心の扉 神戸カウンセリング花時計

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子孫繁栄

2023年12月01日 | 雑感・愚見

 

西暦14年 ローマ皇帝ティベリウスは、

死刑に値する罪を犯した女性が処女だった場合には

死刑に処することを禁じました。

 

死刑の代わりに犯人の女性を公衆の面前で

死刑執行人に犯させて辱めを受けさせました。

 

 

これって未成年者の女性を死刑に処することは

酷だとする考えからなのでしょうか?

だとするとその部分に関しては理解出来そうですが

その代わりの処し方が、かなりぶっ飛んでいる………

 

ちなみに皇帝ティベリウスは、

イエス・キリストが世に出て刑死した時の

ローマ皇帝になります。

 

 

また中世のヨーロッパでは、妻を失った男が、

その妻の姉妹と結婚する(ソロレート婚)

夫を失った妻が、夫の兄弟と結婚する(レビラト婚)

教会法で禁じていました。

 

この法律がイギリス議会が廃止されたのは

なんと1907年になってからのことでしたが、

イギリス国内では、ソロレート婚もレビラト婚

レアケースだったので議会で取り上げられることが

なかったのかも知れません。

 

似ているけれども大きく違うのが

近親婚(三親等内の傍系血族間での結婚)は、

現在の日本においては婚姻届けは受理されず、

謝って受理されたとしても後に取り消されます。

 

ではあるのですが近親相姦については、

いくつかの議論はあったようで

成人同士の場合は合意の上の行為であれば

罰則は必要ないとして

日本などでは撤廃されているようです。

 

近親婚が法律で認められていない理由として

広く言われているのが近親婚によって生まれた子供に

先天性の病気や障害が起きやすくなること。

 

近親相姦によって子供が出来た場合は、

二人の婚姻が法的に認められることはないですが

戸籍には非嫡出子として記載することになるようですね。

 

 

近親相姦については、特に誰かに教え込まれなくても

家族内の異性に対して性の対象となったり

恋愛感情を持たないと思われるのですが

世界は広いので例外はあるようです。

 

また離婚によって幼い頃に引き離された二人が

偶然に出会い兄弟だと気が付かないまま

恋に陥るというような残酷な運命と言うのか

悲劇と言うのか漫画や小説のような話もあるようなので

 

近親相姦を防ぐ機能のようなものは

血縁に反応する本能的なものというよりも

幼児の頃より一緒に暮らし成長してきた場合に

何らかのスイッチが入ると考えた方が自然かな。

 

細胞が分裂して気の遠くなるような時間が流れるなかで

設計図を練り直し練り直して出来ているのが私達ですが

血縁に完璧に反応するような機能を備えるに至っておらず

その点に関して私達は、まだまだ完全態ではないようです。

 

もし完全態となっているのだとしたら

近親相姦による起きる害の確率がかなり低く

生物として許容しているから

血縁に反応する機能を有していない可能性も。

 

いつかは完全態の最終形態に届くのだと思うのですが、

それまでの不完全態ゆえに生み出される

能力の違いや容姿の違いや好みの違いや性格の違い等々、

個人の違いの面白さを楽しみたいものです。

 

 

 

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