浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

国会へ

2013-12-06 23:56:45 | 日記
 今日は午後1時頃から21時30分頃まで国会周辺にいた。声を限りに、特定秘密保護法案の廃案を訴えてきた。しかし帰宅してみたら、安倍政権は日本国憲法の表現の自由などを侵害するこの法案を通過させていた。本当は最後までいたかったのだが、最終の新幹線に間に合うためには、仕方がない。

 国会周辺は始終抗議の声が響きわたり、夕方から行われたこの法案反対の集会とデモには、たくさんのひとが集まり、デモの隊列は途絶えることがなかった。ボクは日比谷公園で行われた集会ではなく、悪法がまさに通過させられようとしていた国会脇で、喉がかれるまで叫び続けた。

 この行動には、静岡からYさん、静岡新聞のOさんらも駆けつけていた。

 まさに日本の「戦後民主主義」を葬り去ろうという、憲法違反の、現代版治安維持法とも言うべきこの法案には、断固とした抗議の声を突きつけておかなければならないと思った。歴史を学ぶ者は、過去の歴史を学ぶだけではなく、現在の歴史について責任を持たなければならない。それなしに、過去の歴史を批判的に研究することなどできるわけがない。

 何ごともそうであるが、研究すると言うことは、あるいはものを書くということは、ただ研究し、ただ書くのではない。何らかの社会的意義をもつものでなければならないはずだ。研究テーマや書こうとするものをどう社会的意義と結びつけるかは、現在に対する明確な問題意識、あるいは鋭角的な批判的思考があってはじめて可能となる。鋭く研ぎ澄まされた問題意識こそが、研究や書こうとするものを深く深くとらえることができるのである。

 ボクは今回、国会周辺で抗議活動を行うことで、現在の日本のあり方を抉る姿勢をより鮮明にできたような気がする。

 現在を生きるということは、未来をつくることである。未来をつくるために、今何ができるのか。今、何を研究し、書かなければならないのか。常にそういう問いを自らに投げかけることが必要なのだ。

 
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「みんなの党」は、「官僚の党」

2013-12-06 08:36:49 | 政治
 みんなの党は、秘密保護法案に賛成する。そのために、党内にいるこの法案に疑問を抱いていた議員を差し替えたそうだ。みんなの党は、「官僚みんなの党」である。


造反警戒、委員差し替え=みんな

 みんなの党は、特定秘密保護法案を審議する参院国家安全保障特別委員会の委員を小野次郎、真山勇一両氏から井上義行、和田政宗両氏に差し替えた。交代は4日付。警察官僚出身の小野氏と、元ニュースキャスターの真山氏は、審議の中で法案に対して批判的な立場を示しており、執行部が採決での造反を警戒したものとみられる。 (2013/12/05-15:36)

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暴挙!! 自民党スポーツ出身の議員の「活躍」

2013-12-06 08:27:22 | 政治
 昨日の参議院での強行採決。これは「時事通信」の配信記事。この文中、「別の同党議員」は、石井ひろおもとプロ野球選手だそうだ。いつもこういうある意味のタレント議員がこういう役回りをさせられる。


怒号の中、採決強行=「これが良識の府か」-参院特委・秘密保護法案

 野党議員が大声を上げながら委員長に詰め寄る中、賛成の起立をする与党議員。「これが良識の府か」「国民をばかにするな」。5日夕、特定秘密保護法案を強行採決した参院特別委員会の議場では、傍聴する市民も憤りの声を上げた。
 午後1時ごろから始まった審議は、進行をめぐりたびたび紛糾。「法案を出し直せ」「独裁じゃないか」。委員以外にも50人以上の議員が、委員会室後方からやじを飛ばした。
 「議長!」。同4時すぎ、自民党議員の質問中、別の同党議員が審議打ち切りを求めると、野党議員約10人が一斉に委員長席に殺到。委員長の発言が怒号にかき消される中、与党議員がそろって起立し、可決した。
 職員に脇を抱えられるようにして委員長が退室すると、傍聴者からも「恥を知れ」などの罵声が飛んだ。
 質問に立った社民党の福島瑞穂議員は散会後、「憲政史上最大の汚点。暴挙だ」と抗議。民主党の福山哲郎議員も「打ち切りは認められない。引き続き審議を求める」と声を荒らげた。(2013/12/05-19:45)

