心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

仲間

2012年08月31日 | 雑感・愚見


仲間は宝物。

そして、その1プラス1の関係が

足し算以上の結果となる関係であればなお宜し。



ここで、仲間が出来れば仲間で無い人、

集団が存在することになりますが、

これをどう捉えるか。



仲間で無い集団の存在を強調したり、

それらを敵視しすることは、

仲間の結束を強めるための方法としては鉄板ですが、

この捉え方では、仲間への愛情のプラス感情が、

そうでないものへの嫌悪感や憎悪のマイナス感情によって

相殺されてしまうのでもったいないように思えます。



私としては、そこに時間軸を加えて、

「今はまだ、仲間ではない。」「今はまだ、無理だ。」で、

ハッキリと仲間で無いことを認識しつつも、

「これから仲間になれるかもしれない。」的な

含みを残した感じで捉えてみるのはどうかと。



今無理なものを、今何とかしようとすればするほど

摩擦、対立を大きくしてしまうだけです。



今、どうしても白黒の決着をつけなければならないのであるなら、

勇気を持って闘いのリングに上がるか、

間に太い線を引かなければならないのであるなら、

相手との完全決別をすれば良いのですが、

殆どの場合、今がその時でなかったりするものです。



当然のことながら、

全世界の人々全員と仲間と言える関係になれたら最高です。

だからと言って、

全世界にある日、ある時、空から甘露の雨が降ってきて、

突然、全ての人が隣人を愛し始めるなどと言うことは

起きるはずがありません。



ですから、どう考えても、

まずは、身近な人達と、まずは仲間になれる人達から始め、

そして、仲間以外の人や集団の存在を柔らかく受け入れ、

後は、無理のない感じでゆっくりと繋がりを広げていくしかないのです。


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関係性

2012年08月30日 | 自己確立


私達は、その昔、自然界の中で単独で生き抜くことを選ばず、

社会を形成し集団で生き抜くことを選択しました。



大きな集団(社会)が形成されると、

強制力のあるルール(法)が作られ、

もっと小さな集団(友人、同僚、知人、)では

もっとぼやっとした暗黙のルール(倫理観や道徳観)によって

交流を持つことになります。



この時、

依存性が高かったり、責任を持つことを拒否したり、

とにかく争いを回避することを優先している個人は、

その個人のパーソナルの境界を削ることで対処し、

上下関係の下に位置しようとしますが、

これが過ぎると圧迫感や閉塞感が強くなり、

それを維持することが出来なくなります。



また、

個人のパーソナルの境界を広げようとする傾向の強い人は、

上下関係の上に位置しようとしがちで、

神の如く個人の考えや行動が正しいと錯覚し、

周りの個人の気持ちを軽んじ始めると

やがて、その集団から追い出されることになります。



それと、この二つの中間、

誰かの考えや行動選択が

自分の価値観と全く同じであると

思い込むことで対処しようとしますが、



それによって、

パーソナルの境界を削っていることの苦しみや不満を

誤魔化すことが出来たとしても、

自分に中に取り込んだそれらを完全に消化し、

血や肉や骨とすることが出来ずに、

慢性的な消化不良を起こし、

空虚感、自己喪失感を強めてしまうことがあります。



このように、個人の境界を動かすことや、

誤魔化しあやふやにすることで、

関係性を保とうとするのも、

一つの方法ではありますが、

これらが過度にならないよう注意が必要です。



そこで、もっとも高度でもっとも安定が得られるのは、

自分の境界と自分の境界の枠内のものを大切にし尊重すると共に、

相手の境界と相手の境界の枠内のものも大切にし尊重する

スタンスをとることです。



屈服、盲従でもなく、征服、侵略でもなく、同化、融合でもなく、

誤魔化しでも、先送りでも無く、

一つの身体の中に手と足が同居するように

互いが健康的に同居し、繋がる感じです。



それまでの在り方、関わり方を変えて、これを確立するには、

他者承認を優位にするのではなく自己承認を優位に、

現在の自分を自分を信頼し、これからの自分を信頼すること。

それが重要なポイントとなります。


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背中を少し

2012年08月27日 | 行動選択


私達は、そんなに強くないものですから

ついつい楽な選択をしてしまいがちです。



本当は、それは自分にとって楽しいことを知っているのだけれども、

本当は、それは今の自分が出来ることを知っているのだけれども、

「まあ、良いか。」「今でなくても良いか。」で、

ついつい楽な方を選び、一歩先へ、一段高みへと向かう

行動への決意、決断を先送りにしてしまうことが

多々あります。



だからと言って、

努力を怠る人や自分を律しない人は、

人ではなく動物でしかないと言うような厳しい言葉を用いて、

個人が何処かの心のレベルに持つ「~すべき。」を刺激し、

危機感をあおり不安を増大するつもりはありません。

私達は、泳ぎ続けなければ死んでしまうサメやマグロでは無いのですから。



また、

「君は、やりたいと思っていることがあるのに、

いつか、そのうちにと繰り返し、

気持ちを誤魔化し続けていないだろうか。

いつ、それをやるの?

