nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

ケアマネジャーに笑顔をもたらす会社です
https://nikkourei.jimdo.com

介護度が上がるとケアマネジメントは大変か

2011-11-15 18:19:30 | ケアマネジメント
よく知られているケアマネジャー向けサイト、ケアマネジメントオンライン、というサイトがある。
http://www.caremanagement.jp/
そのなかのニュースで83回社会保障審議会介護給付費分科会の模様が書かれている(できないケアマネは加算ゼロ?――83回社保審分科会レポ(2))。
そのレポートに
『まず介護報酬に関して、木村隆次委員(日本介護支援専門員協会会長)は、「重度になればなるほどケアマネジメントは大変になる。要介護度が上がれば介護報酬の単位も上がるよう見直してほしい」と要望した。』と。
ほんとに介護度が重たくなるとケアマネジメントは大変になるのか、要支援の状態出会ってもケアマネジメントは大変ではないのか、大いに疑問に思う。
ニッセイ基礎研究所のレポート「ケアマネジメントにおける業務プロセスの測定と評価」でケアマネジメントに係る負荷は介護度に関係ないことを論考している。また、当社の実務的経験に基づく考察でもケアマネジャーの能力に関係なく、介護度に関係なくケアマネジメントの工数が係ることを論じている(日総研「達人ケアマネ」2010年7月号)。
公式の場で単なる感覚で発言する姿勢がケアマネジャーの社会的認識を歪める原因をもたらしていることを憂う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梓林太郎「凍血樹林」読了

2011-11-15 11:41:03 | Weblog
山岳小説の第一人者。読者は作品と一緒に山に上ることになる。
その部分だけを抜書する
「沢渡までは通年バスが通っている。大雪がきても、ここまでのバスはめったに不通にはならない。
沢渡は、その昔、野麦街道の往還の宿場として栄えた集落で、民宿、ドライブイン、みやげ物店がある。白骨温泉はここから近く、上高地寄りの湯川渡を左に入る。」
「大正池辺りまで梓川に沿って登る。約四時間の道程である。
川に落ち込んだ山の斜面と、青い川面に冬陽が当たっていた。雪の積もった道はまぶしく輝いている。」
「川の対岸に温泉がある。坂巻温泉と中ノ湯だ。無人の湧き湯は、雪の中から湯気を立ちのばらせて、岩の上を横に這っている。
中ノ湯から道が大きく右に折れると釜トンネルだ。」
「左手に焼岳が全容を現した。山裾が大正池である。焼岳が作った池なのに、今度は自ら土砂を崩して埋めているのだ。池の幅はますますせまくなっている。
それでもこの池には穂高が映る。」
と、これだけ山岳を描ける小説家は彼を置いて他にいない。
この描写だけで一読の価値がある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本の美術館名品展