心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

良い人と言われる人ほど

2016年09月28日 | 行動選択

人は、

個人が複数集まり、集団(社会)を形成した時に

個人の間や集団間において

一方が他方の考え方や感情や言動などを

変化させることが多くあります。



つまり、それは、

個人が単体である場合とでは

異なった心の動きをすることが

多くあると言うことです。



私のような平凡な人間からすると

当たり前と言えば当たり前のことなのですが、

なかには???と

感じる人もいるかもしれません。



人間は単独では精神的、肉体的にも

強い生き物とは言えませんが、

高いコミュニケーション能力によって

集団になることでより強い存在となることが出来ることを

知っています。



その集団を構成する一員でいることで

より強く自分を守ることが出来、

より大きな果実を得ることが出来ることを知っています。



ですから、

その集団のリーダーとなれば、

個人を優先するよりも

その集団を安定して維持できるよう、

また、より機能的な、より強い集団へと

発展することを優先しますし、



一構成員であるなら

個人の価値観とズレがあったとしても

集団の価値観に同調し

その集団を乱し、力をそがないようにします。



このように

リーダーが集団に影響を与えたり、

個人がリーダーや集団から影響を受けたりすることを

社会的影響と言うようです。



これらの原因と言うか、起こりの源は

その集団から嫌われることを恐れたり、

集団から排除されて一匹狼となることを

恐れたりする気持ちにあります。



多くの場合、

私達が、最初経験する集団(組織)は

家族であり、

そのリーダーは、父親。

いや、時によって母親であったり、

祖父母であることもありますが、

とにかく、一構成員としての立場を経験します。



そして、

その集団には、ある種の規範が存在し、

まだ自分なりの価値観を形成しきれていない子供は、

それを守ることを自然に心に纏います。



なぜならば、

子供は家族という集団から排除されると

単独では生きていけないことを

本能的に知っているからです。



それらの規範の中には、

子供ゆえに守らなければならないことと

将来は、守る必要がないことがありますが、

それらを混同することなく

維持するものと変えるべきものを

しっかりと判断することが大切です。



判断することを難しく考える必要はなく

その個人にとって

変えるべきものは何らかの心の反応によって

教えてくれるはずなのです。



変えるための第一歩は、

心の反応に気持ちを傾けて

その声を聞いてあげることです。



次の動画は、

待合室のようなところで、

自分の名前が呼ばれるのを待っていると

何故かブザーが鳴り、

ブザーが鳴ると

周りの人が何故か立ち上がる。

(最初立ち上がる周りの人達は、仕込み。)



