心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

蝶を追って

2010年09月30日 | 見方、捉え方





「天才とは、蝶を捕まえようと追っている内に

山頂まで辿り着く人である。」

と言う言葉があるように、

目標に到達する過程に努力と言う言葉が

しっくりとハマらない人がいます。



こんな人と同じように張り合っても勝てる筈がない。

そんな人以上の高みへと登れるはずが無い。

例え昇れたとしても、

多くの苦しみの時間にまみれるはずである。



だから楽しく生きるために、

もっと欲張っても良いように思う。

過程を楽しみ、目標に到達して楽しむ。

蝶を追うように目標までの道のりを

進んで行けるものに取り組めば、

その人は、その道の天才と呼ばれる人になるに違いない。



とは言っても、

組織の中やビジネスでは、

自分のペースで、自分のやりたいことを、

自分のやりたいようにとはいかない事もある。



そんな時、自分に努力という行為を強要し、

むずがる心を力づくで押さえつける前に、

少しでも蝶を追う気分になるために、

どうあれば良いのかについて考えてみることも大切です。



そのためには、

物事を短く区切りると山頂も低くなり、

険しい道のりを、

そうでもないものに変えることが出来るかもしれません。



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夢中

2010年09月25日 | 行動選択





頑張り過ぎていませんか。

もっと頑張ることが必要だと感じていませんか。

幸せになるためには頑張ることが必要でしょうか。



頑張ることは、努力をすること。

努力とは、苦しさや抑え込み、

自分に我慢を強いることとした場合、

精神の動こうとする方向が

ちぐはぐであることを示していることになる。



苦しさや我慢を抑え込みながら、

そこに精神エネルギーを多量に費やし精神を疲弊する。

だから、私は無理な努力や頑張りを良いとは思えない。



自分が夢中になれるもの、

楽しくて仕方ないものに

エネルギーを注ぐ方が遥かに理にかなっている。


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決意

2010年09月24日 | 雑感・愚見




今まで、そこに立ってどれくらいやり過ごしだろうか。

一歩踏み出せば、

違う景色を見ることが出来ることは知っていた。

違う場所に建てることを知っていた。



今まで、そこに立って旅立つ人をどれだけ見送ってきのだろうか。

一歩踏み出すには、

少しの勇気が有れば良いことを知っている。

もう少しだけ自分を信じれば良いことを知っている。



未知のものへの不安がなくなれば、

困難に立ち向かう力が持てたら、

その時には、出発しようと自分を納得させてきた。



でも本当は知っていた。

そんなものはいつまで待っても手には入らない。

そして、もう準備は出来ていることを。



後は、一歩踏み出す決意だけ。

そして、それは自分には簡単なもの。



だって、どこに行くのか、どこまで行くのか、

そして、途中下車して休むことも、一旦引き帰すことも、

全部、自分が好きなように決めることが出来る。

それを知っているから。


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取り決める

2010年09月23日 | 心理カウンセリング




私は、心理療法で一番最初に行うことは、

催眠を誘導することでも、

相談者の苦悩をさも理解しているように振る舞うことでもなく、

どのようなネガティブ感情を解消したいと考えているのか、

そして、そのためにどのような事に取り組むのかを、

まず、相談者と取り決めることが大切だと考えています。



これは、例えば、

「人からどう思われるのか気にし過ぎてしまう。」

という相談を受けた場合、

ネガティブな感情は、

恐れと不安。

解決したいことは、

どう思われるのか気にし過ぎることが無くなる。

または、自然に振る舞えるようになること。

と言うことではありません。



もちろん、初回面接ではこのような話を

お聞きすることにはなりますが、

ここで言う取り決めることではありません。



ネガティブな感情、不安と恐れ。

そして、自然に振る舞えるようになることは、

これは、目的、目標で

心理療法が効果的に上手く進んでいるか、

心理療法をいつ終了とするのかを

確認するための目安となるものです。



取り決めるものというのは、

目的を達成するために、

書き換える必要のある心の規則が

何であるかを相談者と検討し、

そして、最初のターゲットを何にするのかということになります。


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知識と行動

2010年09月22日 | 雑感・愚見





一つの公式。科学的発見、発明、立証。

歴史的発見。技術、理論確立。



一人の偉人が自分の人生の多くを費やし手にしたものを、

私達は、それらを見て、聞いて、読んで

遥かに短い時間で得ることが出来る。



こんな有難いことはないのかもしれない。

その人の命を譲り受けているようなもの。

私達にとって身近な車一つとっても、

一つの命ではなく多くの命が積み重なり形となったものです。



自分の考え、行動結果だけで

道を切り開いていくことも出来るけれども、

やはり先人達の貴重な遺産を自分に上手く役立てた方が、

遥かに効率が良いことは間違いありません。



しかし、知識を知識のまま、

情報を情報のまま、

頭の中に積み重ねるだけでは、

絵に描いた餅と同じです。



幻想、妄想、イメージ、自己満足の世界と変わりありません。

絵に血と肉と魂を入れるためには、

やはり行動、実践あるのみです。



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刺激を求める

2010年09月18日 | 雑感・愚見




いざ、買い物に行こうと思ったら

財布が見当たらない。

「あれれれれ。どこだ?」と近くを見渡し、

隣の部屋に行って、でも見つからない。


イライラして、それがあせりに変わり、

そして、ちょっと諦めかけた時に、

ふっと、元いた机を見ると。。。

「あっ財布みっけ。」



見えていたはずなのに見ていない。

こんな経験があるのではないでしょうか。



探しものと同じで、

考えやアイディアに行き詰った時に、

ふっと気持ちを緩めて休めてみたりすると、

あれだけ出てこなかったアイディアが

ふっと湧きあがることがあります。



宮崎駿監督も煮詰まった時に仮眠を取ると、

不思議な事に良いアイディアが浮かぶそうですし、

槇原敬之さんの大ヒット曲「世界に一つだけの花」も、

犬と寝ていて起きたら文章が浮かんだそうです。

これを緊張と緩和の効果とでも言っておきます。



また、自分の考えだけで推し進めても、

どこかで煮詰まってしまう事があります。

そんな時には誰かの知恵を拝借とまで行かなくとも、

誰かとの何気ない会話に刺激を受けて

イメージが膨らむことがあります。



その話そのものは、特筆するものでなくても

それが自分の中で化学変化を起こす

起爆剤になったりします。



その化学変化を起こすためには、

その準備が出来ているかどうか。

知識を得る。情報を得る。経験を積む。



外から取り込んだものに

化学変化が起きることを期待して、

自分に準備が出来ていないと

何かが起きても小さなものとなり、

準備した材料が多ければ多いほど

その化学変化は強烈になります。


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研修セミナー

2010年09月14日 | お知らせ





2010年 9月13日(日)

