心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

しゃっくり

2019年05月31日 | 雑感・愚見

1991年 アメリカで65年もシャックリが

止まらなかった男性が亡くなりました。

 

男性のシャックリは毎分40回程度で、

生涯で発したシャックリは約9億回にもなり

ギネスブックに登録されているようです。


シャックリは、大抵の場合、

止めようと頑張らなくても一定時間経過したら、

自然と止まるはずなのですが、

この男性は、65年間ですから本当に大変だったと思います。


シャックリを止める最終手段として

筋弛緩剤を注射するなんて聞いたことがあったような気もするのですが、

うろ覚えなので読み流して頂ければ幸いです。


しゃっくりの主な原因は、

横隔膜が痙攣をおこすことで起きると認識していますが、

他の原因として、

他にも脳や脊髄の神経等、大切な神経が集まった中枢神経が

刺激されることによって起きることがあり、

その場合、脳腫瘍、脳卒中、アルコール中毒などの

病気の症状として起きるシャックリ。


そして、

肺炎や気管支喘息などが原因となり起きるシャックリもあるようで、

これらを原因とするシャックリは、

長時間続いたり、間隔が短かったりするようです。


65年間もシャックリが続いたアメリカの男性の場合、

当然のことながら医師の診察を受けているだろうから

何らかの病気を原因とするものでは無さそうです。

 

シャックリを一度も経験したことが無い人はいるのだろうか、

いても不思議ではありませんが、

私の場合、子供の頃はよく経験していて

ある時から全くと言って良いほどシャックリが起きなくなりました。

 

シャックリが起きなくなったけれども、

子供の頃には殆ど無かった足をツルことが

反比例するように増えたんですよね。


シャックリを止める正式で効果的な方法が何かを知らないのですが、

私が知っているのは、驚かすとか、鼻を摘まんで水を一気に飲むとかでしょうか。


子供の頃は、思いっ切り驚かせても大義名分が立つので

シャックリをする同級生が現れたら

周りの同級生達は、待ってましたモードに入り、

我先にと、ビックリの波状攻撃をかけていたことを思い出します。


同級生のしゃっくりを止めてやることが目的のはずなのですが、

あれはもう全員、驚かすことが目的になってしまっていて、

その所為か、脅かし一発でシャックリが止まった記憶が全くないので、

その殆どが自然治癒だったと思うのです。


学生、社会人となって、さすがにシャックリの人を

弄り回す気持ちはすっかり影を潜めて、

労わりと思い遣る気持ちが主体となるのですが、

どうしても、ヒック、ヒックとやられると、つい笑ってしまって

私の労わりと思い遣る気持ちが伝わったことが無いように思います。


驚かすときの注意点としては、上手すぎないことで、

あまりにも上手すぎると、シャックリを止めるはずが

心臓を止めてしまったなんてことに。。。

 

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キス

2019年05月29日 | 雑感・愚見

少し前にネットを騒がしたので記憶にある人も多いかと思われます。

 

メキシコで17歳の少年が彼女に付けられたキスマークが原因で

死亡するという信じられないような出来事がありました。

 

少年は、24歳の恋人から首筋に強めのキスを受けた数時間後に、

家族と食事をしている最中に突如苦しみ始めて

病院に緊急搬送中に救急車内で息を引き取ってしまいました。

 

医師によると首筋への強い吸引により血液が固まり、

固まった血液が血管を通って脳に達した際に

脳血栓を引き起こしてしまったとのことです。


男性の死因は、キスマークによる脳血栓だとしても

キスマークが危険な行為だということではないと思います。


キスに纏わるもう一つの出来事。

アメリカでは2012年の10月に、20歳だったミリアムさんが

恋人とキスした直後に息を引き取りました。

恋人は、ミリアムさんが重度のピーナッツ・アレルギーであることを知らず、

ミリアムさんも恋人がピーナッツ・バターを口にしたばかりとは知らずに

キスをしてしまったことが原因だったようです。


これは不注意と言うより、あまりにも不運な出来事ですよね。

昔のスパイ映画かなんかで唇に毒薬を塗っていて

キスで暗殺するといった場面があったように思いますが、

まさか、まさかの出来事です。

アレルギーは、本当に怖いと再認識しました。


愛する二人の間いで交わされるキスの行為ですが、

明治時代に広まった西洋文化の影響ではなくて、

室町時代の文献に「口吸い」と言う言葉が書き残されていて、

平安時代の文献には「口吸う」と言う動詞で

書き残されているようです。


百匹目の猿現象の話のように超常現象的に伝播したものでなくとも

文化が違う世界の国々の人達にキスと同じような行為があるのは

本能的なものでしょうと思ったのですが、

 

ニュージーランド、タヒチ、パプア、オーストラリアの原住民の人々。

そして、アフリカのソマリ族、イヌイットにも見られなかったようなので、

人間の本能的な行為とは断定できないようです。

 

しかし、チンパンジーには、

喧嘩の後に仲直りの印にキスを交わす行為が観られたり、

喧嘩になることを避けるためや仲の良いことを確認するために

キスを交わしている姿は観察されているので、

私達も太古の昔から行っていたと考えられるので、

本能的な行為ではないと断定も出来ないようです。


私自身は、これまでキスマークを付けたいと思ったことも、

付けられたいと思ったことも全く無いし、

学問として調べたこともないのであれなんですが、

キスマークは、普通に考えると、

おそらくマーキング的な意味だと思うので、

本能的というより心理的な行為になるかと思います。


愛する二人が交わすキスは、どこか神秘的でロマンチックで

その姿はうっとりとする美しくもありますが、

それらのムードをぶち壊すような興味深い話があって


恋をするというのは、自分の遺伝子を残すための本能的な情動で、

その情動は、自分のDNA配列と遠いDNA配列を有する異性に対して

起きやすくなっているのだそうです。

 

