心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

兵庫県 明石市立 天文科学館展望台

2023年01月31日 | 名所巡り(兵庫)

 

今日最後の訪問場所は、

明石市立天文科学館展望台です。

 

子供の頃より知っていたし、車窓から見てもいたし、

どう言う所なのか興味もあったのですが

今の今まで訪れたことがなくて

今回が生涯で初めての訪問となんですよね。

 

 

 

明石市立天文科学館展望台

 

 

 

明石市立天文科学館展望台1F ステンドグラス

 

天文科学館の全てをじっくり見て回るのは

なかなかの時間を要しそうなので

今回は、プラネタリウムと展望台からの眺望だけにします。

 

 

 

明石市立天文科学館展望台2F プラネタリウム

 

何と何と本日のプラネタリウムは、

天候の所為なのか何なのか私一人の貸し切り状態。

贅沢気分、殿様気分。

こんなの良いんでしょうか?良いんです!

 

プラネタリウムを観賞するのは、生涯で2度目。

生涯初のプラネタリウムは、東京のどこか。

 

 

 

 

明石天文科学館のプラネタリウムは、

カールツァイス・イエナ社製で

日本で現在活躍しているものとして最も古く

 

2012年には、稼働期間の長さが日本一

世界でも第5位となったそうです。

2015年には、1960年の開館日の稼働から

20,000日に到達したとのことです。

 

 

 

プラネタリウム内部

 

明石市立天文科学館のプラネタリウム館内は、

東京で見たそれよりも規模が大きくて

館内の中央には、映画『ターミネーター』に登場しても

違和感がなさそうな投射機が設置されていました。

 

薄暗い館内の灯りがさらに落されて

プラネタリウムは、

太陽が西の空へと沈む様子から始まりました。

 

 

 

 

天文にそこまで興味がある訳じゃない私ですが

心地良いナレーターの声と音楽を聞きながら

天井に投射された星々を眺めていると

感動したとまでは言いませんが、

緩やかな心地良さに浸ることが出来ました。

 

投射機は設置しないとしても、ここまで大きくないにしても

自宅にドーム型の天井に星々が煌めく部屋が一つあれば

最高でしょう。とにかく良い時間でした。

 

 

 

明石市立天文科学館展望台 エレベーター

 

子供の頃、時折二階の屋根に登って

屋根瓦の上で寝そべって

星空を眺めていたことがあります。

 

視界には、星々しか入らず

まるで宇宙に浮かんでいるような感覚となるのが

良かったのですが、没入し過ぎると

宇宙に吸い込まれてしまいそうな感覚となり

うわっと怖くなって我に戻り、

また眺めるを繰り返していたことを思い出しました。

 

プラネタリウムを楽しんだ後は、

このエレベーターで展望台に向かいます。

 

 

 

エレベーター内部

 

エレベーターの中にも小さなプラネタリウム。

 

 

 

明石市立天文科学館展望台 眺望

 

エレベーターの扉が開くと、そこはもう天上界。

目の前に素晴らしい眺望が現れます。

私は、高所が苦手なのに、

こういった眺望を見るのが好きなんですよね。

 

 

 

明石市立天文科学館展望台 子午線表記

 

 

 

 

日本標準時の基準となる

子午線135の真上に立って一句。

子午線や ああ子午線や 子午線や

 

でもこれ標示を見る限り淡路島も通っているよね。

淡路島は、明石ほど標準時の子午線135を

前面に押し出していなかったような。

 

 

 

明石海峡大橋方面(南側)の眺望

 

 

 

明石駅方面(西側)の眺望

 

窓際に近づくと真下を観れるのですが

背中のぞわぞわが止まらなくなります。

 

きっとダーウィンは言うでしょう。

その背中のぞわぞわ感を何世代にも渡り感じ続けたら

人は進化して背中に羽が生えることを示していると。

 

 

 

 

肉眼では明石城が小さく見えるのですが

写真では拡大しなければ見えませんね。

 

 

 

北側の眺望

 

 

 

 

明石市立 天文科学館展望台の高さは、54m。

神戸ポートタワーは、高さ108m。

下から見る限りでは、あまり変わらないように感じましたが、

ポートタワーは、デカかった。

 

 

 

 

生まれて初めて訪れた明石市立天文科学館。

プラネタリウムと展望台の眺望は

思ってた以上に楽しむことが出来るので

なかなかのデートスポットになりそうです。

 

神戸に帰ろうと思ったのですが、

受付の方から国内最初の子午線135の標識があると

教えて頂いたので立ち寄ってみることに。

 

 

 

明石市 大日本中央標準時子午線通過地識標

 

1910年に明石郡小学校長会の先生らが

資金を捻出して兵庫県明石市天文町に建立したもので

国内最初の日本標準時の基準となる子午線の標識になります。

 

 

 

明石市 人丸前駅近くマンホール

 

 

 

山陽電鉄 人丸前駅ホーム

 

積もっていた雪が溶けて子午線がはっきり。

 

 

 

明石城

 

時刻はお昼過ぎでまだまだ陽は高いですが

明石城は、以前に訪れたので立ち寄らずに帰ります。

 

