浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

ライブ?

2013-11-16 21:38:59 | 日記
 今日は静岡へ。研究会があったからだ。

 帰途、エコパがある愛野駅に着いたら、ホームにたくさんの人がいた。がら空きだった車両があっという間にいっぱいになった。

 ボクはライブがあったのだなと思った。乗ってきた人々は女性が多い。子ども連れもいた。その女性たちはほとんど化粧をしていなかった。服装も地味だ。大きな声で話す人もいない。総じておとなしい。

 もちろんサッカーの試合では絶対にない。ボクは、エコパに誰が来たのか知りたくなった。

 そのうちの何人かが「1年2組」と書いたものを持っていた。まさか塾の説明会でもあるまいし、ボクは読んでいた本を鞄にしまって、「1年2組」を凝視した。やっとそこにIKIMONOGAKARIという字を見つけた。

 なるほど、と思った。

 「いきものがかり」のファンというのは、なるほどそういう人たちか・・・・。

 今までも、静岡からの帰途、何回かこういうことがあった。こんな雰囲気ははじめて。いつもはライブのコーフンを引きずっていた。

 you tube で「いきものがかり」の武道館コンサートの光景を見た。案外みんな乗ってる!熱気がある。

 だが、なぜか電車の中に、熱気はなかった。ライブが終わると、熱気は引いていってしまうのか・・?

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消費税増税は何のため?

2013-11-16 10:36:43 | 政治
 社会保障につかう?という政府の主張は、嘘偽りである。消費税増税は、選挙時にお世話になった土建業者と、軍拡につかうつもりだ。

 なぜか。昨日社会保障見直しのプログラム法案が強行採決された。『東京新聞』の記事。具体的な内容は、記事のあとに記す。

迷走の介護 保険採決強行 野党は反発 2013年11月16日 朝刊

 衆院厚生労働委員会は十五日、社会保障制度見直しの手順などを定めたプログラム法案を採決し、与党の賛成多数で可決した。民主党などは「審議が尽きていない」として採決自体に反対したが、後藤茂之委員長(自民)が強行した。介護保険見直しの具体案を詰めている厚労省が相次いで方針を転換し、安倍政権の社会保障見直しへの信頼性が揺らぐ中、成立を急ぐ与党に対し、民主党などは反発している。 (上坂修子、我那覇圭)

 採決の際、委員長席に詰め寄り抗議した民主党の山井和則厚労部門会議座長は可決後、記者団に「国民生活に関わる法案を拙速に強行採決するのはおかしい」と批判した。野党では民主、みんな、共産の各党が与党の採決を求める動議と法案の両方に反対。日本維新の会は法案に反対したが、採決動議には賛成した。与党は十九日の衆院本会議で可決し、参院に送る方針。

 同法案は自分や家族の負担を増す「自助」を基本に掲げ、介護や医療などで負担増・給付減が並ぶ。しかし、同委での審議時間は二十五時間だった。

 政府は同法を今国会で成立させた後、個別制度見直しの手始めとして、来年の通常国会に介護保険法改正案を提出する方針。だが、厚労省の具体案づくりは迷走している。

 厚労省は当初、要支援者向けサービスを保険対象から切り離し、市町村に委ねる案を示した。しかし懸念が相次いだため、訪問介護と通所介護のみを移行させ、専門的な技能が必要な訪問看護などは引き続き対象とする修正案をまとめた。

 特別養護老人ホームの入所者を要介護3~5の中重度者に限る案に対しても反対意見が相次ぎ、要介護1、2の軽度者も条件付きで認めることにした。

 度重なる方針転換に「唐突だ」と戸惑いの声が出ている。厚労省内からも担当する老健局に「何の戦略もない」と批判がある。

 田村憲久厚労相は十五日の会見で「初めに出した案が厚労省が決めた方向性ではない。いろいろな意見を聞いた上で、どれが適切かという決め方をいつもしている」と釈明した。


THE pageというサイトには、その内容が表示されている。

http://thepage.jp/detail/20131115-00000004-wordleaf


 その一部を紹介しよう。

 医療保険は、現行1割に軽減している70~74歳の医療費負担を2割にする。

 国民健康保険制度の運営主体を市町村から都道府県に移管する。
 
 介護保険分野については、2015年度から高所得者の自己負担割合を現行の1割から2割に引き上げ、軽度の「要支援者」向けサービスは保険適用から外し、市町村事業として実施する。

