心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

徳島県 蓮華山 本楽寺

2022年08月31日 | 名所巡り(四国)

 

林泉酔我 一入忘歸  空海

山の木と湧水 それが私をうっとりさせて

一度ここに来てしまえば 帰ることも忘れてしまいます

 

 

吉野川沿いを西に少し車を走らせると

今回の名所巡りの私の第一目的地、

徳島県 蓮華山 本楽寺に到着です。

 

 

 

徳島県 本楽寺 石板と掲示板

 

 

 

本楽寺 山門

 

時間的には、陽が西の山の向こう側に隠れるのは

まだ先のことなのですが

山門の電灯が灯るほど空模様が怪しくなっています。

 

 

 

 

案の定、ポツポツと雨が降ってきました。

 

 

 

 

瞬く間にゲリラ豪雨並みの降雨量となり

逃げ込むように客殿の玄関軒下へ。

 

 

 

本楽寺 客殿

 

軒先から滝のように流れ落ちる雨水を見ながら

「こりゃもう日を改めてまた来るしかないな。」

「いやいや雨が止むことを信じて待つぞ。」

 

今回は、ここ本楽寺の庭園を観賞することを

私の第一の目的にしていたので

本楽寺拝観後の予定を全部取りやめてでも

雨が止むことに賭けることに。

 

 

 

 

そんな私達の話し声が聞こえたのか

客殿内から現れた住職の優しいお声がけ。

「どうぞ玄関からおあがり下さい。」

 

 

 

 

「ちょっと閉じさせてもらいますね。」と

蔀戸(しとみど)が一つ下ろされる度に

客殿内部が暗くなり、私の気持ちも暗くなります。

 

 

 

本楽寺 客殿廊下

 

「これはやばいなあ。拝観終了時間までこのままかも。」

 

弱気な気持ちが頭をもたげはしましたが

座して運命に身を委ねることは好まないので

この身に宿る空海伝承の法力を解き放ちます。

 

「雨雲退散、怨霊退散、太田胃散、マイクタイソン」

 

するとどうでしょう。

あんなに空を覆っていた雲が

逃げるように去っていくではありませんか。

 

激しい雨が小降りになるに連れて

閉ざされていた蔀戸が一つ一つ再び開けられて、

本楽時の枯山水庭園の観賞です。

 

 

 

 

 

 

本楽寺 枯山水庭園(鶴亀ノ庭)

 

吉野川阿讃山脈(あさんさんみゃく)を借景にした

本楽寺の枯山水庭園(鶴亀ノ庭又は神泉蓬莱の庭)を

作庭したのは、重森三令氏のお弟子さんの斎藤忠一氏。

 

枯山水庭園と借景の吉野川の距離が近いことで

枯山水庭園と吉野川の景観が完全に一体化している

このような枯山水庭園は、

日本で唯一の石庭とされているようです。

 

 

 

本楽寺 客殿

 

住職から

「客殿の内部も見てもらって大丈夫ですよ。」

「客殿の内部を撮影してもらって大丈夫ですよ。」

との有難い言葉を頂いたので撮影。

 

 

 

本楽寺 客殿内部

 

本楽寺の住職は、とても気さくな方で

色々と面白い話を沢山教えて頂いたことは、

何かの機会にご紹介させて頂こうと思っています。

 

 

 

 

一見、吉野川の河川敷に作庭されているようにも見えますが

本楽寺は、高丸山が吉野川に張り出した高台にあり、

枯山水庭園と吉野川との間には、

徳島線の線路と伊予街道の車道が通っています。

 

つまり、枯山水庭園と吉野川との間にある

絶妙な高低差と距離が絶景を生み出しています。

 

 

 

 

あれだけ降っていた雨が嘘のように止んで

雲の隙間から陽が差し、

本楽寺の山門の向こうに虹が出現。

 

最悪の展開から最高の景観へ。

人間万事塞翁が馬のような展開となりました。

 

 

 

本楽寺 阿弥陀堂(本堂)

 

あの有名サッカー選手の中田英寿氏が

2020年に本楽寺の枯山水庭園を観賞するために

来訪したらしいんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

今、私が立っている客殿の廊下伝いに奥へと進み

客殿の裏側に回ると、もう一つの庭園があります。

 

 

 

本楽寺 回遊式庭園

 

 

 

 

 

 

 

天然の岩肌に薄化粧を施したような木々と苔の緑。

 

 

 

 

枯山水庭園とは趣が違う

むき出した天然の岩肌を活かした回遊式庭園。

 

 

 

茶室 『一二三庵』

 

本楽寺の住所が123番地であることから

一二三庵(ひふみあん)と名付けられています。

 

 

 

本楽寺 客殿内室

 

枯山水庭園の裏側の客殿の室内。

 

 

 

 

客殿の外へと出て本楽寺の境内を歩いて

それぞれの庭園、伽藍を身近で観賞します。

 

 

 

 

 

 

本楽寺 枯山水庭園 鶴石組

 

 

 

 

 

 

本楽寺 枯山水庭園 亀石組

 

 

 

 

この位置に立っても枯山水庭園と吉野川との間にある

徳島線の線路と伊予街道の車道が視界に入らないんですよね。

 

 

 

本楽寺 阿弥陀堂(本堂)

 

本楽寺は、天然の要害であったために

戦国時代には、砦として利用されていて

吉野川沿いを進軍してくる軍勢があると

本城であった脇城に狼煙で知らせていたそうです。

 

 

 

 

 

 

本楽寺 客殿

 