明石市立天文科学館、雲晴寺、月照寺は、

何年も前から私の訪問リストにはあったものの

明石は近くて予算も数千円握りしめて

いつでも行ける場所なので私の中では

優先順位が高くなく後回しになっていましたが

今回、ようやく行くことが出来ました。

 

今回も私の趣味にお付き合い下さり

ありがとうございます。

次回の名所巡りの際も楽しくお付き合い頂けたら

嬉しく思います。

 

 

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兵庫県明石市 雲晴寺・月照寺・柿本神社

2023年01月30日 | 名所巡り(兵庫)

 

本場の『たまご焼き』を堪能した次の日、

朝一で窓を開けると大寒波の影響で

我が街、神戸にも少し雪が積もっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪国の方々は、大雪で大変だと思いますが

関西の街中に雪が積もっても

多くの場合は、靴が隠れるかどうかまで。

 

我が街がこうなら京都は間違いないと

雪を纏った金閣寺と妙満寺の雪の庭を観賞しようと

昨日に引き続き何の下調べもせずに出発。

 

ところが、ところが、ところがどっこい。

線路は続くよ どこまでも♬ の影響なんでしょうけど

運転取り止めに、電車遅れも激しい様子。

 

 

 

兵庫駅前 交差点

 

このような今日の交通事情を考えると

神戸と京都の往復をするには相当骨が折れそうなので

京都行きを断念することにして

昨日に引き続いて明石へと舵を切ることに。

 

 

 

兵庫駅前 ロータリー

 

兵庫駅の朝のホームの運航表示板には

遅延120分とか100分の電光文字が並び、

構内のアナウンスも大災害に見舞われたかのようで、

おらが街の積雪の状況との不一致感が甚だしい。

 

こんな日は部屋で大人しくが本筋だけれども

昨日からお出かけ気分を止める気になれず、

近くの明石なら電車のダイヤが少々荒れていても

何とでもなるだろうと

考えなのか願望なのかを巡らせていたら

タイミング良くやって来た普通列車に乗車。

 

 

 

明石市 人丸前駅

 

JR明石駅で山陽電車に乗り換えて

一つ隣の人丸前駅で下車。

人丸前駅までは歩ける距離ではあるのですが

山陽電車を利用したのには理由があります。

 

明石は、日本の時刻の基準となる

東経135度子午線が通る「日本標準時の街」で、

人丸前駅ホームには、

日本の駅では唯一の子午線標識が描かれています。

 

 

 

人丸前駅 子午線標示

 

子午線標示を覆っていた雪を、

足で払い除けて払い除けて、

スッテンコロリンとならぬよう注意しながら

うんしょと足で払い除けて、ご対面。

 

そして、人丸前駅は、

明石市立天文科学館の最寄り駅でもあります。

 

 

 

明石市立天文科学館展望台と長寿院山門

 

明石天文科学館を訪れるのは、

後回しにして長寿院にも立ち寄らずに

凍てつく寒さのなかえっちらおっちらと

まず最初に訪れたのが雲晴寺。

 

 

 

明石市 曹洞宗月江山 雲晴寺

 

仁王門には、立派な仁王様の石像がありました。

石像の仁王像って珍しいかも。

 

木像と比べて耐用年数も長くなりそうだし、

維持管理のことを考えてというよりも

阪神淡路大震災が関係しているのじゃないかと。

 

 

 

雲晴寺 お地蔵さん

 

雲晴寺(うんせいじ)は

1639年に明石藩主の大久保忠職公とその姉が

南総里見八犬伝のモデルとなった里見忠義公を弔うために

伽藍を整備し寺領を増やしました。

 

 

 

雲晴寺 本堂

 

南総里見八犬伝は、いつだったか随分と前になりますが

NHKで放送された人形劇が大人気となったので

私の世代の人には良く知られた物語です。

 

 

 

 

南総里見八犬伝のモデルとなった人の供養塔があると知り、

これはもう一度位は訪れておこうと思っていたんですよね。

 

 

 

 

その他にも復元された宮本武蔵作の庭があります。

 

雲晴寺は、1945年の大空襲によって

山門を残して全焼し、

宮本武蔵作の庭も戦後復興の過程で埋められました。

 

2003年の本堂建設に伴う発掘調査によって

庭園の池の一部と『護岸を伴う島』の一部、

その島へ渡る為の石橋が確認されたことで

元の宮本武蔵が作庭した一部の庭が復元されています。

 

 

 

雲晴寺 永代供養墓

 

ここで早くも1つ目のバッテリーがアウト!

