心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

心を温めてくれるもの

2012年10月31日 | 雑感・愚見


最近は、政治、経済、外交、教育、治安と、

嫌な気持ちになるようなニュースが多く流れて、

否が応でも目に耳にしていると

信じられるものが

一つ、一つと崩れていくように感じてしまう。



私が子供の頃には、末は博士(学者)か大臣かと言い、

その肩書は、人格者であり立派な人の

証明書に等しいものだと信じられていたし、



学校の先生、警察もまた、

「先生が怒ったのだから、何かお前が悪いことをしたのだろう。」

と親から言われ、確かに悪いのは俺だなとも素直に思え、

警察の人全員が正義の味方であり、町のヒーローだと信じられていたし、



TVや新聞も私達に真実を伝え、

暴力や不正、権力の横暴に

ペンの力で立ち向かうヒーローであると信じていたし、

組織のリーダーは、その組織に属する人のみならず他の人達も

幸せへと導くために責任を負い汗をかく人だと信じていた。



隣近所に住む人は、全て善人であり、優しい人であり

自分の家族のみならず地域の人達が助け合い、協力し合う。



私が育ったのが田舎だったことで、

こうしたことが当たり前のことだと感じて過ごせたのかもしれない。



この何百年?何千年かもしれませんが、

その長い時間をかけて育まれた風土や文化、価値観が

ちょっとした間に、数十年の間に脆くも崩れ去ろうとしているとは

思えないし、思いたくもない。



まだまだ、大多数の国民の中に脈々と息づいているはずで、

だとしたら、

日本中が雲に覆われているような気分が蔓延しつつあるように感じるのは、

ポジティブなニュースではなく、

ことさらネガティブなニュースに光を当て過ぎていることが

原因ではないかと考えたりする。



25日に、トルコ・アクデニズ大の学長が串本町を訪れ、

122年前の遭難事故の慰霊碑に献花するため、

わざわざ串本町を訪問し、

「日本の国民性は偉大だ。トルコと日本は家族だ。」

と話してくれたニュースや、



イングランド・プレミアリーグの

アーセナルFC監督のアーセン・ベンゲル氏が、


「日本人と比較すればヨーロッパ人の民度は恐ろしく低く、

日本では当たり前に通用する善意や思いやりは全く通じない。


隙あらば騙そうとする奴ばかりだ。

日本ほど素晴らしい国は、世界中のどこにもないだろう。

これは私の確信であり事実だ。


問題は、

日本の素晴らしさ、突出したレベルの高さについて、

日本人自身が全く分かっていないことだ。」


と話してくれたニュースはどれほど報道されたのだろうか。



嫌な気持ちにさせる事があるのも事実、

国内の問題だけではなく、

最近は外から気分の悪いアプローチをしてくる輩もいる。



こんな時だからこそ、

TVや新聞には、このようなポジティブなニュースを

もっともっと流して、

暗雲を払拭させる力の一つとして機能してもらいたいと切に願う。



日本の国民をおだてあげ、良い気分にさせて、

調子に乗せて、思いあがるのではないかと危惧するほどの

ポジティブなニュースをガンガンと流しまくってよってね。



それを神戸の片隅で願っていてもどうにもならず、

待っていてもどうにもならないものだから、

ゆえに、私の心にぬくもりと光をあてるために、

私は一つの番組に助けてもらう。



「探偵ナイトスクープ」

言わずとも知れたお化け番組、

依頼者は良い人ばっかで、こんな人達を見て、

こんな人達の言葉を聞き、

こんな人達の人となりに少しでも触れると、

日本はまだまだ捨てたもんじゃないって思える。


催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計