ビックリするのですが、

私達は、それを意識では認識できないような微細な臭いや

キスなどのDNAを交わる行為によって察知できるのだそうで、

女性がピルを服用する前と後では

好みの異性が変わった事例も報告されているようです。

 

恋の始まりは、その人の好みのビジュアルから始まるかもしれませんし、

求める経済力や求める何らかの能力を有していることで始まるかもしれません。

そして、付き合いが長く安定するには、二人の相性の良さの度合に加えて、

DNAレベルの欲求にも合致しているかどうかも関係するかもしれません。


長く良い関係が続いている二人は、

意識と無意識レベルで求める数多くの条件をクリアしている

まさに運命の出会い、奇跡の出会いによるものかもしれませんね。


奇跡の出会い、運命の出会いを

どうか大切に。

 

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和歌山 養翠園【国指定名勝】

2019年05月27日 | 名所巡り(和歌山)

琴の浦 温山荘園の鑑賞を終えて

私達が次に向かったのは、

温山荘園の近くにある養翠園です。

 

本日の代表的な訪問地は、養翠園で4か所目となり、

拝観可能時刻も残り少なくなっていることと、

午前中にあれだけ晴れていた天候が、

かなり怪しくなってきているのが気になるところです。

 

 

 

和歌山 養翠園【国指定名勝】

 

養翠園の名称は、松の緑を養う園を意味し、

紀州徳川家第十代藩主の徳川治宝(とくがわ はるとみ)により

清遊の場、外来者の接待の場として

江戸末期に8年の歳月をかけて作庭された庭園で

平成元年に国指定名勝を受けています。

 

 

 

 

根来寺、十禅律院に登場した

徳川治宝の名前がまた登場しました。

 

これだけの立派な庭園を作庭し、十禅律院もって。。。

それと他の藩主の名前が登場しないのは何故なのか。。。

 

そして、徳川御三家の一つである紀州徳川家が55万5千石で、

さきほど拝観してきた根来衆の拠点の根来寺は、

寺領72万石ですから私は根来衆に言いたい。

あんたら本分を踏み外し取るやんけ!」

 

 

 

御茶屋「養翠亭」

 

外来者は、駕籠にて正門より来園し、

養翠亭「御次座敷」で暫時休息した後に

殿様の居る「御座の間」へ案内されるようですが、

「御次座敷」と「御座の間」を結ぶ渡り廊下がちょっと変な感じ。

 

畳敷きの渡り廊下は、

かなり左斜め上に傾いた特異な構造のため、

畳や障子などは全部菱型になっていて、

このような遺構は全国で唯一のものだそうです。

 

何故、そのような構造にしたのかを知りたくて

少し調べたのですが分かりません。

まさかと思いますが、建築ミスだったら面白いんですけどね。

 

 

 

養翠亭 あやめ池

 

 

 

汐入の池

 

先ほど訪れた琴の浦 温山荘園の

現在の敷地面積は、18,000坪。

ここ養翠園の現在の敷地面積は、7,000坪。

 

どちらの池も海水を取り入れた

汐入りの池による池泉回遊式庭園ですが、

養翠園は、敷地7000坪の半分を池が占めていて、

池が主役の庭園のようです。

 

 

 

 

 

 

中島と太鼓橋

 

 

 

 

この画像だけを見たら、ただの湖だと思う人がいても

何ら不思議ではありません。

 

 

 

三ツ橋

 

 

 

三ツ橋の上から

 

雲行きが、かなり怪しくなっています。

 

 

 

三ツ橋

 

中島からの三ツ橋の景観。

 

 

 

中島の守護神

 

池の中島には、守護神として稲荷社、弁天社が祭られています。

 

 

 

太鼓橋

 

この小さな太鼓橋が有るか無いかで、

庭園全体の印象が全く違ってくるように思います。

 

 

 

 

全てが池を映えさせるためにあるような感じで、

ここまで池にこだわった庭園は珍しいのではと思うので

私の中にある疑惑が浮上。

 

それは、養翠園の釣り堀疑惑。

海水を取り入れた汐入の池、池の周りは釣りのポイントが一杯。

釣りを楽しむために作庭されたのでは。。。

さすがにそれはないか。

 

 

 

園路

 

 

 

 

 

 

刈り込み松

 

この松は、園内の松のスペアとして育てているのかと思いましたが、

盆栽風の松として園内を飾るものだそうです。

 

 

 

養翠亭

 

 

 

 

養翠園の御茶屋「養翠亭」からの景観。

 

ここからだと、どうしても庭園の眺めというより、

よく手入れされている池を眺めている感じになってしまいます。

この景観を眺めながら飲むお茶は、どんな味になるのだろうか。

 

 

 

湊御殿(奥御殿)

 

 

 

 

 

 

 

この湊御殿は、観覧可能だったはずなのですが、

残り時刻とぽつぽつと降り出した雨が気になったので

残念ですがスルーすることにしました。

 

 

 

 

今回の和歌山名所巡りで実感したのは、

和歌山には京都、奈良に負けない

素晴らしい名所が数多くあることです。

養翠園は、これで終わりです。

 

