2001年 千葉県JR松戸駅近くの駐車場で
20歳の男が女性を押し倒し
左足のハイヒールを奪って逮捕されました。
男は女性のハイヒールのコレクターだったとのことです。
まあ、これはコレクターと言うよりも
フェティシズムと言う方がピッタリですよね。
「俺、脚フェチなんだよね。」
「俺は髪フェチなんだよ。」
「俺はおっぱい星人だ。」
「俺はお尻星人だ。」
なんて軽い感じで言われる位まで
フェチと言う言葉は市民権を得ていますが、
フェティシズムとは、1886年に
医学者、精神科医リヒャルト・フォン・クラフト氏が
著書の中で初めて使った言葉のようで、
精神分析のフロイト氏もフェティシズムの言葉を用いて
脚、足、髪、衣服等を性的対象とする性の逸脱現象であり、
その原因を幼少期の体験に基づくものとしました。
このような性的傾向は誰しもにあるものですが、
程度が酷くなると千葉のJR松戸駅の20歳の男性のように
笑い話とか、女性の何処に興味を惹かれるか等の
話では済まなくなります。
フェティシズムの患者は男性が圧倒的に多く、
その対象は、もう多岐にわたり脚、足、髪、衣服あれこれ、
下着、ストッキング、ハイヒール、ペン、リップ、
まだまだ知られていない対象があってもおかしくありません。
歴史的偉人が使用していた物とか、絵画とか、彫刻等々の
コレクターの気持ちは理解できますが、
度を越えたフェティシズムは、常人を超越した想像力とか
歪曲した性的エネルギーの強さ激しさが無ければ無理ですよね。
なので常人では無い特殊な能力の持ち主と言えるかもしれませんが、
野球の才能、将棋の才能、数学の才能、商才等々、
社会に大いに役立ったり、皆が楽しめたりする才能を
神様から授かったなら有難いものですが、
こんな特殊能力を授かっても本人にとって不運だろうし、
周りにとってはクソ迷惑なだけですよね。
もしかしたら鶏鳴狗盗で社会や人類が何かの窮地に陥った際に
フェティシズムの人が救世主となるよう授けられた能力かもね。
だとしてもその際に刑務所にいては意味がないので
度が過ぎるフェティシズムの方は、
心の改善に取り組んだ方が賢明かと思います。