心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

自分で描く

2010年03月30日 | 心理カウンセリング


苦しさや辛さ、怖さや不安に押し流されそうな時、
その原因を、自分以外の他人にあるとしてしまうと、
自分の間違いや結果への責任を背負うことを回避し、
嫌な感じを誤魔化すことが出来て、少し気持ちが軽くなるかもしれません。

しかし、それでは自らの力で、自らの行動で、
現状を打開出来ないことを自らに言い聞かせていることになります。
しかも、原因を外にすることで、
次の成功に何かしらの学びも手にすることが出来ません。

私達は、いつも強くあることが出来ればいいのですが、
そうはいかない時もあります。
時には、責任を外に押しつけてしまうこともあるでしょう。
しかし、半分の責任は自分の内にあるとすることを、
忘れないことは次の成功のためには大切なことかもしれません。

心の規則を精製し、人を変えようとするのではなく、
自分を変えることに向き合うことは、
自分を支えるためだけではなく自分を高めることにも繋がります。

自分の未来への道を、自分で描くことが出来ます。
自分の未来へ設計図を自分で描くことが出来ます。

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もちろん

2010年03月30日 | 心理カウンセリング


自分が人の気持ちを完全にコントロール出来るリモコンを持っていないのなら、
もちろん相手も同様のリモコンを持ってはいません。
だから、

「お前は出来の悪い奴だ。」
「お前は、全く役に立たない奴だ。」
「あなたは、最低な人。」
「お前はどうしようもない奴だ。」
「お前は駄目な奴だ。」
「お前は性格が悪い。」
「気持ち悪い。」
「お前には絶対無理だ。」
「お前は絶対に失敗する。」
「お前は酷い奴だ。」

と、自分の考えや気持ちや感想に同意させようと、
声を張り上げ、顔をしかめ、顔を真っ赤にし、目を吊り上げ、
汗を流し、手足を大きく激しく動かし、
髪を振り乱し、時には、泣き、嘆いても、
それ自体には、何の効力も魔力もありませんから、
自分を変えられてしまうことを恐れる必要はありません。

現実だけを見ると、その人がその時に考え、思い、感じていることを、
あなたにお知らせしているだけになります。
そして、その人が国際人間評価アカデミー認定委員でもありませんから、
それらの言葉には、何の権威もありません。

ですから、それらの言葉を翻訳すると、
「私は不満を感じている。」であり、
「君がそうであることを私は認めない。」であって、
評価の部分は、意味のない言葉となります。
後は、その情報を受けてどう扱うかだけになります。

自分にとって重要な人物だと思う人から、
これらの言葉が発信された場合、魔術にかけられたように、
必要以上に心が揺れ動くこともありますが、
そんな時も、心のフィルターを通して、
ろ過した真の言葉を受け取ることが出来ると、
余計な感情を持つこともなく、真の意味を見失うことも無くなります。

魔法のリモコンを作動させようとして時間と労力を浪費し、
世に存在しない魔法のリモコンの影に怯える必要はないのです。

人次第、風向き次第ではなく、
自分がハンドルを握り、アクセルとブレーキを調整し、
自分の未来へ行き先に大きな影響力を有しているのです。

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リモコン

2010年03月29日 | 心理カウンセリング


必要以上に制限し、可能性を閉ざしている自分の心の規則は、
自分が変えたいと思う感情を辿っていくと突き止めることが出来ます。

しかし、この突き止めたものが、自分が変えたいと思っている感情を、
綺麗に変えてくれるものであるとは限りません。

鉱山から掘り出された原石を精製してこそダイヤは輝きを放つのと同じで、
突き止めたものの不純物を取り除く必要があります。

その中の一つ。自分ではなく人を変えようとするもので、

「人から称賛されなければならない。」
「人から優しくされなければならない。」
「人は、私に優しくするべきだ。」
「人から認められる必要がある。」
「人に好かれなければならない。」
「人に悪い印象を持たれてはならない。」
「私が幸せになるためにはあの人が必要だ。」
「私はあの人(みんな)から必要とされ続けるべきだ。」
「人は私を怒らせるような振る舞いをするべきではない。」
「人は、私を否定したり拒否するべきではない。」

