浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

失礼であるかどうか自覚できない人

2016-06-27 06:45:13 | その他
 古市憲寿という、テレビタレントのような人がいる。彼が司会を務めたネット上の番組で、小沢一郎に誰が見ても失礼なことを尋ねた。常識的に、党首討論で、政治を論ずる場でまったくプライベートなことを小沢一郎だけに尋ねるということは、まったく失礼極まりない。

 そうしたことを尋ねることが非常識であることが自覚できない者が、司会をすることに、知的劣化だけではなく、人間的劣化を感じる。同時にそういう人物を、テレビメディアなどが重用することに社会の劣化を感じる。

 http://www.huffingtonpost.jp/2016/06/25/furuichi-ozawa_n_10678772.html

 
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涙と炎

2016-06-27 00:28:51 | その他
 NHKのETV特集「飯舘村5年」を見た。

 登場した人々の涙をみた。
 突然、空から降ってきた原発事故の災厄が、人々の生活を根本から変えた。そこからの生活は、飯舘村の人々ひとりひとりに大きな課題を背負わせた。

 突きつけられる選択。その選択の意思決定をするために、何度も流さなければならない涙。

 その涙に、官僚や政治家、そして東電関係者は、何を見るのだろうか。いや見ないだろう。いや見ているかもしれないが、しかし見ても何も感じないだろう。

 事故前から、飯舘村のことを知っていた。もちろん良い意味で知っていた。しかし2011年の3月、その村は崩壊した、いや破壊された。

 2011年のあの事故の前には、絶対に戻らない。幸せな日々はかえらない。ばらばらになっていく村の人々。

 神社で、移転する人たちの家にあった神棚が燃やされる。次から次へと投げ入れられる神棚が、炎を大きくする。飯舘村から、人々が去って行けばいくほど、その炎は大きくなる。

 この炎に、罪の意識を感じなければならないと思う。同時に、彼らに罪人であることを認識させなければならないと思う。

 飯舘村の人々の涙も、そして神棚を燃やす炎も、ほんとうはなかった、あの事故さえなければ。



 
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山本太郎 の講演

2016-06-26 22:34:04 | その他
 山本太郎は、なかなか純粋な人物。わかりやすい話がここにある。

https://www.youtube.com/watch?v=jzybJhZdo-o
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意見なし、の日本

2016-06-26 07:24:39 | その他
 日本の子どもたちには、政治的意見の育成という機会が与えられていない。ドイツの政治教育の報告が下記にある。

http://www.huffingtonpost.jp/2016/06/24/democracy-education-in-germany_n_10654094.html?utm_hp_ref=japan

 日本との差は大きい。政治的意見は学校教育ではないほうがよいとされ、そのまま成長していく。学校の教員も、生きた教育ではなく、教科書通りに、事項の暗記を主にしながら、淡々と授業を進める。意見なんか聞くことはない。

 かくて政治的意見をもたないまま、兆民がいう「流行」(ボクが屢々つかう「時流」)にのまれながら、政治は動く。

 テレビなどは、バカ番組がこれでもかと並ぶ。同じような顔ぶれが、無責任な放言を繰り返す。知性も教養もないテレビ番組。

 ドイツでの政治教育の末尾に、下記のような文があった。

日本人として驚きなのは、夜9時過ぎのゴールデンタイムに、毎日どこかのテレビ局でトークショーを放映していることだ。現役の大臣や識者が登場し、時事問題について内容の濃い議論を展開する。司会者が制しなければ1人の発言が延々と続き、何人もが同時に発言して収拾がつかなくなることもしばしばだ。

夫や息子と一緒にそれを見ながら引き込まれ、そのうち家族の間でも意見交換が始まっている。こうしたメディアの影響もあって、筆者も以前よりずっと政治を身近に感じ、議論にも参加するようになった。政治が「自分ごと」になれば、民主主義を尊重する気持ちも強まるはずだ。


 
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幻想の「アベノミクス」

2016-06-25 16:09:58 | その他
 ウソを繰り返し語る安倍。アベノミクスなんか、全く幻想。

http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/f61382027ab5b10b51b7799b21547507
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赤城乳業の《ガリガリ君コンポタージュ味》を政治資金で購入する安倍という人

2016-06-25 16:04:40 | その他
 舛添を批判できない安倍首相。

http://lite-ra.com/2016/06/post-2368.html
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Brexit EU離脱のニュース