早い。早すぎる。

少し前から蓄電能力の限界に到達している兆候があって

買い替えとなれば少なくない出費となるので

かなり痛いんですよね。

 

 

 

雲晴寺 宮本武蔵作庭・幸運稲荷堂

 

ここが復元された宮本武蔵が作庭したと伝わるもので、

見ての通り復元された庭は一部も一部で池の周辺だけ。

こんなに一部とは思っていなかったので

案内板がなければ絶対に見過ごしてしまいます。

 

庭とも思えない庭ではあるのですが

私が眺めているのと同じ場所を

作庭過程で宮本武蔵も眺めていたはずと思えば

まあ感慨深くなります。

 

 

 

雲晴寺 里見忠義公供養塔

 

こちらは想像していた以上に立派なお墓でした。

 

京都・等持院の足利尊氏公のお墓、

せめてこれ位のお墓であっても良いように思うのですが

成し遂げたことと比べてお墓が小さ過ぎることに

何で感が今も消えずにいます。

 

 

 

明石市 柿本神社 西鳥居

 

次に訪れたのが亀の水

柿本神社の西鳥居の石段の手前右横にあります。

 

亀の水は、人丸山から湧き出る霊水で

『長寿の水』とも言われる播磨三名水の一つで、

手水鉢は常陸の国の飯塚喜兵衛宣政氏が寄進したもの。

 

 

 

亀の水

 

京都の松尾大社の名水『亀の井』の亀の像は、

亀らしい亀でしたが、

こちらの方は、龍と亀が合体した姿にも見えますし、

北の方角を守護する水神の玄武のように見えます。

 

 

 

 

手杓で一口飲んでみようと思ったのですが

今日のような寒い日に霊水の冷水を飲むのは、

れいすいに考え・・・冷静に考えるとちょっとね。

 

 

 

柿本神社 参道石段

 

この参道は、明石公園~文化博物館~妙見社~月照寺~

~明石天文科学館を結ぶ「時の道」と名付けられた

約2㎞の散歩道の一部になっています。

 

 

 

 

 

 

 

参道の石段を登り切ると目的地の一つ

人丸山 月照寺があります。

 

 

 

明石市 人丸山月照寺 山門

 

月照寺は、明石城の本丸跡にあった寺院で

平安時代初期の811年に空海によって創建されました。

つまりは月照寺のあった場所に明石城が築城された?

 

月照寺の山門明石市指定文化財)は、

1618年に徳川秀忠から伏見城の薬医門を拝領して

明石城の切手門として活用されていましたが

明治時代の廃城令によって明石城が廃城になり

1873年に月照寺の山門として移築されました。

 

 

 

 

現在の月照寺の山門は、阪神淡路大震災で倒壊した山門を

元の木材を出来るだけ使用し組み直し復元されたものらしい。

でも復元と言うよりも木材に年代物感もあるので

修復されたと言う方がぴったりくる感じ。

 

 

 

明石市 月照寺 境内

 

 

 

 

月照寺の山門を潜った所に有る二つの観音像は、

人丸観音像とふれ愛観音像。

 

 

 

 

今日、妙満寺の雪の庭を観賞することを断念しましたが

ここ明石で雪化粧をした庭園と出会えたのは嬉しい限り。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月照寺 鐘楼と八房の梅

 

赤穂四十七士の一人、間瀬久太夫正明が

大石内蔵助良雄と共に月照寺を参詣して

素願の成就を祈り持参の鉢植えの梅を手植えしました。

 

本堂正面、鐘楼横に手植えされたこの梅は、

一つの花に八つの実がなることから

『八房の梅』と名付けられています。

 

 

 

 

 

 

月照寺 本堂

 

 

 

明石市 柿本神社 山門

 

以前は、月照寺と隣接する柿本神社は一つでしたが

明治の神仏分離令によって別の宗教法人となりました。

 

以前の神仏習合の名残なのでしょうか、

柿本神社の表門の名称は、神門か随神門だと思ったら

山門と表記されていました。

 

 

 

柿本神社 随神像

 

 

 

 

 

 

柿本神社 五社稲荷神社

 

 

 

柿本神社 手水鉢

 

ここの亀の像も、亀の水と同じ感じ。

もう普通の亀じゃないっしょ。

 

 

 

柿本神社 亀の碑

 

 

 

柿本神社 拝殿

 

 

 

 

 

 

柿本神社 狛犬

 

柿本神社拝殿前にある石造りの狛犬と獅子の台座には、

1754年の銘があり現存する石造狛犬としては

明石市内に限らず播磨でも最古の作で

昭和58年に明石市指定文化財となりました。

 

 

 

柿本神社 獅子

 

名工が製作した狛犬かどうは置いておいて

京都の上御霊神社の狛犬もそうでしたが

古い狛犬の頭には角があったりして

何とも言えない味わいがあるんですよね。

 

 

 

 

心より二礼、二拍手、一礼。

 

いつも同じ願い事は、

私個人の行いでは蝶の羽ばたき程度なので

大きな足らずを神様にお願いしています。

 

 

 

柿本神社 山門と眺望

 

 

 

明石市立天文科学館展望台と子午線標示柱

 

柿本神社の表門の前にある子午線標示柱(とんぼの標識)は、

高さが約7m、鉄柱の直径は15㎝、

上部のカゴ状の球は、地球を表し、

『あきつ島』(日本の異名)を象徴したトンボが乗っています。

 

 

 

 

 

 

柿本神社山門前 眺望

 

天候が良くなって気温があがり

降り積もった雪が解けて

帰る頃には、ダイヤの乱れも良くなることを願いつつ、

今日、最後の目的地へと向かいます。

 

 

 