のようなものです。

人と分かりあえることは出来ると思いますが、
人を変えようとするような取り組みは、
自分は人の心を自分の思い通りにコントロール出来るリモコンを、
持っていなければ成り立たない取り組みです。

そのような魔法のリモコンを手にすることが出来れば、
大いなる力を手にすることが出来ますが、
世界中探しても売ってはいない商品です。

そうであるのに、ここに囚われてしまうと、
怒りを振り回して人をコントロールしようとします。
苦しみを撒き散らし、人の罪悪感や優しさを動かそうとします。
きっといつかは誰かが現れて自分を導き救ってくれるとその時を待ちます。
あるいは、諦め、自分を悲観したり、人から遠ざかります。

自分が歩けて、手が動くなら、
コーヒーを飲む一番速くて簡単な方法は、自分でそれをすること。
なのに、あくまでも人を変えようとしたり、
自分が動く代わりに人を動かそうとやっきになるのは、
自分には、その魅力や能力が無いと断定し信じてしまっているからです。

人と分かりあえることは出来ますが、
人を完全にコントロールすることは出来ません。
人の心の規則を変えるためのものではなく、
自分の心の規則を変えるためのものに取り組みましょう。

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書き換える

2010年03月27日 | 心理カウンセリング


新たな価値観を手にするには、今までの価値観を手放す必要があります。
この価値観とは、ある時に自分が自分の心に定めた規則です。

「失望されてはいけない。」「人に嫌われてはならない。」
「自分の気持ちを正直に言ってはならない。」
「人を怒らせてはならない。」「人を信用してはならない。」
のような、~してはならないという規則。

「努力しなくてはならない。」「正しい人でなければならない。」
「人に認められなくてはならない。」「人に好かれる人でなければならない。」
「成功しなければならない。」
「自分の気持ちよりも人の気持ちを優先しなければならない。」
のような、~しなければならないと言う規則。

そして、自己イメージの
「自分は駄目だ。」「自分は能力が低い。」「自分には魅力が無い。」
のようなラベル張りも、それ単独だけでなくて、
何らかの~してはならない、~しなければならないの規則が
繋がっています。

ある時、これらの規則が心の定められたのですが、
無意味に定めれらたものではなく、突然として発生したのではありません。
心に強く動くような経験をし、
その強烈な嫌な気持ち、感覚を再び感覚を最小限にするための術として、
意識的、無意識的に定めたもので、それなりの成果を得ていました。

ただ、時が流れ、自分の置かれている立場が変わり、
状況が変わり、求められるものも変わっていくなかで、
今までの心の規則のままでは、
子供の頃の服を無理やりに着ているようなもので、
窮屈で身動きが上手く取れなくなります。

ですから、心の規則を変えることは、
今では小さく窮屈になっているものを脱ぎ捨て、
新しくサイズの合う服に着替えることと同じです。

今までの心の規則を書き換えるための方法として、
今のマイナスの感情と深く関係している心の規則を見つけ、
その規則を定めた頃よりも見識や知識や能力の成長を遂げた自分で、
再検討してみることで、
今の自分に適応する無理のない新たな規則を手にしていきます。

また、別の方法として今までの心の規則を定めた場面へと戻り、
その当時と比べて見識も知識も能力の成長した自分が、
関係する出来事や人と向き合い、その周りからの圧力を打ち破ることで、
その規則を打ち壊していきます。

心の規則が変われば、感情が変わります。
感情が変われば態度や振る舞いや行動が変わります。
行動が変われば、自分の未来が変わります。

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新たな価値観

2010年03月25日 | 心理カウンセリング


怖さ、不安等の自分にとっては不快な感情も、
痛みと同じようにパートナーから注意を促す大切なメッセージです。
この働きが無いと行動に歯止めが効かなくなり、
とんでもない結果を招いてしまう恐れがあります。