先ほど境内と回遊式庭園を観賞していた

客殿の廊下が見えます。

左側には、枯山水庭園と吉野川。右側には、回遊式庭園。

 

 

 

 

 

 

本楽寺 客殿と茶室『一二三庵』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この石段を登れば、

また違った景観を楽しめたと思いますが

再訪した際の楽しみに残しておくことにします。

 

 

 

龍門瀑と鯉魚石

 

ほぼ自然の地形を活かした滝石組。

 

 

 

 

 

 

 

このような石垣も

戦国時代の砦だった名残かも。

 

 

 

 

 

 

本楽寺 天神社と護摩堂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本楽寺 阿弥陀堂(本堂)と吉野川

 

ここからの景観を観ると

本楽寺と吉野川との高低差が分かります。

 

 

 

 

阿弥陀堂(本堂)を裏側から見ると

懸造(かけづくり)で建てられているのが分かります。

 

懸造は、奈良の長谷寺、京都の清水寺、

兵庫県の圓教寺の摩尼殿等でも用いられている建築様式。

 

崖などの高低差が大きい土地に

垂直材の長い柱の間に水平材貫(ぬき)を組み合わせて

固定した床下の上に建物を立てます。

 

 

 

 

私にとって最上級の庭園は、庭園を前にして

ぼ―――っと数時間位過ごしたいなと思えるかどうかで、

今回の本楽寺の枯山水庭園もその一つとなりました。

 

 

皆様、今回も私の趣味である

名所巡りにお付き合い下さり、ありがとうございました。

次回の名所巡りの際にも

楽しくお付き合い願えれば嬉しく思います。

 

 

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徳島県 川島城と川島神社

2022年08月30日 | 名所巡り(四国)

 

徳島県にある川島城は

1572年に三好氏の家臣であった篠原長房が滅ぼされた後、

川島惟忠氏が長房の上桜城に代わって築いた城で

三好氏の本拠であった勝端城址と

今回の名所巡りの第一目的の場所との経路上にあります。

 

 

 

徳島県 川島城

 

現在の川島城天守は

川島公園として整備されている川島城二之丸跡

1981年に観光用に建造された模擬天守

模擬天守の内部には、レストラン等があるようです。

 

今回、私達が訪れた日は、

模擬天守の入り口が長く閉ざされている感があり

現在も営業しているかどうかは不明です。

 

 

 

 

当時この規模の天守が建築されていたとしたら

城全体も規模もかなりの規模だったと思われるのですが

実際の所は、どうだったのか。

 

日本全国のお城の総数は、

砦や土塁で囲まれた場所や

堀や石垣で囲まれ城的に活用された寺など、

細かなものを含めると4~5万箇所はあるようです。

 

戦国期から江戸初期だけで建造された

私達に馴染みあるお城はと言うと、

全国で約3000城建造されたようなので

全国の至る所に城跡があるのも納得です。

 

 

 

 

日本全国の至る所に存在したお城は、

江戸幕府が諸大名に発令した一国一城令によって

一気に170城まで整理され、

 

さらに明治6年の廃城令で3分の1に減り、

第二次大戦の空爆で相当数のお城が破壊されて

当時のまま現存するお城の天守は12天守のみ。

 

四つの県がある四国に

現存12天守の内の4天守があるとなれば

一県一天守が現存しているんだと思ったりするのですが

香川に1天守、高知に1天守、愛媛県に2天守で

徳島県には無いんですよね。

 

 

 

徳島県 川島神社

 

川島神社は

大正4年(1915年)の吉野川の改修工事で

善入寺島から住民が立ち退きする際、

島内にあった浮島八幡宮などが川島城二之丸址に移され

旧川島町内の43社の神社が

合祀されてできた神社のようです。

 

 

 

 

 

 

狛犬 阿形 

 

阿形の狛犬は、唸っているように見えたり

噛み付こうとしているように見えたりして

迫力ある狛犬の姿となっているのですが、

川島神社の阿形の狛犬は、

微笑んでいるように見えるのは、私だけ。

 

 

 

狛犬 吽形

 

吽形の狛犬の背後にあるのは、

吉野川市の天然記念物に指定されている

樹周約2.83mのイブキの樹。

 

これだけ立派だと御神木になりそうですが

注連縄が巻かれていないので違うのかも。

 

 

 

川島神社 手水鉢

 

個性ある狛犬とは違って手水鉢は、

簡素で面白みに欠けているのが残念。

 

 

 

川島神社 拝殿

 

 

 

 

 

 

川島神社 本殿

 

川島城、川島神社の拝観を終えて

今回の名所巡りの第一の目的地へと向かいます。

 

そこは写真を一目見て「此処いいわ~。」

虜になった枯山水庭園がある寺院の観賞です。

 

今まで数多くの庭園を観賞させて頂いていますが

同じような様式の庭園を観賞をしたことも

似た庭園があるという見識も記憶がないので

実際の庭園を前にして何を感じるのか、

非常に楽しみなんですよね。

 

 

 

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徳島県 勝端城址(見性寺)

2022年08月29日 | 名所巡り(四国)

 

元々の日本の夏季休暇は、

酷暑を回避してもらうためにと

明治時代に始まったと記憶しています。

 

学校の約1ヵ月半は良いとしても

企業の夏季休暇として1週間程度の期間では

大抵、休暇明けても酷暑真っ最中なので

短過ぎるのではないかと思うのですが、

 

この時期にある仏教行事やお祭りなど

各地の色々な伝統的な慣習を行うためや

ご無沙汰している実家に帰省する等の

貴重な期間となっています。

 

温帯に属する外国の夏季休暇は、学校では3ヶ月、

企業は、約1ヵ月程度が一般的で

その期間に家族で長期旅行に出かけたりするようで

まさにサマーバケーションですよね。

 

私も勝手ながら設けさせてもらった

夏季休暇の期間を利用して

摂津の国から淡路の国、淡路の国から阿波の国へと

国外へと出かけてきました。

 

 

 

阿波の国 珈琲煎家 まいせん(Meissen)

 

トンカツ好きの友人が人伝に聞いた

安くて美味しいカツサンドが食べられるお店、

『まいせん』に行ってみたいと言うのでご同伴。

 

まいせん?カツサンド?

