笑うことで私達の免疫力が上がることは有名な話ですが、
何でも泣くことでも同じような効果が得られるとか。
笑いは健康面だけではなく、
あなたに敵意はありません。私はあなたを受け入れています。
というメッセージを相手に送り
人間関係を築くのにも大いに役に立ちます。
笑うことは、心が緩むことですから、
人にも自分にも、その時の状態や状況、結果を、
受け入れる、許せる、愛するという気持ちを持てることが必要です。
今回は、そんなこんなで私が学生の頃に聞いて、
どういう訳が仲間と大笑いをしたバカバカしい話を思い出したので、
紹介しようかと思います。
豊かで平和なある国の王様が、
あまりにも毎日が退屈なのでゲームを思いついたので
夏の日の昼下がり、兵士を三人呼び寄せ、
次のように言いました。
「お前たち、これから城下の市場で
果物を一人一つだけ買ってきなさい。
どんな果物を買うのかはお前たちに任せるので、
自分がこれだと思うものを買って来るように。」
兵士たちは、王様の命を受けて一斉に市場へと、
我先にと飛び出します。
しばらくすると、
息を切らし最初の兵士がイチゴを持って帰ってきました。
『王様、イチゴでございます。』
そのイチゴを王様に差し出そうとした時、
王様はそれを制し、言いました。
「それは、私が食べようと思ったのではない。
これから一つゲームをしてもらおうと思っている。
お前が買ってきたのはイチゴだな。
それをお前のお尻の穴に全部入れてみよ。
見事、入れることが出来たら一生遊んで暮らせるだけの、
金銀財宝を与えよう。
ただし、入れることが出来なかったり、
入れる途中に少しでも声を発すると即刻打ち首に処する。」
兵士は、とんでもないことになったと思いつつ、
王様の命令は絶対。ズボンを下ろしイチゴを。。。成功!
その兵士には約束通り王様から財宝が与えられました。
丁度、その頃、二人目の兵士が返ってきました。
その手にはリンゴを持っていました。
『王様、リンゴでございます。』
もちろん王様は、一人目の兵士と同様、
二人目の兵士にも同じゲームをやらせました。
二人目の兵士も、これはとんでもないことになったと、
王様の命令は絶対。しかも、今回は命がかかっている。
しかし、今回はリンゴ。
そこにいる皆は、到底、無理だと思っていましたが、
その兵士は本当に頑張りました。
苦しみ痛みと戦い、押し込み、そして、押し込みました。
そして後、三分の一となった時に
『プププッ!』
何ということか、声を吹き出してしまったのです。
失敗!そして、処刑。
二人目の兵士が気が付くと、
目の前に閻魔大王が立っていました。
『あ~何てことだ。俺は死んでしまったんだ。
閻魔様、私は天国行きですか、それとも地獄行きですか。』
「いや、お前がどうして此処に来ることになったのかは
全部分かっている。
本当に酷い目にあったなあ。当然、天国行きが決定しておる。」
『本当ですか。ありがとうございます。』
「そうなんだが、お前を天国に送る前にじゃ。
どうしてもわしにも分からん事があって、それを知りたい。
教えてもらえないか。」
『それは、どのような事にございますか。』
「それはじゃな。あれだけ苦しみや痛みに耐えて、
声も出さずに踏ん張り、後残り僅か、
もう成功したも同然の時にだ、
何故、声を出してしまったんじゃ。
それが私には分からん。」
『はい、実はあの時、私もこれは成功したと思ったんです。
すると、気が緩んだのか周りを見るゆとりが出来まして、
その時、三人目の兵士がスイカを持って
立っているのを見てしまったんです。』
お後が宜しいようで。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計