天授庵は、南禅寺の塔頭(たっちゅう)ですから
南禅寺の三門の近くにあります。
塔頭とは、東京ディズニーランドを南禅寺だとすると
ランド内にあるアトラクションの様なものでしょうか。
これ変な説明かもしれません。
南禅寺 天授庵
拝観入り口となる三門?山門?の前の立て看板に、
「冷やし中華始めました~♬」ではなくて
「睡蓮の花が咲きました。」と書かれていました。
天授庵 庭園入り口
同じ南禅寺の塔頭の
金地院の庭園入り口は、立派な門でしたが、
ここは広げた傘が引っかかる感じのやや狭めの入り口です。
金地院は、東照宮があり~の。そこに将軍が拝みに来ることを想定して~の
作りの違い言うことでしょうか。
方丈前庭(東庭)
苔と菱形の畳石が特徴的です。
南禅寺には沢山の拝観者がいましたが、
金地院もここ天授庵も拝観者は少なかったので
この美しい庭園をゆったりと心静かに回れそうです。
金地院の鶴亀の庭の木々は、
亀の庭の後ろだけが落葉樹で、後は全部が常緑樹。
ここ天授庵は、もみじの木が遠慮なくあり
秋は凄いことになりそうです。
鶴亀の庭に落葉樹があまり使われていないのは、
いつまでも徳川の世が続くようにの願いが込められたものなのか。
それとも「方広寺鐘銘事件」のように難癖をつけられないようになのか。
はたして。。。
南庭入口門
書院 南庭 池泉回遊式庭園
書院が見えます。後であそこにお邪魔して腰を下ろしてお茶を飲みながら
のんびりさせてもらおうと思っています。
東池に架かる個性的な橋
この橋は、歩きスマホの人に警鐘を鳴らす意味で
トラップを仕掛けているに違いないと思うのです。
西池
看板に書かれていた睡蓮の花が咲いています。
睡蓮の花は、眠る蓮の字の如く
朝に開いて夕方に閉じます。
そして、
それを3回繰り返したら花の寿命は終わり。
つまり花の寿命は3日です。儚い花ですね。
一つ一つの花の寿命は3日だけれども
睡蓮の花を楽しむためには奇跡の3日間を狙う必要はありません。
夏場になると、次から次へと蕾が現れて、
次から次へと花が咲いてくれます。
睡蓮と蓮の違いをざっくり言うと、
水面に花を咲かすのが睡蓮で
水面より上で花を咲かすのが蓮だそうです。
写真の白い丸は、もののけ姫の木霊(こだま)が写り込んでいるのではないのです。
私の油断、不手際によりレンズに付いてしまった雨の水滴なのです。
書院と庭園
ここ天授庵の庭園も金地院と同様に
細い散策路に木々の枝がかなり迫り出していたので
木々の間を縫うように歩く所が多くありました。
なので傘を差しながらはちょっとだけ苦労しましたが、
原生林の中を歩いているような雰囲気は、
私はかなり好きなようです。
天授庵の庭園の散策はこれで終わりですが、
今度は建物の中で腰を下ろしてお茶を飲みながら
庭園を楽しもうと思っていたのですが。。。
あれ?あれ?あれ?
解放されていませんでした。
庫裡
なので、庫裡の入り口から向こうに見える庭園をパチリで終了です。
これで南禅寺の庭園をフルコンボです。のはずです。
晴れた日に庭園を散策するのは当然の如く良いのですが、
雨の日に濡れた緑が輝く庭園もまた違う美しさを感じられます。
そして、
アニメ「言の葉の庭」を思い出すのでした。
八つ橋庵 しゃなり
南禅寺の中門を出てすぐの所にあったと思うのですが、
ソフトクリームを食べて休憩。
このソフト過ぎるソフトクリーム。
京都ならではではなくて全国的に売られていると記憶しています。
そして、今日の最後の庭園へと向かうのでした。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計