サイコパス

2012年10月28日 | 人格障害


他人の権利や気持ちを軽視し

欺瞞に満ち全くの己中心の行動をする傾向のある人を

サイコパス、日本では反社会性パーソナリティ障害と

呼ぶそうです。



今回の尼崎のコンクリート事件の角田 三枝子容疑者。

その他にも池田小学校無差別殺傷事件の宅間 守。

東京・埼玉の連続幼女誘拐殺人事件の宮崎 勤。

等もそうではないかと思われます。



しかし、サイコパスの人格者全員が、

いつも、必ず、このような凶悪事件を

引き起こしてしまうかと言うとそうではありません。



ちゃんと職を持って働いていたり、結婚をして子供もいたり、

挨拶をすれば笑顔で挨拶を返してきたりと、

ごく普通の人物として、

社会生活を送っているのです。



ですので、凶悪事件を起こす人がサイコパスで

起こさない人はサイコパスではないと言うのではなく、

サイコパスの人の中には凶悪事件を起こす人がいると言うことです。



ちょっと変な言い方ですが、

凶悪事件を起こさないサイコパスは、

人としての心、良心を完全に無くしてはいないと

信じたいところです。



サイコパスの中で能力や知能が高い人は、

大規模の組織を作ったり、

あるいは、その組織に入り込み地位を得て

君臨し人々を支配しようとします。



そこまでの能力や知能が高くない人は、

中規模、小規模の組織の管理職や公的機関の管理職、

仲間内(サイコパスは仲間と言う感覚を持っていないかも?)とか、

家族の中でリーダーとして

自分より弱い立場の人を威圧的に支配しようとします。



学校、医師、お店、企業などに、

子供を心配する親として、生徒として、

お客として、顧客としての権利を主張して、

明らかに理不尽な要求を繰り返すような

モンスターペアレント系の中にも、

サイコパスは存在する可能性は大です。



もちろん、心理関係の仕事をしている人達も

サイコパスの格好のターゲットとなります。



そして、言葉では苦しいから変わりたいと訴えるが、

自分が変わろうとする努力が非常に少ない。

または、皆無ゆえに施療が進まない。

そして、トラブルを数多く引き起こす。


ー喚き散らしたり、怒鳴り散らす。

ーAのスタッフにBのスタッフに、

 こんな酷いことを言われて傷付いたと言い、

 Bのスタッフには、Aのスタッフに

 こんな酷いことを言われて傷付いたと言う。

ーAのスタッフの悪口を他のクライアントに言いながら、
 
 Aのスタッフの前では、Aを褒めあげる。等。)


今はどうか分かりませんが、

すこし昔には、このようなことによって

スタッフの人間関係をぐちゃぐちゃにされた

医療機関も少なくないようで、

医療機関によっては、

施療の受付を断る所もあります。



クラッシックコンサートや映画館で、

大きな声でぺちゃくちゃと話す人が一人いるだけで

そのコンサートや映画は台無しになるようなもので、

一人のクライアントのおかげで、

100人のクライアントを犠牲に出来ないと判断するのも

いたしかたありません。



その能力や他人を上の立場で支配する野心が無い場合には、

自分は駄目な人間、非力な人間、かわいそうな人間としてアピールをし、

友人、知人、家族や関わりを持った人の善意や罪悪感を操り、

寄生して弱い立場からターゲットを支配して生きていこうとします。

そして、寄生するターゲットを見つけ、

寄生する能力は、才能とも言えるほど長けています。



この場合、本当に苦しんでいるのか、

それとも支配して操ろうとしているのか、

表面上は見分けがつきません。



サイコパスの特徴として、ある人が言うには、

良心の異常な欠如。

他者に対する冷淡さや共感のなさ。

慢性的に平然と嘘を付く(息を吐くように嘘を付く。)

