心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

夢を叶える

2012年09月29日 | 行動選択


誰しも夢の一つや二つを心に描いたことがあると思いますが、

その夢を誰かに語るにしても、

自分で確認するにしても、

どのような表現しているでしょうか。



「いつかは、この夢を叶える。」

「出来ることなら、それを叶える。」

「叶えば良いなあ。」

のような感じで表現をしていたとしたら、

あなたのその夢は、

星を見るように自分から随分遠くの離れた場所に

描いている可能性があります。



「夢をこの手に掴む。」

「夢の階段をかけのぼる。」

「その扉の向側、そこに夢がある。」

のような感じでイメージしていたとしたら、

あなたのその夢は、

自分から近い場所に描いている可能性があります。



遠くに描くその夢は、

叶わぬ夢、夢物語と捉えているかもしれません。

だとしたら、自分がそう信じている限りにおいて

叶うはずもありません。



近くに描くその夢は、

目標と言う言葉に置き換えることが出来る位に

現実的なものとして認識しているはずですから、

それを実現する可能性は、

先ほどよりもかなり高くなるはずです。



夢を語る言葉、夢を描く場所を変えるだけでも、

自分の気持ちや行動に変化が起きるかもしれません。



さて、ある夢が唯の夢物語的なものから、

現実的なものへと印象を変えた後は、実行です。

実行しないまま、頭の中でいくら念じるだけ、願うだけでは、

睡眠の中で夢を見ているのと大差ありません。



夢を掴むためには、

先の収穫の喜びを得るために、

土地を耕し種をまくといったように

農耕的な行動をするか、

漁に出るというような身近な収穫を得ようとする

狩猟的な行動をするかとなります。



農耕的な行動で夢を掴もうとする場合の、

ちょっとしたポイントは、



1、ゴールを明確にする。

旅行に行くにしても目的地を決めてから出発するのと同じです。


2、リアルな成功イメージを持てる計画を立てる。

そのために必要なら、最終ゴールまでの間に、

成功イメージを持てる小さなゴールを設定する。


3、見直し

いざ行動を起こすと計画通りに行かないことが出てくるもので、

そんな時に計画を見直し変更する柔軟性を持ちます。


4、人の意見に耳を傾ける

何もかも自分一人の力だけでやろうとせずに、

人の意見や観点、協力を拒否せずに受け入れる度量を持ちます。

しかし、鵜呑みにするのではなく取捨選択をします。


5、休む勇気

スーパーマンではありませんし、そうである必要はありません。

時間的、精神的、体力的、経済的にゆとりが無くなれば

判断力、行動力が鈍り良い結果が得られなくなります。


6、失敗から学ぶ

新しいチャレンジには失敗や躓きはつきものです。

失敗を嘆いたり恐れたりするのではなく、

失敗から学びます。


7、成功を恐れない

チャレンジを成功は、それまでの自分にとって未知な世界に

足を踏み入れることになります。

実際に踏み入れてしまえばどうってことは無いんですが、

それまでは、その扉の向こうは

恐怖、不安の世界だと感じることがあります。

ゆえに、恐れから成功一歩手前で急激な失速、

または自ら失敗することを選んでしまうことがあります。


催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


意図するもの

2012年09月23日 | 罪悪感


私達が生きるということは、

何らかの形で誰かと関わりを持つということです。



この時、違う価値観や考え方を持った者同士が

関わり合いを持つことになりますから、

ひと悶着が起きても不思議ではありません。



そんな時、

個人の領土の境界を態度によって相手に示し、

むざむざと侵害されないように、

ステップワークでその相手と適度な距離をとったり

適度に向こうへと押しやったりすることになります。



そして、接触回数や時間が増えるにつれて、

互いの距離が遠ざかったり、近付いたりと揺らめきながら、

価値観や考えを同じくすることが多い人とは深く、

異を多くする人とは浅く関わるというように、

互いが気持ち良くいられる距離感が確定していきます。



理想と言うか、通常はそうなのですが、

このような事を目的とするのではなく、

他の目的を持って関わりを持とうとする人がいます。



自分の劣等感を自分が変わることで払拭するんではなく、

相手をやっつけることでその目的を達するためであるとか、


自分のイライラや不満や怒りを吐き出すための

サンドバック代わりとするためにであるとか、


あるいは、相手から何かを奪い取ることが