名古屋商工会議所 若鯱会様よりご招待を頂き、

研修セミナー~経営者のためのメンタルケア~

の講師として参加させていただきました。



若鯱会は、日本最大級の若手経営者・後継者育成のための

異業種交流団体で、会員の相互啓発と企業の持続的発展、

地域経済の活性化への寄与を目的に活動されています。



セミナーに参加して頂いた201名の皆様の、

熱意と意欲には圧倒されてしまいました。



心理についての話に熱心に耳を傾けられていたのはもちろん、

一対一の誘導となる瞬間催眠体験の希望者を募ったところ、

全員ではないかと思うほど多くの方に手をあげて頂きました。



今までの経験では、催眠には興味があるけれども

自分が実際に体験するのはちょっとと、

しり込みする方もおられ、

多くて一割程度の希望者となっていましたので、

とても有り得ない希望者数です。



それだけでも、驚きなのですが、

実際の誘導によって

次々と催眠体験をする仲間を目にしたことで、

さらに希望される方が増えていったように思います。



さらに、さらに素晴らしいことは、

希望された方の殆どの方に実感ある催眠を

体験して頂くことが出来たことです。



以前のブログに書いたかどうか忘れてしまいましたが、

催眠は術でもなく魔法でもありません。

誘導者と体験者とのコミュニケーションによって

達成する事が出来ます。



そして、誘導者は催眠体験を希望、

または了承する被験者の援助者ですから、

誘導者がいくら素晴らしい技量をもっていたとしても、

それだけでは、その目的を達成することが出来ません。



被験者の協力、被験者の心の柔軟性、

未知なるものへと足を踏み入れる決断をして頂くだけの

少しの勇気を提供して頂くことが必要になります。



さらに、誘導者の技量が高ければ高いほど

被験者の負担が少なくなり、

誘導者の技量が低ければ低いほど

被験者の負担が多くなります。



ですから、今回の希望者数の多さ以上に、

実感ある催眠を体験される方が、

希望者のほぼ全員ではないかと思われる位に達したことは、

セミナーに参加された皆様の心の状態。

積極性、柔軟性、熱意、意欲が、

どれだけのものであったのかを考えると、

感動をせずにはいられなくなります。



今回、お世話になった委員の皆様、会員の皆様に

心よりお礼を申しあげます。



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再構築

2010年09月11日 | 心理カウンセリング





日本の国民が安心して過ごすために、

そして、

社会が発展するために

国家が制定した法律があります。



私達は、日本社会で住む限りは、

日本国が制定した法律の枠の中で

行動することを求められます。



心の規則は、個人の法律のようなもので、

個人が安全、安心して過ごすために、

そして、生き生きとした毎日を送るために

個人が心に定めたものです。



個人が成長し、

置かれる立場や環境が変化していくにつれて、

過去に制定した心の規則のいくつかが現状に合わなくなります。

この時、その時々の体験や新しく学び取った情報を取り入れ、

柔軟に心の規則を変更していくことが求められます。



しかし、強い感情を伴い制定された規則は、

深く無意識に刻み込まれ変化を難しくします。

そして、現状に合わなくなっている心の規則のまま、

対応しようとするのですが、

やがて対応できなくなってくると、

ネガティブ感情が強く、頻繁になり、

心のバランスを保つことが難しくなります。



このような状態が悩みの状態で、

悩みの状態から抜け出すには、

現状に合わなくなっている心の規則を、

現状に適応したものに書き換える必要があります。



それが、核心中の核心、

親柱的な心の規則であった時、

バランスを保つことが出来なくなり、

全てが崩れることがあります。



この時、今までよりも気力が低下したり、

