私の地元の花火大会の花火が今年も無事に開催されました。
とここまで書いて
これまで全く何の?も持ったことが無かったのですが、
花火の競技をしている訳ではないのに大会とは?
と?湧いたので国語辞典を調べてみると
大会の意味は、
規模の大きな競技会(私が文字に持っていたイメージ)と、
規模の大きな集会とあったので、
へえ~そうだったのかと納得したのと同時に
私の国語力がほんの少しだけレベルアップすることに。
地元の花火大会は、
生活圏が物凄く近いところでの開催なので
うちの飼い犬が花火の音を怖がっているので中止しろとか
花火の音が怖いので中止しろといったような苦情の電話が
役所の方にかかってくるようなのですが、
一部の要望を聞き入れて、
多くの人の楽しみを無くす訳にはいかないとの判断なのか
今年も無事に開催されました。
ところで
大きな音が苦手の域を超えて
恐怖の反応をしている人の場合は、
少しの間、我慢してやり過ごしてもらいたい
というのはちょっと冷たく突き放した言い方になるかと思います。
そのような人が役所に中止を要請する電話をかけたとしても
その人をクレイマーと呼ぶのは酷で、
中止になるのは難しいだろうけれども
一度や二度、役所に電話をし話を聞いてもらえることで
幾分かの恐怖を軽減する効果があるかもしれません。
そこで役所の担当の人は、
御苦労さまですが、話をよく聞いてあげ
そして、その人が恐怖症の域であるようなら
それを解決するための機関を御紹介してあげるところまで
やってもらえたら有難いことです。
大きな音を怖がる事の原因として考えられるのは
心因性と生来の特性の二つがあり
これを解消するには、
トラウマを解消する取り組みが必要となる場合もありますが
その他にも脱感作(慣らしていく方法)とか、
イメージ、思考へのアプローチとか、
あるいは、
それまでの大きな音ー恐怖という反応パターンから、
大きな音ー恐怖以外の反応となれるように
楽しむとか、気持ち良いとか、興奮すると感じられる大きな音に
触れる機会を多く作り、
結びつきを変えてしまうような取り組み方もあります。
恐怖症の域の反応をする方の場合、
気持ちにゆとりを無くしていますから、
即効性を求めたり、
克服することが難しいと信じている自分を変えるのではなく、
簡単な自分以外のものを強引に変えようとし続けると
その論点が無茶苦茶なものとなりがちで
別の問題が起きてくることになりかねません。
先々のことを考えても
変えることが一番難しいのは自分ではなく
自分以外のものなのですから
変えることが出来るものにエネルギーを費やしてもらいたいのです。
そう言えば、
うちの実家の近所の犬。
花火大会の時には、ドカーンときたらワワワワワ―ンと
次から次へと大合唱が起きていたのに
ここ最近は、ドカーンの後にそれが聞こえなくなったのは、
脱感作が完了したのかもしれません。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計