 そして年金支給年齢を現行の65歳から、もっと後にする、という内容だ。

 消費税は、社会保障にはまわらない。
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日本の民主主義の崩壊

2013-11-16 08:10:57 | 政治
 安倍政権は、いわゆる「戦後」を本格的に崩してしまおうという政策を推し進めている。この政策の露払いをしたのは、民主党政権(とりわけ野田政権だ)。

 安倍政権の政策に、民主党は基本的に賛成している。まさに第2自民党としての役割を果たしている。民主党、自民党、公明党は、そのほかの右派的な小政党と手を結びながら、一応平和と民主主義を包含する「戦後」を葬り去ろうとしている。

 これは『朝日新聞』の記事であるが、法律の解釈は、運用で変わっていく。制定時の大臣らの答弁が実際の運用でまったく異なることはたくさんあるのだ。「免責特権で・・・」というのは、希望的観測でしかない。

 報道機関に漏洩、国会議員は懲役5年 岡田副大臣が見解
2013年11月15日18時11分

 特定秘密保護法案で、内閣府の岡田広副大臣は15日午前の衆院国家安全保障特別委員会で、特定秘密の提供を受けた国会議員が報道機関に対し、国会の外での講演会やぶら下がり取材、飲食しながらの取材などで秘密を漏洩(ろうえい)した場合、最長で懲役5年の罰則が科せられるとの見解を示した。公務員だけでなく国会議員も取材に萎縮する可能性がある。

 自民党の今津寛氏がこうした事例を挙げて「(同法案)22条2項の(最長)5年の懲役、500万円以下の罰金。この認識でいいか」と質問し、岡田氏が「ご指摘の通り」と答弁した。同法案では、閣僚ら「行政機関の長」が国会の委員会や調査会に対し、「公開しない」秘密会とすることを条件に、特定秘密を提供できると定めている。

 ただ、国会内の本会議や委員会で発言した場合、憲法の定める議員の「免責特権」により罰則は科されないとみられる。森雅子・同法案担当相は同特別委で「憲法の免責特権は大変重い」と答弁した。


 さらに『東京新聞』は、共同配信の記事を流した。条文改憲をしないで、実質的にアメリカとの共同作戦を展開していけるように、「解釈」を変えていこうというのだ。安倍の意向を汲んだ「懇談会」メンバーが、最初から決められたとおりの内容をいずれ発表し、実質的な壊憲に進んで行くのだろう。

北岡氏、憲法解釈変更の原案策定 集団的自衛権で

2013年11月15日 10時57分

 安倍晋三首相が設置した「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(安保法制懇)の座長代理を務める北岡伸一国際大学長が、集団的自衛権の行使容認に向け、憲法解釈見直しの必要性を明記した報告書原案を取りまとめたことが15日、分かった。政府関係者が明らかにした。