今、やらないものは、1年後、5年後、10年後も

今と同じように気持ちを誤魔化し、

都合の良い言い訳を自分に言い聞かせているか、

あの時やっていれば良かったと後悔にまみれているかのどちらかだ。」

と言うように問題を提議することで、

個人が何処かの心のレベルに持つ成長欲を刺激し、

それまで安定していたはずの心をかき乱し、

焦りや恐れを増大させるつもりもありません。



そうなると、それはもう

「あなたの周りに何か邪悪な念を感じます。

一刻も早く取り除かなくては、とんでもない不幸が訪れてしまう。

いや、その前兆がもう起きていることはないですか。」

と言って、グッズを売りつけるのと大差なくなってしまいます。



誰かから、そのような働きかけがあった場合、

それが、そのような類のものではないかどうか、

その判断は難しい所です。



その判断の仕方の一つとして、

努力をし続けることに重きを置くのではなく、

決断に重きをおいてみることも有効です。



例え、その行動が正しいものだとしても、

自分の心がワクワク、ウキウキしないものであるなら

大部分を苦しみが占め行動は続かないでしょうし、



最初は気が進まないものであったとしても、

ワクワク感とウキウキ感が大部分を占めるようなら

その行動は長く続き自分の血となり肉となるはずです。



自分に何か決断、決意をついつい先送りにしているようなものが

あるとするなら、

自分の周りを見渡し、期待を持てそうな誰かに、

一度、自分の背中を少しだけ押してもらえるように仕向けるのも

一つの良い方法ではないでしょうか。



すると、こんぴらさんの1368段の階段も

あれよあれよと昇ってしまうこともあります。


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性格障害

2012年08月23日 | 家族システム


今回は、ちょっとお堅い話になりますが、

性格障害の特徴として、いくつか分類された中の一つに

次のようなものがあります。



対人関係において依存心が強く、他者に対して従属的、受動的な傾向があり、

慢性的な孤独感や虚無感を感じており、

見放されることへの強い不安を持っている。



もちろん完璧な人間などいませんから、

誰もにこのような特徴を持っているので、

内面を見つめてみれば大なり小なり発見することが出来るはずです。



心理的に健康(バランスが取れている)人の場合には、

その個人の個性のような考え方や行動のパターンとして現れる程度ですが、

個人が置かれる状況や環境や立場の変化によって、

柔らかく対応できない時には、神経症として表面化したり、

もっと酷くなると人格障害と言われるような心理状態となり、

さらには精神病と言われる域まで達することがあります。



このような性格傾向を、個人が持って生まれてくるのではなく、

その後の学習によって形成していくものです。



子供は、成長と共に養育者から

分離、独立をしようとする行動を見せ始めるのですが、

それに不安を感じた養育者が子供を強く罰したり、

行動を強く制限したります。



養育者自身が、先のような性格障害の傾向が強い場合には、

子供の分離、独立の行動が、

子供から養育者に向けられる愛情が失われることへの

恐れや不安を感じないようにするために、

それが顕著になります。



子供の世界は初めて見るもの触れるものに満ち溢れています。

歩き始め自分の意思で自由に行動できる能力を持った子供は、

自由に行動できるそれを楽しもうとしますし、

当然、それらに興味を持ち近づこうとします。

