まず「時事通信」配信記事。国民よりも、国家、国家。国家のために国民はある、という思考を押しつけながら、安倍は政治を続ける。
安保戦略に「愛国心」=安倍色前面と野党警戒
政府・与党は11日、外交・安全保障政策の中長期的な指針となる国家安全保障戦略で、国民の愛国心を養う方針を打ち出すことを決めた。沖縄県・尖閣諸島をめぐる日中対立などを踏まえ、政府の安全保障政策を支える「社会的基盤の強化」の一環と位置付ける。野党からは「政府がイデオロギー的なことを押し付けるのはどうか」(民主党の閣僚経験者)との反発が出ている。
自民、公明両党の安全保障に関するプロジェクトチームは11日、同戦略の概要に「国と郷土を愛する心を養う」との表現を盛り込むことを了承した。政府の原案は「国を愛する心を育む」としていたが、公明党から表現を和らげるよう注文が付き、安倍晋三首相が第1次政権で成立させた改正教育基本法の「国と郷土を愛する態度を養う」との表現に倣うことにした。
同戦略は「国民一人ひとりが国家安全保障の重要性を深く認識することが不可欠」と、国民意識の啓発の重要性も指摘する。これに関し、官邸関係者は「国を愛する気持ちがないと国を守ることはできない。当然のことを書いた」と説明。戦略策定に関わる政府の有識者会議の一人も「これくらいの書き方なら『正しい愛国心』と読めるので問題ない」と語った。
実際、政府が防衛政策の基礎として1957年に閣議決定した「国防の基本方針」は、「愛国心を高揚し、国家の安全を保障するに必要な基盤を確立する」とうたっている。政府には、国防体制の強化には、国民の「愛国」意識の高揚が欠かせないとの判断がある。
国家戦略に愛国心を盛り込むことに対し、野党は保守的色彩が濃い「安倍カラー」を強める動きと捉え、警戒している。民主党の別の閣僚経験者は「右傾化以前の問題だ」と批判。社民党の吉田忠智党首も記者会見で「日本の右傾化の状況を暗示しており、大変危惧している」と語った。(2013/12/11-19:19)
もちろん、軍事拡大も織り込み済み。これは共同配信記事。「節度なき」軍拡に突き進むことだろう。そういう内閣を、日本国民は支持している。支持率は、あまり落ちていないと、ボクはみている。
新大綱で「節度ある防衛力」削除 政府、抑制策から転換鮮明に
2013年12月11日 18時02分
政府は11日、長期的な防衛力整備の指針となる新防衛大綱の中で、1995年以来明記されてきた「節度ある防衛力を整備する」との表記を削除する方針を固めた。抑制的な安全保障政策からの転換姿勢を鮮明にする。中国の海洋進出の活発化や北朝鮮の核・ミサイル開発など安保環境の変化に合わせた防衛力拡充の狙いが背景にある。
政府は、2014年度から5年間の中期防衛力整備計画(中期防)の概要をまとめたのを受け、中期防と併せて国家安保戦略や新大綱の17日の閣議決定に向けた与党側との最終調整を急ぐ。
安保戦略に「愛国心」=安倍色前面と野党警戒
政府・与党は11日、外交・安全保障政策の中長期的な指針となる国家安全保障戦略で、国民の愛国心を養う方針を打ち出すことを決めた。沖縄県・尖閣諸島をめぐる日中対立などを踏まえ、政府の安全保障政策を支える「社会的基盤の強化」の一環と位置付ける。野党からは「政府がイデオロギー的なことを押し付けるのはどうか」(民主党の閣僚経験者)との反発が出ている。
自民、公明両党の安全保障に関するプロジェクトチームは11日、同戦略の概要に「国と郷土を愛する心を養う」との表現を盛り込むことを了承した。政府の原案は「国を愛する心を育む」としていたが、公明党から表現を和らげるよう注文が付き、安倍晋三首相が第1次政権で成立させた改正教育基本法の「国と郷土を愛する態度を養う」との表現に倣うことにした。
同戦略は「国民一人ひとりが国家安全保障の重要性を深く認識することが不可欠」と、国民意識の啓発の重要性も指摘する。これに関し、官邸関係者は「国を愛する気持ちがないと国を守ることはできない。当然のことを書いた」と説明。戦略策定に関わる政府の有識者会議の一人も「これくらいの書き方なら『正しい愛国心』と読めるので問題ない」と語った。
実際、政府が防衛政策の基礎として1957年に閣議決定した「国防の基本方針」は、「愛国心を高揚し、国家の安全を保障するに必要な基盤を確立する」とうたっている。政府には、国防体制の強化には、国民の「愛国」意識の高揚が欠かせないとの判断がある。
国家戦略に愛国心を盛り込むことに対し、野党は保守的色彩が濃い「安倍カラー」を強める動きと捉え、警戒している。民主党の別の閣僚経験者は「右傾化以前の問題だ」と批判。社民党の吉田忠智党首も記者会見で「日本の右傾化の状況を暗示しており、大変危惧している」と語った。(2013/12/11-19:19)
もちろん、軍事拡大も織り込み済み。これは共同配信記事。「節度なき」軍拡に突き進むことだろう。そういう内閣を、日本国民は支持している。支持率は、あまり落ちていないと、ボクはみている。
新大綱で「節度ある防衛力」削除 政府、抑制策から転換鮮明に
2013年12月11日 18時02分
政府は11日、長期的な防衛力整備の指針となる新防衛大綱の中で、1995年以来明記されてきた「節度ある防衛力を整備する」との表記を削除する方針を固めた。抑制的な安全保障政策からの転換姿勢を鮮明にする。中国の海洋進出の活発化や北朝鮮の核・ミサイル開発など安保環境の変化に合わせた防衛力拡充の狙いが背景にある。
政府は、2014年度から5年間の中期防衛力整備計画(中期防)の概要をまとめたのを受け、中期防と併せて国家安保戦略や新大綱の17日の閣議決定に向けた与党側との最終調整を急ぐ。