今回の和歌山の旅で訪問したかった所が

一つ残っているのですが天候、現在の時刻を考えると

慌ただしい鑑賞となるのは明白なので

友人との協議の結果、近くから撮影だけをすることにして

がっつりと鑑賞するのは次回の機会にすることになりました。

 

 

 

番所庭園

 

2011年に国指定名勝を受けた和歌の浦は、

万葉集にも詠われた古くからの景勝地になります。

 

番匠庭園は、和歌浦湾に突き出た

岬「番所の鼻」にある芝生庭園で、

江戸時代に紀州藩の海上への見張り番所が

置かれていた跡地を整備したものです。

 

右側奥の大島(男島)、中央奥の中之島(女島)、

左奥の双子島、

中央手前の一見、ゴルフ場のように見えるのが番匠庭園で、

 

海の青と木々の濃い緑と芝生の淡い緑の組み合わせが美しく、

夕陽の名所としても知られています。

 

番所庭園自体は、名勝庭園ではないけれども

名勝地の一翼を担っているのは間違いありません。

 

 

 

 

今回は、番所庭園を遠くから鑑賞しただけなので

機会を作って緑の地に足を踏み入れてみたいと思います。

 

今回の名所巡りは、ここ番所庭園で終了となります。

私達の旅が終わるのを待っていたかのように、

天候は大荒れとなり激しい雨となりました。

 

帰路の車内で私達の日頃の行いが

良いお陰だと話していましたが私は心の中で、

「いやいや、私の日頃の行いのお陰でしょう。」って

思っていたことは内緒にしておこうと思っています。

 

皆さま、私の楽しみ、趣味に

お付き合い下さりありがとうございました。

 

 

 

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琴ノ浦 温山荘園

2019年05月25日 | 名所巡り(和歌山)

根来寺の拝観を終えて次に訪れたのは、

和歌山県海南市にある国指定名勝の琴ノ浦 温山荘園です。

 

琴の浦 温山荘園は、

明治21年に日本で初めて動力伝導用革ベルトを製作し、

世界有数のベルトメーカーとなった

新田帯革製造所(現ニッタ株式会社)の

創業者 新田長次郎翁により大正初期より造園されました。

 

潮入式池泉回遊庭園で、主屋を中心にして

海から水を引くことで潮の干満に応じて

水位が上下するという汐入の池が3つ配されていて、

その池の周囲には茶室や座敷があり、

庭園の面積は、日本全国で17位、

個人庭園としては日本最大の庭園です。

 

 

 

琴ノ浦 温山荘園【国指定 名勝庭園】

正門【重要文化財 附指定】

 

洋風のコンクリート造りの門柱に鉄扉の正門の横に

拝観受付所があります。

 

平成22年に文化庁より国指定名勝を受け、

建造物は重要文化財に指定されました。

私達が拝観受付を終えると、庭園の管理責任者が有難いことに

私達の庭園のガイドをしてくれました。

 

 

 

園路

 

現在の琴の浦 温山荘園の敷地面積は、18000坪で、

作庭当時の敷地面積は、50,000坪だったようです。

 

50,000坪の敷地を要した琴の浦 温山荘園は、

紀州の名園として名高くなり、

しばしば皇族や政府高官が訪れていたようです。

 

正門から主屋、潮入式池泉回遊庭園までの

静かで長い園路が期待を高まらせてくれます。

 

 

 

新田長次郎翁銅像

 

この方は、事業の成功者というだけでなく

社会貢献も沢山しているようで、

昔の方にはそのような人が多かったような印象があります。

 

最近、社会貢献どころか日本に税金さえ収めたくないから

本社を外国に移すと宣言した会社がありましたが、

この違いはなんなんでしょうかね。

 

 

 

伴待部屋【重要文化財】

 

人力車夫のための控え場所&休憩所で

主屋の玄関の隣に建てられています。

 

佇まいから建物内を観れなさそうな雰囲気がありましたが、

管理責任者の案内により当たり前のように私達は建物内へ。

 

この建物内と主屋には隠し扉があり、

その奥にはテロリストが強襲してきた時のための

脱出用の下へと続く階段があります。

 

明治維新から大きく社会構造が変わるなかで、

旧武士の人達の中には、廃刀令、帯刀令に背いて

日本刀を隠し持っていた人も多かったようで、

まだまだ物騒な世の中だったようです。

 

 

 

主屋【重要文化財】

 

主屋には、日本海海戦の海軍司令部長の東郷平八郎元帥他、

政府家の直筆扁額を拝見することが出来ます。

そして、

主屋にも隠し扉&脱出用通路が施行されていて

先ほどの伴待部屋の地下脱出用通路と繋がっています。

 

 

 

温山荘園 主屋 室内

 

右側の扁額「琴乃浦 温山荘」は、

温山荘の名付け親でもある東郷平八郎の直筆で、かなりの達筆です。

 

管理責任者曰く、東郷平八郎元帥は頼まれれば

二つ返事で書いていたので、

東郷平八郎元帥の書は、全国で沢山あるはずとのことです。

 

温山荘園の主屋のように立派ではないにしても、

私の子供の頃は殆どの家が日本家屋だったので

障子、ガラス戸、雨戸がある家屋を見ると

懐かしさが込み上げてきます。

 

 

 

 

窓の外、左側の小高い所にある黒くて四角い小さな建物は、

この庭園の設計事務所として使用されていたもので、

今まで台風で3、4回ほど屋根が吹き飛んだそうです。

(直近は昨年の台風で)

 

 

 

 