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兵庫県 明石市 たまご焼き

2023年01月29日 | 名所巡り(兵庫)

 

この場所には何も無い。誰もいない。

遠くに見える明石海峡大橋と新旧の灯台だけが

私の眼を楽しまさせてくれる。

 

 

 

兵庫県 明石港

旧波門崎燈籠堂(明石港旧灯台)

 

マヤ文明の遺跡のような形をしている

明石港の旧波門崎燈籠堂(明石港旧灯台)は、

1653年頃に

5代藩主の松平忠国によって造られたもので、

設置年代は、現存する日本の旧灯台の内で

2番目に古く明石市指定文化財となっています。

 

 

 

 

昭和38年まで灯台として利用されていて

300年以上明石市の水運の発展に貢献しました。

 

 

 

コンクリート製燈籠部

 

昭和28年に造られた

旧波門崎燈籠堂のコンクリート製燈籠部は、

昭和28年に造られたもので

燈籠上部に付けられた電気照明具は、

緑色の灯りを放っていましたが

令和3年に石積みから切り離して

現在の位置に設置されているとのことです。

 

それ以前の木製の時には、

油紙障子に囲まれた内部で火を灯していて

灯台としての役目を終えた現在は、

上部を元の木製に戻したものが保存されています。

 

 

 

 

今日も明石港に陽が登った。

私に間違いが無ければ、

この場所で見る99回目の朝日だ。

 

雨の日も、風の強い日も、雪が降っても座り続け、

何度も涙が滴り落ち、寒さに身体は凍り付き、

もう眠る気力さえも失ってしまった。

 

このようなこともあと一日、

今日、西の空に太陽が沈み、明日、東の空から昇ると

約束の100日目となる。

 

 

 

 

100日間、この場所から動かずにいると

あの美しい女性は、私のものになってくれると

私に約束をしてくれた。

 

明日の最後日、どうやら天気は大荒れとなるらしい。

嫉妬した神様がそうしているのだろう。

 

 

 

 

あと一日だけ、あと一日で………

うん? 何だこの堪らなく良い匂いは?

ああ私の身体の中に容赦なく入り込んでくるぅ。

 

 

 

岩屋神社

 

恵比寿神を祀る岩屋神社は、143年に成務天皇勅命により

淡路島の岩屋より御遷となり豊漁豊作、家内安全、

商売繁盛の福の神として崇敬されています。

 

 

 

岩屋神社 恵比寿石像

 

全国に知られた明石ブランド食材の鯛。

恵比寿様も一押しの明石の鯛。

 

 

 

岩屋神社 手水舎

 

花手水に水が張られていないのは、

何て言えば良いのだろう?

 

 

 

岩屋神社 狛犬

 

境内に入った途端にあれだけ吹いていた風が

ピタッと止んだのが不思議。

今日この時の岩屋神社の境内には、

一人の女性と狛犬と、そして私だけ。

 

 

 

岩屋神社 拝殿

 

心からの二礼、二拍、一礼。

願い事は、いつもと同じ。

『世界に愛が溢れますように。』

信じるか信じないかは、あなた次第。

 

 

 

末社 七社

 

拝殿、本殿の裏側には、境内七社。

 

 

 

岩屋神社 小鳥居

 

 

 

岩屋神社 大国社

 

あの堪らなく良い匂いの源は、岩屋神社ではないようだ。

もっと先から漂ってきている。

私を惑わし魅了する匂いの正体は………

 

 

 

明石焼き(たまご焼き)『ふなまち』

 

ここだったのかあ。

 

明石駅から離れた場所にあるにも関わらず

明石の地元民が選ぶ人気ランキング投票

1位の席が指定席かのようになっている

明石名物のたまご焼き『ふなまち』

 

私が訪れたのが開店時間直ぐにも関わらず

お店の前に置かれている椅子に

順番を待つ3名の女性が座っていました。

 

明石のたまご焼きの誕生は、明治の頃、

大阪のたこ焼き誕生は、昭和になってなので

どっちが先かとなると明石のたまご焼き。

 

大阪のたこ焼きは、たまご焼きをヒントにして

生地の中にタコを入れたようですが

明石のたまご焼きがタコ焼きのルーツかと言うと

これまたちょっと違ったりするようです。

 

 

 

ふなまち店内

 

店内は、想像していたよりも狭く

10人も入れば満席になりそうなので

連日わっさわっさとお客さんが押し寄せて

お店の前には行列が出来ている。

 

と言うよりも普通にお客さんが来れば

直ぐに満席になるだろうから

店外で順番待ちのお客さんがいる光景も

珍しいことではなさそうです。

 

とは言え、私が満員の店内で

たまご焼きに舌鼓を打っている最中に

お持ち帰りの予約の人が次々に来店するので

お店の人は、ひたすらたまご焼きを焼いていました。

 

 

 

ふなまち 明石焼き

 

『ふなまち』のたまご焼きは、20個で700円也。

明石駅前の魚の棚商店街にある複数のお店では、

15個で700円が多かったように思えたので

5個分のお得感が嬉しい。

 

