心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

分断

2009年09月27日 | 雑感・愚見
「自分なんて大した価値が無い。」
こんな想いを大なり小なりどこかで持っていたりするものですが、

このような自分への負のイメージが、
必ずしも自分を苦しめる材料となるとは言えません。
何故なら、自分の価値を高めるために取り組む推進力と
なることだってあり、その推進力によって価値あるものを手に入れるとともに、
負の自己イメージも薄れていくものですが、

中には難関の大学に合格しようが、一流企業に勤めていようが、
大きな仕事を成功させようが、いくら大きな財産を築こうが、
負のイメージが、心の真ん中にドシッと居座ったままで薄くなるどころか、
もっと強く感じてしまう人がいます。

「凄いね。」「素晴らしいね。」「成功者だね。」
「これからも期待しているよ。」

と、人から称賛されても、

「仕事を成功させているからだ。」「私が一流企業にいるからだ。」
「お金を持っているからだ。」

だから、仕事で実績を上げ続けなければ、一流企業を退職してしまえば、
お金を失ってしまえば、私には何の価値も無くなると考えていたりして、
成功すればするほど、それが顕著になっていき、

女性に好きだと告白されても、デートを何度重ねても、
「この人は私自身を好きなのではなくて、一流企業に勤めているという社会的地位や、
私が持っているお金や、高額サラリーが好きなだけである。」
と考えてしまい、その人の思いを素直に受け取ることが出来なかったりします。

このような人の場合、自分は大した価値が無いという考えを、
分厚く高い頑丈な壁が取り囲んでいて、
他の事と完全に分断してしまっているんですね。
壁の外で、何が起きようと、その景観、空気、香りが中に入り込みません。
あれはあれ、これはこれです。

「今回はたまたま上手く行っただけだ。」
「今まで何とか上手く行っているけれども、次は失敗するだろう。」
「こんなに上手く行くはずがない。」
「下心が持ったまま、あの女性に優しくしてはならない。」
「次にまた契約をしてもらいたいがゆえに、心にもない事を言う事は出来ない。」
「それがいくら自分のため、人のためであろうと、自分の考えを曲げるつもりはない。」
「どんな理由があろうとも、嘘は嘘である。」

これらの一つのその人の生き方である事はあるのですが、
一つの狭い空間にずっといると、その空間の淀んだ空気にも気が付かなかったりします。
少しでも空気を入れ替えるための窓を解放するかどうかは別にしても、
設置する事に取り組んでも良いのではないかと思うのです。

気持ちの良い風が入って来るよ~。新鮮な空気が入って来るよ~。

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弱気な気持ちを

2009年09月25日 | 雑感・愚見
何かを行う時に成功が約束されていることばかりではない。
いや、そんなことのほうが少ないだろう。

どんなに準備をしたとしても、
どんなに似たような経験を持っていたとしても、
新たなものと向き合う時、さて、吉と出るか凶と出るか。
どうであれ、せめてオドオドせずに踏み出したいものである。

好きなあの人に告白。新たな商談。初めての試み。
弱気な気持ちを手に握りしめ向き合うと、
緊張や不安が態度に表れてしまう。

そんな気持を後ろのポケットにグイっと押し込んで、
さあ、自分を鼓舞し、いざ、立ち向かわん。

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光と影

2009年09月24日 | 雑感・愚見
自分の中の影の部分の存在を恐れ、罪だと信じている人がいる。
そして強くそれを信じるのなら、
多くの自分の時間を恐れと罪の感情に触れて過ごすことになる。
そして、影の部分を消してしまいたいと強く望む。

しかし、それはもう、悟りの世界。神仏の世界である。
一般社会で過ごしていてはその望みは適う訳も無い。
それを本当に無くしたいと望むなら、
その宝物を得ようと闇雲に地面を掘らずに、
神仏の世界に飛び込むのが一番であるという結論になってしまう。

私達は、そんなに綺麗な存在ではない。
誰もが、自分の許せない部分を持っている。

そんなに私達は決してできた人間でもない。
だから、ゆらゆらと心は揺らめいている。
光の部分と影の部分の間でゆ~らゆら。

時折、影のその部分に足を踏み入れてしまう時がある。
スター・ウオ―ズで言うとダークサイド。
でも、そんなものである。それが人間だと思う。

だから消そうとするのではなく、
ダークサイドに踏み入れたとしてもそこに居座らないようにするだけ。
それで十分なのだ。

私達が感じる心地良くない感情は、
入り込み過ぎないように、居座り過ぎないようにする役目を担っている。
身体に傷を負ったら痛みで知らせ、心がダークサイドに傾き過ぎると、
それを心地良くない感情で知らせてくれる。

立派でありたい。良い人でありたい。善い人でありたい。
出来る人でありたい。これだけならまだ良いのだが、
これに「いつも」「皆の人に」「絶対に」が加わると、
バランスが崩れていく。

