心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

悲劇

2020年03月31日 | 雑感・愚見

2018年 タイの42歳の男性が

宝くじで約1億5千万円を当て盛大なパーティを開催しました。

しかし、あまりの嬉しさからなのか泥酔して当選券を紛失しました。

天国から地獄に突き落とされた男性は拳銃自殺した。

 

男性は当選券を紛失したのではなくて

泥酔した男性からパーティーの参加者の誰かが

盗んだという可能性はどうなんでしょうかね。

 

もう一つの嫌な可能性として、

男性を羨んだ誰かが当選券を破り捨てたケースも考えられますし、

他の可能性も考えられるかも知れません。

 

可能性があるものを簡単に排除しないようにするのは

私の職業病の様な気もしますが………。

 

どうであれ男性が当選券を大切に保管せずに

自分が開いたパーティーに所持したまま参加したことが大失敗ですよね。

 

まさかと思いますが

大きな借金をしてまで当選を祝うパーティーを開催していたら

話は別ですが、そうでなければ宝クジの当選金を得る権利を失っただけで

それ以前の男性の資産は何一つ失っていないんですよね。

 

なので当選券を失ったショックは分かりますが、

拳銃自殺するに至るまでのこととは別のことのはずなんですよね。

 

このような悲劇に至ることを防ぐためにも

心の反応が何に対して反応しているかを捉えて

心の反応を区分けできる自分で在りたいものです。

 

凄く愛していた異性に振られた。

最愛の人を病気、交通事故で亡くした。

会社からリストラされた。虐めにあった。

受験に失敗した。

そして、

自らの手で死を選ぶ人がいたり、

絶望に陥れたと考えた相手を道連れに。

 

生きていると一度や二度じゃなくて

手にしていた素晴らしいものを無くしたり、

大事だと思っていたものが手に入らなかったりすることがあります。

 

そんな時に、心の反応の大きさに惑わされて

本当は一部分でしかないものを全てのように理解してしまうと

悲劇となる可能性が高まります。

 

ましてや会社からのリストラや虐めによって

最悪の選択をすることは残念でなりません。

それらを防止するために心の反応を区別することの他に、

観の転換が出来ることも重要な一つです。

 

本当の神様から

「あなたのような人はこの世の中に存在してはいけません。」

と言われたのならまだしも、

リストラの通告をされたり、虐めの相手は神様ではありませんし、

それは全てではなく一部でしかありません。

 

最悪の結果を選択してしまうと

それは彼らを神様扱いしたことなってしまうんだと考えることも

最悪の結果を止める力となるかも知れません。

 

タイの男性は、立ち直るまでに時間はかかると思いますが、

最悪の選択だけはしては、いかんぜよ!

生きていれば一度あることは二度あるで、

もう一回当選することだってあるんですからね。

 

もう一回当選すれば、このエピソードは

もう映画化決定!間違いなしでしょう。

そうなれば紛失した当選金よりも大きなお金が入ってきますからね。

 

なので私なんか一回目の高額当選は、劇的な状況を作り

わざと紛失してやろうと決めていますからね。

ワイルドだろう~。

 

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神戸空港

2020年03月29日 | 名所巡り(兵庫)

 

アーモンド並木の観賞を終えて三宮まで戻り

神戸ポートライナーに乗車して

今回の名所巡りのメインの神戸空港に向かいます。

 

 

 

神戸ポートライナー

 

埋立地ポートアイランドへの交通機関として

ポートライナーは開業して

もう30年近く経過しているのですが

私の記憶では乗車したのが今回で2度目となっています。

 

しかも私の初乗車は、

何年か前に神戸花鳥園に行ったときなので

私のポートライナーデビューは随分と遅くなりました。

その神戸花鳥園は、現在は廃業して

神戸どうぶつ王国が開業しています。

 

しかし、ポートアイランド完成同時期に開催された

神戸ポートアイランド博覧会に2度ほど行っているので

その際に乗車していてもおかしくないのですが、

その記憶が全くないんですよね。

 

博覧会にポートライナーを利用した記憶がない。

だからと言って車で行った記憶も無い。

 

どちらかの記憶が飛んじゃっているのは間違いないのですが、

こういう時に人って自分の考えを記憶として創り上げて、

それを事実として記憶してしまうことが有るので気を付けています。

 