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福島原発=汚染水

2013-12-06 08:21:19 | 政治
 これは『東京新聞』の記事。海洋汚染が進んでいる。当たり前だ。いまもってまったく収束せず、放射性物質は制御されずに、どんどん漏れ出ている。常に汚染は進み、一瞬たりとも気を抜けない福島原発。大きな地震が起きれば、もう「日本沈没」という状態が、続く。それでオリンピックが・・・・というおめでたい国、ニッポン。

セシウムじわり上昇 地下水混ざり海洋汚染 福島第一

2013年12月5日 朝刊

 東京電力福島第一原発2、3号機の取水口付近で、海水中の放射性セシウムの濃度上昇が続いている。周辺で採取された地下水の汚染度も高い。東電は、海への汚染はひどくないと強調するが、さまざまなデータを見る限り、事故発生から千日たっても、海洋汚染は続いている。 (清水祐樹)

 東電が公表している海水の分析結果をグラフ化してみると、海水のセシウム濃度の上昇が目立つのが2号機前の取水口だ。半年前は一リットル当たり二〇ベクレル前後だったのに、最近は八〇ベクレルを超え、さらに上昇しそうな勢いだ。

 3号機前の取水口でも、緩やかながら、濃度はじりじりと上がり続けている。

 上昇傾向について東電に問うと、尾野昌之原子力・立地本部長代理は四日の記者会見で「長期的に見て、遮水壁の内側では上昇傾向にあるが、壁で水の動きが抑えられているため。外側では変化がない」と説明。壁と取水口との間で、海水がよどみ、濃くなっているとの見解だった。

 確かにその可能性もあるが、壁の外側の防潮堤近くで採取された海水でも、セシウム濃度はじりじり上昇する傾向にある。

 この点は原子力規制委員会の汚染水対策を検討する作業部会でも問題となった。規制委担当者が「内側にセシウムがたまって上昇しているなら、外側はセシウムの供給が減って濃度が低下しないとおかしい」と指摘すると、他の専門家も首をかしげるばかりだった。

 確実なのは海側敷地の地下トンネルに、大量の高濃度汚染水がたまっていること。建屋地下から地中に漏れている可能性も高い。2号機海側の観測用井戸では二日に採取した水から、ストロンチウムなどが過去最高の一三〇万ベクレルと、放出限度の数万倍の濃度で検出された。こうした汚染水と地下水が混ざり海への汚染は続いている。

 東電は海の遮水壁のほか地中に薬液を注入して壁状に固めたり、地下水をくみ上げて建屋に戻したりする対策を進めている。ただ、現実には抜本的な解決にはなっていない。
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ブラック企業、日本郵便

2013-12-06 08:17:36 | 政治
 時事通信の配信記事。

「年賀状販売で過酷ノルマ」=自殺元社員の遺族、日本郵便提訴-埼玉

 日本郵便の男性社員=当時(51)=が2010年に自殺したのは、年賀はがきの過酷な販売ノルマと厳しい職場環境に原因があったとして、男性の遺族が5日、同社を相手取り、約8000万円の損害賠償を求める訴訟をさいたま地裁に起こした。
 訴状によると、男性は06年、さいたま新都心郵便局に異動し、集配や営業を担当。08年にうつ状態と診断され、10年12月に自殺した。
 男性は自殺前、年賀はがき約7000枚の販売目標を課せられた。同郵便局の職場環境として、達成できない場合に社員が残り分を買い取る「自爆営業」や、仕事のミスを数百人の社員の前で反省させられる慣行もあったと主張。男性は配置転換を希望したり、うつ状態でたびたび休業したりしたのに、会社が適切な措置を取らなかったため、自殺したと訴えた。
 日本郵便の話 亡くなられた社員、ご遺族に謹んでお悔やみ申し上げる。訴状が届いていないため、コメントは控える。(2013/12/05-20:46)


 浜松では、毎年郵便局員には、12000枚のノルマが課されるという。仕方がないので、12000枚を購入して安売りチケット屋に販売するという。

 こういうブラックぶりを示す日本郵便。働く人々を締め上げる日本郵便に明日はない!
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