主屋のこの場所から観る庭園が一番美しいと言われています。

ガラス戸ありの庭園の景観。

 

 

 

 

ガラス戸無しの庭園の景観。「美しいやないか~い!」

多くの松が植えられた広い庭園に落ちている松葉が見当たらないほど

手入れが行き届いています。

 

管理責任者曰く、風が強く吹いた後、特に台風の後、

軽トラック10台分以上の松葉が散り落ちるようで、

その掃除が一番大変のようです。

 

 

 

北冠木門(きたかぶきもん)

 

主屋を出て、潮入式池泉回遊庭園の回遊です。

この北冠木門を潜れば、東池エリアです。

 

 

 

東池

 

 

 

主屋

 

庭園側から観る主屋。

主屋は一応、瓦葺木造平屋建とされていますが、

斜面に建っているため、鉄筋コンクリート造の半地下室があって

ダンスホール、ビリヤード場、台所等があるそうです。

 

 

 

 

庭園の多数ある燈籠の中には、

江戸時代のキリスタン禁制時に

隠れマリア様を燈籠に彫り込み祈りを捧げたという

マリア燈籠、十二支とハートマークが彫られた燈籠等があるそうで、

 

春日大社の春日大明神と彫られている

特別な石灯籠を探すよりも簡単なので

温山荘園を訪れた際には、探してみてはどうでしょうか。

 

 

 

 

主屋の東側にある二つの池を東池と言います。

ちょっとややこしくなるのですが、

こちらの池は、東池の北側の池。

 

 

 

 

こちらの池は、東池の南側の池。ね、ややこしいでしょう。

 

 

 

 

こちらも東池の南側の池。東池の対岸に茶室が見えます。

 

 

 

 

天候が少し怪しくなってきているのが気になるところ。

 

 

 

茶室「鏡花庵」【重要文化財】

 

東池の真ん中に茶室「鏡花庵」へ続く園路が延びていて、

ここを渡らなくとも茶室へと行くことが出来ます。

でも、んなのを見ると普通は、渡りたくなりますよね。

 

で、渡って茶室へ到着です。

 

 

 

茶室「鏡花庵」

 

大正9年の築。

瓦葺の屋根の上に茅葺の屋根が乗っかっています。

 

 

 

 

 

 

石塔

 

多くの場所で見られる十三重の石塔の十三の数字は、

仏教では仏舎利を表す良い数字とされていますが、

西洋では13の数字は忌み数とする国もあり、

ところ変われば何とやらですね。

人の悩みも、ものの見方や捉え方一つで違ってくるのと同じですね。

 

 

 

西池

 

 

 

浜座敷【重要文化財】

 

大正2年築。海を眺望するのに最も適した場所として

温山荘園で最初に建築されました。

現在は、浜座敷眼前の海は埋め立てられて

運河がその名残を残しています。

 

 

 

 

 

 

長寿橋

 

この西池に浮かぶ島に渡されている二つの石橋があり、

主屋に近い方が紀州青石、写真の石橋が四国の青石です。

 

どちらも名石として名高い石で、

この庭園に使われている二つの巨大な一枚岩、

特に紀州青石の石橋は大きく、長さ約9m、幅約2.2mで

現在の価値は、億の値が付く代物だとか。

 

 

 

西池 渡り石

 

海水と淡水が入り混ざる池で、

この渡り石は満潮時には水没する面白い構造になっています。

 

 

 

西冠木門(にしかぶきもん)

 

 

 

主屋(西側)

 

主屋の西側に回ると二層建てであることが良く分かります。

 

 

 

ダンスホール(元)

 

主屋一階には、元ダンスホールとして

使用されていた空間があります。

現在は、床板は外されて空間だけが名残を残しています。

 

第二次世界大戦において

和歌山中心部への十数回に及ぶアメリカ軍の空襲から

避難してきた多くの人を温山荘園は受け入れて

戦災に見舞われた人たちの

避難所となっていたようです。

 

 

 

 

琴の浦 温山荘園、

今回の訪問で全てに足を踏み入れていないのですが、

私のお気に入りに登録決定しました。

 

手入れが行き届いた庭園の美しさはもちろんですが、

海から池に入り込んだ魚が時折飛び跳ねる音も

鹿威しとは違った風味があり、

主屋でゆっくりと寛げる感じがまた素晴らしかった。

 

この先、庭園の人気が爆発すれば、

私達が訪問した際に味わえた感じを

同じように味わえるかどうか分かりませんが

 

今までの和歌山の名所巡りの中で、

心地良さ、居心地の良さを加味して、

温山荘園が私のランキング1位にランクインです。

 

 

 

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根来寺

2019年05月23日 | 名所巡り(和歌山)

粉河寺の次に私達が向かったのは、根来寺です。

戦国時代において根来寺は、

鉄砲で武装した強烈な僧兵を有して、

雑賀衆と共に歴史にその名を遺しています。

 

 

 

新義真言宗 総本山 根来寺 

大門【県指定文化財】

 

大門は、1850年に再建されたもので

高さ16.88m 横幅17.63m 奥行6m。

京都平安神宮の大鳥居のように

入山受付所からそこそこ離れた場所に建築されていて、

その当時の広い敷地と権勢を感じ取れます。

 

 

 

大門前の不動明王像

 

 

 

 

左右に仁王像、上層には釈迦三尊と十六羅漢像が安置されています。

それにしても立派な門です。

 

 

 

大門 仁王像

 

 

 

 

 

 

新義真言宗 総本山 根来寺石標

 