東京在住の際によく耳にしていた

カツサンドの有名店『まい泉』が

徳島県にもあるんだと思っていたのですが………

 

 

 

珈琲煎家 『まいせん』店内

 

多くのお客さんで賑わいを見せている昼時近くの店内。

店構えが私の知っている『まい泉』とは違うので

お店の人に尋ねたら、やっぱ違いました。

 

しかし、スマホやデジカメの液晶画面で見ると

ピントもバッチリで引き締まった画像なのに

ブログに同じ画像をアップしたのを見るとピントが………

何でだろう?

 

 

 

焼きチーズカレー(ドリア風)

 

友人は、カツサンドを、

私は、焼きチーズカレーとアイスコーヒーをオーダー。

 

朝食と昼食を兼ねた本日一発目の食事で

お腹も丁度良い塩梅の減り加減だった所為で

運ばれてきた料理を口に運ぼうと

スプーンでひと掬いした瞬間に

まだ撮影していないことを思い出した位なので

友人のカツサンドは、撮影し損ねました。

 

友人の元に運ばれてきたカツサンドのカツは、

割と薄めですがサイズが大きめで

食べやすそうな感じでした。

 

カツサンドを頬張る友人が話す言葉に

旨いよりもお得の方が多かったので

味の方は、まあ普通なのかなと勝手に想像。

 

 

 

勝瑞城址(龍音山 見性寺)

 

珈琲煎家『まいせん』の近くにある

勝端城址(龍音山 見性寺)は、

 

戦国時代の最初の天下人とされる

三好氏の本拠の城址であり菩提寺で

隣接する勝瑞城館址と合わせて国指定史跡です。

 

余談ではありますが私の場合、三好と言われると

三好元長や三好長慶や三好三人衆よりも

三好清海入道の名前が一番に浮かぶんですよね。

 

 

 

水堀

 

 

 

勝端城址(見性寺境内)

 

 

 

 

左から三好之長、三好元長、三好義賢、三好長治のお墓。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

龍音山見性寺 本堂

 

 

 

勝端義冢の碑

 

義冢(ぎちょう)は、人物の名前ではなく

弔う縁者のいない人の墓(無名戦士の墓)。

 

堤防工事をした際に沢山の遺骨が出たことから

無縁仏の供養のために江戸時代中期の1783年に

勝端村の庄屋『岩佐谷助』が建立したもの。

 

 

 

 

 

 

敷地北側の復元土塁と矢竹

 

土塁は、盛土による堤防状の防壁で、

矢竹は、笹に分類される大型の笹類で

矢軸の材料に適していたことから

武家の屋敷に良く植えられていたようです。

 

 

 

現存する土塁

 

曲輪の北西角には、土塁が現存しています。

当時に周囲に巡らされていた土塁は、

堀を掘った際の土を盛り上げて突き固めて構築し、

基底幅約12m、高さ2.5mの規模だったようです。

 

 

 

 

城址の遺構が水堀と土塁以外に見当たらないし、

城址としては敷地面積も広くはないので

勝端城址は、勝端城のほんの一部かな。

 

 

 

曲輪北側の木橋

 

 

 

曲輪北側の水堀

 

当時の水堀は、上部幅が約14mにも及んでいたことが

発掘調査で確認されたようです。

 

 

 

 

勝端城址は、天守どころか門も櫓も石垣もなく

城址らしきものは土塁と水堀くらいのものなので

見所と言える程のものはありませんが、

三好氏の本拠であった場所に立ったことの満足感を感じます。

 

40代までの私を振り返ると

歴史上の場所に足を踏み入れることや

歴史的建造物等を観賞して感動するなんて

全く思いもよらなかったことなので不思議です。

 

とは言え、がちがちに歴史に興味が湧き、

歴史を広く深く学ぶような熱量はないので

歴史に軽く触れて遊んでいるような感じですね。

 

で、次の歴史と遊べる場所に向かいます。

 

 

 

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徳島県 瑞巌寺&眉山公園

2021年09月01日 | 名所巡り(四国)

 

二つの名勝庭園の観賞を終えて

後一ヶ所程度は訪れるだけの時間があったので

徳島県 庭園で検索し

現在の場所から近くの瑞巌寺へ向かいます。

 

 

 

徳島県 鳳翔山瑞巌寺

 

瑞巌寺は、徳島市中心部に聳える眉山麓に位置する寺院で

1614年に徳島藩初代藩主の蜂須賀至鎮が

弟の義英の菩提のために一顎禅師を開山に招じて再興。

 

山門の雰囲気だけを見ると

阿波国分寺庭園より良さそうな雰囲気があります。

 

 

 

 

瑞巌寺には、江戸初期に作庭された池泉回遊式庭園があり、

山麓の斜面を利用した庭には、茶室三重塔等があるようです。

 

 

 

 

三重塔が建つ庭園ってことなので

期待が相当に高まっていたのですが………。

 