たまご焼き(明石焼き)は、たこ焼きとは違って

基本出汁に潜らせて食べるのですが

本来のたまご焼きに付いてくる出汁の役割は、

熱々のたまご焼きを、温度の低い出汁に潜らせて

食べやすくするためのもの

 

なので昔ながらのたまご焼き店に行って

「出汁がぬるくていい加減なものを提供された。」

なんて思うのは間違いではあるのですが、

 

熱々のたまご焼きを熱い出汁に潜らせて

ほふはふと熱さに手こずりながら食べるのも

美味しいのは美味しい。

 

 

 

明石港 係留船

 

これまでたまご焼きは、明石以外の場所で

何度かたまご焼きを食べたことがあるのですが、

本場、明石で食べるのは二度目かな。

 

『ふなまち』のたまご焼きは、

柔らかいのに出汁を潜らせても崩れず

たまご感が感じられる生地で

これまで食べてきたたまご焼きとは

食感、風味も一味違っていたのは確かかな。

 

そのままのたまご焼きを出汁に潜らせて食べるのも良し。

卓上に置かれている辛ソースを少し付けて

出汁に潜らせて食べるのもまた美味しい。

 

今回、昔ながらの本場のたまご焼きを体験したことで

たまご焼きとは、こういう食べ物だの基準を持てたかなと。

 

 

 

 

少し雨がチラつき、まさかと天気予報を調べてみると

降水確率が90%。えっ90%。ええええ。

 

朝、陽の光が差していたので天気予報も調べず、

勢いのまま明石に来たのですが雨に降られ、

ずぶ濡れになって風邪を引きたくないので

今日は予定を変更して退散します。

 

京都まで出かけた場合には、

天気が悪くなったからで帰る訳にはいきませんし、

天気予報を調べずに出発することはないのですが、

明石市は、兵庫駅から思う以上に近いので

来るのもあっという間、帰るのもあっという間。

 

 

 

明石市 魚の棚商店街

 

全国でシャッター通りとなる商店街もあるなかで

明石駅南側にある『魚の棚商店街』は、活気に溢れています。

ちなみに魚の棚は『うおたな』と言うようです。

 

 

 

 

この魚の棚商店街だけでも

『たまご焼き』の看板をあげているお店が

そこら中にあるんですよね。

 

 

 

 

明石市民の押しは、明石城よりも子午線よりも

『たまご焼き』なのだろうか。

 

今回、訪れた『ふなまち』以外にも

魚の棚商店街に2店舗、明石駅から数駅離れた所に1店舗、

気になるお店があるので

また機会が有れば訪れてみようと思っています。

 

 

 

 

今日の遅くに大寒波がやって来るとのことで

雪が降るかどうかになりますが、

タイミング良く明日も自由な時間が取れるので

一度は観ておきたい雪化粧した金閣寺

雪を纏った妙満寺の雪の庭の観賞をするために

京都に行ってみようかと思っとります。

 

 

 

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超速の逮捕劇

2023年01月27日 | 雑感・愚見

 

2004年 東京江東区の郵便局に押し入った男が

局員に「どろぼうー!」と叫ばれたことで

一目散に逃亡しました。

 

丁度その時に近くの銀行で強盗訓練をしていた

城東署員が即応して現行犯逮捕となったのですが

犯人の男が郵便局から逃走し逮捕されるまで

約3分の超速の逮捕劇となりました。

 

 

犯人の男は、銀行や郵便局に押し入る前に

十分下調べをして予行練習も繰り返し、

犯行に及んだと思いますが

警察署員らの強盗の訓練の予定までは

調べがついてなかったようですね。

 

物事には予想外の出来事がつきものとは言え、

銀行の支店での銀行強盗訓練って

年にどれ位の頻度で行われているのか知りませんが、

犯人の男にとっては、

想定外も想定外の出来事だったでしょうね。

 

 

良く駄目なことは失敗することではなくて

失敗を恐れて何もしないことなんて言われますが、

失敗した際の代償が大きく、

しかも勝算が高くないような場合に

ドヤ顔で失敗を恐れずになんて言えないですよね。

 

誤答しても少しの間起立していれば

再びクイズに参加できるような

パネルクイズ『アタック25』ならば

失敗した際の代償も小さくて済むし、

あれはそもそもアタックしなければ

何も始まりません。

 

何にしても事前に失敗した際のリカバリーの準備をして

代償を小さくする算段をしておくことは

アタックするのと同じ位に重要な事のように思えます。

 

 

ちなみに強盗罪は、銀行強盗のような場合だけでなく

万引きをしたことが店員に見つかり

逃走を阻もうとした店員を突き飛ばした場合にも

万引き(窃盗)から強盗へと

罪状が変わる可能性もあるようで

 

突き飛ばした店員が怪我をしたら

さらに強盗致傷罪なんて言う

凄く重そうな罪状となるやもしれません。

 

なのでただの万引きだからと軽く考えて

発覚した際に往生際が悪いと

起訴された際の罪状がどんどんと重くなって

「何でこんな大事に。」と想定外の結末になることも。

 

失敗に失敗を重ねたり、嘘に嘘を重ねたりして

事態や立場をどんどん悪くすることのないように

したいものです。

 

 

 

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時限爆弾?