自分の言動に対する責任をとらない。

罪悪感が皆無。

絶大な自己中心的。

口が上手い。

と定義しています。



何故、このような人間が誕生し育つのか。

DNAレベルの原因が8割、

そして、成育環境が2割とも言われていますが、

今だ良く分かっていない脳の分野ですから、

何とも言えません。



他には、

事故によって脳の損傷やダメージが原因となることや、

脳内に出来た腫瘍が原因となることもあるようです。



一般の人は、関わらないことが一番ですが、

そうは言っても、私はサイコパスですと

名札を付けている訳では無く、

最初は、ごく普通の人物のように思えますから、

どうしても関わってしまうこともあるかもしれません。



そんな時に、甚大なる被害を被らないために

次のようなことに注意をしましょう。



相手が普通の人物から豹変し、

強引かつ無茶な要求をしてきたり、威圧的、暴力的であっても

「自分にも悪い所があるから。」

「自分さえ我慢すれば治まる。」

と言ったように、反発することや抵抗することをせずに

自分が折れて治めようとする傾向のある人は要注意。



サイコパスは、そこで終わりません。

際限なく押し込んできます。



また、理不尽な要求に耐えることこそ

美徳だと考えているようなイエス・マン的な人。



自分が悪い人か善い人か、

自分の価値や行いの正誤等を

他人からの評価や承認に委ね過ぎている人も要注意。



真の善意からではなく、

何処か自己評価の低さから、

自分を必要としてくれる人によって

自分の存在価値を感じようとする気持ちからの、

「困っている人を見たら放ってはおけない。」と、

手を差し伸べる人も要注意です。



ゲゲゲの鬼太郎に出てくる妖怪「こ泣き爺」のように

一度おんぶしてしまうと、おんぶした人が

押し潰れてしまうまでの負担に膨れ上がります。



ですから、関わらないことが一番ですが、

もしも関わりターゲットになった時には、

当たり前と言えば当たり前のことですが、

ここまでは良いけれども、これ以上は絶対に譲らないラインを

自分がしっかりと持っていることです。



ところでですが、

先日、友人が遊びに来ていて、

例のサイコパス診断テストに答えてもらったんですが、


お父さん、お母さん、姉、妹の

平凡な家族がいました。

ある日、お父さんが事故で亡くなり、

その葬儀で、お姉さんは、

妹と仲良く話していた

一人の男性に恋をしてしまいます。

数日後、お姉さんは妹を殺してしまいました。

何故、お姉さんは妹を殺したのでしょうか。


のこれです。



当然、私の予想は、

多くの人と同じような答えが返ってくると思っていたのですが、

即答で、

友人「お姉さんは、またその男性に会えると思ったから。」

私「え?あれ?」



ではと、もう一問。

また即答で、

友人「何々だから。」

私「あれ?あれ?」


催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計

人なのか疑わしい

2012年10月25日 | 人格障害


今までにもとんでもない事件がありましたが、

今回の事件は、あまりにも惨い、あまりにも酷い事件です。



己の欲を満たすために、

あれほどのことを平気でやった犯人達は、

本当に人なのか疑わしい。



犠牲者は、7人とも10人とも、

それ以上の可能性もあるとのこと。

金銭を奪っただけでは無く、

家族の絆を崩壊させ、命までも奪う。



本当に日本人が起こしたのか。

例え特殊な一人が起こしたことだとしても、

日本人の魂が宿っているならば

それをしようと想像することすら出来るはずがない。



本当に日本人が起こしたのか。

本当に人なのか疑わしい。

犯人達の所業に見合う罰則が、

この世にあるとは到底思えない。



そして、全てが闇の中で人知れず行われていた訳では無く、

そこで何かが起きていることを感づいていた人も

少なからずいたようである。

であるのに何故、これほどまでのことが長く見過ごされてきたのか、

悔しくて、腹立たしくて、残念でならない。



そして、何故、これほど多くの人が

家族全員が良いように操られてしまったのか、

それについては、人を掌握する一つの手法があるので

参考にして頂いて自己防衛、家族の防衛をしてください。



1、狙いをつけた人を、まず怒鳴りつけるべし。


2、そして、無理難題、わがままを押し通し、とことん振り回せ。


3、相手が反発してきたとしても、

  理屈が通っていようが無かろうが、