 そしてさらに、こどもたちの心を国家がつかみ取るために、政府の政策を学校教育の中でたたきこんでいこうという方向が明確になってきた。

 以下は、『琉球新報』の社説である。同様の社説は『沖縄タイムス』にもある。

検定基準見直し 国定教科書化は許されない2013年11月15日

 安倍政権は国定教科書化を狙っているのか。検定基準と選び方を政府の都合のいいように変えようとしているからだ。中立であるべき教育への政治介入は許されない。
 文部科学省は現行の教科書検定基準を見直し、近現代史の歴史的事実や領土などに関し政府見解を記載させ、諸説ある歴史上の出来事などは多数説や少数説を「バランスよく」記述するよう明記する方針という。
 文科省方針は安倍晋三自民党総裁の肝いりで設置された同党教育再生実行本部の教科書検定の在り方特別部会・中間まとめに沿っている。
 中間まとめは多くの教科書を「自虐史観」と批判し「愛国心教育」を強調している。「バランス」論をかざして、学術的に検証されてきた学説を特定政党の一方的な歴史観でゆがめるのは危険だ。
 教科書検定基準が改定されれば、沖縄戦で軍の強制・誘導などによって引き起こされた住民の死(教科書は「集団自決」と表記)の記述も対象になる可能性が高い。
 軍の強制は沖縄戦研究の定説であり最高裁判決で確定している。にもかかわらず強制を示す記述の削除や、関与を否定する見解を併記するよう圧力をかけるなら、国家による史実の歪曲(わいきょく)になる。
 国策による地上戦の犠牲が正確に記述されなかったり、国家に命をささげた崇高な死へとすり替えられたりするなら、戦前の国定教科書と変わらない。南京虐殺や日本軍「従軍慰安婦」への軍関与も史実を歪曲してはならない。
 もう一つの問題点は、教科書の選定方法を変えようとしていることだ。前述の自民特別部会中間まとめと一致する。中学公民教科書の採択をめぐって、竹富町が保守色の強い教科書と異なる教科書を使用した事例を問題視し、同町が判断根拠にした地方教育行政法を改正しようとしている。
 萩生田光一自民特別部会主査が竹富町を名指しし「ルールを破って開き直る子が育つ」と語った。選定ルールを破ったのは玉津博克石垣市教育長であり、それに乗じてルール(法律)変更をもくろむ政府こそ問題だ。
 韓国の朴槿恵大統領が、独仏の取り組みを例に挙げ、日中韓3カ国の共同歴史教科書づくりを提案した。傾聴に値する。偏狭なナショナリズムは国家間の対立をあおるばかりで信頼は生まれない。未来を担う子どもたちにも必要ない。


 『沖縄タイムス』社説。

[検定に新基準]事実上の国定教科書だ
 2013年11月15日 09時30分

 文部科学省は、小中高校の社会科分野の教科書検定基準を見直す方針を決めた。近現代史の歴史的事実について、政府見解の尊重を求める規定を明記するという。

 検定基準に新たに盛り込むのは(1)政府見解や確定判決がある場合は踏まえた記述にする(2)諸説ある事柄については多数説や少数説をバランスよく取り上げる-との内容だ。南京事件の被害者数や「慰安婦」への日本軍関与の実態、尖閣諸島や竹島など領土に関する問題が念頭にあるとみられる。

 ただ、文科省が新たに検定基準に加える項目は、これまでの検定でも運用で実行されてきたものだ。

 今年3月に結果が公表された高校の日本史教科書検定でも、南京事件について「少なくとも十数万人が殺害された」との記述に対し、「犠牲者数について諸説あることが理解できない」との検定意見がつき、「犠牲者については、約20万人や十数万人、またそれ以下など諸説ある」の記述に修正された経緯がある。

 あえて検定基準に明記し、国の統制を強化する必要があるのか疑問だ。教科書会社が萎縮し、論争のある問題についての記述を避けたりしないか懸念は消えない。

 教科書を使って政府見解を学ばせよう、というのであれば、事実上の「国定教科書」に他ならない。行きすぎた「政治介入」だ。愛国心教育を重視した復古主義的な教育改革を推し進め、歴史の軌道修正を図りたいという思惑が透けて見える。

    ■    ■

 第1次安倍内閣の2007年に公表された高校日本史教科書検定では、沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」から旧日本軍強制を示す記述が削除された。県民の怒りは、検定意見の撤回を求める大規模な県民大会につながり、「軍命」「強制」記述の復活を求める運動は今なお続いている。