2023年01月25日 | 雑感・愚見

 

2005年 ドイツのハイルブロンの郵便局で

変な音がする不審な小包が見つかり大騒ぎになりました。

 

通報により駆け付けた警察が小包を調べた結果、

電子オムツの濡れると感知するブザーが

故障していたとのことです。

 

 

どういう仕組みか分かりませんが、

電池のいらない感知センサー付きオムツがあるようで

排泄があると介護施設の管理室やナースステーションに

信号が送られるそうです。

 

これによって定期的に見回り確認することが

必要でなくなることで

介護職員の負担や介護される人の睡眠を

無用に妨げなくなる利点があるとのことです。

 

介護経験がない素人目線になりますが

それまでは決められた時間の巡回で

担当介護者の全員の排泄を確認することと、

1回1回のランダムな信号に動かされることになるので

体力的な負担は軽くなりそうですが、

精神的な負担は、どちらが大きくなるののか、

 

でもまあこれは、実際に介護に関わっている

現場の方々の感想次第ですね。

しかし本当に物騒な世の中になったものだなと。

 

一部の過激派によるテロ行為があったお陰で

小包の中から音がすると爆弾かと

警察や軍隊の爆弾処理班が出動せざる得なくなり、

 

日本では、ある宗教団体がしでかした

サリン散布があって以来、

電車内で異臭がすると防護服を着た特殊チームが

出動せざる得なくなったりと

 

また全く護れていない感もありますが

公共の電波での発信は、

色々な意見を平等にの規則があるように

 

発信した情報で不安や憎しみを広げたなら

人々が笑顔や優しくなれるような情報を

6対4とか7対3かの割合で

発信しなければならない的な規則が

有っても良いのじゃないかと思ったりもします。

 

汝の隣人を愛せよとは言いませんが

汝を蹂躙するような人達が出現することを

少しは減らせるような気もするんですよね。

 

 

 

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麻薬探知犬

2023年01月23日 | 雑感・愚見

 

2018年 

コロンビアで麻薬組織が、ある一匹の麻薬探知犬に

約770万円の懸賞金をかけたことが判明し、

警察は犬に付き添うようにして警戒にあたりました。

 

この麻薬探知犬は、多大な貢献をしていて

9tのコカインの押収に繋がっているとのことです。

 

 

麻薬組織が一匹の犬をターゲットにして

高額な懸賞金を出す位なので

他の麻薬探知犬と比べても

すこぶる優秀な麻薬探知犬なのでしょうね。

 

人間は、80%の情報を視覚に頼っているらしいのですが

犬の嗅覚は、犬種によって違いはあるものの

人間と比べると1000倍から1億倍も優れていて

視覚が10~20%、聴覚が30%、そして、臭覚が40%で、

情報量は、臭覚からが最も多いようです。

 

そのような圧倒的な臭覚を活用してもらうことで

私達人間は、色々なことで助けてもらっています。

 

〇行方不明者の探索 〇犯人の逃亡経路探索、

〇隠れている犯人を探索、〇災害救助

〇シロアリ探知 〇癌の早期発見 〇トリュフ探知

〇検疫探知 〇ガソリン探知

そして、麻薬組織が頭を抱えた麻薬探知等。

 

そんな犬達の中でも

特に臭覚が優れているとされているのが

 

〇ブラッドハウンドドッグ

犬の中で最大級の3億個の臭覚受容体を持っています。

〇ビーグル

ブラッドハウンドドッグの血統を加えられた犬で

臭覚受容体が2.25億個を持っています。

〇シェパード

臭覚受容体が、ビーグルと同じ2.25億個持っています。

 

『犬って臭覚が優れているのだから

犬の近くで屁をこく行為なんて

かなりの虐待行為になるだろうから

絶対にしないようにしている。』

とある奴が言っていました。

 

昔、あるテレビ番組で見たのですが

寝ている猫の鼻の前に餌を近づけると

猫は目を覚まして

 

犬の臭覚は、猫より遥かに優れた臭覚を持っていながら

寝ている犬の前に餌を近づけても

なにも反応せずにスヤスヤと寝ている様子を見たことから

 

完全に私見ではあるのですが

犬って臭覚のセンサーボリュームを

上げたり下げたりする能力があると思っているので

近くでオナラをこいても迷惑行為程度でしょうと

勝手に思っています。

 

これは私達人間も何かの時に

必要な五感に意識を集中させると

普段の状態なら見過ごすようなものでも

捉えやすくなるし、

また逆に重要ではないと思うものを

除外する能力と同じようなものじゃないでしょうか。

 

知ったり、目にしたり、耳にしたり、

得た情報を上手に処理したり、

自分の役にならないようなものは、

知らない、目にしない、耳にしないに限ると

日光東照宮の三猿が教えてくれています。

 

 

 

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家事の対価

2023年01月21日 | 雑感・愚見

 

2021年に中国の民法が改正され、

離婚した元配偶者がより多くの家事を担っていた場合、

その報酬を請求する権利を認めました。

 

そして2021年2月 

法改正後に行われた初の裁判で

元夫に対して結婚生活5年間の家事の対価として

元妻に約80万円を支払うように命じました。

 