  相手を悪者であることを捲し立てるとともに、

  少し暴力的な振る舞いを見せて恐怖心を刺激しておくべし。


4、相手が妥協するような案を垣間見せろ。
  
  相手が妥協するまで一歩も引いてはならない。


5、相手が妥協案に乗ってきたら一先ず納得した振りをして

  機嫌良く振る舞って安心させてやるべし。


6、その後、10年来の友人のような笑顔で僅かな飴を数回与えるべし。


7、相手を油断させたら、相手に落ち度が無くても

  以前に増して相手を怒鳴り付け、不機嫌さを見せつけるべし。


8、そして、何故機嫌を損ねたのか相手に考えさせろ。

  常に考えさせるべし。


9、相手が謝罪や不機嫌の理由を尋ねてきたら、

  大いなるチャンスだと知るべし。

  相手側の誠意を示すためとして、こちら側の何らかの要求を飲ませろ。

  本人が所属する組織、家族、団体に対しての裏切りを要求するべし。

  それは、最初は小さくてもかまわない。

  そして、徐々に本人の倫理観、道徳観を麻痺させるべし。


10、狙いを付けた相手と口約束をし、

   その約束したことを、報告させて交渉にあたらせるべし。

   追い込まれた相手は苦しみから逃れようと必死になって交渉をする。

   交渉がまとまらなければ、次第に本来仲間であった者たちへ

   怒りの気持ちと共に、敵だと言う感覚が生まれ始める。

 
   交渉がまとまれば、手に入れるものだけ手に入れ、

   こちら側から提供するものは、難癖をつけて拒否するべし。
   

   それによって対象者とそれ以外の者との間に嘘の約束をさせ、

   亀裂を作り、対象者を従属させることが安易になる。

   そのように一人ずつ取り崩していくべし。



このような策略に早めに気が付き、

引き戻せない所までいかない内に、

この流れを断ち切る勇気ある行動を決断して下さい。



当たり前の人格を持っている人ほど、

誠実で真面目であるほど大きな被害をこうむります。

何故なら、人であるまじき人と対抗するには

自分もまた人ではなくなる領域に立つ必要があります。



しかし、真っ当な人格を持つ人だからこそ、

誠実で真面目な人だからこそ、

その領域に立つことが非常に困難になります。



だからこそ、

自分だけで何とかしなければと思い込まず、

親、兄弟、親戚や知人に迷惑をかけたくない。

情けない自分を見せたくない。

と言う気持ちがそれを邪魔するのなら、

もっと視野を広げて助けを求めてください。



もう二度と同じような被害者が出ないことを切に願います。


催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計

見事な戦いっぷり

2012年10月20日 | ライフ




本当に遅ればせながらですが、

10月16日の日本代表のブラジルとの親善試合がありました。

結果はご存知のように0-4。



そして、

サイドからのクロスボールに川島が気の向けたような対応を

ブラジルが見逃すことなく決めたゴールが

認められていたら0-5。



あれ、何故認められなかったのか理由が分からないんですよね。

ラインも割っていないし、オフサイドでもないし、

ファールもしていない。



もしかすると、

その前の、今野のPKがおかしな判定だったので、

あれでチャラにしてバランスを取ったのかもと、

思ったりしているのですが、

すると、

本来なら無かったはずの失点と、本来ならあったはずの失点を

差し引きしてスコア通りやっぱり0-4でしょうか。



スコア―だけを見れば惨敗と言えるのでしょうが、

日本が勝利したフランス戦よりも

断然ワクワクと楽しむことが出来ました。



ブラジルとは、2006年のドイツW杯でも闘いましたが、

あの時は、予選突破をするためには、

2点差以上で勝たなくてはなりませんでしたから、

もう武田軍団が無理を承知で信長の鉄砲隊に挑み掛かった

長篠の戦い状態だったので散り様を身守る戦い。



私にとっては、

ここまでワクワク感を楽しめたのは、

カカ、ロビーニョ、ロナウジーニョと言った

そうそうたるメンバーを相手に戦った

2005年のコンフェデ以来でした。



選手もサポーターも目標は、W杯優勝、

そのためには、チームとしてまだまだ成長が必要で、

となると、サッカーに限らず何でもそうですが、

時には結果に重きを置いて、

時には内容に重きを置いた取り組みをすること、

これって重要ですね。


催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計