2016-06-25 11:03:19 | その他
 Brexitという単語が、BBCのHPにあった。辞書にも出ていない。ネットで調べたら、Britishとexitをくっつけたもの、つまりイギリスが出て行くことをこの一文字で表している。

 さて昨日から、このBrexit関連のニュースが飛び交い、円高や株安が報じられている。しかし、この問題は経済的な視点からのみ論じられてはなるまい。

 日本においては、経済的な視点からみるのは、他国だからある意味仕方がないが、我々はイギリスに住んでいる人々がなぜこういう選択をしたのかを考えるべきではないか。

 選択の背景には、資本の自由化がある。つまり、すでに無国籍となりつつある企業が、どこに工場をつくれば儲かるか、労働力をどう調達するかなど、企業利益最大化のための自由化がそれぞれの域内で行われてきた。EUでは、その結果、ドイツの企業がもっともその恩恵を受けてきた。現在のEUは、ナチス政権の誕生を後押ししたドイツ資本家たちの野望が実現している体制なのだ。

 そしてイギリスのその経済は、他国のカネが取引される金融市場としての役割を果たしている。そしてすでにイギリスの第二次産業は、他国発の無国籍の企業によって運営されている。たとえば自動車産業。ロールスロイス、MINIは、ドイツのBMW系列、ジャガー、ランドローバーはインドのタタ系列というように。

 問題は、こうした経済状況の中、自由化政策により、イギリスの住民たちの生活がどのように変化してきたかという視点から、今回の国民投票の結果を見つめるべきだということだ。

 この問題を考えるときのスタート地点は、サッチャー政権である。この政権が新自由主義的政策を強引に推進し、その路線は今も健在である。その中で、日本やそのほかの国々と同様に、格差は拡大の一途をたどってきた。

 EUから離脱するという選択は、おそらくそうした新自由主義的経済政策に対するイギリス国民の抗議という側面もあるのだと思う。だとするなら、離脱した後、イギリス国民の生活をどのようにしていくのか、その青写真をつくる必要がある。それは、新自由主義的経済政策に呑まれてきたイギリス経済の根本的な改造である。

 イギリス国民には、脱・新自由主義的経済を進めてほしいと思う。しかしそれはきわめて困難な道だ。無国籍の大企業の利益を代弁する世界の国家(政府)が、イギリスにどう対応していくか。

 注視し続けなければならない。

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安倍政権のカルト化

2016-06-25 00:25:27 | その他
 幼い頃から「生長の家」の影響を受けて育った稲田朋美。

 彼女の発言が、今脚光を浴びている。

http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-7025.html

 「戦争は人間の霊魂進化にとって最高の宗教的行事」

 「私は国民の生活が大事なんて政治は間違っていると思います」



 こういうことを公然と語る女性は、カルト教団のメンバーだ。確かオウム真理教もそんなことを言っていた。

 
 
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府中市美術館の今後

2016-06-24 21:18:41 | その他
 ハフィントンポストで、異様なニュースを読んだ。

http://www.huffingtonpost.jp/2016/06/24/fuchu-city-museum_n_10649962.html?utm_hp_ref=japan

 美術は、美術である。いかなる画家が、いかなる題材で、いかなる方法で描いたか、それはあらゆる束縛や評価を超えて自立的に存在し続けるのである。

 府中市美術館の「上の方」の人が、もしその画家の個々の絵画を自立した作品としてみず、画家の属性や題材を考慮して、政治的にふるまうことになったら、美術作品はそこで殺されることとなる。

 絵画を殺す権限は、誰にもない。

 殺すという事態がおこるとき、そこは全体主義的な場であることを証明する。

 府中市は、全体主義的な都市か。

 ヒトラーも、絵画を統制した。歴史に学べ!
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「時流」はどこへ流れるか

2016-06-24 20:29:17 | その他
 中江兆民の論説に「流行の論」がある。日本人は、流行に流されてしまうと、兆民は1888年に記しているのだ。

「顧(おも)ふに流行なる者は極て平穏なる専制者なり。極て勢力ある先導者なり。一たびこの勢力ある先導者が社会熱閙(=騒がしい社会)の区域に降臨し来るときは、主宰なき脳髄を持し指針なき智慧を持する浮虚軽躁(=思慮が浅く軽はずみ)の族類は勿論、その胸中すこぶる一定の意向ある者にても、何日の間にやら彼れ先導者の進む処に向ふて進み、その後に及では己れもまた疾走迅走して、かへりて他の弱行者の手を援(ひ)き腰を推し強て急行せしめて、乃ち先導者の加勢をなすに至ること往々にしてこれなり。」