この判決について

中国国内で激しい議論が起きたようです。

 

 

また

2021年の1月にポルトガルでも

ある女性が元夫に対して

結婚生活30年間の家事労働代として

約3,100万円を求める訴訟を起こしました。

 

裁判所は、元夫に対して

約780万円の支払いを命じる判決を下しました。

 

 

えっ長年一緒に暮らしていたのは

妻だと思っていたけれど、実は家政婦だったとは。

 

そんな細かなことを言うならばと

結婚生活で夫はストレスの塗れて一生懸命働き稼ぎ

妻と家庭を庇護し擁護してきた分も

金銭に変換しろとの声が出てきたりして

ただでさえ厄介な離婚が、

さらにややこしくなりそうな気もします。

 

このようなことが一般的になりさらに

夜の御伴の分、晩酌に付き合ってあげた分、

会話をして楽しまさせてやった分、

お出かけに付き合ってやった分と

どんどんエスカレートしていったりして。

 

未来の結婚は、細かなことを取り決めて

契約を結んだ二人が、それぞれの役割を

果たしていく感じになりそうで悲しい。

 

愛とか夢のような甘い関係、浪漫等は、

アマチュアの付き合いの時に楽しむもので

国家公認される結婚には、

持ち込むなと言われている感じがして

結婚ってなんなのか分からなくなりそう。

 

日本の場合で考えてみると

確か離婚の際に受けとる権利があるとされているのが

〇慰謝料 〇財産分与 〇養育費

のような感じでしょうか。

 

〇慰謝料は、

酷いことをされた側が請求するもので

離婚の際に女性側が貰えるとは限らないので

性格の不一致が理由であるなら難しくなるとのこと。

 

〇財産分与は、

婚姻期間に夫婦で形成し維持してきた財産を

それぞれの貢献度に応じて分けるものなので

結婚前に所有していた財産は関係ありません。

 

〇養育費は、

離婚後に二人の子供を養育、監護していない親が

養育、監護している親に対して

子供が自立するまで支払う金額。

 

中国とポルトガルの家事の対価として

考えることについては

日本の場合は、財産分与か慰謝料の中に入りそうな………

 

奥さんの援助があってこそ

夫は、仕事に集中できることで

仕事でより良い成果も出せて収入が増加。

 

増加した収入は、二人の財産として

形成することになるので

財産分与、それで良いような気がするんですよね。

 

もしかしたら中国やポルトガルには

まさかと思いますが離婚の際に

慰謝料や財産分与という考えがなく

上の支払い命令は、

それらに準ずるものとしてだったら

分からんでもないような。

 

とにかく結婚生活の愛、甘い甘い関係、浪漫を

法律がぶち壊すのは大反対で

これが当たり前になると結婚に躊躇する人が

増えていきそうな気がします。

 

数百年後も数千年後も

結婚には、愛はあるんやでぇ~

言えるものであって欲しいなあ。

 

 

 

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セクハラ裁判

2023年01月18日 | 雑感・愚見

 

1992年(平成3年)福岡地裁は、

被告の男が原告の女性に性的な嫌がらせをしたことは

民法709条の不法行為にあたるとして

慰謝料150万円の支払いを命じました。

 

この裁判が日本で最初のセクハラ裁判と言われいます。

 

 

原告の女性は、

大学卒業後に小さな出版社に入社し

直ぐに編集長の穴埋めをするまでになった頃に

活躍するにつれて大学の先輩だった編集長から

嫌がらせが始まったそうです。

 

原告の女性への性的な中傷は2年半の長きに渡り

精神的に限界を感じて親会社の社長や

会社の専務に個別に相談しましたが

問題は、何一つ解決しなかったどころか

退職するように通達されます。

 

納得も我慢できない仕打ちに対して

このまま流れていくことを受け入れらずに

弁護士と多くの支援者から背中を押されて

平成元年8月に元上司と会社を提訴して

日本で最初のセクシュアル・ハラスメント裁判となりました。

 

原告の女性が上司から受けた中傷は、

大学の先輩でもある上司が自分の立場を脅かすかもとの

情けなくみっともない嫉妬心や危機感からであり、

相談した会社の対応もかなり酷いので

その精神的なダメージは、かなりのものだったことでしょう。

 

ここまで個人の尊厳を蔑ろにされたら

恐れながらと御上の力を借りてでも

上司と会社に何らかの社会的な報いを

受けてもらいたくなるでしょうね。

 

ただこの裁判をきっかけに虎視眈々と

悪い奴はどこや~と生贄になる対象を探しては

ハラスメントという概念を強力な正義の剣に仕立てて

ばっさばっさと切りかかるような集団や組織には、

腹立たしく思ったりもするんですよね。

 

確かに正義の刃で切りつけていたとしても

それが正義の行動かどうかは別の話で

使いようによっては正義の刃が

只の凶器になることもあるかも知れません。

 

磨いた刃を懐に偲ばせるのも良いとは思いますが

それ以上にあらゆる邪悪を払うイージスの盾を装備する方が

やわらかな人間関係を作れような気がするんですよね。

 

 