室町時代になると根来寺は、院九十八、僧坊二千七百、

寺領七十二万石僧兵一万余を擁する一大勢力となり、

門前町は商工業の町となり

漆器や鍛冶の職人が集住するようになります。

 

根来の僧侶は、熊野船に乗って

紀州と種子島との航路を往来し商業取引を盛んに行うなかで

種子島の島主から得た鉄砲一丁を根来に持ち帰り、

驚くことに翌年には紀州第一号の鉄砲が誕生しました。

 

鉄砲の生産を産業化し、根来衆は武装化を推し進め、

新兵器の鉄砲に練達した傭兵集団として各地の大名に雇われ

戦に出るようにもなり、根来寺一帯は城塞化が進められ、

五メートルの濠を設けた西山城を造営するまでになりました。

 

 

 

根来寺 境内

 

サツキ?ツツジ?が境内の参道を彩ります。

 

 

 

鐘楼門

 

 

 

聖天池と聖天堂と行者堂

 

すんばらしい景観。この聖天池の景観が

名勝庭園の指定を受けているとの情報があるのですが、

根来寺のホームページでは特に記載がないので混乱しています。

 

 

 

 

名勝に指定されていようがいまいが、

この景観は、根来寺の見逃し厳禁の場所です。

 

 

 

手水舎

 

 

 

光明真言殿(光明殿)

 

1804年に落慶し、

開山興教大師覚鑁のご尊像を安置しています。

 

 

 

 

光明殿正面外から御堂内を拝見することが出来ますが、

光明殿の中に足を踏み入れることが出来るので、

ここは後の楽しみとします。

 

 

 

 

 

 

本坊・寺務所

 

住職が住む建物であり、根来寺の寺務を総括する場所で、

ここから「光明殿」「行者堂」「聖天堂」、

そして、私達の第一のお目当ての

名勝「根来寺庭園」を拝観することが出来ます。

 

 

 

根来寺庭園 【国指定名勝】

 

名勝庭園の指定を受けている根来寺庭園は、

自然の滝と池を取り入れた

池泉式蓬莱庭園の池庭(江戸時代作庭)と

枯山水の平庭(江戸時代作庭)で構成されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名草御殿

 

 

 

 

 

 

 

御殿の縁側に腰を下ろして名勝庭園を鑑賞。

 

 

 

滝と池庭

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光明殿

 

 

 

名草御殿

 

 

 

 

根来寺庭園は、コンパクトでまとまりがある綺麗な庭園です。

江戸時代に作庭されたとのことですが、

平成に作庭されたと言われても違和感がありません。

 

 

 

光明殿

 

開山興教大師覚鑁のご尊像を安置し、

左右には歴代藩主・座主の位牌を始め信徒の位牌が祀られています。

 

 

 

光明殿と行者堂を結ぶ廊下

 

 

 

 

廊下の一角にあった井戸?

 

 

 

行者堂内

 

役行者を祀りするお堂で、仏法興隆のための行場となっています。

 

 

 

聖天堂から観る聖天池

 

 

 

聖天堂内

 

聖天尊をお祀りするお堂。

 

名勝庭園のあるエリアから

国宝の大塔があるエリアへ向かいます。

二つのエリアの境には、小さな門があります。

 

 

 

大師堂【重要文化財】

 

真言宗を開宗された弘法大師・空海像を

本尊として祀られています。

 

 

 

大塔【国宝】と大伝法堂

 

 

 

大塔【国宝】

 

本尊・胎蔵大日如来。高さ40m、幅15mの

木造では日本最大の多宝塔です。

 

この国宝指定されている大塔の大きさと迫力はかなりのもので、

見た瞬間に「oh my God!」と声が出てしまいました。

 

 

 

 

 

大塔の規模は、高野山の根本大塔(鉄筋コンクリート製)に

匹敵する位の大きさで、大塔の内部は12本の柱が円形に立ち、

そのなかに四天柱が立っていて、

国宝の大塔内に入って参拝できます。

 

また大塔内には、秀吉に攻められた際の

火縄銃の弾痕が残されています。

 

 

 

 

広々とした敷地に巨大な二つの建築物、

大塔【国宝】と大伝法堂。

 

名勝庭園のあるエリアと大塔エリアとは

雰囲気がガラリと変わります。

 

 

 

手水鉢

 

 

 

大伝法堂(本堂)

 

根來寺の本堂で、本尊は大日如来、

脇仏は金剛薩埵(こんごうさった)、

尊勝仏頂(そんしょうぶっちょう)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奥の院

 

 

 

興教(こうぎょう)大師・覚鑁(かくばん)上人の御廟所

石標から御廟所までの参道は、

高野山の奥の院の雰囲気と似ていました。

開山の覚鑁(興教大師)は、

元々高野山の僧侶のようなので似ても不思議ではないですね。

 

 

 

 

 

 

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和歌山 粉河寺

2019年05月21日 | 名所巡り(和歌山)

5月某日、混雑するであろうゴールデン・ウィークを避けて、

いつもの友人と恒例の名所巡りに出発しました。

 

今回、私達が名所巡りの目的地に選んだのは和歌山。

和歌山の場合は、車の方が何かと都合が良いので

友人の車で向かいました。

 

車の運転は、いつも友人。私は、助手席で、

「いいよ。」「凄い!」「運転、完璧!」と

声での応援にまわります。

 

 

 

西国第三番 風猛山 粉河寺(ふうもうざん こかわでら)

大門【重要文化財】

 