物凄く不自然な行為なのですが、

これを何度か繰り返していると

同調反応が起きて、

意味が分からないまま同じ行動を取るようになり、

他のみんながいなくなっても

その行動を取り続け、

後から来た人も、それに影響されて

同調行為を行ってしまう様子が記録されています。



この動きを

小学生か中学の時にやった体力測定の

踏み台昇降運動の時に持っていけば、

整合性が取れていると思いますが、


何か特別な理由が説明されていない限り、

このような行為をすることは意味が分かりません。


これと全く同じ状況を体験することは

無いと思いますが、

個人の悩みの原因が

実は、これと似ている行為となっていることが

あるかもしれません。







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理由

2014年01月22日 | 行動選択




私達は、行動を決定する時に

どのような決定の仕方をしているのか

大きく二通りのパターンに分けることが出来ます。



何かの行動を起こす時に

自分を納得させることが出来る理由(わけ)を集めてから

決定する傾向が強い人と、



その行動をした後に、

その行動を

自分に納得させたり

正当化したりするために

理由(わけ)を集める傾向が強い人に

分けることが出来ます。



先の方は、理論派、慎重派タイプで、

快楽、喜びよりも安心、安全を優先し、

後の方は、行動派、直観派タイプで、

安心、安全よりも快楽、喜びを優先します。



どちらのパターンにしても、

行動選択の結果について

自分が納得出来、正当化出来、

許容することが出来ている内は

問題がありません。



問題となる時は、

慎重派は、行動しない自分を、

行動派は、行動し過ぎる自分を

理由で正当化することが難しくなった時です。



つまり、

自分の馴染み深いパターンの反対側の

気持ちを無視出来ないようになっている状態です。



そして、

その問題を解決しようとしても

上手く解決することが出来ないでいるような時は、

馴染み深い自分の行動選択パターンのまま

問題を解決しようしていることが原因と

なっていることがあります。



慎重派タイプは、

してはいけない理由を集め、

行動派タイプは、今度こそは成功と

行動するための理由を集めて

その最後の所を埋めようとしていることです。



行動を起こすにしても行動を止めるにしても、

その結果が

失敗であろうが、成功であろうが、

何故、そのような結果となったのかの

理由はどのようにでも見つけることが出来るものです。



そして、その理由は、

確率を高めるために役立つ事はあっても

完璧な理由とは成り得ることはありませんから

最後の所はどうしても埋まることはありません。



慎重派タイプも行動派タイプも

実は、行動して良い理由も

行動してはならない理由も、

とうに見つけてもいるのですが、

それに十分な重みを与えていません。



そのことに気がつかず、

また、気がつかないふりをして

もっとしっかりとした理由があればと

どちらのタイプも

自分のタイプに合致する理由だけに

十分な重みを与えてしまいます。



結果、

慎重派タイプは、

してはならない理由が

天秤の一方の皿の上に居並び、

してはならないリストがどんどんと増えて

心の自由度を失っていきます。



行動派タイプは、その逆です。

ああせずに、こうしたら成功するはずとか、

ここまで来たら止められないとか、

次こそは上手く行くかもしれないと

行動するための重みのある理由が

天秤の上に居並び、

行動を強めて行きます。



完璧でないもの、

つまり不完全なものをいくら集めても

完全に正しい答えとはなりませんし、

不安定要素が完全に埋まることもありません。



そして、悪くすると

理由を集めれば集めるだけ、

問題の原因となっているパターンを

強化することになります。



問題が解決に至らない状態が続く時には、

押しても開かないドアを

押し続けることで開けようとしていないかどうかについて

検討しても良いかもしれません。