真の目的であることもあります。



そのような目的を持っていた場合、

その目的を達するために、よくみられるパターンとしては、

自分が被害者であることを強調し、

相手を加害者の立場に設定しようとします。



「あなたのあの言葉で、どんなに私が傷ついたか分かるか。」

「どうして、あの時、気が付いてくれなかったのか。」

「あんなことをした(してくれない)ことで酷く苦しんだ。」

「馬鹿にするな。」「冷たくするな。」「大切にしろ。」

「普通、そんなことをしないだろう。(言わないだろう。)」



だから、「私に謝りなさい!」「私に与えなさい!」となります。



この時、悪者等とというレッテルを張られたくないあまりに、

非難について説明し、何とか誤解を解こうと汗をかいても、

真の目的は別の所にありますから容易くはありません。



仮に、その人が納得したり、誤解が解けたような態度を示したとしても、

それは誤解が解けたのではなく、

その人にとっての何らかの目的が

幾分か達成できたと言うことでしかありませんから、

何かの機会を見つけては、再び同じことが繰り返されます。



しかし、これらの主張には無理があるので、

その主張の不自然さや強引さを突かれると、

論点や話題を別のものや、

以前に誤解が解けたはずのものをも再び取り上げ、

以前の話し合いがまるで全く無かったかのように責め続けたりします。



加害者の立場と悪者の立場となりたいない故に、

度々に繰り返されるその人からの主張を、

一つ一つ丁寧に拾い上げ、その全ての誤解を綺麗に解かなければと、

分かってくれるはず、理解してくれるはずと、

頑張れば頑張るほど、

被害者と加害者の関係の設定に取り込まれ、

相手にペースに振り回され、

気が付かない内に、抜け出せず網の中でもがく小鳥のような状況に

追いやられてしまいます。



このような状況から抜け出し、自分を護るためには、

その相手から加害者、悪者のレッテルを

張られることを恐れないことです。

その相手から、良い人、良識人等のレッテルを

張ってもらわなくて良いことを決断することしかありません。



互いが気持ち良く関われる距離を模索するのではなく、

関わりを断つことを、いつ決断するかになります。



まわりを見ることを忘れないでください。

あなたに好意を向けてくれる人、良い印象を持ってくれる人は、

他にも沢山いると言うことを忘れてないで欲しいのです。


催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計

ページをめくる

2012年09月13日 | 感情


恐れは、

目の前に迫る危機に

身構え準備することを促す心のメッセージ。



不安は、

近い未来に起きるかもしれない危機について、

身構え準備することを促す心のメッセージ。



怒りは、

目の前に押し寄せる危機を

遠くへ押し返し排除することを促す心のメッセージ。



悲しみは、

傷付いた心が癒されていく過程にあることを

知らせる心のメッセージ。



欠乏感、飢餓感、充足欲求は、

お腹が空くのと同じように、

何かを手に入れる手段を講じることを促す心のメッセージ。



楽しさ、喜び、安心感、満足感、幸福感は、

今のそれを充分に受け入れ味わうことを

促す心のメッセージ。



恐れや不安、怒りや悲しみ、

欠乏感、飢餓感、充足欲求は、

ただ苦しんだり悲しんだりするために

それを感じるのではありません。



であるのだから、

それを、そのまま長く抱え込み続けたり、

悪いイメージを膨らませ、積み重ね、

その苦しみや辛さ、悲しみを大きくすることは、

問題解決から、ますます遠ざかってしまいます。



ページをめくりましょう。

まず、1ページだけでもめくりましょう。

自分に苦しみや辛さ、悲しみを感じるそのページにしがみつかず、

次のページへと進みましょう。



次のページには何が書いてあるでしょうか。

自らが遠ざかる準備についてでしょうか。

関わりを断つことへの準備についてでしょうか。

闘うための、主張をするための準備についてでしょうか。

休息について書いてあるだけかもしれません。



そして、次のページもまた、

楽しさ、喜び、安心感、満足感、幸福感の

ページでないかもしれません。



ですが、求めているものを手に入れるためには、

一つ一つのページを完了させながら、

がんがんと自分でページをめくっていく。

これが最強の方法です。


催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計

ブラジルW杯/アジア最終予選

2012年09月11日 | ライフ


サッカ―日本代表、何とかイラク戦に勝利!



