心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

姿勢、目線

2013年03月30日 | 音楽セラピー

私達は、気持ちが快である時には

身体には力がみなぎるものですし、

身体の感覚が心地よく感じられる時には、

気持ちも快を感じられる状態です。



つまり、

身体と精神は別々のものではなく

同一のものだと言えます。



心の問題が神経症圏と言われる状態である時、

恐れ、不安、心配、落ち込み、悲しみ、

罪悪感、孤独感、絶望感、失望感、喪失感、

不完全感、劣等感、欲求飢餓感(不満足感)等々、



精神の変調として現れる方と、



頭痛、めまい、吐き気、身体の不快感、

だるさ、痛み、しびれ、吐き気、窮屈感、閉塞感、

動悸、食欲の減退や増減、発熱、発汗、

免疫力の低下から起きる様々な疾患、

音が聞こえずらくなったり、

声が出ずらくなったり、等々



身体の変調として現れる方がいます。



このような違いが起きるのは、

その人が苦しみや辛さを、

精神で受け止め、処理した方が

自分を支えることが出来るのか、

それとも

身体で受け止め、処理する方が

自分を支えやすいのかの

無意識の判断の違いによるものです。



このようなことは、

その人が、自分の気持ちを相手に伝える時に、

ハッキリと言葉にして伝えるのか、

すねたり、むくれたりと

態度でそれを表すのかの違いにも

表れていたりします。



身体の変調が薬を飲んでも、

色々な治療を試してみても

あまり効果が現れないような場合には、

精神的な問題から起きている可能性を

考えてみても良いかもしれません。



さてですが、

神経症圏に至るような精神の状態である場合、

単に姿勢を変えたり、呼吸の仕方を変えたりしても

一時の効果はあっても

根本的な解決に繋がることは稀ではありますが、


そうではない場合には、

そこまでに至らないためにも、

また、そこに至ったとしても

そこに腰を下ろしてしまわないためにも、

姿勢、視線、呼吸などを意識して変えることは、

有効な手段の一つです。



それを奨励してくれているのが、

私の好きな曲、

私がカラオケで良く歌っていた曲です。





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不確定なものを

2013年03月28日 | 見方、捉え方



一寸先は闇と言うように

私達は、

未来を完全にコントロールする力を持っていませんし、

未来を完璧に見通せるだけの力も持っていません。



恐れることや不安に思う事に

未来をコントロールする力を宿しているはずもありませんから、

どうせなら、

期待したり、ワクワクした方が

今が楽しくなることは間違いありません。



不確定なことを楽しむには、

映画や小説を楽しめたり、

初めての土地に足を踏み入れることを楽しめたり、

ゲーム、試合の緊張を楽しめたりするその気持ちで、

自分の未来を眺めることです。



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あべし

2013年03月27日 | ライフ





な、な、な、なんと言う事か。

ブラジルW杯出場、決め切れませんでした。

ドローでOKだったのにです。



一点目は仕方ないにしても

二点目は頂けなかった、もったいなかったなあ。



試合開始から

大事に、綺麗に、確実に的な感じの気持ちが

画面から伝わって来ていたように感じて、

こんな時には

あまり良い結果とならなかったりするので

ちょっと嫌な感じがしていました。



しかし、二点目を取られてから

チームが別のチームになったかのように、

攻めっ気が前面に出て来て

香川の見事な一点に繋がったんですが。。。



遠藤選手のPKは

打ちも打ったり、取りも取ったりで

まあ仕方が無いけど

最近、コロコロPKをやっていないのは

なんか理由があるのでしょうか。



代表チームには、

アジアの戦いではもっと最初から

2点目を取られてからのような

疾風迅雷!豪胆無比!的な感じで

行ってもらいたい。

今はもうそれだけの実力を持っているはずなんですよね。



勝ち点を見るとまだまだ優位であるのは

間違いありませんが、

中東の敵地での戦いが多く残っているのが

気になる所です。



だけれども、次の試合では

必ずや捲土重来を果たしてくれるはずです。


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2013年03月25日 | 行動選択


その人が前に進めないのは、

障害物や向かい風の所為ではなく

その人自身の足が止まっていることが

原因であることが少なくなかったりします。





その人が上手く行かないのは

ただ、

開ける扉が違っているだけかもしれません。






多くの人は、頂上までジャンプすることは出来ませんが、

目の前の一段の階段を上ることは出来るものです。



