リテラに「東京大空襲」に関する文が掲載されていた。すでに明らかになっていたことだが、考えてみれば、ボクが知っていることでも、あるいはメディアが過去に報じたことでも、読む人にとっては初見ということがある。ネトウヨの根拠もないイデオロギッシュな発言も、何度も繰り返していれば多くの人の知識となるよう意図的に広めているような気がする。一度書いたことをもう一度書き込むことはあまりしたくはないし、すでに古びた知識を指摘することもしたくはないのだが、やはりこの事実は知っておいたほうが良い。
なお、マリアナ諸島を飛び立った米軍爆撃機は、富士山をめざして飛行してくる。そしてその後、東西の主要都市への爆撃へと向かうのだ。しかし、爆撃を終えた後、あまった爆弾は、当時軍需工場があたくさんあり、上空から目標としてわかりやすい(浜名湖と天竜川にはさまれている)ところであったために、浜松に爆弾を捨てていたのである。だから東京や横浜と同様に空襲回数が多いのである。
この文にも出ているが、軍需工場などではなく、庶民が暮らすところへの空襲を開始したカーチス・ルメイは、戦後航空自衛隊育成に尽力したとして勲章を受けている。この事実を知ったときの複雑な気持ちは、今も継続している。日本国家に対する、不信感である。
東京大空襲の真実…市民に逃げるなと
東京大空襲の語られない事実…住民に逃げるなと命令、米の空襲司令官に日本が勲章授与
http://lite-ra.com/2015/03/post-953.html