浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

戦争体験者は、絶対に平和を希求する

2015-04-13 20:24:25 | 政治
 New York Timesの記事に、零戦パイロットの生き残りの方、原田要さんの講演とインタビューの記録が載せられている。

 「戦争ほど恐ろしい者はない」、「あなたを殺すか殺されるかの状況に追い込むことにより、戦争がいかにあなたから人間性を奪うか」、「戦後生まれの政治家はあらゆるコストを払ってでも避けられなければならないものだということを理解していない」、「彼らは、戦前のリーダーのようだ」など、的確な指摘をされている。読んで欲しい。

http://www.nytimes.com/2015/04/04/world/asia/retired-japanese-fighter-pilot-sees-an-old-danger-on-the-horizon.html?ref=topics&_r=1
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地方選挙

2015-04-13 08:16:19 | 政治
 地方首長、地方議員の選挙の前半戦が終わった。きわめて低い投票率であった。総じて、国政選挙も含めて投票率が下がっている。政治への期待がなくなっているということだろう。

 今回の選挙、あんがい静かであった。宣伝カーもあまり来なかったし、投票日前日は今までは切迫した声でみずからへの投票を呼びかけることもなかった。

 さて浜松市は、保守系の当選者はスズキの票が入るかどうかにかかっている。スズキ(鈴木修氏)の意向に逆らったら落とされる。自民党の議員のなかにも良心的な人がいるが、彼は落選である。

 浜松市長のバックには、もちろんスズキがいる。その方針は、行政改革を推進し、市の職員を減らし、浮いた人件費を産業政策に投じていくということだ。「市民サービス」と鈴木市長はいうが、実際は「企業サービス」である。

 市民は、市の財政支出の実態を調べることはないし、議員も分厚い予算書や決算書を繙くわけではない。

 現在の自治体では、市長とその意向を受けた行政官僚が、新自由主義的な行政運営をしている。実際の「市民サービス」は後退している。

 残念ながら、地方の衰退と地方自治の低迷は、これからも進んでいくことだろう。よほど市民が自覚的にならない限り、展望は開けない。
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