断崖絶壁に立った時に感じる恐怖と、
告白する時のドキドキや発表の時の緊張等も働きとしては同じです。
本当は、注意を促してくれているありがた~い働きです。

とは言っても、不快な感情、感覚は何とかしたいものです。
何とかしたいと本気で思ったなら変えましょう。
変えて良いものを変えていきましょう。

変えるためには、「そこから離れる。」「自分の能力を高める。」
そして、「その意味を変える。」のどれか一つへの取り組むことになります。

チワワにだって近づけない犬恐怖の人の場合、

チワワから遠ざかることでお知らせが変わります。
筋トレをして武道を習得し甲冑を身につければ、
自分の戦闘能力と防御能力を高まることでお知らせが変わります。
この二つは対処方法です。

最後の一つは、パートナーにチワワは危険な動物だと伝えてあるものを、
もう今は違うとしっかりと伝えてあげればお知らせが変わります。
これは、お知らせそのものをなくそうとする取り組みです。

ヒグマの場合は、遠ざかる、または近付かないこと位ですが、
チワワの場合は、3つの全ての取り組みが可能です。

最初の二つは説明はいらないと思いますが、
最後の一つ、意味を変えるはちょっとややこしくなります。
意味を変えると言っても、催眠の書籍などで書かれているような、
「チワワは可愛い犬だ。」とか、「私はチワワと戦っても勝てる。」とか、
「チワワは私と仲良くなりたがっている。」とかでは駄目です。

なぜか、これは満員のエレベーターに、
後から来た人が力づくで押し入ろうとしているようなもので、
入るスペースがありませんので跳ね返されてしまうだけです。

新しい価値観を入れるためには、今までの価値観を手放すことが必要になります。

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心の中のパートナー

2010年03月24日 | 心理カウンセリング


チョット強面ですが強くて頼もしい犬、ド―ベルマンは、
飼い主を一人しか認めないと言われています。

マイナス感情を伴う悩みの状態は、
苦しかったり辛かったりして、決して良い状態とは言えるもではありません。
その感じを、嘆いたり悲観したりすることもあると思います。
そして、悪者扱いをしてしいる人もいるかもしれません。

しかし、その受け入れがたい感覚は、
私達が危険ゾーンに近づいている、入っていることを知らせてくれるセンサーです。
その働きによって嫌われようが、なじられようがです。
ですから、私達が持つその機能は、センサーと言うよりも
忠実なパートナーと言った方が良いかもしれません。

センサーであれば、自分の都合や想いでスイッチを簡単に切ることが出来ますが、
パートナーの場合、そうはいかないことがあります。

運転技術が伴わないまま限界を超えるスピードを出そうとすると、
パートナーがそれを受け入れず、あの嫌な感じがそれを阻みます。
一攫千金を狙って、全財産を競馬に突っ込もうと考えても、
パートナーのそれがそれをさせまいと、あの嫌な感じでそれを阻みます。

悩みの状態は、あなたを嫌な感じにさせます。
時には、吠え、唸るだけではなくて、噛みつくかもしれません。
でも、辛さや苦しさだけに注目しないでほしいのです。
そこには、あなたを一生懸命に護ろうとする意図があります。

心の規則は、あなたが本気でパートナーに伝えたもの、
パートナーは、忠実にそれを寝ないで実行してくれているのです。
そのことを理解するだけでも、現状にちょっと違った印象を持てるかもしれません。

キョトンとした眼で見て、尻尾を振って、
あなたを見つめているパートナーの姿を心の中に感じてきませんか。

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センサー

2010年03月23日 | 心理カウンセリング


私達は、何らかの経験を通して学びとったものを
心の規則として定め、その規則に照らして、
出来事、物事に対して観て、考え、感じ、判断し、
どのような行動や態度をするかを決定します。

そして、喜び、楽しさ、快い感じの方へと向かい、
痛み、怖さ、不安、苦しさ、辛さ、悲しみ等の不快な感じを避けようとします。

私達が感じるどのような不快な感情であっても、
私達を苦しめることが目的ではありません。
私達の精神と身を護り、安心と快適さと満足を得るための
センサーとして働きます。

この機能が作動しなければ、とんでもない結果を招いてしまいますし、
だからと言って思考にその役割を担ってもらうとすると、
私達は常に絶え間なく思考を働かせなければならなくなります。