そして、押し続けている自分を発見してもなお

押し続けることを求める気持ちがある時、

そこには真に向き合うべき

心の規則を発見することが出来るかもしれません。


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不毛

2013年06月02日 | 行動選択



孟子の性善説は

人は生まれた時は善であり

その善の身を悪行に染めることのないよう

礼節を学び自分を律し続けなさい。



荀子の性悪説は、

人は弱い存在で生まれ

つい正しくない行いをしてしまうものであるから

礼節を学び自分を律し続ける努力をしなさい。



これからすると、どちらも結論は同じ。

礼節を学び自分を律する努力を

怠らないようにとの意味ですね。



私が学んだ心理的な考え方の一つに、

「悪い人はいない。悪い行動をする人がいるだけ。」

というのがあります。



この意味の私的な理解は、

人間には悪い人はいないのだから

どんな人も信頼し、どんな人にも愛を持って接し、

どんな人をも赦し、全ての人を愛するというような

崇高な気持ちを持つ事を

自分にも相手にも求めているものではありません。



私の理解は単純で

その人が本気になったら

その人は今の自分を変えることが出来るです。



そして、全て人は、

自分を変えようと本気になる時が来るだろうし、

自分を律しようとする時が来るだろうけれども、

その時が、まだそうではない時もあります。



カウンセリングでは

自分を変える覚悟と本気の気持ちに

迷いがあったとしても

その方にはカウンセリングに足を運んだ分の

覚悟と本気がありますから

迷いの部分を取り除く取り組みをする事から始めて

覚悟と本気を大きくすることが出来ます。



さてですが、

日常の中で人と人が交わることで

いさかいが起きることがあります。



いさかいの誤解が原因であるなら

誤解を解くことで矛を収めることが出来ます。

信念や価値観の違いであるなら

相手を認めることで矛を収めることが出来ます。



どちらかが自分の間違いに気が付いていなかったり、

知らなかったりしただけなら

十分な話の中で間違いを発見し解決を見ることが出来ます。



自分の口が過ぎたり、相手の口が過ぎたり、

損害を与えたり受けたりした場合には

謝ることや赦すこと、

また被害を弁済することで解決に至ることがあります。



しかし、

相手の言い分が

認め受け入れることが出来ないような

理不尽な非難や要求であったり、


誤解が解けそうな所まで話が行くと

話しの論点がずれて攻撃や非難が続いたりして

話しがぐちゃぐちゃにしてくるようなら



そのあなたの眼の前の人は

礼節を学び身に付け自分を律する努力も

和の精神を持ち合わせていないと考えてみることも

必要かもしれません。



その相手は自分が間違っていることに

気が付いていないのではなく

その人は自分が正しいと思い込んでいるのでもなく、



自分が本当は間違っていることを知っていて、

自分の言い分が間違っていようがどうであろうが

相手を屈服させて自分の要求や欲求を満たすことが

目的かもしれないと。


あるいは、相手から屈服させられないための

過剰な防衛心からくるものかもしれないと。



もし、あなたの目の前の相手が

そうだとしたら

あなたが理解を求めたり誤解を解こうとして説明しても

証拠を提出したとしても

その先には和解のゴールはありません。



相手の理不尽さを唱えようとも

その先には和解のゴールはありません。

何所にも和解のゴールはないことに

気が付かなくてはなりません。



あなたがガンジーレベルの人であるなら

些細なことで頻繁に攻撃を受けたとしても、

頻繁に謝罪を要求されたとしても、

大きな愛情で受け止め、大きな心の器で赦し、

いつかはその人の凍りついた心を

溶かしてあげることが出来るかもしれません。



自分がそのレベルであることの自信が無いとするなら

あなたがすることは一つです。



迷惑メールを即削除するのと同じ、

迷惑電話に対して

ただ一言「必要ありません。」とだけ伝えるのと同じで、