 こうした状況のもと、さらに政府見解の反映が強く求められることになれば、「学術研究レベルで検証されてきた説が、政府に都合のいい説に置き換えられる可能性が出てくる」(山口剛史琉球大准教授)。歴史が恣意(しい)的にゆがめられる可能性があるとするなら、極めて危険だ。

 07年の県民大会で、高校生代表は「私たちは真実を学びたい。そして次の世代の子どもたちに伝えたい」と訴えた。学びの場で使われる教科書には、子どもたちのこうした思いこそ尊重すべきだ。

    ■    ■

 文科省は八重山地区での中学公民教科書一本化に向け、統一採択に従うよう法改正で明文化する方針も決めた。

 そもそも同地区の混乱の元は、地方教育行政法と教科書無償措置法という二つの法律の矛盾にある。政府が無償措置法に照らし、竹富町を「違法状態」とする解釈は乱暴だ。

 自民党教育再生実行本部の特別部会で、「ルールを破っても開き直る子が育つ町になってはならない」とスポーツと絡め竹富町を批判した萩生田光一総裁特別補佐の発言も到底容認できない。

 教育の主役は子どもたちだ。主役を置き去りにした教育改革はあり得ない。
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りんご

2013-11-15 21:06:31 | 日記
 長野県中川村のリンゴ農家から、毎年何回か箱でリンゴを買っている。昨日も、送られてきた。約10キロで一箱3500円(送料込み)だ。それが高いか安いかはわからない。

 中川村からリンゴを買おうとしたのは、そこの村長がとても立派だからだ。そういう立派な村長さんがいる村は、当然過疎化しているだろうが、支えなければならないと思ったのだ。

 中川村は、私の住むところを流れている天竜川の上流、伊那地方にある。ここは、徴兵書類が発見されたところでもある。敗戦直後、日本政府は姑息にも、みずからの犯罪を隠すために、軍事関係の書類を、東京だけではなく、全国で焼却させた。どこの役場でも、8月中旬、毎日のように書類を焼く煙が立ち上っていたはずだ。

 ところが全国で数カ所、徴兵関係書類を燃やさなかったところがあった。その一つは、ボクが発見した現在は磐田市になっているが、合併される前の豊岡村、旧村で言えば敷地村である。そのほか、富山県砺波市の庄下村、そして中川村である。近年はそのほかにも発見されるところが増えているようだ。

http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/arts/prof/okushi_1/2012/11/49782.html


 さてその中川村であるが、村長の主張がすばらしいのである。

http://www.vill.nakagawa.nagano.jp/index.php?f=hp&ci=10685&i=11579

http://www.vill.nakagawa.nagano.jp/index.php?f=hp&ci=10685&i=11503

 こういう村長がいる村は、支えなければならない。
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アンダーコントロール

2013-11-15 15:35:18 | 政治
 福島第1原発は、コントロールされていると、自民党・公明党政権のトップ・安倍首相は国際的な場で語った。

 しかし、報道を見ていると、そんなことはあり得ない、ことが事実で証明されている。たとえば、『毎日新聞』記事。
 
 
福島原発:タンクから水漏れか 30ミリシーベルト

毎日新聞 2013年11月15日 

 東京電力は15日、福島第1原発構内の汚染水をためたタンクから水滴が落ちているのを確認したと発表した。約50センチ離れて測定した空間線量が主にベータ線で1時間あたり30ミリシーベルトを記録しており、タンク内の汚染水が、タンクの継ぎ目から漏れている可能性が高い。

 午前8時50分ごろ、定時パトロールをしていた作業員が発見。4秒に1滴程度のペースで落ちており、タンク周囲のせき内にとどまっているという。

 タンクは今年8月に300トンの汚染水漏れが確認されたタンクと同じ、鋼鉄製の部材をボルトで締めたフランジ型。タンク内にはセシウムなどのガンマ線を出す放射性物質を取り除いた後の水が入っており、測定された放射線はほとんどがベータ線とみられる。【高橋隆輔】