これは、大いなるチャレンジ精神、開拓者精神による冒険です。



その自然な行動を、養育者からの罰せられたり強く制限されると、

子供は、「その行動を悪いことだ。」「恐ろしいことだ。」

と認識するようになります。

また、養育者から愛してもらうために、

養育者からの行動基準をそのまま丸のみするようになり、

自らの判断で自由に行動することを放棄するようになります。



さらに養育者の行動基準内の行動であったとしても、

それが上手くやれない場合に、

感情的に叱りつけられたり、ののしられたり、

時には激しい体罰を与えられたりすると、

ますます自分の自由な考えや自由な行動を放棄し、

指示されたものだけを行動たり、自らが行動しようとする時にも

許可が得られるかどうかを確認してから行動をとろうとするようになります。



また、逆に子供が失敗や欲求不満を経験しないようにと、

養育者が過剰に保護することで、

挫折や失敗を自らの力で乗り越える精神力、

欲求が満たされない状態への耐久性が育たず、

他人に頼ろうとする依存心を強めることになります。



「私の気持ちを大切にして私が望む様な人間になるなら、

あなたを愛してあげましょう。

私の気持ちではなく自分の気持ちを大切にするなら、

愛してあげません。」


養育者が、そのような気持ちを持っていたとは限りませんが、

子供は、養育者の態度から、

そのようなメッセージを受け取ることになります。



このようなメッセージを受け取った子供は、

自分を自分で支えるための背骨を持つことが出来ません。

と言うより、持つことは危険であり、悪いことなのですから、

持とうとしません。



ゆえに、誰かに支えてもらうことの必要性を感じて、

人に好かれることや、人に嫌われないことが最優先であったり、

他人にとって自分が異質な存在となることは悪と言う感覚を持ち、

無意識に自分の考えや気持ちを抑え込んだり、

感じないようにする傾向が強くなります。



しかし、子供と言えども一人の独立した人間ですから、

どんなに養育者から押し付けられた価値観に合わせようとしても、

独自性を完全に放棄したり、

本当の自分、自然な自分を抑え込むことは出来ませんし、

また、本当の自分を制限していることやその相手に対しての、

いら立ちや不満を強く持ち、その制限の枠を打ち破ろうとするのですが、

今度は、その枠を打ち破ることに対して、

罪悪感や恐れや不安を強く感じます。



そして、

恐れと不安、怒りの感情が渦巻くように葛藤している状態のまま、

成長の過程で、色々な人と接しますが、

それまでの構えを変えることに繋がら無い場合は、

逆に心の葛藤を次第に大きくし、長く維持してしまうことになり、

対人関係で色々な問題や、心の苦しみや辛さを経験することになります。


ちょっと長くなるので、今回はここまで。


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とあるファーストフード店で

2012年08月20日 | 雑感・愚見


その日の夜遅くに、

とある牛丼店で牛丼を食べていると、

年齢が20代後半位でしょうか、

一人の男性が入店して来たのですが、

何なんでしょう。



自分が注文したものを一口くらい食べた所で

店員を呼び付け、

「おい!これクソ不味いやんか。

前に食べた牛丼はもっと旨かった。

こんなによう客にだせるなあ。

ほんま、二度とようこんわ!」

と言いながらも完食をして代金を投げつけるように

出て行った。


(前とは、いつなんだろう?

