか。
どうしても無理なのはトイレ。
「あっさての退院は伸ばせないんですか」と加藤に念を押す。
「そうですね」と頼りない返事。
「トイレがどうしても無理ですね、いまの奥様の状態じゃ、無理でしょ。かといってトイレの改造もすぐにはね、それにどうするか、までも考えないと、加藤さん、在宅での療養って病院みたいにスタッフが整っていて、設備も整っていて、て訳にいかないんですよ。それにヘルパーっていいますけど、これもヘルパーさんの都合もあるし、聞かないと揃わないんですよ、わかります」
「だいたい退院数日前に私に連絡なんていくらなんでも準備ができないです。入院したときにせめて病状と退院の見込みを私に教えてくれたら、もう少し準備ができて、加藤さんのいう退院ができたと思うんです」やはり私の心のなかでは相当、今回の病院の対応に不満が募っていたらしい。思わず本音を言ってしまった。
「そうですね、だったら先生にどれくらいなら伸ばせるか聞いてきますか」
なんとも、初めからそういえばいいんだよと、思わず言葉になりそうなところを押さえ込んだ。
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ヒステリックな厚生労働省

2011-11-03 09:07:42 | ケアマネジメント
10月31日開催第83回介護給付費分科会の資料「居宅介護支援・介護予防支援の基準。報酬について」を見る。
なかに「介護報酬改定に置ける論点」として論点1に自立支援型のケアマネジメントを推進すべきではないか、と提示し、その例示として運営基準減算を挙げている。現行では70/100、これが2ヶ月継続した場合50/100を、50/100と2ヶ月継続は0/100と提起している。
減算に該当するケースでもケアマネジメントの一部が欠落しただけであって業務の提供はあるわけで、行われた業務に対して報酬を0にするというはケアマネジャー不要というのと同じで無謀な意見、理性を失なったかと思うほどの乱暴な案だ。
ただ、なりふり構わずここまで記載する厚生労働省の立場は考えなければならないが、やはりヒステリックになっている。
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これからの居宅介護支援事業所の姿

2011-11-03 00:04:27 | ケアマネジメント
居宅介護支援事業の基準及び報酬の資料から伺えることは特定事業所加算の要件を満たすことを求めている。一方、経営の安定にはケアマネジャー1人当たりの担当件数が30件以上であることも示された。問題は特定事業所加算取得と担当件数の増加がつながらないことにある。特定事業所の要件を満たすのも容易ではないが、当社の事業所では取得していましたからそれでも取得はできる。
経営の安定には担当件数が最大の要因であることは間違いない。それも連携を作り上げることで可能だが、ケアマネジャー自身が行うのは難しいだろう。
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介護報酬改定資料公開

2011-11-01 18:50:37 | ケアマネジメント
10月31日開催第83回介護給付費分科会の資料が厚生労働省のホームページに公開された。今回は居宅介護支援に関する基準と報酬の資料並びに木村委員(日本介護支援専門員協会会長)から提出された資料が公開されている。居宅介護支援事業にとっては精査すべき資料で、これから読み込みたい。
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日本の美術館名品展