これで最終予選、3勝1引き分けで勝ち点10で、

他チームを大きく引き離して、

最終予選突破に向けて大きく前進しましたが、

まだまだ安心出来ませんね。



これまでの試合は、

ホーム3試合とアウェイ1試合、

後半戦は、

厳しいアウェイ3試合とホーム一試合となります。



前半戦は、目的地ブラジルへの航海への万全の準備、

後半戦は、目的地ブラジルに向かって出航です。

船長はザッケローニ、船乗りは選手達、

ベタ凪の航海となるのか荒れた海の航海となるのか分かりませんが、

どうであろうと、何としても、

サッカ―日本代表を応援する全ての人の気持ちを乗せた船を、

今回もまた目的地まで無事に運んでもらえることを願っています。

頑張れ日本!



最後に一つだけ、サッカ―素人の私の印象として、

早くからサイドからの攻撃が多くなる試合の流れとなっていたので、

もっと早め(後半20分過ぎ位から)

ハーフナーを投入しても良かったのではと思ったのですが、

サッカ―に詳しい人の考えは、どうなんでしょうね。


催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計

切り札

2012年09月05日 | 雑感・愚見


切り札を何か一つでも持っていると、

自信を持って事に当たることが出来るものです。



「好きなんだ。○○の些細のところまで愛おしくてたまらない。

結婚してくれ!」



その昔、知人がプロポーズの言葉として、

クイーンの「ボーン・トゥ・ラブ・ユー」の歌詞の一部を引用したら、

それまで結婚に対して態度が煮え切らなかった彼女がなんと、

OKをしてくれたなんて話を聞いたことがあります。



また、

プロポーズをなかなかしてくれない彼氏に、

お見合いの話があることを告げたら、

急に、プロポーズをしてもらえたなんて話も聞いたことがあります。



彼女にとってはお見合いの話が切り札で、

彼氏としては、自分の切り札を使わされた感じですが、

二人は幸せにやっているようです。



切り札の使用上の注意点としては、

切り札を出し惜しみしてタイミングを逸したり、

早く結果を得ようとしてタイミングが速すぎたりすると、

その切り札が強烈な打撃力を持っていたとしても、

その威力が半減どころか、

まるで役に立たないこともあるということですね。


催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計

仮面

2012年09月02日 | 感情


久しく会うことも連絡も取っていなかった友人から連絡があり、

それではと酒を飲みながら夕食でもと会うことに。



互いの近況がどうであるとか、馬鹿な話で笑い、

ジョッキが一杯、二杯と空になり、

程良く酔いがまわり始めた頃、

その友人が話し始めたのが、ある人物について。



「それまで、そいつからの頼みごとがあった時には、

俺さあ、何度か骨をおったりしたんだよね。

その時には、ありがとう。ありがとう。

何て言ってたんだけど。」



ー○○は、昔から頼まれたら力を貸す方だよね。

その人と何かあったの。



「それがさあ。ここ最近、お中元やお歳暮を贈っても

年賀状を送っても、そいつからは、なしのつぶてで、

別にお返しがないのは、まだね、良いんだけど、

『届いたよ。』のメールさえも無いってのはどうよ。

メールぐらい出来ないもんかね。」



ーそうだね。届いたよのメールくらいは欲しいよね。



「だろう。もしかしたらさあ。

最近、配送会社が誤配したとか、破棄したなんてニュースがあるからさあ。

届いていないかも何て思ったりもしたんだけど、

これが三度も続くと、やっぱりこれ無視に違いないと思う訳。」



ーなるほどね。でも、どうしたんだろうね。



「それでだよ。そいつ今、自営業をしているから

そのホームページの求人欄に、

人の気持を配慮してあげることが出来る人材を求めています。

何て書いてあるのを見ると、

余計に、たまらない気持ちになってさあ。



これって、○○電力会社が、

わが社の人材には高い倫理観や社会的使命感が求められているなんて、