思考能力は、バッテリーのように一定の限度があり、
ある程度使用し続けると働きが鈍くなったり、
一定の期間を超えて使うと充電が必要になります。(睡眠)

持続能力に限界がある思考の負担を減らし、
心に学び取ったものセットアップして自動化する機能は、
私達にとっては必要不可欠なものなのです。

生まれたばかり頃の私達のセンサーは本能的に作動しますが、
年齢を重ね、能力が高まり、行動可能範囲が広がり、
役割、立場が変化していきなかで、
その体験や経験を通して自分なりに学びとったものを、
センサーの装置にプログラムして作動の仕方も変わっていきます。

この時、その時々の自分の能力や新たな経験、
または、自分が置かれている環境や立場などによって、
柔軟に心の規則が変更されていくのですが、
なかには、私達の心に根を生やしたように頑として存在し続け、
長きに渡り思考や感情や行動に影響を持つものがあります。

これが、時として現在の自分に不適応な心の規則となっている場合、
私達を悩みの状態に留まらせてしまいます。

心の規則が、私達が学び取りセットアップしたもので、
私達が何らかの感情を感じている時が、そのセンサーが作動している時です。

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断定し信じる

2010年03月22日 | 心理カウンセリング


またまたイワシ君の登場ですが、
自分の思いようによって何でも尊いものになるという意味である、
「イワシの頭も信心から。」と言う言葉があります。
本来の意味は、前にも書きましたがこの言葉は、
他の人から見ると下らないと思えるものを、
ありがたがっている人を揶揄する言葉です。

少しだけニュアンスが違いますが、
不快な感情の下には、その感情に見合う考えやイメージがあります。
そして、何かの場面で、同じような感情を繰り返して感じるには、
ただ、何かの考えやイメージが浮かぶだけでは、
そうはなりません。

その考えやイメージを、
そうであると断定し、断定したものを信じ込んでいるからこその繰り返しです。
電話機についている番号のボタンも、新商品では電卓かもしれませんが、
私達は、それについて書いてある説明書なんて読まないで使うのと同じです。

強く尊敬し、信じ、ファンになった人が、
何かとんでもないことをしたとしても、可愛そうとか、そんなはずはないとか、
何かの陰謀であるとか、陥れられたんだとか、
その真実をはなから見ようとしなかったりもします。

それと同じようなことが起きているのです。
「私は駄目だ。」「私には魅力が無い。」等をイワシの頭にしていると、
それに合う行動をします。それに合う話し方をします。
それに合う服装をします。それにあった人と付き合います。
そして、自分の考えの正しさをどんどんと強化していきます。

何か成果を上げるようなことがあっても、
「たまたまでしかない、だって自分は駄目な奴だから。」と、
その事実をそのまま見ないで、内面で信じている観点からその事実をみます。

誰かに褒められても、誰かに告白されても、
褒められた自分の位置に自分を置くことは苦痛ですから、
無意識に失敗をしでかしてバランスを取ろうとすることもありますし、

告白されても断ってしまったり、例え、付き合ったとしても、
魅力があると感じられている立場から、
魅力が無いと感じられるために、さらに下がった位置へと
自分を置こうと心が動いたりすることもあります。

これらは、自分の心に強く断定し信じている自分と、
自分の外で起きていることとのギャップに戸惑い、
空中に浮かんでいるような感じで居心地が悪いことから、
足が地についている感じを求めて元の状態に戻そうとする働きです。
そして、失敗したり、別れたりして、「やっぱり。」と
自分が信じていることを強化してしまいます。

その他にも、
「人から嫌われることは、恐ろしいことだ。」
「人と仲良くしなければならない。」
「人から悪く言われるような行動、言葉を使ってはならない。」
「自分の感情を自由に感じてはいけない。」等など。

それらの断定し信じているものを基軸として考え、判断し、
そして、感じて、行動します。
また、感じて、感情に合った考えをして、
自分の行動や態度を決めます。

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扉のカギ

2010年03月21日 | 心理カウンセリング


私達の在り方を決定している心の規則には、
大胆に分けると次の二通りあります。
欲していることと、必要なことです。
この二つが混然混乱して悩みを生み出す元になってしまいます。
厳密に言うとそれだけではないのですが、
突き詰めていくと殆どの場合、ここに帰結します。