 

 

手水舎

 

 

 

 

 

 

鐘楼

 

 

 

 

周りをぐるっと歩き、

本堂や三重塔がある庭園らしきものは見当たらず

 

 

 

 

残されたのは中門らしき門の中。

 

門に掲げられた案内板からすると

禅会や茶会の場所のようですが………。

 

 

 

 

本堂らしき建物と前庭。

茶室や三重塔どころか拝観受付所も見当たらないので

良いのか悪いのか分かりませんが

玄関口のチャイムを鳴らして、しばし待ってみます。

 

 

 

 

玄関口で対応してくれた人が言うには、

庭園がイノシシの被害にあい

観賞は休止しているとのことでした。

 

なのですが、

帰宅してから2年前ほどに瑞巌寺を訪れた方が

「イノシシの被害が~。」と

コメントを書かれているのを発見。

 

イノシシが農園でもない庭園を

2年以上も復興が出来ない程に破壊するものなのかと。

と考えると庭園の観賞を中止しているのには

他の理由があるようにも思えます。

 

その場合には庭園の観賞再開は、

かなり遠くなりそうです。

 

さてですが、これから他の庭園に行ったとしても

時間的に落ち着いた庭園観賞は無理そうなので

私達は、眉山公園へと向かいました。

 

 

 

眉山公園

 

眉山公園は、徳島中心市街に隣接する丘陵地で

標高290mながらも頂上の展望台からは、

中心市街や瀬戸内海や和歌山の山々まで望める

眺望絶景地です。

 

山頂手前の駐車場に車を止めて

ちょっときつめ、ちょっと長めの階段を登ります。

 

 

 

四国テレビ送信所

 

眉山は、車の助手席に数多くの絶世の美女や

世界の秘密諜報部員や世界の要人を乗せて

何度も登った思い出の場所なんですよね。

 

 

 

眉山公園 無料展望休憩所

 

 

 

 

 

 

南京錠恋人スポット

 

南京錠を掛ける金網の上のボードには、

横綱『白鳳』とその妻『紗代子』さんの名前が………。

なんでも紗代子さんは、徳島県出身だとか。

 

 

 

LED万華鏡

 

建物中央下の穴から中を覗くと

万華模様を観ることが出来ます。

 

 

 

 

これ真上を向くことになるので

長くは覗いてられないんですよね。

 

 

 

 

無料展望休憩所から

少し登った所にも展望台があります。

 

 

 

パコダ平和記念塔(徳島県ビルマ会慰霊塔)

 

パゴダ平和記念塔は、1958年(昭和33年)に

県ビルマ会が第二次世界大戦で戦没した

戦友たちの霊を慰めるために建てたもので

記念塔の中にはミャンマー(旧ビルマ)から贈られた

仏舎利が納められています。

 

 

 

 

 

 

 

パゴダ平和記念塔の周りの展望台の眺望。

 

この眉山の絶景を見ている時に何故だか

阿波国分寺庭園を観て感じていたものが

何だったのかハタと気が付いたんですよね。

 

 

 

 

これまで名所巡りで観てきた枯山水庭園って

大海原や川を白砂で、渓谷や険しい山々を石組で

大き目の立石で蓬莱山(ほうらいさん)や

須弥山(しゅみせん)を表現していたりします。

 

阿波国分寺庭園は、

それらが巨大化され、よりリアル化されている庭園で、

枯山水の世界観の中に入り込んだかのような感覚を

味わっていた。これが一番しっくりきました。

 

 

 

 

空は相変わらず雨雲に覆われていますが、

阿波国分寺庭園のモヤっとした感じが消えて

心の中は晴れ模様。

 

 

 

 

電動モーター付きではない普通の自転車で

頂上まで登ってきた猛者がいるようです。

 

夜景の時間まであと少しではあるのですが

友人と登って恋人と降りるようなことになりたくないので

夜景の時間帯になる前に眉山を下山。

 

 

 

 

夕食は、スシロー徳島出来島店。

 

 

私は、ちょっとしたきっかけが元で

名所巡りにどっぷりと嵌ることになりましたが

きっかけの前日までは

全く興味の対象ではなかったんですよね。

 

何も面白いと思えることが無い。

何一つ楽しめることが見つからない。

 

興味が湧かないまでも一歩を踏み出して

何かを体験してみると思いもよらずに

どっぷりと嵌る何かに出会えるかも知れませんよ。

 

 

皆様、今回も私の趣味である名所巡りに

お付き合い下さりありがとうございました。

次回の名所巡りの際も

お付き合い下されば嬉しく思います。

 

 

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旧徳島城跡 表御殿庭園Ⅱ

2021年08月31日 | 名所巡り(四国)

 

旧徳島城表御殿庭園は、明治時代に皇太子行啓に際して

表御殿に造られた宿泊施設名が千秋閣であったことから

千秋閣庭園とも呼ばれています。

 

 

 

旧徳島城表御殿庭園 枯山水庭園

 

旧徳島城跡表御殿庭園は、

ここまでは築山池泉庭園、ここからは枯山水庭園のように

二つの庭園がきっちりと区分けされているのではなく、

一体化した庭園となっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地団駄橋(踏割石)

 

この全長約10.35mの青石橋の割れ目は、

初代藩主の蜂須賀至鎮(よししげ)が

踏み割ったと伝えられていることから

この石橋の名称を地団駄橋(踏割石)と言います。

 

この大きな石橋の上を歩いて渡り

庭園の奥へと進むことが出来ます。

 

 

 

 