断固として自分の主張をする。

断固として相手の要求や主張を拒否する。



でなければ、

相手の理不尽な要求を飲むことになるか、

大切なあなたの時間を悪戯に浪費し

精神を悪戯に疲弊させることになります。



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ちょっと待って

2013年04月18日 | 行動選択



「自分が良ければそれで良い。」



悪びれたり、強がりではなく

心底からそう思っている人は

そう多くはないはずで、

少しでも関係がある人に対しては

尚更です。



その人は、

自分だけではなく

あなたにも楽しんでもらえるような

関係でありたいと思っているのです。



でも、でも、でも、

その人は、

常にあなたが喜んだり納得したり

心地良さを感じさせるだけの

言葉や行動を取るといったような

奇跡を起こせません。



だから、そんな時に

「それは嫌だ。」

「それについては話したくない。」

「もうそれはやめようよ。」

「今回だけにしたい。」

「それよりもこっちの方にしよう。」



とあなたの気持ちを隠したりしないで

伝えてあげて欲しいのです。

その人を助けてあげて欲しいのです。



何一つ助け舟をださないまま

「この人には奇跡の力はない。」

「この人は暴君だ。」

と断定して

その人から離れたり、大きな壁を造ったりするのは

あまりにも残念に思うのです。



その箱の中身が何であるのかは

蓋を開けなければ分からないのですから。





「あんなに迷惑をかけたのだから。。。」

「あんな酷いことをした私なんて。。。」

「私なんかといるよりも。。。」

「私さえいくなれば。。。」


その人を怒らせたのは事実かもしれません。

その人に迷惑をかけたことも事実かもしれません。

その人にとって自分が

世界で最高のパートナーでは

ないのかもしれません。



もうこれ以上あの人を

怒らせたくない。

もうこれ以上あの人に、

迷惑をかけたくない。

あの人の負担になりたくない。

あの人には笑顔でいてもらいたい。



例え、そのような気持ちからであっても

あの人から遠く離れてしまう前に

確かめてもらいたいのです。

その人は本当にそんなことを望んでいるでしょうか。



あなたが遠く離れてしまう事は、

もしかしたら

その人に

怒らせたこと以上に

迷惑をかけたこと以上に

笑顔を奪い、大きな悲しみを

もたらすことになるかもしれないのです。



その人のことを思ってであるなら

自分の気持ちだけで突っ走らずに

その人の気持ちを確かめ、

確かめたその人の気持ちを受け取ってあげて欲しいのです。



そして、

それが難しいと感じさせるものがあるとするなら、

何かに対する恐れの気持ちを

取り除いてしまう必要があるかもしれません。



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解き放たれる

2013年04月05日 | 行動選択



「私は本当に駄目な人なんです。」

「私の性格ですから仕方ありません。」

「私を何をしたいのか分かりません。」

「私の頑張りなど何の意味もない。」



自分の悩みの原因を

生まれ持った性質や性格によるものであって

解決するはずがないと考えてしまっている人もいます。



しかし、その人の性質や性格とは、

現在のその人の考え方や感じ方がどうであるのか、

そして、行動や態度の仕方がどうであるのかを

示しているにすぎないのです。



その人の考え方、感じ方、行動、態度には

その時々の条件の違いによって

柔軟に変化するものと、

諸条件の違いを殆ど加味することなく

不変のパターンの如く

繰り返すものがあります。



私達が苦しみや辛さを過大に感じたり

必要以上に長く感じている時には、

間違いなく不変化したパターンが

大きく深く関わっています。



この不変のパターンも

自分の考え方であり、

行動、態度の取り方であり、

感じ方でしかなく

本気で変えようと思えば

必ず変えることが出来るものなのです。



「今までもこんな自分は嫌だ!