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魂を吹き込む

2013年03月20日 | 見方、捉え方



新しい仏像や修理した仏像に魂を入れるために

開眼法要の儀式を行います。



心理療法においても

現在の自分に不適応となっている思考パターンから

適応した思考パターンへと変更していく時、

検討し、適応思考パターンを発見しただけでは

それはまだ、ただの木の彫り物でしかありません。




心の問題や悩みの原因となる思考パターンを手放し、

新しく手にする思考パターンに

魂を吹き込まなければなりません。



新しい思考パターンに魂を吹き込むには、

実際に新しい思考パターンにて現実の世界で行動したり、

イメージの中で新しい思考パターンを持った自分が、

問題の場面と向き合い打ち破る体験をすることで

魂を吹き込む事が出来るのです。



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思考パターン

2013年03月14日 | 見方、捉え方



当然のことながら

人の思考パターンは、

一人一人独特の思考パターンを持っています。



このようなバラエティーに富んだ

思考パターンを持つことになるのは、

生まれ育った環境の違いによるものです。



私達が生まれた時、

そこには、一人一人違う環境があります。



生まれた国による違い。

生まれた地域による違い。

経済的豊かさの違い。

両親の性格の違い。

兄弟の有る無し等、

数え上げればきりがありません。



ビルゲイツの子供として生まれようとか、

トムクルーズの子供として生まれようとか、

おかあさんは壇密が良いとかの希望があったとしても

天の意思によって問答無用で

この世に送り出されます。



そして、その環境で生き抜くための

思考パターンを学習して身に付けていきます。



その中でも優先的な思考パターンが

その人の性格や性質と言われるものです。



その人の思考パターンが変わることで

その人の性格や性質は変化します。

その人の好みのタイプすらも

思考パターンが変わることで変化します。



幼い頃に身に付けた思考パターンは、

一つの出来事やある人に対しての捉え方を、

他の出来事や人とは別とするのではなく、

似たような全ての出来事や人に対して

適応してしまいがちのものとなります。



心の悩みや問題は、

このような幼い頃に身に付けた

生き抜くための思考パターン(航海術)を

成人してもそのまま使用していることから

起きていることが殆どです。



自分の能力や姿形が成長していても

幼い頃の航海術を使用し続けるのは、

クルーザ―を二つのオールで

操舵しようとしているようなものかもしれません。



今では不適応となっている

思考パターンのカギを解除するには、

その思考パターンを使用し続けることが

困難な環境にどっぷりと身を置くことで。



その思考パターンや気持ちはそのままで

とにかく行動を起こすことで。



その思考パターンが全く馬鹿らしいと思える程の

結果や実績を残すことで。



その思考パターンが全くのナンセンスだと実感出来るような

新しい捉え方に変更することで。等々。



様々な取り組み方があって、

その時に扱う場面は、

過去の場面であったり

現在の場面であったりと、

その人にとってより効果的な場面を扱うことが

重要になります。



ある高名な施療家の方が

広場恐怖症のクライアントを

その現場に連れ出し、

何度も気絶することを奨励されて、

クライアントが何度目か気絶をした後に、

「あれ、何故私はここで気絶する必要があるのだろう。

もう、こんな馬鹿げた事は止めよう。」と決意したことで、

それ以降、症状は全く無くなったという事例等は、

現在の場面を扱った一つの例です。



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思いの通りに

2013年03月09日 | 見方、捉え方




その人の未来は、

心の中の映像を手に持った筆で

絵を描くようにして

自分の未来と言う作品を完成させていきます。



人生の筆や絵の具となるのは、

その人の在り方や行動です。



その人の未来に大きな影響力を及ぼすのは

運命と言ったような

良く分からない力ではありません。



そして、その人の態度や行動は、

その人の、その時の気持ちに

大きく影響を受け、

その人の気持ちは、

その人の思考に大きな影響を受けます。



「私には、それは出来ない。」

「私には、それは無理(無駄)だ。」

「私には、あの人に愛されるだけの魅力が無い。」

「私は、どうせ何者にもなれない。」

「独立なんてとんでもない。」



私達は、

例え歩けたとしても歩けると思わなければ、

歩くことも出来ません。

このような思考が

その人の心の中にデンと居座っていたなら

その人の未来は、

思考のままでなくとも酷似したものになります。



そして、私達の思考は未来だけではなく