恐竜の尻尾の化石のようにも見える地団駄橋は、

鶴島亀島とを繋ぐ橋として設置されていて

亀島から出島へは切石橋が渡されています。

 

 

 

亀島と出島を繋ぐ切石橋

 

地団駄橋は、掘り出されたままの石の感じで

亀島と出島を繋ぐ切石橋は、加工された石のように見えます。

あえて様相が違う石橋を配置しているのにも

何か意味があるのだろうか。

 

 

 

 

 

 

亀島と切石橋

 

 

 

 

この築山の斜面の石の配置は、枯滝のようにも思いますが

私の印象でしかないのであしからず。

 

 

 

 

 

 

陰陽石

 

陰陽石は、子孫繁栄を願ったもので

奥の縦石が陽石で男性を、

手前の穴の空いた陰石が女性を表しています。

 

陰陽石で有名なものとしては、

岡山県の後楽園香川県の栗林公園とのことですが

私は、どちらも訪れていて

それぞれ特徴的な石について記憶があるのですが

あれが陰陽石だったかどうか………。

 

 

 

博物館と心字池

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

築山の最上部にあった謎の場所。

サイズ的に腰掛石とは思えないので

何かの跡かなと思われるのですが謎のまま。

 

 

 

 

庭園の観賞後に表御殿前の『あさひ食堂』

足休めを兼ねたかき氷で一息ついてから

来たルートとは違うルートを散策しながら駐車場へ。

 

 

 

 

 

 

子供平和記念塔(小便小僧)

 

これまで徳島中央公園の前を

何度も徒歩や車で通ったことがあったのですが

旧徳島城表御殿庭園はもちろんのこと

公園内にすら入った記憶がありません。

 

 

 

 

今回、初めて徳島中央公園に足を踏み入れて感じるのは、

石垣以外の旧徳島城の遺構が少ないので

良く整備された公園、市民の憩いの場の感があります。

 

 

 

 

天守や櫓や門等が一つ二つと復元されると

石垣は沢山残されているので

印象は、大きく違ってくるかと思います。

 

とは言え、武士の時代を思い起こさせてくれる

第一級の旧徳島城表御殿庭園は別格の上に

入園料50円見逃し厳禁です。

 

 

 

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旧徳島城跡 徳島中央公園

2021年08月30日 | 名所巡り(四国)

 

今の所、雨が降っても小雨程度なのですが

いつ本格的な雨が降り出してもおかしくないので

最優先の目的地を先に訪れます。

 

 

 

徳島中央公園 数寄屋橋

 

1906年に開設された徳島中央公園は、

城山とその周辺に広がる徳島城跡を利用した公園です。

 

数寄屋橋は、城内の凶事の際以外には

開かれなかった数寄屋門の前の堀に架けられた橋。

 

 

 

旧徳島城の堀

 

国指定の史跡の旧徳島城跡は、2006年(平成18年)に、

日本100名城にも選定されています。

 

 

 

 

 

 

旧徳島城跡 鷲の門

 

徳島城の城門であった鷲の門は戦失して

現在の物は、復元されたものです。

 

 

 

徳島城 下乗橋

 

鷲の門を通り抜けた先にある下乗橋は、

徳嶋城主が住む御殿への正面出入り口にあたる橋で

下乗橋の名前は、この橋の前で

駕籠や馬等の乗り物から降りて

渡ったことから由来しています。

 

 

 

徳島城博物館

 

鷲の門から下乗橋を渡り

公園内に入ったところ直ぐにあるのが

徳島城博物館

 

 

 

 

徳島城博物館の入館は見送って隣接する

旧徳島城表御殿庭園を観賞します。

 

 

 

旧徳島城表御殿庭園 【国指定名勝】

 

昭和16年(1941年)に

国指定名勝に登録された旧徳島城表御殿庭園は、

江戸時代初期に武将で茶人の上田宗箇によって造られた庭園で

枯山水池泉回遊式の庭園で構成されています。

 

現在の『徳島城博物館』のある場所に

藩主の蜂須賀家の過ごした表御殿があり

枯山水庭園が『書院の庭』。

築山池泉庭園が『居間の庭』として築庭されました。

 

 

 

 

徳島県で国指定名勝の庭園は、先ほど訪れた阿波国分寺庭園

ここ旧徳島城表御殿庭園の二か所。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旧徳島城表御殿庭園 築山池泉庭園

 

阿波国分寺庭園と同じく旧徳島城表庭園も

阿波特産の大きな青石がふんだんに配置され

当時の戦国大名が好んだ蘇鉄も配置されています。

なにより手入れが行き届いています。

 

 

 

 

魅力が全く違う庭園を続けて鑑賞することで

旧徳島城表御殿庭園の魅力が

より引き上げられた可能性もありますが

この庭園も期待以上に美しかった。

 

 

 

築山池泉庭園 心字池

 

あえて一つ難点をあげるとすれば

庭園周辺のビルが見えてしまうことです。

 

さらに贅沢を言わせてもらうと他の庭園のように

本堂や書院等の縁側に腰を下ろして

のんびりと庭園を眺められる場所があれば

より良いかなと。

 

 

 

 

大きな心字池に中島が築かれ

周りに配置された多くの石一つ一つには、

何らかの意味があるはずなのですが

私には、それを正しく判別できません。

 

 

 

 

意味が分かれば庭園をもっと楽しめると思うのですが、

ただただ美しい。それでいいのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

枯山水庭園の方へと進みます。

 

 

 

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徳島県 阿波国分寺名勝庭園

2021年08月29日 | 名所巡り(四国)

 

 