変わらなくてはと思って色々とやってきたんです。

結局、何一つ変わることが出来ませんでした。」



こんな風に言う人も

変わることが出来ないのではなく

変わることの決意をしていないだけでしかありません。



つまり、変わっても良いだけの

情報が足りていないだけなのです。



「自分を変えるために

今まで色々な所に通いました。

何年も通ったのですが何も変わっていません。」



と先月来て頂いた方が話しておられたのですが。。。



そんな方があっけないほど短期間で

変わることがあります。

ここで誤解しないで頂きたいのは

何も私が優れていると言いたいのではありません。



私の所に来て頂いた時には、

それまでの所での取り組みによって

もう矢が放たれる寸前まで

弓が張りつめていただけで

最後の一引きだけを

私が担っただけなのかもしれないのです。



能力や技術を高めることは

一朝一夕には行きませんが、

変わる時は一瞬です。



変わるための準備が整った次の瞬間、

矢が放たれたように

自分でも驚くほどの勢いで

それは起きたりするものです。



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2013年03月25日 | 行動選択


その人が前に進めないのは、

障害物や向かい風の所為ではなく

その人自身の足が止まっていることが

原因であることが少なくなかったりします。





その人が上手く行かないのは

ただ、

開ける扉が違っているだけかもしれません。






多くの人は、頂上までジャンプすることは出来ませんが、

目の前の一段の階段を上ることは出来るものです。



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自分を変える

2013年02月20日 | 行動選択



心の悩みや問題解決のコツは、

他人を変えようとするのではなく

自分を変えることなのですが、

これについて

質問と言うか、意見を頂いたことがあります。



「理不尽な要求をする人、

価値観が大きく違う人と

上手くやるためだとしても、

自分の気持ちを押し殺したり、

誤魔化したりしてまでも

相手と同調することは

正しいことだとは思えない。」



確かに、これも

他人ではなく自分を変えていると言えますが、

そのような意味ではないのです。



上のような場合、

自分を変える前は、

相手と自分も不快な状態。

そして、

上のような形で自分を変更した後は、

相手は快となり、

自分は依然として不快な状態となります。



自分の不快な状態は変わらず、

相手の不快な状態が変わっていることになりますから、

これは、自分を変えるための取り組みではなく、

相手を変えるための取り組みとなります。



自分を変える取り組みは、

自分のそれまでの思考パターンや

行動パターンを変えることで、

短期的、または長期的、あるいは最終的に

自分に快が得られるものでなくてはなりません。


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夢を叶える

2012年09月29日 | 行動選択


誰しも夢の一つや二つを心に描いたことがあると思いますが、

その夢を誰かに語るにしても、

自分で確認するにしても、

どのような表現しているでしょうか。



「いつかは、この夢を叶える。」

「出来ることなら、それを叶える。」

「叶えば良いなあ。」

のような感じで表現をしていたとしたら、

あなたのその夢は、

星を見るように自分から随分遠くの離れた場所に

描いている可能性があります。



「夢をこの手に掴む。」

「夢の階段をかけのぼる。」

「その扉の向側、そこに夢がある。」

のような感じでイメージしていたとしたら、

あなたのその夢は、

自分から近い場所に描いている可能性があります。



遠くに描くその夢は、

叶わぬ夢、夢物語と捉えているかもしれません。

だとしたら、自分がそう信じている限りにおいて

叶うはずもありません。



近くに描くその夢は、

目標と言う言葉に置き換えることが出来る位に

現実的なものとして認識しているはずですから、

それを実現する可能性は、

先ほどよりもかなり高くなるはずです。



夢を語る言葉、夢を描く場所を変えるだけでも、

自分の気持ちや行動に変化が起きるかもしれません。



さて、ある夢が唯の夢物語的なものから、

現実的なものへと印象を変えた後は、実行です。

実行しないまま、頭の中でいくら念じるだけ、願うだけでは、

睡眠の中で夢を見ているのと大差ありません。



夢を掴むためには、

先の収穫の喜びを得るために、

土地を耕し種をまくといったように

農耕的な行動をするか、

漁に出るというような身近な収穫を得ようとする

狩猟的な行動をするかとなります。



農耕的な行動で夢を掴もうとする場合の、

ちょっとしたポイントは、



1、ゴールを明確にする。

旅行に行くにしても目的地を決めてから出発するのと同じです。


2、リアルな成功イメージを持てる計画を立てる。

そのために必要なら、最終ゴールまでの間に、

成功イメージを持てる小さなゴールを設定する。


3、見直し

いざ行動を起こすと計画通りに行かないことが出てくるもので、

そんな時に計画を見直し変更する柔軟性を持ちます。


4、人の意見に耳を傾ける

何もかも自分一人の力だけでやろうとせずに、

人の意見や観点、協力を拒否せずに受け入れる度量を持ちます。

しかし、鵜呑みにするのではなく取捨選択をします。


5、休む勇気

スーパーマンではありませんし、そうである必要はありません。

時間的、精神的、体力的、経済的にゆとりが無くなれば

判断力、行動力が鈍り良い結果が得られなくなります。


6、失敗から学ぶ

新しいチャレンジには失敗や躓きはつきものです。

失敗を嘆いたり恐れたりするのではなく、

失敗から学びます。


7、成功を恐れない

チャレンジを成功は、それまでの自分にとって未知な世界に

足を踏み入れることになります。

実際に踏み入れてしまえばどうってことは無いんですが、

それまでは、その扉の向こうは

恐怖、不安の世界だと感じることがあります。

ゆえに、恐れから成功一歩手前で急激な失速、

または自ら失敗することを選んでしまうことがあります。


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背中を少し

2012年08月27日 | 行動選択


私達は、そんなに強くないものですから

ついつい楽な選択をしてしまいがちです。



本当は、それは自分にとって楽しいことを知っているのだけれども、

本当は、それは今の自分が出来ることを知っているのだけれども、

「まあ、良いか。」「今でなくても良いか。」で、

ついつい楽な方を選び、一歩先へ、一段高みへと向かう

行動への決意、決断を先送りにしてしまうことが

多々あります。



だからと言って、

努力を怠る人や自分を律しない人は、

人ではなく動物でしかないと言うような厳しい言葉を用いて、

個人が何処かの心のレベルに持つ「~すべき。」を刺激し、

危機感をあおり不安を増大するつもりはありません。

私達は、泳ぎ続けなければ死んでしまうサメやマグロでは無いのですから。



また、

「君は、やりたいと思っていることがあるのに、

いつか、そのうちにと繰り返し、

気持ちを誤魔化し続けていないだろうか。

いつ、それをやるの?