 次は、NHK。これは他紙でも報道していたものだ。

1号機の格納容器で水漏れ見つかる
11月13日 21時25分

 東京電力福島第一原子力発電所1号機で、強い放射線の影響でこれまで見ることができなかった格納容器の状況を調べる調査が13日からロボットを使って始まり、格納容器の下部で2か所、水漏れが見つかりました。
 メルトダウンした1号機から3号機の格納容器で具体的な水漏れ箇所とみられる場所が見つかったのは初めてで、東京電力は汚染水対策を進めるうえで重要な調査結果とみて、さらに詳しく調べることにしています。

 福島第一原発のメルトダウンした1号機から3号機では格納容器が破損して原子炉から汚染水が漏れ出しているとみられ、有効な汚染水対策を取るうえでも、格納容器を水で満たして溶け落ちた燃料を取り出す廃炉の作業を進めるうえでも、格納容器の具体的な損傷箇所を特定することが大きな課題になっています。
しかし、現場は溶け落ちた燃料を冷やした水が汚染水となってたまっているうえ、放射線量が高いため、これまで詳しい状況を調べることができず、東京電力は1号機の格納容器の下部をロボットを使って調べる調査を13日から始めました。
 その結果、ロボットに搭載されているカメラの映像から、格納容器の下部の2か所で建屋側に水が流れているのが確認されたということです。
東京電力は流れている水の詳しい量は分からないものの、このうち1か所は、水道の蛇口をひねったような勢いがあると説明していて、この付近に格納容器の損傷箇所があるとみています。
また、付近の放射線量が1時間当たり0.9シーベルトから1.8シーベルトという極めて高い値であることも分かりました。
 メルトダウンした1号機から3号機の格納容器で、具体的な水漏れ箇所とみられる場所が見つかったのは初めてで、東京電力は汚染水対策を進めるうえで重要な調査結果とみて、14日以降さらに詳しく調べることにしています。


 こういう水漏れが発見されても、どうしようもない。これでコントロール下にあると言えるのか。

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ローカルな話し

2013-11-14 23:08:58 | 日記
 昔の浜松市民会館、現在教育文化会館(はまホール)が、2015年3月に閉館するという。その一方で、浜松城公園のホテルコンコルドの南側にあたらしい文化ホールを建設するという計画がある。今その構想はストップしているが、いずれ出てくることだろう。これについては、浜松商工会議所が提案したもので、それをうけた現スズキ市長の選挙公約にもあったものだ。

 このはまホール、閉館後は解体される。『中日新聞』では「跡地の利用については未定」と報道しているが、隣の五社神社の駐車場になるという噂が、新しい文化ホール建設の案がでてきたときに、存在していた。

 浜松市政は、商工会議所の言うがままである。市長は、それにしたがっていればよいのだから、楽なものだ。だから「家康くん」の売り込みなんかに興じていられるのだ。

 
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ウィキリークスがTPP文書を暴露

2013-11-14 21:21:48 | 読書
 まず『東京新聞』配信記事。


TPP文書を暴露 ウィキリークス 知的財産権条文案か

2013年11月14日 夕刊

 【ワシントン=斉場保伸】内部告発サイト「ウィキリークス」は十三日、環太平洋連携協定(TPP)の「知的財産権」分野の条文案とみられる文書を公開した。これを受けて市民団体などは「大企業主体の要望リスト。個人の自由を奪う内容で容認できない」と強く反発している。

 TPP交渉に参加する十二カ国はお互いに秘密保持を義務付けており、交渉内容を記した条文案は極秘扱いとなっている。文書は、八月三十日にブルネイで開かれたTPP交渉会合で首席交渉官協議を受けてまとめた資料とされている。

 英文全九十五ページ。一部が黒塗りで消されているものの、製品や医薬品の特許権、著作権、商標などの定義や保護期間に関する項目に分けられ、参加各国の賛否や、意見が明記してある。