 参議院議員選挙、報道では、宗教右派に革命の方向に「流行」(「時流」)は向かっているようだ。こうした「時流」を押しとどめたり、その方向を変えることは難しい。

 それもまた歴史となる。何度も何度も同じような間違いを犯して、それでも懲りない日本人。過去から学ぼうとしない歴史を忘却した民。過去の歴史の「時流」を学んで、軌道を修正する日は来るのであろうか。


 
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日本国民の右派化

2016-06-24 06:26:16 | その他
 日本国民は、すでに保守的という段階ではない。右派化、である。安倍政権は、特定の右派系宗教勢力の方針に牛耳られているため、またマスメディアもその安倍政権に追従しているため、安倍政権の方針がすっと国民のなかに入るのである。

 これでは、普遍性をもった現在の憲法から、特殊「日本右派」的な「憲法」ともいえないようなそういう特殊な国家へと変身していくのだろう。仕方がない、それが知性を失った日本国民の姿なのだから。

 若い人々が選挙権をもつわけだが、彼らは本も新聞も読まない。したがって、まったく知性的ではない人々が選挙に参加するのであるから、安倍政権を支持するのは仕方がないだろう。非知性で共通する。

 http://lite-ra.com/2016/06/post-2364.html
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「まづろわぬ民」

2016-06-23 22:51:05 | その他
 とうほぐまづりオールスターズの「まづろわぬ民」のCDが到着した。

 古代の王権が誕生してからずっと虐げられてきた民、大和王権から「まつろわぬ」(服従しない)民=蝦夷(えみし)として攻撃され、そして日本の近代化の過程で、天皇制国家に楯突き、服属しなかったということから、ふたたび差別のなかにおかれた「とうほぐ」。

 この音楽は、そうした「とうほぐ」の民が、「まつろわぬ」として攻撃された民が、「まづろわぬ」民としての自覚を音楽にして奔出させたもの、という気がした。

 だからすぐにAmazonで購入。

 しかしこれはCDで音楽だけ聴く、のではなく、実際のライブで見、聴きたい。少なくともDVDがいい。

 「まづろわぬ民」というこの音楽、聴くだけで元気が出、そして「まづろわぬ」(支配されない)自信や力が湧き上がってくる。

 そごを越えで行げ
 越えで越えで越えで行げ


 「まづえろわぬ民」の末尾のフレーズだ。

 昨日も紹介したが、以下のサイトで見、そして聴ける。

 https://www.youtube.com/watch?v=9Tu3R3uwPRE
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早く見ないと消されるかも

2016-06-23 15:39:17 | その他
 自民党の宣伝じゃないよ。

https://www.youtube.com/watch?v=Z-rVuBynhso
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沖縄戦のトラウマ

2016-06-22 23:46:22 | その他
 荻上チキのSession22、今日の特集は沖縄戦体験者のトラウマであった。トラウマをもった高齢者の治療に当たった蟻塚亮二さんのインタビューであった。

 戦後70年以上経過しても、激戦の記憶が心や体によみがえる。そのよみがえった記憶は、心と体の奥底から痛みをよび起こす。聞いていて、その事実の重さに圧倒された。

 蟻塚さんは大月書店から、『沖縄戦と心の傷: トラウマ診療の現場から』という本を出している。読まなければならないと思った。

 Amazonのこの本の評価をみたら、5。その評価に書かれていた文も、重い文だった。

 以前、NHKがETV特集で、この問題をとりあげていたが、今一度この問題を凝視しなければならないと思った。

 蟻塚さんが話しているビデオは、下記のサイトにある。

http://jp.vice.com/others/okinawa-2015-episode-7

 6月23日は、沖縄慰霊の日。沖縄に思いをはせる日である。
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右派革命をめざす安倍政権

2016-06-22 22:36:22 | その他
 右派宗教勢力と共に、日本で革命を起こそうとしている人々。その目的は、日本国憲法の三原則、国民主権、基本邸人権の尊重、平和主義、これをなくすこと、これが目的なのだと公然と話している。

 このサイト。「明治憲法復元」をめざすもと生長の家の信者たちが中心となっている「日本会議」に関係している政治家が、本音を公然と話している。

http://matome.naver.jp/odai/2146647747327851701
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