確かに私が学生の頃に食べてた牛丼は、

もっと肉厚でボリュームがあり旨かった。

このチェーン店の牛丼に思い入れの強い人かもしれないが、

何故、そこまで怒れるのだろうか。)



何日かして、その日はうどん店。

昼時を過ぎた時間に

夫婦と思われるお客さんが入店してきた。

年齢は、60前後。

食券を渡し席に着き、一分。

「うどん、なんぼ時間かかっとるんや。

さっさとせえ!」


(うわっ要求高っ。その時、

何度か利用した東京駅の立ち食いうどん屋さんを

思いだした。早かった。おそらく日本一早い。

味はともかく、食券渡して5~10秒で出てきた。

以前そこに勤めていた人かもしれないが、

だとしても、何でそこまで怒れるのだろうか。)



何かのバイオレンス映画のDVDを見終えて来店したなら

その映像による暗示的効果は、やがて時間と共に消えてしまいますが、

もっと根が深いものであるなら、

この二人の男性は、そこらかしこで、

同じような態度を取っている可能性があります。



バブル崩壊以降、日本社会全体に

ゆっくりと蔓延した怒りウイルスに、

感染した人が増えているような気がします。



怒りウイルスに感染してしまうと、

イライラが常態化したり、

ちょっとしたことで怒るようになり、

優しさや思いやりや喜びの感情から縁遠くなって行きます。



このウイルスが心を蝕む力は、さほどでもなく

自己免疫力を働かせれば、

ウイルスをせん滅することが出来るのですが、

困るのは、本人が感染したことに気付かないことです。



本人は気が付かないので、

それが怒りウイルスが原因であっても、

本人は、怒って当然のことだ、あいつが悪い、こいつが悪いと

信じて疑いませんから

自己免疫力が作動しません。



また、それが怒って当然のことだとしても、

ここぞとばかりに怒りウイルスが暴れて

不自然なくらいの怒りの強さとなるのですが、

それもまた当然のことだと本人は気が付かなかったりしますから、

自己免疫力が作動しませんので、

ウイルスをせん滅することが難しくなります。



そればかりか、周りの人にとっては

迷惑この上ない人になりますから心通わせようとするより、

離れておこうとする人の方が多くなるのは自然なことですから、

疎外されたり孤独になったり、衝突したり攻撃を受けたりします。

そして、ますます怒りウィルスが活性化することになります。



ですが、この怒りウイルスは感染力は弱く、

感染者にウイルスを身近でばらまかれても

自分を見失わず、自分をしっかりと保っていれば

感染することはありません。



しかし、自我がまだまだ強くはない子供は、

周りからの影響を受けやすく、

親には自分の子供の自己免疫力を働かせてあげる

サポートを求められますが、

その親が怒りウィルスに感染していると、

その子供は、それを防ぐことが難しくなります。



社会にこれ以上、蔓延させないためにも

怒りウイルスを取りこんでいない人には、

何としても自分の所で、くい止めて、

優しさ菌、思いやり菌、喜び菌等の善玉菌を

皆で社会に増殖させていきましょう。


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最高のかき氷

2012年08月18日 | 名所めぐり(京都)


8月14日(火)

2人の友人と香川の人気讃岐うどん店と言えば「郷屋敷」と「山田屋」さん。

今回は、その内の一つの「山田屋」さんに行ってきました。



友人の車でワイワイ言いながら、

正午少し前に到着。

私達の待ち時間はと言うと45分だそうで、

大衆食のうどんを食べるのに45分待つのかと、

ちょっとげんなりしましたが、

遠くからせっかく来たので待つことに。

しかし、なんと私達よりも15~20分ほど後から来た人の待ち時間は3時間。

後少し遅くなっていたら、

諦めて退散する所でした。



ようやく私達の名前が呼ばれ店内へ、

夏真っ盛りということで、

冷やし系のうどんを注文。



印象は、とにかく太くて、コシが強くて、

今回は、冷やし系なのでうどんそのものを味わう感じ、

この麺に熱いうどん出汁が加わったらどんな味なのだろうと

思いつつ完食。



そして、店内を出たのは、まだまだ日が高い時間、

これで帰路に就くのも早すぎて味気なさすぎると、

友人達と地図を広げて話し合っていると、

少し足を伸ばせば、これまた有名な金刀比羅宮(ことひらぐう)が

あることを発見。



次の目的地は金刀比羅宮に決まり、

全員、以前にも行ったことがあるけれども、

一番上まで登ったことは無し。

ここは、是非とも昇り切りたいところですが、

でもでも今回は、夏真っ盛りということで、

下まで行って雰囲気だけを楽しむという、

暗黙の了解があったはずなのですが、

一人が「絶対に上まで行かないぞ!」と、

声に出して強く主張!