先ほどの烏瑟沙摩明王堂と本堂が見えます。

今回の私達のお目当ての国指定名勝の阿波国分寺庭園は、

まだ塀に隠れてこの段階では見えません。

 

 

 

名勝 阿波国分寺庭園石標

 

右側の納経所で庭園の拝観料を納めて

入園は、ここから。

 

 

 

阿波国分寺庭園 【国指定名勝】

 

阿波国分寺の山門から見える境内の規模から

こんな立派な庭園があるとは思ってもいなかったので

かなりのインパクトがありました。

 

数多くの阿波の青石の巨石が配置された庭園と

調和した本堂の佇まいが絶品です。

 

本堂の屋根には多くの鬼瓦、

鯱(しゃちほこ)のようなものもあります。

 

ってお城の屋根にあるもので

仏教寺院の本堂の屋根にあるって

今まで見逃していただけなのかもしれませんが。

 

 

 

 

国指定名勝庭園の阿波国分寺庭園は、

東西43m南北42m、面積1900㎡で、

本堂東側の枯池式庭園と、

本堂の周りに石組を配した築山式枯山水庭園。

 

戦国武将の三好氏が

16世紀後半の安土桃山時代に築いたと推定されていて

一部が江戸後期に大幅に改修されているとのことです。

 

 

 

 

阿波国分寺庭園について

昭和の枯山水庭園の代表的作庭師の重森三玲氏が

各時代を通して日本庭園中での

第一級品と評しているとのことです。

 

 

 

庭園南側 築山

 

歴史的な意味合いや作庭した者が誰、庭園の構成等、

歴史家や庭の専門家の眼で見て

高く評価される庭園もありますが

阿波国分寺庭園は、そんなことを知らずとも

見惚れてしまいます。

 

豪壮、豪快、大胆、迫力、確かにそうなんだけど

この庭園を前にして感じているものは、

そのような言葉ではしっくりこないんですよね。

何だろうこの感じは………何を感じている?

 

 

 

庭園 枯池

 

私達が庭園を観賞している間にも

何人かのお遍路さんが阿波国分寺を訪れて

庭園を観賞しないまま阿波国分寺を後に。

 

阿波国分寺を訪れて、この庭園を観賞せずは、

あまりにももったいないと思うんですよね。

 

 

 

庭園 天生橋と枯流れ

 

庭園を観賞しているのは私達だけで貸し切り状態。

 

庭園観賞する私達を忙しいはずなのに

気さくな和尚さんが色々とお世話をして頂き

有り難かったなあ。

 

 

 

庭園 中島

 

 

 

本堂 裏側

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

巨石石組

 

全国最大級の高さ4.3m余の立石(りっせき)。

 

 

 

 

 

 

本堂横 石組

 

 

 

 

大満足の阿波国分寺庭園を後にして

次の目的地に向かう前に昼食をと向かったのが

徳島ラーメンの代表格店の『いのたに』。

 

 

 

徳島ラーメン 『いのたに』

 

中華そば『いのたに』は、

1999年の9月から翌年5月まで

新横浜ラーメン博物館側からの要請によって

出店したことがあるようです。

 

平成19年7月には、

前総理大臣の安倍晋三氏が来店しています。

そんな『いのたに』のお店の前には、

昼食時を少し過ぎていても行列が出来ていました。

 

 

 

 

徳島ラーメンと称されるラーメンは、

魚介類と野菜を煮込んだ醤油豚骨スープで

チャーシューではなく豚バラ肉が特徴。

 

生卵をトッピングして食するのが定番で

強めの甘辛いスープが生卵でまろやかになります。

 

 

 

 

過去に数度食べたことのある徳島ラーメンですが、

『いのたに』にお邪魔するのは初めて。

 

徳島ラーメンは、他にはない特徴ある味なので

一度位は食べておきたい一品かな。

お腹の虫も泣き止んだので次の目的地へと向かいます。

 

 

 

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徳嶋県 阿波国分寺

2021年08月28日 | 名所巡り(四国)

 

天気予報で連日傘マークが居並び

お盆帰省時の友人との名所旧跡巡りは

無理かなと思っていたところ

「降水確率から考ると行くなら〇日しかない。どうする?」

と友人からの力強いお誘い。

 

後は、今日の天候がどうなるのかは

竜神さんのお気持ちに委ねて

愛用する小さなデジカメ片手に出発です。

 

大きな橋をよっこらしょと渡り

私達が向かったのは徳島県の阿波国分寺

 

 

 

阿波国分寺 山門

 

阿波国分寺は、四国八十八ヶ所霊場第15番札所で

聖武天皇の勅願で全国に建てられた国分寺の一つで、

正式には、薬王山金色院 国分寺と言います。

 

国分寺は、741年(天平13年)に

仏教に帰依した聖武天皇が

国家の安穏や五穀豊穣等を祈って

全国68ヶ所に国分寺、国分尼寺を創建し、

奈良の東大寺は、総国分寺とされていて

総国分尼寺は、奈良の法華寺

 

 

 

阿波国分寺 境内

 

今日の国分寺の境内にもお遍路さんの姿が。

最近では、歩きお遍路の外国の方々も増えているようです。

 

八十八ヶ所霊場巡りで心に何か得られるとしたら

歩きお遍路が一番かなと思っているのですが………

歩きお遍路っておいそれと出来ませんよねえ。

 

 

 

地蔵堂と鐘楼堂

 

かつての阿波国分寺は、金堂を中心に七堂伽藍が整い

七重の塔も建てられていた大寺院で、

現在の地蔵堂と鐘楼堂の間には

当時の七重の塔の礎石が置かれています。

 