 

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自費製作

2023年01月16日 | 雑感・愚見

 

2014年 ドミニカで誘拐し監禁している

22歳の娘の身代金を支払えと

スペインに居る父親元に連絡が入りました。

 

しかし、この事件の真相は、

歌手を志望する娘がCD製作費を捻出するために

仕組んだ狂言でした。

 

 

両親に資金援助を頼んだけれど

取りつく島もなく断られたのか、

頼んでも絶対にOKしてくれないと分かっていたのか、

頭を捻りに捻って考え出した結果が狂言。

 

娘が両親を騙そうとして失敗していますが

この娘も音楽関係者を名乗る者に

旨い言葉に騙されていなかったら良いんですけどね。

 

 

いや~君の歌は素晴らしい。絶対に売れる。

でもなあ。売れるために最初に必要なことは、

世の中に認知される必要があるんだよなあ。

 

チャンスなんてものを待っていても

いつ来るか分からないだろう。

だからチャンスってやつは、自分で作るものなんだ。

それが自主制作でCDを10万枚程製作して

勝負してみるっていうこと。

君の歌なら絶対に売れると確信しているんだけどね。

 

でもなあCDを何百万枚作成しても

自費出版で何千、何万冊と刷っても

それを勧める人達が自費製作したCDや書籍を

人の目や耳に届けられるルートや戦略を持っていて

かつ、どれだけ真剣に汗を流してくれるかどうかですよね。

 

甘言、巧言で踊らせて製作費が入金されたら

自費作成されたCDや書籍が自宅に

山の様に届けられるなんて話は、

東京にいる時に時折耳にすることがあったんですよね。

 

自費製作した作品から火がついて

人気者になるなんてことも極僅かとは言え

あるようなので何とも言えないところですが

 

詐欺や詐欺的なものに共通するのは、

どうにかしてお金を出させることなので

そんな話が出て来た時には、

お互いに十分に注意はしましょうね。

 

 

 

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うさぎ税

2023年01月15日 | 雑感・愚見

 

明治の初め、日本でウサギの珍種を競う

『兎会』と称する市が流行り投機の対象になり

それが過熱し過ぎたことで

当時の東京府は、飼育する兎の登録を義務付けて

1羽につき毎月1円の税を課しました。

 

 

『散切り頭をたたいてみれば文明開化の音がする』

 

長く続いた江戸時代から明治時代になり

西洋から日本に入ってきたものの一つがアナウサギ

 

それまで日本に生息していたノウサギとは違う

可愛らしい丸みを帯びた体形や多彩な被毛等から大流行。

 

明治時代の公務員の初任給が4円前後の頃

珍しい品種や人気の毛色の兎は、

600円の高値で取引されることもあるほど

兎への投機は過熱。

 

兎投機で破産する人、詐欺をする人、

殺人事件等が起きて社会問題化したこともあり

当時の東京府は、兎一羽に対して

月1円を課税すると共に飼育する兎の届け出も義務付け。

 

この明治の兎投機も東京府が税を課したことが

良かったのか、悪かったのか分かりませんが

兎バブルが弾けて急激に失速したようです。

 

確か電電公社の民営化を機会にだったと思いますが

日本の多くの会社や一般の人達が

株や不動産に投資して経済が活性化して

好景気となりましたが

不動産があまりにも高騰したことを

政府が問題として新たな法律を施行して

抑制した結果、バブル崩壊となり

多くの企業が倒産し経済が悪化しました。

 

これも長い目で見て良かったのか悪かったのか、

政治の失策なのか、そうでないのか、

遅かれ早かれでしかなかったのか、

まあ私には分かりません。

 

ウサギ税が課されていた期間は6年ほど、

景気は気からとも言いますが、

ウサギ税が廃止された後もウサギへの熱量は戻らず。

夢幻の如くです。

 

昔の西洋では、チューリップが投機対象となり

噂話によって一気にバブルが弾けたこともありました。

 

その火付け役が何なのか、誰なのか分かりませんが

ある対象に大勢の人を巻き込み過ぎてみれば、

あれはいったい何だったのかと思えるような

投機過熱は昔からある様ですね。

 

売れるものを沢山売るのは普通の営業マンで

道端に転がっている石をも販売出来るのが

一流の営業マンなんて言われますが、

 

人は心が奪われてしまうと

大切なことが見えなくなったり

見ようとしなくなったりするようです。

 

今は世界を見渡しても何かのきっかけや

火付け役の誰かによって夢幻如くの対象に

過熱させられているようなものは無さ………

ふと浮かんだ温暖化問題や色々な社会的な問題が

そうでないことを祈りつつ、

 

さらに考えてみると気が付いてないだけで

個人とその周りの狭い世界の人間関係でも

何がなのか誰が火付け役なのか分かりませんが、

煽られて過熱して巻き込まれているようなことが

起きているかも知れません。

 

個人一人が大きな流れを変えたり、

食い止めるのは難しいので

対応や適応をすることになるかと思いますが

 

兎のような大きな二つの耳と、大きな二つの眼で

見ることを怠らないようにして

大切なものを見失わないようにしたいものです。

 

 

 

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