これがいけなかった。

絶対に言ってはならなかった。

元来、悪戯好きな私達。

そいつを困らせてやろうと、

私ともう一人が、打ち合わせもしていないのに、

「よし、せっかくなので上までいくぞ!」

と声を合わせて言い放つ。



昇らない!昇る!昇らない!昇る!

こんなことを数度繰り返した後に、そいつから、

「よ~し、本当に上るんだなあ!こうなったら昇ってやる!」と

想定外の切り返し。



これで、引くに引けなくなった私達は、

「なんでこうなった。」と思いながら、

全員、最後まで登り切ることに決定。





まだまだ元気。



おっおもいのほか早く到着したと思ったら

これは宮内の入り口の門だった。





汗まみれ、限界近しの感じ。

それぞれが負けん気を出して誰も音をあげない。





ヘロヘロでやっと、本殿到着。

これで、この戦いに幕が下りると思ったのつかの間、

一人が、さらにその先の奥社まで行こうと声をあげた。



このままではヤバいと、さっきの逆パターンで

「よし行こう!」と言ったら本当に行く羽目に、





奥社到着。もう私の眼が死んでいます。


「奥社から見た景観」

本殿まで、785段。

さらに奥社まで、583段。

夏真っ盛りに合計、1368段を全員が制覇。



帰りに膝に力が入らず、

一人が5段ほど階段からずり落ちる事故はあったものの、

水分5キロ分ほど出しきった後で食べたかき氷、

これ、本当にたまらなく美味かった。

山田屋のうどんより遥かに美味かったなあ。



こんな話を帰ってから親戚のおじさんとしていると、

階段の実数は1015段と少ないけれども、

山形県の山寺の方が遥かにしんどいから、

一度挑戦してみてはと言われたのですが、

今は、ただ休みたい。


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ハリソン・フォード

2012年08月17日 | 見方、捉え方


高校の時に、「もっとも成功しそうにない少年」というタイトルで選ばれ、

いじめられっ子で、全く女子にはモテていなかった。

初めて映画に出演、その時の役柄はベル・ボーイで、

その当時の副社長に「君には才能がない!」と言われる。



人間としての魅力も、役者としての才能もないと言われた一人の男性が、

後に、2001年のギネスに世界で最も裕福な俳優として認定されることになります。

この人が誰かと言うと、

「スターウォーズ・シリーズ」や「インディージョーンズ・シリーズ」

でお馴染みのハリソン・フォードです。



1832年に無職になり、

州議会に立候補するが、合計8回の選挙に落選。

この人が誰かと言うと、

後に、アメリカ国民にもっとも敬愛された大統領となる

エイブラハム・リンカーンです。



教師に学習能力が無いと言われ、仕事は2度解雇される。

この人は、後の発明王となるトーマス・エジソンです。



頑張り続ければ、努力し続ければ、

自分が一番好きなことに打ち込み続ければ、

誰もが必ず成功するとは言いませんが、

(個人の定義によっても成功したかどうかは違いますが。)