書いてあったのと同じじゃないの。

包装紙だけ綺麗にしていれば良いなんてえのと同じじゃん。」



ー○○電力会社は、多くに人に酷い迷惑と損害を与えたからねえ。

なんか、損害はこうむったものはあるの。



「いや、損害はないけどね。どうにも気持ちがすっきりしないんだよね。」



ーそうか、じゃあ正直、どうしたい気持ち。

何か品物送れとか、年賀状送れとか。。。



「いや、そんなこと言う気も無いよ。

それを言って、仮にだよ。送ってきたからと言って

それは単に品物であり、文字でしかないよね。

気持ちが届けられてないじゃない。」



ーそうか、じゃあ、今のその気持は、

何を言いたい気持ち、何をしたい気持ちなんだろうね。



「そうだなあ。メールか電話でふざけんな!利用だけしやがって!」

と言いたい気持ちかな。



ーそうか、そしたら気持ちが治まりそう?



「いや、まだだね。そいつが如何に人の気持ちを蔑ろにする奴であり、

必要無くなったら、人をゴミのように捨てる奴だと世間に広めてやりたい。」



ーなるほど、それで十分に気持ちが晴れそう?



「いや、まだだね。なんかゴミ扱いされたから、

そいつの家に、ゴミ10トンを送りつけてやりたいね。」



ーほう、それは面白いアイディアだね。

それをやれば、気持ちが晴れそう?



「いや、まだだね。ゴミに加えて糞尿を10トンほど

巻き散らかしてやりたいね。」



ーひゃあ~。想像するだけでたまらんね。

そこまですれば、さすがに気持ちが晴れそうだね。



「いや、まだまだ。蕎麦10人前、うどん10人前、

特上ずし10人前、偽の出前注文を入れてやりたいね。」



ー糞尿の後に出前って、

出前に行く人もたまったもんじゃないだろうけど、

そこに、もう一つ、仕出し弁当10人前も入れてみてはどう?



「おお、いいねえ。ピザ10人前もいれよう。」



ーいや、それってワイルドだね。それで気持ちが晴れそう?



「と言うより、何だか話している内に馬鹿らしくなってきたよ。

何か、もうスッキリした感じ。

後は付き合い方を考えるだけ、

付き合い方と言うより、どうでもいい感じだね。

何か悪かったね。

久しぶりにあったのに、楽しい話題じゃなくなって、

でもおかげですっきりしたよ。ありがとうね。

飲もう。飲もう。」



何てことがありました。

無償の愛なんて、神様か親から子へかで、

友人や私のような普通の人間では、やっぱりどこか

ヤッホーとやれば、例え僅かな音量でもヤッホーと返ってきて欲しいもので、

それがないとスッキリとしないものです。



それと、人間、仮面をかぶるもので、

教師は学校にいる時は教師の仮面を、

任務についている警察官は警察官の仮面を被り、

そして、学校から離れた時には教師は教師の仮面を外し、

任務を終えた警察官は警察官の仮面を外し、

一人の人間に戻る時間を持つことも必要です。



その仮面をかぶった時には、

その仮面の人物として果たすべき役割を完璧に

こなせれば良いのではないかと思うのですが、

まあ、その切り替えが出来ない人がいるのも事実です。



極端な話、その教師の家族関係が無茶苦茶に壊れていたとしても、

教壇に立った時には完璧な教師であれば良い訳ですし、

その人の家がゴミ屋敷であろうとも、

その人が経営するお店が快適な空間を準備してくれていれば、

お客さんにとっては文句が無い訳です。



ですが、時に、一つの仮面を被った時のその人物に好感し、

それ以外の人物像まで自分で勝手に描いてしまい、

さらに、その自分が描いた人物像であることを

強く期待し、要求して、

そうで無かった場合に腹立たしさを感じてしまう。



これって、相撲で言うと勇み足のようなものですから、

ここは、その相手に自分の描いたイメージ通りであることを

要求することは、一旦止めて、

その人物像を描き直し、自分の気持ちを仕切り直すことで、

嫌な気持ちを消してしまうことが出来たりするものです。


催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


投票ボタン

blogram投票ボタン