現在にも大きな影響を及ぼします。



「私は何てついていないんだ。」

「私は何て不幸なんだ。」

「私は何て愚かな(駄目な)人間だ。」

「もう終わりだ。」

「何をしても意味が無い。」



人がどのように言おうと、

客観的な事実と実体がどんなに違えど、

その人自身がそう思っていれば、

その人にとってそれが事実となり、

その人の事実にあった気持ちと多くの時間を共に

今を過ごすことになります。



そして、

「あいつの御蔭でこんなことに。。。」

「あんなことがなければ。。。」

「あいつさえいなければ。。。」

「あいつさえ助けてくれれば。。。」



その人の今を決定付けているのが

自分以外の誰かや何かだとし、

その誰かや何かが変わることを期待して待っていたり、

その誰かや何かに怒り続けていると

永遠に今の気持ちと過ごしたり、

気持ちが変わるまでには

随分と多くの時間を費やしたりすることに

なるかもしれません。



自分の未来をより充実した未来にするために、

今をより良い感じで過ごすために、

それまでの自分の現在の思考パターンを検証し、

より良い思考パターンに変える必要があるのです。



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百害あって一利あり

2013年03月06日 | 感情



止めたいけれども止めれない。



アルコール依存

リストカット

摂食障害



アルコール依存の問題は程度にもよりますが、

身体がアルコールを求めてしまう問題がありますから、

それを心理的アプローチだけで解決することは

困難を極めます。



後の二つの問題は、

心理的アプローチで解決が可能です。



自分の身体を自分で傷つけるといった

不自然な行為を繰り返し行う。


驚くほど食べた後に

全て吐くことを繰り返す。



他人から見ると

このような不自然な行為も

本人にとっては、

ある条件が揃うと中から突き上げてくる

強烈なネガティブな気持ちや感覚を

その行為によって打ち消している訳ですから

止める訳にはいきません。



つまり、強いネガティブな気持ちや感覚が

起きないようにすれば

これらの問題は解決します。



言葉で言えば簡単なのですが、

リストカットや摂食障害の行為の下には、

強い自己否定の気持ちがあります。



解決のためには、その気持ちがあることを認め、

その気持ちと向き合い、

昇華させなくてはなりません。



しかし、自分の身体を傷つけてまで

自分の素直な気持ちに蓋をし続けて来た訳ですから、

昇華させるにはかなりのエネルギーを要しますし、

蓋をしている気持ちを認め、

向き合う事の決意をすることも

簡単な事では無いはずです。



これらのことから

短期で解決を図るには

本人の精神的負担が大き過ぎるかもしれません。



その負担を軽減するためにも

施療は、無理のないペースで進めることが

問題解決へと繋がります。



本来は、これで、

問題は解決のカウントダウンが

刻まれていくはずなのですが、

そうではならないことがあります。



と言うのも、

本人がそれらの行為によって

得ている重要な利益を得ている場合、

本人にとってその行為は、

重要な武具になっているのです。



誰かを繋ぎとめるためかもしれません。

誰かをやっつけるためかもしれません。

何かをしないためかもしれません。



時には大切な自分を守るための防具として、

時には誰かの気持ちを繋ぎ留めておくために、

時には、誰かをやっつけるための剣として、

本人にとってそれらの行為が

非常に重要なものとなっている場合、



表側の気持ちよりも先に、

その裏側の気持ちに取り組まなければ、

問題解決には至ることはなくなります。



ところが、本人にとって

表側の気持ちは、打ち明けることが出来ても

裏側の気持ちを打ち明けることは容易ではありません。



それらのとても人間らしい素直な気持ちは、

本人にとっても悪であり、正しくない気持ちであり、

感じてはいけない気持ちだと認識していたりします。



自分が加害者になることを許しません。

自分が悪者になることを許しません。

だから、

そのような気持ちがあったとしても

無いものにしようとします。



しかし、自分の感じたものを真実だとして

周りにぶつけたり、自分にぶつけたりすることと、

自分が感じたものが、

適切、妥当、真っ当、自然であろうがなかろうが、

ただ、それを感じることは別です。



止めたいけれども、その気持ちが強く持てない。

止めることよりも、しばらくは今の状態を続けても良いかな。

そして、何年もそのままでいる。



そうである場合には、

解決する取り組みを始めようとするのではなく、

何故、こんな辛いことを

自分は止めようと思わないんだろうと

それに疑問を持ち、それを知ることから

始めてみても良いのではないでしょうか。



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