このような話を聞くと、

自分に向けられた言葉が、権威者の言葉であったり、

高名な人の言葉であったり、その道を先に行く人の言葉であっても、

案外と占い師の言葉と、さほど違いが無いのかもしれません。



また、酷い結果や辛い状況に自分が陥ったとしても、

それらは全て人生の一コマでしかないことを

教えてくれているのではないでしょうか。



今、自分が進めてしまいたい一コマにいるとしたなら、

後に、そのような一コマに突入したとしたなら、

そこで感じる嘆き、悲しみ、恨み、苦しさ、苦しさは、

充分にまみれて自分に罰を与えなさいという意味ではなく、

そこから早く離れることを促すメッセージです。



次の一コマに進めるコツは、反省をし原因を自分なりに考え、

辛抱する時だと判断するなら、

その時が来た時のために準備を始めることになるでしょうし、

また、成功するにはどうしたら良いのだろう。

この状況を打開するには、今の自分には何が出来るのだろうかと、

明日の成功について考え、そして、行動を起こすことです。



それでも、それらが難しいと感じる時、

私達のような仕事に従事する人の出番です。


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終戦記念日を迎えて

2012年08月14日 | 雑感・愚見


明日、8月15日は67回目の終戦記念日。

日本の一番最後の終戦記念日、

武士の時代が終わったと言われる日でもあります。



私達にとって、この日は、

67年の間、新たな戦争をしていないことを確認し、

さらに、その期間を伸ばしていくことを確認する日でもあるのですが、

最近は、何かと騒がしくなってきています。



私は、子供心に近所の老人が戦争の話を、

誇らしげに語るのを聞きながら、

戦争の怖さと実際に戦った人のカッコ良さを感じながらも、

侵略を誇らしげに語る老人に対して違和感も感じていたことを

憶えています。



高校、大学、社会人と年齢を重ねても、

この8月15日の終戦記念日を迎える度に、

新たな戦争をしていないことに安堵して、

戦争で命をかけて戦った方々には敬意と感謝の念と、

当時のリーダー達が、

侵略戦争かつ無謀な戦争に踏み切ることを判断したことによって

300万人とも言われる多くの命が失われたことへの怒りと、

迷惑をかけた他国の方々に対しての後ろめたい気持ちと

申し訳なさを感じていました。



だけれども、インターネット情報で

「あれ?」と言う情報を得てから、

その気持に変化が起きます。



その一つが、昭和16年に新聞に掲載されたと言う

「帝国政府声明文」です。


ここには、

植民地戦略に出遅れた日本が、

資源国を植民地支配している国から支配権を奪い取るためではなく、

アジア各国を植民地支配から解放するためのものと言うことが書かれています。



これが綺麗事ではなく、嘘偽りない真の目的だとうすると、

私が教えられていた侵略、資源略奪のためのというのが成り立たなくなります。



もちろん、当時ABCD包囲網の輸入ストップで、

日本自体が窮地に追い込まれていなければ、

自らの国の犠牲を厭わずアジア諸国を解放するための戦争などに

踏み切らなかったでしょう。



まずは、自国のため、

そのためには資源国を植民地として支配している国を追い出すしかない。

本当に解放なのか、取って替わるためなのか、

何かの行動には正当性を持とうとしたり、綺麗事を唱えたりするものですから、

その真意は分かりませんが声明文では解放としています。



そして、次のような動画があります。





これらは、公式に発表された談話とのことで、

声明文と談話を合わせると、

少なくとも敗戦までの行動は、我が国のために、

そして、支配国を追い出した後に日本が取って代わるのではなく、

声明文のまま、本当に解放を目的とした行動を

多くの国で取っていたと考える事が出来ます。



しかし、これもまた、もし日本があの戦争に勝っていたとしたら、

あるいは、勝つまでいかなくとも講和が結ばれていたとしたなら、

植民地の立場であったアジア各国に対して、

日本の立場がかなり強くなりますから、

理想で始めたはずだったのに、最後には欲が勝ち、

そのまま日本が新しい植民地の支配国として

居座っていた可能性もあると思っています。



何が真実なのかどうなのか、本当の目的は何だったのか、

歴史学者でない私には強く言うことが出来ません。

そして、多くの大切な命が失われる戦争は、

勝とうが負けようが、自国防衛のためであろうが、

その選択は間違っていない選択であったとしても、

正しい選択であるとも言えないとも思っています。



その真意がどうであれ、何であれ、今の私には、

過去に資源略奪のために侵略をした恥ずべき歴史を持つ

国民の一人であるかもしれないと言う認識だけではなく、

それまでには無かった過去に物凄く誇れる行動をした

国民の一人であるかもしれないと言う

