
その時の自分の感情に逆らうような方向に
力づくに押しやろうとすると
先の無限ループに陥りやすくなります。
やろうとしてもやらないでいるのは、
防衛や現状維持のための心の反応が強く出ているからで
止めようとしても止めないのは、
欲求充足のための心の反応が強く出ているからなので
防衛や現状維持のための心の反応が強く出ている時に、
「やれる。やれる。」「大丈夫だ。大丈夫だ。」のように
力づくに自分の背中を押すような試みても
心は、余計にその防衛反応を強くします。
このような反応は、催眠の反応でも見られ、
被験者が腕が曲がらない暗示にがっちりと反応している場合、
曲げようと力を入れれば入れるだけ、
被験者の腕はそれ以上に固まろうとします。
ですから、
無限ループに陥らないためには、
防衛的な心の反応が強く出てそれを邪魔している時には、
その心の反応を扱い、
欲求充足の衝動が強く出ている時には、
その反応を扱うことが必要となります。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計