合格したい。資格を取りたい。正しく立派な人でありたい。
成功したい。愛されたい。認められたい。
これのようなものは、欲していることですね。

合格しなければならない。資格を取らなければならない。
正しく立派な人でなければならない。
成功しなくてはならない。愛されなくてはならない。
認められなくてはならない。
となると、必要なものとしていることなります。

この必要としている。これが程良ければ、
「よしやろう!」「やってやろうじゃないか!」と、
推進力、起爆剤となりますが、

これが過剰になればなるほど、
私達は精神的自由度が低くなって窮屈度が高まります。
「何々でなければ、人生なんて意味が無い。」
「何々でなければ、私には存在価値が無い。」
「何々でなければ、それは私にとって最悪であることを意味する。」
のような感じです。

それは自分にとって生きていくうえで絶対に必要だと、
断定し、それが当たり前であると信じてしまうと、
心にある枠が出来ます。そして、その枠の中で生存することになります。
仮に、このような枠がどんどん増殖してしまうと、
決め事で、がんじがらめになり身動きが取れなくなります。
そして、悩み、苦しみ、不安に感じます。

苦しみや悲しみ、心配や不安、怒りや恐れ、
辛さや哀しさ等の感情は、強烈故に感情に目を奪われがちですが、
感情は、それ単独で自然発生するものではありません。
必ず、その感情の下にはそれが発動するだけの心の環境があります。

怒りっぽくてもかまいません。いつも嘆いていてもかまいません。
いつも苦しいと、いつも不安であってもかまいません。
いつもビクビクしていたとしてもかまいません。
人を信用できないと言うなら、そのままでも良いんです。

人が、それについてとやかく言うことは出来ません。
その人が、どうしたいのか、どうありたいのかです。
幸運なことに、私達を閉じ込めて窮屈にしている扉を開くカギは、
他人ではなく、自分が持っています。
自分が、本当に変わろうと思った時には、
その扉を打ち破り、現状を変えることが出来ます。

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あと半分だけ。

2010年03月19日 | 心理カウンセリング


カウンセリングへのお問い合わせを頂いた方に、
「本当に良くなるんですか。」
「良くなるにはどれ位かかるのでしょうか。」
という御質問を頂くことがあります。

私の仕事は、今では不適応となっている心の制限を取り外し、
現在の自分に適応した心の状態、環境を整えていくお手伝いをしています。

自分の悩みや問題は、
ウイルスや細菌、魔法や魔術、
ましてや、誰かが照射する赤外線で操られているのではなく、
自分が心に定めた規則によるものですから、
良くなるということは、自分が本気で心の規則を変える決意をすると、
それは変わりますし変わると言うことは良くなるということです。

一向に良くならないということは、
逆に言えば、今までの心の規則のままでいることを、
決意していると言うことも出来ます。

今までの心の規則を変えるための必要な時間は、
変化のための準備が整えば一瞬ですが、
整えるために、どれ位の時間を要するかは個人差があって分かりません。
ハッキリと告げることが出来たらと臍を噛む想いです。

困難であると言うしかないのは、
自分がどんなに苦しい想いをしていても、
それが周りの所為だ、周りの責任だと信じ、
自分以外を変えようとしている人です。

その人たちの気持ちも分かりますが、
心を変えるためにはそこから離れて自分と向き合う必要があります。

このままでは人生を広く大きく伸び伸びと使うことが出来ない。
小さな枠に自分を押し込んだまま時間がただ過ぎていく。
それを何とかしようと自らの意思で自分の心と向き合うことを決意して、
カウンセリング・ルームを尋ねられた方は、
もう、すでに半分、改善しています。

後の半分は、現在では不適応になってしまっている心の規則は、
自分の力で掴んでいるのですから、
当然、自分で手放すだけの力をすでに持っているので、
相談者に必要なことは決意です。

そして、私達がすることは、現在では不適応となっている心の規則を、
安心して手放すことが出来る精神的環境を整えていくことのお手伝いとなります。

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