体調が悪くなったと感じるようなことが

起きることがあります。

しかし、このような状態も何日か経つと、

次第に心身が整って行き、

施療前よりも心身のしっかりとした

新しい土台が出来ます。



このようなことは滅多に起きることはありませんし、

施療者がそれを狙ってもなかなか出来るものでもありません。

相談者の心が、その準備が出来ている時、

思い切った変革を決断した時にだけ起きます。



これも催眠誘導と同じです。

誘導者がどんなに深く導こうとしても、

最後は被験者の心の許可が降りなくては導けません。



このような変革が起きた時は、

ある程度、相談者の様子から判断が出来ますから、

それを見逃さずに、

そのようなことが起きる可能性があることを

施療後に説明をしっかりしなくては、

相談者は自分の状態に不安や恐れを感じてしまい、

新しい土台を無意識が構築する時間を長くしてしまいます。



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ニュー

2010年09月07日 | 心理カウンセリング





心が変化すると、

ちょっとした違和感を感じることがあります。



新しい服を着た時、

新しい靴を履いた時に、

ちょっとした違和感を感じるのと同じです。



まだ、新しい自分に馴染んでいないからです。

少し戸惑いがあるかもしれませんが、

しばらくすると、その新しい感覚に馴染んできます。



心の悩みを克服することは、

その違和感を全身で受け入れる決意をすること。

その他のことは、あなたにとって意外と、

簡単なことだったりします。



それまで、

どんなに難しく強大で困難に思えていたものも、

新たな自分にとっては、

何故、あんなことを、

何故、あんなことがと、

と簡単で小さなことのように思えるものです。



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証明書発行

2010年09月02日 | 心理カウンセリング





「両親の顔を立ててカウンセリングに来ましたが、

私には何一つ問題はありません。

両親は働けと言いますが、

私は働けないのではなくて

働きたい仕事が無いだけなんです。」



あえて失敗をしてもらう方法は、

問題を自覚してもらったり、

問題を自覚しているけれども

分からないふりをして問題と向き合うことを

避けていたりする時に

おこなう方法の一つです。



それとは反対に

先の催眠ブースターのような場合、

クライアントが失敗をしないように配慮する時もあります。



心の変化や行動の変化が

大きすぎ無理があった時、

心は、無理のない変化の所まで、

あるいは元の所まで戻ろうとします。



この時、これを失敗だと捉え、

自分は、今の問題を解決することが出来ないんだと、

自分で自分に証明書を発行してしまうことがあります。



これが発行されると、

最初よりも変化を邪魔する要因が増えますし、

ネガティブな感情も

大きくなってしまう可能性があり、

それを避けたいのです。



もし負の証明書を発行してしまった時に、

すぐさまその気持を話してもらえたり、

こちらからの説明をしっかり理解してもらえば

その証明書の効力を無くしてしまうことも可能ですが、

いつもそう出来るとは限りません。



無理のない変化のスピードは

本人の心が一番分かっているはずなので、

そこは、クライアントの心におまかせして、

私はクライアントに変化を

ここまでと求めるのではなく、

変化を邪魔するものを取り払うことに

重点を置いています。



制限が無くなれば、

県内旅行に行くのもよし、

海外旅行に行くのもよしです。



枠が広がり多くの中から自由に選択できる状態になることを、

私の施療では主目的としています。


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