今回の私達の名所巡りは、和歌山 粉河寺から始まります。

この粉河寺の大門は、

和歌山県では高野山、根来寺に次ぐ大きさのようです。

 

お陰様で道中、渋滞に巻き込まれることも無く、

粉河寺の開門時刻よりも少し早く到着することが出来たので

大門周辺を少し探索することに。

 

 

 

粉河蛭子神社

 

粉河寺の大門の直ぐ近くにあるのが粉河蛭子神社。

小さな神社のようですが十日恵比須の日には、

なかなかの賑わいとなるようです。

 

 

 

粉河大神社

 

この神社の社号は大神社で、

あの藤堂高虎が氏神として崇敬した神社のようです。

 

境内の規模は小さく、

その境内の大半を樹齢1000年以上と言われる

大きな楠木が占有しています。(かなり迫力あります。)

 

 

 

 

今回の名所巡りの目的地は、

時間が許せば5か所を訪れるつもりなので

時間配分とデジカメの撮影限度枚数を

考えながらの拝観となります。

 

 

 

粉河寺 大門 仁王像

 

粉河寺は、西暦770年に創建。

仁王像は、春日仏師の作(春日仏師って誰?)

 

この立派な大門の近くには、江戸時代の藩士の住宅で

紀州藩の鷹狩りの準備を行う「餌差(えさし)」と呼ばれる役人が

居住していたと考えられている旧南丘家住宅があるのですが、

そちらは一般公開をしていないようです。

 

 

 

石畳の参道

 

粉河寺の主だったお堂は、

この境内奥に伸びる一筋の石畳みの参道沿いにあるようなので

見過ごしてしまう心配はないようです。

 

 

 

 

 

 

本坊

 

 

 

仏足石

 

仏足石とは、釈迦の足跡を石に刻み信仰の対象としたもので、

両足を揃えたものがより古い形式で、

片足のものは比較的新しく紀元後のものとのことです。

 

古代インドでは仏像を造る習慣がなく、

仏足石や菩提樹等を用いて

釈迦やブッダを表現していたようです。

 

 

 

出現池

 

出現池と呼ばれる正面の祠には、

石像の千手千眼観世音の化身といわれる

「童男大士」の石像が安置されています。

 

「童男大士」が、この池から柳の枝を手に持ち、

白馬に乗って現れたと伝えられています。

「普通の考えると、まあ、あり得ない話ですわ。」

 

普通ではあり得ない話ではあるのですが、

神官であったとしても僧侶であったとしても

宗教に真剣に関わっている人の場合には、

 

何らかの宗教儀式で精神がトランス状態に

入ることもあったと思われるので、

上の様な体験をしたとしても

何ら不思議ではないんですよね。

 

そして、それを体験したと言う人が、

何故故にそれを観たのかを解き明かそうとする場合には

夢分析的にアプローチをすれば

何らかの答えが見つかるように思いますが、

それは野暮ですよね。

 

 

 

念仏堂

 

 

 

太子堂

 

聖徳太子をお祀りしているお堂です。

日本各地に聖徳太子が建てたとされる寺院が沢山見受けられますが、

聖徳太子の名を借りただけで、

聖徳太子は関わっていない寺院も数多くあるようで、

奈良の法隆寺と大阪の四天王寺は、

聖徳太子が関わったのは確実なようです。

 

 

 

大畑才蔵翁彰功之碑

 

この方は、小田井と藤崎井の水路を造り、

橋本市から和歌山市の間に広がる

水田地帯を開発した江戸時代の先人のようです。

 

 

 

無縁塔

 

 

 

 

 

 

手水舎

 

粉河町指定文化財 美術工芸品に指定を受けている

銅製で蓮葉を象った手水鉢。

 

 

 

放生池

 

 

 

 

 

 

中門【重要文化財】

 

大門と遜色がない立派な中門には、

四天王像が安置されています。

 

大門、中門、いや~奈良や京都と比べても遜色がありません。

中門に掲げられている「風猛山」の扁額は、

紀州十代藩主・徳川治宝候の直筆です。

 

 

 

中門 四天王像

 

中門には、四天王の多聞天、広目天、持国天、

増長天が安置されていて、写真は、多聞天。

 

 

 

中門

 

本堂側から観る中門には、

持国天と増長天が安置されています。

 

 

 

丈六堂(じょうろくどう)

 

丈六堂内に安置されている阿弥陀如来像。

 

 

 

国指定名勝 粉河寺庭園

 

私達の粉河寺のお目当てが、

この国指定名勝を受けている粉河寺庭園です。

 

崖地を補強する石垣とするところを

只の石垣で終わらせなかった感じで、

このような造形の庭園があることを初めて知りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本堂【重要文化財】

 

西国三十三ヶ所最大級の御堂で、本尊は千手観音菩薩。

 

 

 

 

この仏像が過去に公開された記録は一切なく、

失防止などの理由から

本堂の地中に埋められているのだそうです。

 

 

 

 

 

 

六角堂

 

 

 

千手堂【重要文化財】

 

本堂の西側に隣接して建てられている「千手堂」の祭壇には、

歴代の紀州藩主と、その所縁の人々の位牌が安置されています。

 

 

 

粉河 産土神社

 

 

 

鐘楼

 

写真には納めなかったのですが、この鐘楼の直ぐ近くにも

粉河大神社でみたような大きな樹木(御神木)が繁茂していました。

 

これで粉河寺の拝観を終わりかなと思っていた所、

鐘楼、御神木の奥に新たな門を発見したので足を伸ばしてみました。

 