 資料によると、原案では米国が映画のDVDのコピーや音楽のコピーを防止するため、法的罰則を新たに設けるよう主張。米国は、医薬品については、特許取得手続きの簡素化を提案。さらに、特許保護期間を延長するよう求め、新興国などと対立している。

 米ワシントン・ポスト紙によると、米通商代表部(USTR)は同日「知財分野の交渉は続いており、終わっていない。われわれは力強く著作権保護を進めることで米国内の高付加価値な労働を拡大したい」とコメントした。

 一方、消費者非営利団体の「パブリック・シチズン」は「薬の特許がより長く保護されると、アジアの人々は安い医薬品が手に入らず、高額な治療費と病に苦しむことになる」と批判を強めている。

 ウィキリークス創始者ジュリアン・アサンジ容疑者は「個人の権利やインターネットなどの自由な表現が踏みにじられる。公開で、批判が集まってTPPはつぶれる」と話した。

 各国は十九日からユタ州ソルトレークシティーで開く首席交渉官会合で、対立点をめぐってさらに協議を進める見通し。


 そして原文。

https://wikileaks.org/tpp/static/pdf/Wikileaks-secret-TPP-treaty-IP-chapter.pdf

 
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訃報

2013-11-14 11:26:32 | 日記
 民生委員は、自主的な仕事として、一人暮らし高齢者の家を訪問する。ボクは月一回は必ず訪問しているのだが、今日訃報が届いた。

 明るく元気な方であった。ここ数ヶ月、訪問してもいつも留守であった。隣家の親せき筋の方に伺うと、入院されているとこのことだった。それも重篤であると。そして訃報。

 いつも元気そうで、活発にいろいろ話される方であった。ご自分では、病気持ちであることを語られていたが、病気なんか微塵も感じさせなかった。

 ボクが担当する地域には8人の一人暮らしの方がいる。浜松市から送られた数字上では、もっといる。実際は娘家族と住んでいる方も、住民票で別世帯となっていると、一人暮らしと認定される。ボクは、そういう実質的に一人暮らしではない世帯は訪問しない。

 8人というのは、まったくの一人暮らしだ。訪問すると、待ってましたとばかりにいろいろ話され、1時間以上も話すこともある。主に聞き役ではある。

 こうして人間関係ができた後、訃報が届くのはつらいものがある。

 今月で民生委員はやめる。何度も書いてきたが、浜松市役所は高齢者福祉に対してはまったく形式的な対応しかせず、ほんとうは何もしたくないということのようだ。そういう姿勢があまりにはっきりわかってしまうと、そういうところから下ろされてくる仕事をこなしていくことが苦痛になる。

 まさに民生委員は奴隷であって、ボクは奴隷的な状況には耐えられないのである。

 しかし、今日届いた訃報にはつらいものがある。



 
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今日は静岡へ

2013-11-13 23:00:49 | 日記
 11月は、とても忙しい。今日は一日静岡で、「県社会運動史」の編集会議。夜は、浜松市政懇談会。

 今日は畑に行けなかった。

 明日は、一日何もない日だ。11月では珍しい。しかし、研究会の仕事があったり、まあとにかくやることはいっぱいある。

 今日は、新聞以外の活字は目にしなかった。こういう日は、「一日不讀書口中生荊棘」という安重根の書が思い出される。

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すでに平和憲法は「失効」している?