人生の歯車

2012年10月19日 | 雑感・愚見


もし、今が、

やることなすこと全てが上手くいかなくて、

どうしようもない時の最中にいると思えたとしても、

その内、

何か一つが上手く廻り始めると、

全てが上手く廻り始めると言うのが、

人生の理です。



最初から最後まで

人生の何でも全てが自分の思い通りに行くようにと、

努力したり、願ったり、期待するのは良いとしても、

本当にそう信じているとしたら、

妄想の世界の住人となっていることを気づかなくてはなりません。



個人の力が及ばない範囲までの、

よっぽどの幸運や条件が揃い続けない限り、

否が応でもそのような時が来ることになります。



とすれば、そんな時に、ただでさえ苦しい時に、

必要以上に自分で自分を攻撃したり、

自分が無能であるかのように評価して、

自分を踏みつけるような行為は、

どう考えても理にかなっていないと思う訳です。



当たり前のことが起きているだけで、

そんな時には、

まずは人生の歯車を一つ上手く回すための事を考え、

そのための行動をしようとすることが自然です。



でも、でも、

それを理解したとしても、それが分かっていても、

どうしてもやってしまう。

自分を自分で苦しめてしまう。



その原因となる歯車を探し、

今の自分に必要で無い歯車を自らの手で放り投げてもらい、

気持ち良く廻る新たな歯車に入れ替える。

私達はそんなお手伝いをやっています。






催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計







謎のウイルス

2012年10月14日 | 心理カウンセリング


ある日、マスクをした20代の女性が

カウンセリング・ルームに来られました。



相談内容をお聞きすると、

人に近づくとウイルスに感染し、

身体が腐ってしまうように思えて、

マスクを外すことが出来ないとのこと。



よって、施療もマスクをしたままで

行うことになります。



「前に医療機関からそのようなウイルスや細菌が

現在の社会に蔓延していることはないと言ってもらえて、

少しは安心することが出来ているのですが。。。」


ーそうですか、それはよかったですね。

 それと、仮にそのウイルスや細菌が存在していたとしても、

 宿主である人間には無害であり、

 感染する○○さんだけが身体が腐るというのも、

 どうなんでしょう。

 
「はい、そうなんです。冷静に考えるとそうですし、

そう自分に言い聞かせるのですが、

安心することが出来ないんです。」


ーそうですよね。どうであれ、

 そう感じてしまうことは事実ですよね。

 それを何とかしたいんですね。


「はい。」



この会話で、この女性が自分の恐怖の感情に

どの程度、恐怖感情に圧倒されているかの判断が出来ます。



圧倒されている程度が大きくなると、

医療機関から何を聞こうと何を示されようと、

謎のウイルスや細菌が実際に蔓延していると訴えてくるでしょうし、

他人は大丈夫で自分だけ身体が腐ると強く主張してくるはずです。



しかし、そうではないのですから、

自分を客観的に捉える力や思考力は充分に働いていると判断出来ます。

となると、後は。。。



人は、自分の素直な気持ちを感じることは

危険であると判断すると

素直な気持ちに蓋をして押し込めてしまいます。



しかし、その気持ちを押し込めることが出来たとしても、

感情も同じように押し込めることが出来ない時には、

意識の気が付かないレベルで、しかも瞬時に、

自分が持っても危険ではない別の良い気持ちに

その感情をくっつけてしまうことがあります。



浅く、ゆっくりとしたレベルでは、

酸っぱいブドウの話のように、

食べることが出来なかったブドウを

どうせ酸っぱくてまずいブドウだとするように、

悔しい気分を何とか納得させようとする

良い訳レベル。



もうちょっと深く、早いレベルでは、

殴る蹴るの酷いパートナーにも関わらず、

私はあの人がいなければ生きていけないと思い込むレベル。



さらに、もっと深く、瞬時のレベルになると、

この女性のように、

掛け離れたものと繋げてしまいます。



ですから、この問題の解決のためには、

身体が腐ってしまうと言う気持ちと恐怖の感情との繋がりを断ち切り、

本来の素直な気持ちへと繋ぎ直すことが出来るかどうかとなります。



この女性は充分な思考力と柔軟性を備えていました。

そして、自分の気持ちと向き合う強さも備えていました。