別の認識が確実に存在しています。



そのことによって心の中で、

それまでよりも少しは胸を張れて、

顔をあげることが出来ている自分がいることは確かです。



心理療法でも、

それまでの自分に罪悪感を持っていたり、

それまでの自分を悲観したり、卑下していることで

悩み苦しんでいるとしたなら、

その原因となる個人の歴史観は、

もしかすると一方向から見ただけのものかもしれないのです。



その個人の歴史観を完全に書き変えるまでいかなくとも、

新しい情報を得て、もう一つの歴史観を持つだけでも

それまでよりも胸を張り、頭をあげることが出来るようになるものです。



自分の信じている自分の歴史観について再考してみましょう。

本当に真実でしょうか。真実だと思っているとしたなら、

それが真実だと思うのはどの様な理由からでしょうか。

誰かが言ったからでしょうか、自分がそう思うからでしょうか。



出来事という事実は一つとしても、

真実は必ずしも一つとは限らないのですから。


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炬燵

2012年08月13日 | 雑感・愚見


クライアントが施療を受けて自分の心を短期間で変える。

しかも、一時の発散のようなものではなく

心のレンズの曇りを綺麗に拭き取ったかのように。



このような方と出会える度に、

この人は、本当に凄いと心から思えるんです。



これは自分の中で起こす心の革命のようなもので、

「自分を変えるんだ!」と言う強い決意が必要です。

(逆に言えば、強い決意を持てば成し得ることが出来るものなのですが。)

これは並大抵のことではないように思えるからです。



そんなことをお手伝いしている私が言うのもなんですが、

私なんか、記憶を紐解いても、

そんな強さを持って突き破った経験もなし、

それに挑んだこともなしで、

そんな激しいことを避けるように

昔から、ジワジワとにじり広がるように

心の世界を変化させて来た感じですから、

そんな方と出会う度に心から尊敬の念を抱きます。



そして、施療が終わるのですから

そのような素晴らしい方との別れがあります。

私にとっては喜びと寂しさを同時に感じる時です。



この時、どのような別れが理想なのか、

クライアントがセラピストのおかげではなく、

自分がそれを成し遂げたと心から思えるような別れ。



施療後は、狡兎死して走狗烹らるで、

セラピストの顔さえ忘れてもらうような別れ。

等々色々な考え方があるようですが、



私としては、まだまだ人間力とか弱いせいなのか、

クライアントとセラピストの関係と考えきれずに、

人と人との関係の方に、まだ重心が残っているものですから、

せめて、暖かくなると押し入れの中にしまい込まれる炬燵のような存在として

心のどこかに置いてもらえればなあなんて、

思ったりしています。



これって良いのか悪いのか、

その結論は、10年後の私に任せている次第です。


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完敗!

2012年08月11日 | ライフ


オリンピック男子サッカー、

韓国の前に敗れて銅メダル獲得ならず。



正直、認めたくないけれども

今大会の初めての完敗だったのではないでしょうか。

考えてみれば、

日本サッカーは韓国に全く歯が立たない時期が長く続き、

少し前のキング・カズやラモスが代表の時期でも、

韓国は、日本にとって一ランク上の相手だったように思います。



ここ最近ようやく勝ち負け出来る感じになりましたが、

やはり、まだまだ韓国は強かった。

オリンピックチームの両国を比べると、

パスの精度、シュート力、プレスをとっても

相手が上回っているように私には見えました。



試合は、予想通りの韓国のラフプレイで始まりましたが、

韓国が一点取ってから、ラフプレイも姿をかなり消え、

サッカ―の試合になったように思います。



残念なのは、

韓国はラフプレイが多い。

そして、この前、元FIFA会長が日韓W杯で

韓国が審判を買収していたと

公言したことが話題になりましたし、

実力があるのに残念なことです。



実力があるのだから、力対力、技術対技術の試合を見れると、

日韓戦は、本当に面白い試合になると思うんですよね。

試合の勝ち負けだけの、

混じりっ気なしの喜びや悔しさを味わえることを

期待しているんですが、

まだまだ、先の話になるのかもしれません。



この世代が後の日本のフル代表になっていくはずです。

レベルアップを期待できたとしても、

今回の様子を見る限りでは、

W杯優勝までのレベルには余程の伸びが無ければ到達できない感じです。


「一度で良いから見てみたい。

W杯で日本が優勝するところ。」(歌丸風)


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