私の仕事は、人の心を光の部分だけにする仕事ではないと思っている。
その二つのバランスを取り戻すための手伝いをする仕事だと思っている。

光と影の間をゆ~らゆら。
やじろべえのように、ゆ~らゆら。

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今は一時の住まい

2009年09月23日 | 雑感・愚見
心が、ひどく脆くひどく繊細であるに違いないであろう人がいる。

自分の思うような反応が得られないと、
驚くほど激しく怒る人がいる。
自分の事を住んでいる世界の最高権力者だと信じているのだろうか。

自分の思うような反応が得られないと、
簡単に落ち込んでしまう人がいる。
自分の事を住んでいる世界の下僕だと疑っているのだろうか。

人に身構え、そして攻撃する。
人に身構え、そして悲しみ、恐れ、
自分の思うような反応をしてくれる人達がいる理想郷を探し続けているかのように、
そして、そこから逃げるように離れていく。

周りにいる多くの人達は、どのような人であっても
最高権力者とは思わないし、下僕とも思わない、
唯一の個性を持つ存在であると考えていることに気が付いていないのだろうか。

自分が思う自分のイメージなどあてにはならない。
自分に対して人が持つイメージなどあてにならない。
一度でもオナラをしたら、全てが終わりなのか、
もう品格を身につけることは出来ないのか。
今の自分がどこに存在してようと、それは仮の住まいである。

人は変わる。どんどん変わるもの。
アインシュタイは言った。
「万物は変化する。何一つ例外は無い。」

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今はそれしか

2009年09月21日 | 雑感・愚見
どこかで習った形式を実際の効果の有る無しに関わらず、
そう学んだと、ただ繰り返す。
挙句の果てに繰り返すのだからと機器に任せて高みの見物。

クライアントを増やすための大風呂敷、
いかにクライアントの継続が出来るかに策を巡らし、

利益が上がったと喜び、利益がどうすればもっと上がるのかと考えを巡らす。

そのような人達がいたとしたら、
いったい何のために、今の仕事に就いたのだろうか。
私には、どうしても分からない。

より良い効果をあがるために考えを巡らし、自分を高め、
利益では無く、クライアントの笑顔の数が増えることに喜びを感じ、
自分の喜びが、同時に他の人の喜びにもなる。

何故、こんな最高の喜びに気が付かないのだろうかと思う。
まだ、ケツが青いのかもしれない。でも今はそれしか考えられない。

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NO

2009年09月21日 | 雑感・愚見
18Q4で話題の村上春樹さんが、
確かイスラエルで、何とか賞をもらった時の挨拶で、
「卵と壁がぶつかった時、私は卵の方に付きます。
例え、どんなに壁が正しかろうと。」って言っていたけれど。

現在、日本政府の借金は800兆とも1000兆とも言われて、
1年の予算の30%ほどが借金返済へと回される、完全なる自転車操業、
国民一人当たりにすると、600万とか800万とか借金をしているのと同じだそうで、
財政を立て直そうと税をアップを検討中であったとか、
これは、どんな頑丈な鍵をつけてもすり抜けて入って来る、
防ぐ事が出来ない泥棒のようなものある。

何故こんなところまで行ったのか、ボンボン使っても垂れ流しても
誰も怒るものなし、罪に問われる事なし、責任問われる事もなし、
税金である一部のものたちがほくそ笑む。
ただ、誰か一人でもNOと言う人がいなかったのが情けない。
自分の身可愛さ、触らぬ神に祟りなし。

と批判するのは簡単なのだが、いざ自分がその立場であるならNOと言えたのだろうか、
誰も怒るものなし、罪に問われる事なし、責任問われる事もなし。
しかも、逆にしなければ自分の身に被害が及ぶ。
しかし、誰かが言わなければならなかった、その誰かになれる自分でありたいと思うが、
実際の場に立った時にしか本当の自分は分からない。

でも、プレイヤーではない立場の私達はそれを言っても良いと思う。
声を大にしていいのだと思う。

今回の選挙結果は、卵たちの叫び声である。
一方に大きく傾いてしまった天秤を戻すことを怠った結果である。
今はまだ民主党が卵達の代表とは限らないし、
日本にとって自民が良いのか、民主が良いのか、それとも他が良いのか分からない。

卵が正義で壁が悪とは限らない。一方に傾き過ぎはどうかと言う事である。
今は早急に、それが荒療治であろうとも傾きを戻す事が要求されている。
自民にはそれが無理なら、民主によって断固として断行してもらいたいと期待する。