2013-11-13 22:43:30 | 政治
 最近のニュースを見ていると、おそらく安倍政権は日本国憲法の、少なくとも前文と9条については、まったく顧慮していない。実質的に「壊憲」が進んでいるようだ。

 これは時事通信の配信記事であるが、まさに自衛隊は世界各地での軍事行動に参加していくようだ。安倍の「お友だち」たちが、安倍の意向をうけてどんどん「壊憲」策を推進している。

 集団自衛権、地理的限界設けず=安保法制懇

 政府の有識者会議「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(安保法制懇)は13日、首相官邸で会合を開き、集団的自衛権の行使を可能にするための憲法解釈変更に関する議論を続行した。集団的自衛権の行使などを認めた場合の自衛隊の活動範囲に関し、「地理的限界を設けることは適切でない」との認識で大筋一致した。 
 席上、安倍晋三首相は「地域や国際社会の平和と安全の維持、回復を他国任せにして、自分のことさえしておけばいいという依存心や甘えは捨て去る必要がある」と述べ、集団的自衛権の行使容認や国連の集団安全保障への参加に改めて意欲を示した。
 出席者からは「個別的自衛権を拡張することは国際法に対するチャレンジであり、むしろやってはならない」との意見が出た。「公海上での米艦防護は個別的自衛権で対応可能」などと主張している公明党をけん制した形だ。(2013/11/13-21:11)


 また今日の『中日新聞』第三面に、編集委員の半田滋氏の署名記事があった。それは「海自艦、米部隊参加へ ソマリア海賊対処 武器使用の可能性も」というものだ。

 海上自衛隊の護衛艦1隻が、来月からアメリカ海軍第5艦隊の統合任務部隊に参加し、今まで行ってきた民間船舶の護衛ではなく、海賊船の取り締まり活動に参加するというのだ。自衛隊が、他国の人間に発砲する可能性がでてきた。

 自衛隊は、積極的に、米軍と共に、世界各地で軍事活動を展開する、その実例が、おそらくこれであろう。

 
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日本政府の秘密主義は、限度を超えている。

2013-11-12 17:28:11 | 政治
 これは『毎日新聞』社説。

 日本政府が行ってきた外交政策の資料については、アメリカ公文書館でさがすというのが普通になっている。なぜか。日本政府が開示しないからだ。アメリカの公文書では公開されているのに、日本の政府関係者の署名すらあるのに、今もってそういう資料はない、そういう事実はない・・と主張するのだ。もし秘密保護法が成立したら、日本の政治は暗闇のなかに入ってしまう。それでよいのか!


社説:秘密保護法案を問う 歴史研究

毎日新聞 2013年11月12日 02時31分


 ◇検証の手立てを失う

 特定秘密保護法案は、国民の共通の財産であるべき公文書の保管、公開を著しく阻害する恐れがある。これでは、政府は後世の歴史的審判を逃れてしまいかねない。

 歴史の検証に欠落ができてしまうのは、すべての国民にとっての損失だ。私たちは、政治や社会の有りようを将来の歴史的審判にゆだねなければならない。それでこそ、人類は歴史から教訓を学びとり、未来を思い描くこともできるのだ。

 歴史学の6団体の代表がこのほど、特定秘密保護法案に反対する声明を出した。同時代史学会代表の吉田裕(ゆたか)・一橋大大学院教授は、公文書にアクセスしにくくなるうえ、廃棄される危険を指摘する。

 また、「オーラル・ヒストリー」(政治家や官僚に直接に話を聞き、記録する手法)もやりにくくなると懸念する。聞き取りの対象者は慎重になり、研究者も萎縮しかねない。

 近年盛んになった「オーラル・ヒストリー」は文書史料では得にくい歴史的真実を浮き彫りにする成果を収めている。たとえば、「聞き書 野中広務回顧録」(御厨貴(みくりやたかし)、牧原出(まきはらいづる)編・岩波書店)もその一つだろう。歴代内閣を裏で支えた元自民党幹事長の証言は、新しい事実も交えて、生々しく政治状況を描き出している。こうした貴重な記録を残せないのでは、大きな損失だ。

 一方、民主党政権によって、日米密約に関する外交文書がなくなってしまった問題が調査された。不自然な欠落があることが外務省の有識者委員会で報告された。そのうえ、元外務省条約局長は国会で、核持ち込みなどの関連文書の一部が破棄された可能性を指摘した。