 

 

十禅律院 築地門 【和歌山県指定有形文化財】

 

粉河寺の本堂から北東に隣接して建つ

十禅律院(じゅうぜんりついん)は、

元は粉河寺の塔頭だったそうですが、

 

江戸時代後期に紀州藩10代藩主の

徳川治宝(とくがわ はるとみ)が、

十禅律院を余程気に入ったのか、

天台宗の寺院に改宗したことで粉河寺の塔頭ではなくなりました。

 

 

 

十禅律院 境内

 

築地門から境内へ入ると、広いとは言えない境内であるのに

まるで時代劇等で悪役が身を隠している

錆びれた古寺のような感じで

一目で手入れが行き届いていないのが分かったので

名園の文字と拝観入り口の看板を発見しなければ、

引き返していたと思います。

 

 

 

庫裡 拝観受付所【和歌山県指定有形文化財】

 

拝観受付所の庫裡玄関には人の姿が無く、

建物内に向かって声をかけると60代半ば位でしょうか、

一人の女性が現れて無事に拝観受付を済ませると、

その女性が拝観案内と丁寧に説明をしてくれました。

(拝観料は200円。)

 

十禅律院の築地門、本堂、護摩堂、庫裡は、

和歌山県指定有形文化財を受けているようです。

 

 

 

庫裡内

 

寺の成り立ちから檀家がないそうで、

建物や庭園の維持管理がかなり大変のようです。

 

 

 

着座の間

 

徳川治宝が訪れた際に使用した座敷で、

床の間の掛け軸の文字「薦福殿」は徳川治宝の直筆

興味深いのが色落ちが激しい襖と同じ模様の壁紙で

壁、天井が装飾されています。

江戸時代に壁紙文化があったってことになります。

 

 

 

十禅律院 洗心庭

 

市指定庭園の座視式の枯山水の庭「洗心庭」

左には本堂と特徴ある光取入れ窓が施されている花頭丸が観えます。

 

築地門すぐの境内の様子から

庭園も手入れが行き届いていないだろうと

さほど期待していなかったんですが、

庭園は見事に手入れされていました。

 

 

 

 

和歌山県と大阪府の境にある和泉山脈を借景としていて

広々とした開放感ある庭を

庫裡の縁側に腰を下ろして眺めることが出来ます。

心落ち着き気持ち良い庭です。

 

庭自体は小さな庭なんですが、

借景が抜群に庭を輝かせているように思います。

借景という素晴らしいアイディアを

最初に考えたのは誰なんでしょうかね。

 

 

 

釣り鐘

 

 

 

境内と築地門

 

十禅律院には、徳川の家紋「三つ葉葵」が着座の間以外にも

調度品や幕等、あちこちに観ることが出来ます。

 

徳川御三家の一つに縁あるお寺?避暑地?であるので

このまま朽ち果ててしまうのは残念なので、

近くにお住まいの方は、どんどんと拝観に訪れて欲しいし、

元々の粉河寺の塔頭に戻ることは出来ないのかなと思ったりします。

 

 

 

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㉖笑い

2019年05月20日 | 催眠誘導

被験者を催眠状態に誘導する際に、

リラックス誘導を行うことは効果的な方法なのですが、

私の場合は、リラックス誘導を省いて催眠誘導を試みています。


厳密に言うと呪文的、定型的なリラックス誘導を行っていないだけで、

ちょこちょことしたリラックスを誘う働きかけはしています。


被験者が催眠状態に至るために、

拡散している意識状態から集中した意識状態へとなることが

大切な条件となるのですが、被験者がその状態に至れるように、

催眠誘導者は援助するのですが、その援助方法には、

大きく分けて3つの路線があります。

 

一つは、これまでも何度か出て来た

被験者をリラックス状態に誘導すること。


周りへの様々な気遣いや注意を払うことや雑念等から自分を解放して

催眠状態に必要なことに意識を集中することが出来ます。


一つは、緊張状態を活用します。

 

緊張状態にある意識をリラックス状態へと変えようとせずに

緊張状態を引き起こしている複数の要因を

4つから3つ、3つから2つ。2つから一つと、

一つの緊張要因に意識を絞っていきます。


私の場合、これについて知識としてある程度の理解していますが、

長年の催眠誘導経験の中で一度も試みたことがないので、

得意も苦手もないんですよね。


似た路線で、前にも紹介させて頂いた驚愕法と言われる

驚かせたり、被験者の意識を別のものに向けて

無意識の防御をかいくぐる方法もあります。


この方法も、同じで私は試みたことはありません。


一つは、何て言うんだったか、

ここでは会話法とでも言っておきましょう。


簡単に言うと例えばですが、

街に買い物に出かけたら全くの偶然に

凄い形相をした犬に追いかけられていたBさんと出くわした。


A「◯◯さん。久しぶりですね。」

B「あっ◯◯さん。久しぶりですね。」

(Bさんは、犬に噛まれてしまいました。)

のような感じです。

 

Aさんに話しかけられる前のBさんの意識は、

Bさんの目的(怒っている犬から逃げる)に向けられている状態ですが、

Aさんに話しかけられたことで、

Bさんの意識は、犬からAさんにシフトしています。

 

ラジオから流れる懸賞応募方法を聞こうとしている時に、

誰かから話しかけられると混乱するように、

二つの情報を同時に処理することは普通の人なら困難です。

 