今、やらないものは、1年後、5年後、10年後も

今と同じように気持ちを誤魔化し、

都合の良い言い訳を自分に言い聞かせているか、

あの時やっていれば良かったと後悔にまみれているかのどちらかだ。」

と言うように問題を提議することで、

個人が何処かの心のレベルに持つ成長欲を刺激し、

それまで安定していたはずの心をかき乱し、

焦りや恐れを増大させるつもりもありません。



そうなると、それはもう

「あなたの周りに何か邪悪な念を感じます。

一刻も早く取り除かなくては、とんでもない不幸が訪れてしまう。

いや、その前兆がもう起きていることはないですか。」

と言って、グッズを売りつけるのと大差なくなってしまいます。



誰かから、そのような働きかけがあった場合、

それが、そのような類のものではないかどうか、

その判断は難しい所です。



その判断の仕方の一つとして、

努力をし続けることに重きを置くのではなく、

決断に重きをおいてみることも有効です。



例え、その行動が正しいものだとしても、

自分の心がワクワク、ウキウキしないものであるなら

大部分を苦しみが占め行動は続かないでしょうし、



最初は気が進まないものであったとしても、

ワクワク感とウキウキ感が大部分を占めるようなら

その行動は長く続き自分の血となり肉となるはずです。



自分に何か決断、決意をついつい先送りにしているようなものが

あるとするなら、

自分の周りを見渡し、期待を持てそうな誰かに、

一度、自分の背中を少しだけ押してもらえるように仕向けるのも

一つの良い方法ではないでしょうか。



すると、こんぴらさんの1368段の階段も

あれよあれよと昇ってしまうこともあります。


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悔しさ

2012年07月24日 | 行動選択


敗れて、失敗して、叶わず、打ちのめされて、

大人の自分が、悔しくて

人知れず、あるいは人前で涙を流す。



勝利し、成功し、叶い、掴み取り、

神にそれに値する人間であることを

選ばれ、許され、認められ、受け入れられたかのように

人知れず、人目をはばかることもなく涙する。



何かの行動を起こす時には、

それが上手くいかなかった時のリスクへの対処方も

頭に入れて行動を起こすことが大切です。



だからと言って、

それは、決して上手くいかなかった時の良い訳のために

準備するものではありません。



どうせ、たかが、しょせん、やっぱり、

べつに、どうってことはない、あいつと私とはモノが違う。

等の言葉を懐に忍ばせていないだろうか。



また、それを全く準備しないまま行動を起こすのは、

豪胆、勇者、冒険者、開拓者でも何でもなく、

単なる自殺行為、自虐行為、自傷行為と等しくなります。



その人が、無茶苦茶な立ち振る舞いや要求ばかりを

自分に突き付けるのは、

「俺を嫌ってくれ!」であり、

その人が、あまりにも危険な綱渡り行為を続けているのは、

「こんな自分を壊してやる!」で、

これは、退路を断つと同じ意味ではないのです。



脱出の扉を準備をしながらも、

それに向かう時には、全身全霊で、本気で、必死で、子供のように。

ゆえに勝利した時、掴みとった時には、

地鳴りのような心の震えや、全ての細胞が弾け飛ぶような喜びに涙し、

それが叶わず、打ちのめされた時には、

怒りにも似た悔しさに涙する。



この涙が、自分を強くさせる。

自分をグググと成長させる一番の栄養源となると思うのです。

しかも、感動的で美しい。


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