 

 

七重塔の礎石

 

雨天時にカメラレンズに小さな雨粒が付着し

それに気が付かないと帰宅してから

雨粒付き画像のオンパレードを発見して

愕然となることがあります。

 

 

 

鐘楼 木鼻(掛鼻)

 

右上の白いマルは、霊的なものではなく

カメラレンズに雨粒が付いた画像です。

 

 

 

阿波国分寺 本堂

     

 

この画像もそうです。

今回は、早い段階でレンズの水滴に気が付いて

レンズ拭き拭き出来たので良しです。

 

 

今回の阿波国分寺、私は初拝観で

友人は二度目の拝観になります。

 

友人の初拝観の時に

2015年から2020年末までの

本堂の修繕と耐震補強工事の最中であったために

本堂が仮設シートですっぽり覆われていたので

今回は、本来の庭園の様子を

写真に納めるためとのことです。

 

 

 

               

 

阿波国分寺の本堂は、

1826年(文政9年)頃に再建されたもの。

 

歴史を感じさせる柱や天井等の木材、千社札や彫り物等。

この本堂が、この後に観賞させて頂く

国分寺名勝庭園の魅力を大きく高める役割を担っていました。

 

 

 

本堂 千社札

 

それと雨天の場合、天気が悪いとも言いますが、

恵みの雨なんてことも言いますから

悪い天気なんてのは無いなんて言う人もいます。

 

この連日の雨によって

あの日中の厳しい蒸し暑い日が消えて

熱帯夜もない涼しい期間が続いたのは

雨によってもたらされた恵です。

 

ただ豪雨被害が出るまでになると

山の栄養素が海に流れ込んで

海の生物にとっては恵みの雨となるかも知れませんが、

やっぱ悪い天気ってあるよなあ。

 

どこまで行っても

人間都合の世界観でしかないんですよね。

 

 

 

 

立ち木の前に置かれている阿波の巨石。

 

沓脱石であるはずがなく

庭園観賞のお勧めの位置を示している訳もなく、

南禅寺の金地院のような礼拝石でもなさそうです。

 

歩き疲れたお遍路さんの腰掛石には

最適かと思うのですが、はたしてどうなのか。

 

 

 

烏瑟沙摩明王堂

 

烈火で不浄を清浄と化す神力を持つ明王様。

 

 

 

大師堂

 

私達が国分寺の境内を観賞する僅かな時間にも

この大師堂で読経する数組のお遍路さんの姿。

 

 

 

納経所

 

私達がお目当ての国指定の名勝庭園は、

奥の納経所で声をかけて

拝観料300円を納めて観賞となります。

 

 

 

 

ちらっと低い屛の向こうに見える庭園、

この時には、想像以上の素晴らしい庭園との

出会いになるとは私はまだ気が付いていません。

 

 

 

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徳島県 薬王寺

2019年01月13日 | 名所巡り(四国)

柳原蛭子神社の十日えびすから

少し時間を巻き戻して元旦に戻ります。

 

徳島県 日和佐城(ひわさじょう)跡

高知県の室戸岬から徳島県に入り

もう一つの目的地の薬王寺の前まで来て

車を駐車するために付近を流していたら

山の上に城の天守の様なものを発見したので

立ち寄ってみることにしました。

 

日和佐城跡 模擬天守

天守の様な建物は、日和佐城跡に建てられた

日和佐城の模擬天守でした。

 

この模擬天守は、

当時の日和佐城を模したものでもなく、

天守の土台となっている石垣も

当時の遺構を利用したものではないようです。


案内板を読むと

建物の中は、展望室・展示室のようですが

展示室には展示物が無く、

展望室が無料開放されているようです。

 

せっかく来たのだからと

展望室からの展望を楽しもうと近づいたら

建物の一部が壊れていて休館中の立て看板が。。。


ベンチに座って暖かい缶コーヒーで一息ついて

薬王寺へと向かいます。

 

徳島県 薬王寺

四国八十八ヶ所・第23番の霊場の薬王寺は、

弘法大師が42歳の時に、平城上皇の勅命によって

ひと彫、ひと彫、お経を唱えながら刻んだ

厄除け薬師如来像を

御本尊として阿波の国に開基しました。


また厄除根本御祈願所として

全国にその名を知られていて

年間の参拝者は、100万人以上だそうです。

 

仁王門

薬王寺境内には、3つの厄坂

「女厄坂」「男厄坂」「男女還暦厄坂」があり、

3つの厄坂の石段の下には、

小石に書かれた薬師如来の経文が納められていて、

参拝者は、階段の一段づつに1円玉を置きながら

階段を登り厄を落としていくのだそうです。

 

石段に置かれた硬貨

仁王門を入ってすぐの石段にも硬貨が置かれているのですが、

女厄坂、男厄坂、男女還暦厄坂の石段は、

置かれた硬貨を踏まずに上がることは困難なほどです。

 

 

女厄坂

石段の上に置かれた硬貨は、お賽銭の様なものだと思うので、

踏みつけてしまうことに少しばかり抵抗感がありますが、

そうしないと上がれないので、

「踏んで良いんですか。良いんです!」と

自分で自分に許可を与えて石段を登ります。

 

鐘楼

毎日、朝6時と、夕方5時に12回撞かれるそうです。

 

手水舎

 

大香炉

 

男厄坂

男厄坂、大香炉の煙で煙っています。

 

本堂

初詣は神社でと思っているので

此処でも参拝はせずに撮影だけにしました。

 