その理屈と同じで、被験者と会話をすることで被験者の意識を

催眠体験に必要なことにだけ意識を向けるようにします。


この方法は、なかなか効果的ではあるのですが、

この方法だけで被験者を催眠状態へと導くには

相当な熟練度がいると思われますので、

いくつかの技法をミックスをして行う方が良いかと思われます。


私の催眠誘導は、リラックスを土台にしているので、

被験者の言葉遣い、表情、呼吸、身体の動き、姿勢を観察して、

緊張度合が高いと判断すれば、

催眠誘導よりも緊張をほぐす働きかけをすることを優先します。


被験者の緊張を徐々にほぐしていく方法としては、

色々とややこしい部分もあるのですが、ややこしい部分に注目せずとも、

普段のコミュニケーションと同じで、

冗談を言ったり、とぼけたことを言ったりするのも

緊張をほぐすのに効果的な方法で、

これって、ナンパをする際にも良く言われていますよね。

声を掛けたら、まず女性を笑わせること。(関西限定かな?)


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井上尚弥 KO勝利!

2019年05月19日 | ライフ

井上尚弥選手が2R、KO勝利したとの情報有。

未確認情報ですが。。。

本当だったら、最高!


映像確認出来ました。2RKO勝利です。

凄い。左のフック一発で決まり!

Rは、少し流れが悪いかなと思われましたが、

2Rに入って、直ぐボンッ!


凄く緊張感のある試合でした。

結果だけ観ると、井上尚弥選手の圧勝のように思えますが、

1R、2Rの緊迫感から簡単な勝利では無かったように思います。

ロドリゲス選手は、間違いなく強かった。

井上尚弥選手は、もっと強かった。

 

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井上尚弥VSロドリゲス

2019年05月18日 | ライフ

いよいよです。

WBSSのバンタム級準決勝、井上尚弥VSロドリゲスの試合が

迫ってきました。

 

井上尚弥選手の準決勝の対戦相手、ロドリゲス選手は、

過去の試合を観る限りかなり強いんですよね。

 

あれだけのカウンターの使い手との試合は、

初めてとなるのではないかと思います。

 

並大抵の選手では、あのカウンターに対応しきれないと思うのですが、

井上尚弥選手の力量、引き出しがどれだけあるのかが

試される試合となると思います。

 

仮に勝利したとして(勝利して欲しいなあ、ちくしょうー!)、

次に控えるのは、ロドリゲス選手と同等か、

それ以上のカウンターの使い手であり、

ロドリゲス選手よりパンチ力があるドネア選手との決勝戦が待っています。

 

格闘技経験者ですが、ボクシング素人の私の眼には、

井上選手は、ロドリゲス選手とは互角、

ドネア選手とはドネア選手の方が実力は上に見えるんですよね。

 

厳しいなあ。試練だなあ。くわあーーー!しびれるぞお!

井上選手が、多くのボクシング関係者が言うように

日本ボクシング界の最高傑作であるなら

苦労し始めるのは、もう三階級上のスーパーフェザー級の辺りのはずなので、

ここで足止めを食らってしまうはずがないんですよね。

 

決勝にも勝利したら名前や価値をあげようとする

強いボクサーが(私が知るだけでも同じ階級に4人はいます。)

井上尚弥選手を狙ってきますよね。

 

それら強豪を次々と撃破して、日本のボクサー界の為にも、

バッキャオ選手やメイウエザー選手のように、

一試合、100億とまで行かなくても、

10億とか20億を稼げるボクサーになってもらいたいと思うのです。

 

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新名人誕生

2019年05月17日 | ライフ

将棋の名人戦七番勝負の第四局が5月17日、

福岡県飯塚市の「麻生大浦荘」で開かれ、

豊島将之二冠(29)が佐藤天彦名人(31)に勝利して

将棋界の頂点のタイトル、名人位を初挑戦で奪取しました。

 

現在の将棋界で一番充実しているのが

豊島将之二冠と渡辺明二冠の二人で、

名人戦の前から豊島将之二冠が優位の噂がちらほらとありました。


佐藤天彦名人は、これまで名人位を三期連続で防衛して、

名人戦では抜群の強さを発揮していたのですが、

現在、最高に充実している豊島将之二冠が、

その勢いのままに四連勝で名人位を獲得しました。

 

日本将棋連盟の会長であった米長 邦雄氏が、

「兄達は、頭が悪いから東大にいった。

 私は、頭が良かったから棋士になった。」

と言ったように、プロ棋士の思考力が本当に凄いことが分かります。


名人戦の各棋士の持ち時間(思考時間)は、9時間で

二人で合計18時間となります。


アマチュアで詰め将棋を作ることを楽しんでいた人が、

馴染みの小料理屋のカウンターで1か月以上かけて完成した

長手数の詰将棋を同じ将棋好きで飲み仲間に挑戦させていた所に、

あの羽生善治の師匠の二上達也9段がたまたま来店したそうです。


二上達也9段は、チラッと詰将棋の作品を観て、

おしぼりで顔を拭き、眼鏡をかけ直して、

「それ、最後は何々に◯を打って◯◯手詰めだね。」と

一瞬で詰将棋を解いた逸話が残っています。


複雑な長手数の詰将棋を瞬時に解いてしまうような

読み解く力、思考力を有しているのがプロ棋士で、

そのようなプロの棋士が、1手指すのに1時間位考えている姿を

当たり前のように観ることが出来るのですが、


私のような普通の人からすると、

あれって何を考えているんだろうって思ってしまいます。

将棋以外のことを考えているんじゃないのって疑っていたりします。

 

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