素晴らしい女性でした。



結果、

身体が腐ると言う恐怖を解消するというだけでなく、

そのようなことに至ることになった元々の問題をも解決し、

今でも、忘れた頃にひょこっとメールを頂いたりします。



心の悩みや問題を解決に至るには、

どの様な場合でも、その多くは相談者が担うことになります。

施療する側が担うのは、その一旦、一部でしかありません。

そして、施療は、

悪くなったものを良くするのではなく、

それまでよりも自分の心を豊かにするものです。



以前のブログ「個人が持つ力」や「頂いたメール」でご紹介した方も含め、

問題を見事なまでに解決する方と出会うたびに、

心より敬意を感じると共に、感動と勇気を頂いている私がいます。


催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計

あっぱれ

2012年10月13日 | ライフ

男子サッカ―日本代表



VS




何と、何と、あっぱれ!

吾ら代表が凄いことをやってのけました。

親善試合であろうと何であろうと、

史上初めてのフランス戦勝利!



この勝利がワールドカップでの勝利であるなら

手放しで喜べるのですが、

試合を見ての感想は、

フランス、やっぱり強えー!

フランスとの実力差がまだこんなにあるんだなあとも

思いつつも、



これは、いつかはワールドカップをこの手にの

代表に期待する強い気持ちからであって、

ひと昔前のボロボロにやられていた頃の観点からでは、

我が代表、よくここまで戦えるまでにレベルアップしたなあと、

凄いなあとなる訳です。



つまり、自分がどっちの気持ちを持つのかは、

自分自身が決めることが出来る訳で、

この原理は、心の悩みや問題についても同じです。



とにかく、私は、

今は、余計な気持ちや感想をスル―して、

この勝利の味に酔いしれることに決めました。


催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計

チャンネル

2012年10月05日 | 催眠療法


運動のし過ぎで膝を痛めて、

何日か満足に歩けなくなった時に、

普通に歩けていた時が、

どれだけ幸せな時の中に自分がいたのかを

気付かされたりします。



当たり前に動けて、当たり前に美味しく食事が出来て、

当たり前にあいつと話をし笑う、

こんな時、幸せな時にいるはずなのですが、

私達は、それを忘れていたりします。



幸せを感じたり、良い気分で過ごす時間を多く持つためには、

善いこと、美しいもの、恵まれていること等に、

自分の心のチャンネルを合わせば良い訳です。



例えば、

大好きな異性との別れの時に、

素晴らしい時を過ごせたことへの感謝する気持ちに

チャンネルを合わせたり、

新しい恋との出会いを期待する気持ちに

チャンネルを合わせたり、



何かうまくいかなかった時には、

何が足らなかったかを知ることが出来たことや、

そのやり方では上手くいかないことを知ることが出来たことへ

チャンネルを合わせたりです。



とは言うものの、

幸せのチャンネルに当たり前のように、

ごく自然に合わせる人生の達人もいますが、

多くの人にとっては、

そうやすやすと実行できるものではありません。



ポジティブなチャンネル自体は、

見つけようと思えば案外簡単に見つかるものですが、

「あっ!」とか「ハッ!」とかの

気付きを伴わないまま、

力づくでポジティブのチャンネルに合わせようとすると、

逆にネガティブの面にますます注目することになり、

苦しみや辛さが増すことに繋がることもあります。



よって私の施療の場合、

催眠でポジティブな言葉の暗示を

ただ闇雲に投入することはありません。



本来は、ポジティブなチャンネルに合わせることは、

今の自分になにも足さなくとも、引かなくとも、

可能なはずですが、

それを難しくしているのは、

取り組みの順番が違っていたり、

重要なことをすっ飛ばしてやろうとしているからです。



つまり、ネガティブなチャンネルに合わせることの方が、

何らかの理由で、

その時の自分には、順位が上位になっている訳です。



その優先順位をそのままに、

ポジティブなチャンネルに合わせようとすることは、

服を脱がずに、お風呂に入って身体を洗っても

身体の汚れは綺麗にすることは出来ないのと同じです。


催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計

投票ボタン

blogram投票ボタン