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食べず嫌い

2009年09月21日 | 雑感・愚見
私が今の仕事に関わるために東京へと旅立ったのは15年ほど前。

それまでは、生まれ、育ち、大学、就職、そして味の好みも当然のことながら関西圏。
関西の文化がDNAまで沁み込んでいたため、
特に東京の人達が話す言葉にアレルギー反応を起こす自分がいました。

しかし偉いもので、そうこうしている内に言葉にも馴染み始め、
自分の言葉も意識して変えた訳でもないけれども東京よりの言葉に変化し、
そこまでくると、今度は東京の良さが見えてきます。

おしゃれな街並み、江戸の文化の名残、キー局のTV局、
殆どのコンサート、文化イベントは、直ぐ近くで開催されている。
何かを習いたい場合も、レベルの高いものを提供する場所が直ぐそこに有る。
デートの場所も満載。

そこは、東京夢舞台です。

それまでの私は、まさに食わず嫌い。
話し合わないうちに、踏み込む前から、
あなたにも、食わず嫌いになっている事は無いでしょうか。

いざ、飛び込んでみるとそこには心踊るものが待っていることへの再確認と、
自分の適応能力が捨てたものではない事を確認出来ますよ。

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いざ出発

2009年09月20日 | 雑感・愚見
コロンブスは風も無いのに新大陸発見への船出をしたと言います。

勇気ある行動が必ず成功するとは限りませんが、
その行動のリスクなどに心奪われているようでは
特別な何かを手にする事は出来ないようです。

しかし、勇気と無謀とは違います。
その行動を起こすまでには十分な下調べと準備も必要です。
それが整っていくに連れて、リスクが減るとともに
行動を起こさないでいる理由が無くなっていく。
次第に、いてもたってもいられなくなる。
その時こそ、いざ出港!

何か特別なものを手にするためには、
十分な準備によってリスク減らすこと。
100%の成功に欠けてる部分をちょっとした勇気で埋めること。
これしかありません。

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そして、小さい子と大きな子

2009年09月18日 | ライフ
神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計の建物の近辺に
どうやら住みついている親子のようです。

親猫が5匹の子猫を引き連れているのを、
良く見かけるのですが、
そのうちの一匹がのんびり屋さんなのかどうなのか、
私が近づいても、触れても全く逃げることはありません。

その猫に勝手に名前をコロと付けたのですが、
残念なことにコロは、今回写っている猫の中にはいません。

他の猫たちに信頼してもらえるように、
笑顔で優しく近づくのですが、まだ信頼をしてもらえません。
写真は、近づく私に親猫が警戒を示しているところです。

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小さなこと。大きなこと。

2009年09月18日 | 雑感・愚見
何かを成そうとする時に、大きな動きは決意一つで案外簡単に出来たりします。
小さな動きは、小さな動きであるゆえに継続し積み重ねることによって、
初めて目的を達成することが出来ますが、
実は、この継続力を発揮させる事が一番難しいのです。

ダイエットを始めたという人が、
決意と共に食事を大きく制限することや過激な運動を始めます。
しかし、これはボクサー等がおこなう減量であってダイエットではありません。

減量の目的は短期間で体重を落とし、
短期間でも目的の体重を維持できればよいための方法です。
ですから、目的を達成すればボクサーと同じように、
目的を達成した途端に急激に、または、じわじわと元に戻っていきます。

それでは上手く行かない事が多くの情報により分かっているはずなのに、
何故多くの人が減量のスタイルを取るのか、これも、小さな動きを維持し続ける事の
大変さをどこかで感じ取っているからかもしれません。

何故、小さい動きが大きい動きよりも難しくなるのかを考えてみると、
心が納得しないままでも短期的な大きな動きは心を引きずりながらも起こせるが、
小さな動きは長期的な継続が必要であるがゆえに、
心が納得しないままの行動は、継続が出来ないと考えても良いのではないでしょうか。

自分の心を自分にも他人にも誤魔化すようにちまちまと小さな行動を起こさず、
ダイエットのように元の木阿弥になる事がほぼ確定しているものでないなら、
思い切って大きな行動を起こしてみることも必要です。

「選挙で投票しても何も世の中が変わらないから行かない。」
今回の選挙の結果の良い悪いは分かりませんが、
ちまちまと動いても無理なら、思い切って大きく動く、
そう言った意味で今回の政権交代は何かが起きる可能性はあるはずです。

しかし、今回の諸大臣の深夜の挨拶、論客ぶりを発揮していた面々が、
凄く緊張していたどころか完全にあがっていたという言葉がピッタリの姿が、
TVに映し出されていました。

情けないというより、自分が背負う責任の大きさをしっかりと自覚した姿だと、
好感を持てたのですが、あんな人達でも緊張することがあるという事を、
緊張で悩んでいる人には知って欲しいなと思ったりもしました。
緊張は恥じるべきものではなく、ステップアップの場に勇ましく立っていること。
そして、その姿を現している。そう思います。

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