 こんなことを繰り返すと、歴史研究が偏ったものになってしまう。

 アメリカや英国では国家秘密も一定期間を過ぎれば公開される原則がある。日本で公文書が公開されないと、歴史家は外国の史料を中心にして、日本の外交を検証するしかない。それでは見方が一方的になりかねない。歴史とは多角的に光をあてることで、全体像が見えてくるものだ。

 こういった懸念を払拭(ふっしょく)するには、特定秘密も一定年数を経ると公開する原則を定めることや、秘密指定の妥当性について第三者機関がチェックする仕組みが必要だ。

 歴史研究が妨げられることは単に専門家たちの問題ではない。研究の積み重ねが、やがて教科書にも生かされ、国民全体に共有されていく。現代の専門家が困ることは、未来の国民が困ることにつながる。
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これでも、福島原発事故は関係ないというのか。

2013-11-12 17:22:57 | 政治
 共同配信記事。ボクは今まで多くの子どもたちと接してきたが、今まで甲状腺ガンにかかった子どもは一人もいなかった。

 これでも、原発事故は無関係と言えるのだろうか。 

甲状腺がん、7人増え25人に 福島原発事故の影響調査

2013年11月12日 16時26分
 東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を調べている福島県の「県民健康管理調査」検討委員会が12日、福島市で開かれ、甲状腺がんと診断が「確定」した子どもは、前回8月の18人から7人増え、25人になったと報告された。「がんの疑い」は33人(前回は25人)。

 また、原発事故が起きた2011年3月11日から4カ月間の外部被ばく線量の内訳を公表した。「確定」と「疑い」に、手術の結果「良性」と判明した1人を含む計59人のうち、外部被ばく線量の調査に回答したのは21人。


 our planets も、これに関する情報を流している。

http://ourplanet-tv.org/?q=node/1674
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追想

2013-11-11 18:53:08 | 日記
 もう11月。今日は、寒い。冷たい風が吹く。

 時の経過ははやい。注文してあった年賀状も届いた。またデザインを考えなければならない。今年ももう終わる。

 今年、中学時代の友人が亡くなったことをふと思い出した。本棚に立ててあったCDを取り出したら、それは彼のために録音したCDだった。全身が動かなくなった彼は、ずっと寝たっきりであった。話すこともできなくなっていた。

 ボクは彼を元気づけるために通い続け、中学時代に流行した「懐メロ」をコピーした。どれほど聞こえたかはわからない。何かをしなければいられなかったのだ。

 
 今年は、忙しかった。次々と提起されることに全力でぶち当たっていた間に、時間はさっさと過ぎていってしまっていた。立ち止まることがなかったなあと思う。

 どこかに行きたいという願望が出てきた。数冊の文庫本を持って、どこかに行ってこようかなと思う。

 だが、まだやらなければならないことがある。それを片付けなければ・・・。
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自らの良心に従うということ

2013-11-10 20:22:41 | 日記
 このブログを読んで欲しい。自らの良心に従った女性がいた。しかし、そういう人はとても少なかった。

http://ukmedia.exblog.jp/20923477/
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日本のメディアのレベル

2013-11-10 20:15:51 | メディア
 先に、来日したアメリカのケリー国務長官とヘーゲル国防長官が、もちろん靖国神社ではなく、東京の千鳥が淵の戦没者墓苑に参拝して献花したというニュースが流れた。

 なぜ千鳥ヶ淵か。これについてはもと外交官の天木直人氏が、その意味をするどく指摘していた。今日も、それについて記している。

http://www.amakiblog.com/archives/2013/11/09/#002764

 このことについて、日本のメディアは何も触れなかった。つまりその意味を理解できなかったのだ。そしたら、AFPはきちんと報道していたというではないか。

 それは、以下のブログに出ている。

http://midori1kwh.de/2013/11/10/4376

 日本のメディアのノーテンキなあり方に、憤りを覚える。
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