鎮守堂

 

大師堂

弘法大師坐像を中心に

真言宗八祖坐像がお祀りされています。


十王堂

冥土で亡者の罪を判断する司法官の十王がお祀りされています。

十王の中で一番有名な王が、皆さんご存知の閻魔大王です。

 

大楠

 

瑜祇塔(ゆぎとう)

薬王寺では、多宝塔とは言わずに

瑜祇塔(ゆぎとう)と言うそうで、

多宝塔の原型だそうです。

 

栗まんじゅう

沢山の屋台の中からお土産として

栗まんじゅうをチョイス。

 

徳島 コメダ珈琲店

初コメダ珈琲店。今年初めてではなく、

私の場合、生涯初めてのコメダ珈琲店。

 

現在、全国で800を越える店舗を展開しているようで、

それだけの人を惹きつけるだけの魅力が

コメダ珈琲にはあるのだと思います。


その魅力の秘密は、一回の入店だけでは

私には分かりませんでした。

食事の味は普通。価格も普通な感じ。


パッと魅力が分からない所に、

真の魅力があるのが凄いと素直に思いました。


「本当に価値あるものは、目には見えない。」

とか言うあれの感じかなと、

ただ珈琲は、美味しかった。(あれ、魅力は、これかな?)


 

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室戸岬 海岸

2019年01月11日 | 名所巡り(四国)

室戸岬の展望台から

灌頂ヶ浜(かんじょうがはま)まで降りて、

海岸を散策します。

 

中岡慎太郎像

中岡慎太郎は、坂本龍馬と共に活躍した

明治維新の勤王の志士で

京都河原町の近江屋で刺客に襲われ

龍馬と共に落命したことでも有名。


京都の円山公園にも

坂本龍馬と共に中岡慎太郎の像がありましたが、

ここ室戸岬の中岡慎太郎の像は、

桂浜の坂本龍馬の像と向かい合っているとの話があります。

 

山の上にある白い小さな建物は、

私達が初日の出を見た室戸岬灯台で

水平線や海全体を見るのに絶好のポジション。

 

山の中腹に見える白い所は、

中岡慎太郎像の所から行ける

先ほどの展望台とは違う展望台で

海岸と海岸の無数の岩の風景美を見るには

絶好のポジションです。

 

室戸岬の海岸では、海岸段丘や

無数の岩礁、奇岩が乱立していて

私の中の海岸のイメージそのものです。

 

今日は、凄く穏やかな海です。


海岸から観る2019年、元旦の朝日。

まだ午前9時あたりかな。

なので水平線の近くにあります。


灯台から観た太陽は遠くに感じましたが、

海岸まで降りてみる太陽は、

こんなに近くに感じるのは何故なのか?

 

室戸岬の灌頂ヶ浜には、大き目の黑い石と

白い石がゴロゴロと転がっていて、

波にゴロゴロと転がされると

数千年後には綺麗な砂浜になるのだろうか。

灌頂ヶ浜の散策を終えて

室戸岬に来たら私的に絶対に見過ごせない場所、

弘法大師が修行をしたと言われている

「御厨人窟(みくろど)」に向かいます。

 

御厨人窟

灌頂ヶ浜の近くにある御厨人窟は、

平安時代の初期に青年であった弘法大師が

居住していたと伝えられている洞窟で、

洞窟の中から観る空と海のみの風景から

「空海」の法名を得たとされています。

 

御厨人窟・神明窟

左の「御厨人窟(みくろど)」で居住し、

右の「神明窟(しんめいくつ)」で難行を積んだと伝えれれていて、

神明窟での難行の最中に明星が口に飛び込み、

悟りが開けたと伝えられています。

 

御厨人窟

現在、神明窟は2012年秋より、

御厨人窟は2015年より落石のため立ち入り禁止となっていて

洞窟内に入ることが出来なくなっています。


私達が居た時も駐車していた友人の車の近くに

規模は小さいですが落石があり

直撃はしなかったのですが緊張が走りました。


御厨人窟(みくろど)と神明窟(しんめいくつ)を合わせて

御蔵洞(みくらど)と呼ぶのだそうですが、

わーーーーややこしい!

 

室戸岬 ビシャゴ岩

御厨人窟前の道路を渡った海岸には、

約1400万年前、マグマが地層に貫入して固まったとされる

ビシャゴ岩を観ることが出来ます。

 

室戸岬 エボシ岩

同じく御厨人窟前の海岸にある

岩の形が帽子の烏帽子に見えるエボシ岩。

 

室戸岬のエボシ岩のことではありませんが、

サザンのチャコの海岸物語の歌詞の中にも

エボシ岩は、登場しますね。

友人と行った江ノ島を思い出します。

 

御厨人窟から近くにある室戸岬の夫婦岩。

 

室戸岬 夫婦岩

2つの岩が夫婦が寄り添うように見えることから名付けられる岩で、

夫婦岩と名付けられた岩は、日本の各地にあり

三重県伊勢市の立石崎の沖にあるものと

ここ室戸岬のものが有名のようです。


この夫婦岩の隣にも二つ並ぶ大きな岩があったのですが、

そちらは夫婦岩と名付けられておらず、

しめ縄も無し。


何故ゆえに、手前の大きな二つ岩が夫婦岩と名付けられずに

奥の二つの岩が夫婦岩と名付けられているのには

何らかの理由があると思うのですが、

私には良く分かっていません。

 

室戸岬には見所がまだまだあるのですが、

美しい初日の出を見て、御厨人窟を観れたので

これで室戸岬を後にします。

 

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