例えば、一片の事実と自分の考えや推察を加えて、

「あの時、あなたからあんなことをされた!」なんてね。

 

 

 

神戸大橋

 

ポートライナーは、1981年2月に

世界初の無人運転方式として開業。

 

なので写真の景観は、車で言うフロントガラスからの景観です。

2006年2月に神戸空港が開港し、

空港まで路線が延ばされました。 

 

一般の電車車両とは違って車輪が空気タイヤなので

走行時のガタンゴトンの音がしないのが快適でもあり

物足りない感じもあります。

 

 

 

 

 

 

吉野家の車

 

車窓の景色を観ていたらなんじゃこりゃ???

こんなの初めて見ました。

調べてみたら吉野家の移動販売用の車両のようです。

全国で数台しかないようなので激レアですね。

 

 

 

神戸空港到着

 

 

 

神戸空港 出発ロビー

 

 

 

 

今回、神戸空港を訪れたのは知り合いの見送りでもなく、

飛行機でどっかに旅立つ訳でもなく、

展望デッキから神戸空港の様子を楽しむためなんですよね。

 

神戸空港には前々から一度位は訪れたいと思っていても

これまでなかなか足が向くようになりませんでしたが、

前回の名所巡りで須磨浦公園展望台から

神戸空港を眺めたことが誘発剤となりました。

 

 

 

屋上 展望デッキ

 

 

 

 

 

 

 

屋上の展望デッキは、

ちょっとした公園のようになっているんですね。

 

空港見学に来たのは学生時代の伊丹空港以来で、

その際に展望デッキにあったパット・ゴルフで一緒に来ていた仲間と

勝負勝負と長い時間遊んだことが良い思い出になっています。

 

 

 

展望デッキ南側(滑走路側)

 

 

 

 

 

 

 

正確に言うと私は飛行機に乗るのが好きではないのですが、

こんなのを眺めていると

飛行機に乗ってどっかへ旅したくなってきます。

 

 

 

 

何故、飛行機嫌いなのか、それは何度この眼で現実を見てもです。

あれだけ大きいものがです。

あの程度のサイズの翼の揚力で空中にふわっと浮かぶのが

頭で理解していても気持ちでは未だに信じられずにいるからです。

つまり、信頼し切れていないんですよね。

 

強い風が頑丈な屋根を吹き飛ばしたりするのも

風圧によるものではなく屋根の形状が生み出す揚力なんですってね。

 

 

 

 

空港から旅客機やセスナ・クラスの小型飛行機が離陸していくのですが、

意外だったのが離陸の際に旅客機のジェットエンジン音より

小型飛行機のレシプロ・エンジン音の方が遥かに大きかったことです。

 

 

 

展望デッキ北側

 

 

 

 

 

 

 

展望デッキの北側から神戸市内が見渡せます。

神戸空港から観る夜景も良さそうです。

 

 

 

3階 レストラン街

 

 

 

 

遅めの昼ご飯は、たこ焼きとビール。

今日は暖かく歩いてお腹も減り、気持ち良い汗もかき乾いた身体に

冷たいビールが染み渡ります。「旨い!」

 

自宅では全くアルコール類を飲みたいと思うことがないのですが、

不思議なことに外に出るとそうでもないんですよね。

 

普段のパターンから少しだけ足を踏み出し、

非日常の世界を少し楽しみ、

この後に慣れ親しんだパターンへと戻ります。

ああ京都に行きたくなってきちゃったなあ。

 

 

 

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神戸アーモンド並木

2020年03月27日 | 名所巡り(兵庫)

兵庫駅前 桜

 

兵庫駅前の木が開花していました。

これ桜なのかな?桜ではない?どうなんだろう。

もう桜にしておきます。

 

日中は春の陽気を身体で感じられるようになり、

眼と香りでも春を感じられるようになりました。

そんな春の陽気に誘われて

神戸の名所巡りへと出発いたしました。

 

 

 

神戸 住吉川

 

健康法として1日万歩なんて言われたりしますが、

仕事が続くと部屋の中だけの移動となることで

1日の総歩数は目を覆いたくなる数値を叩き出しています。

 

なので名所巡りで歩くことが

私の健康法の一つになっているんですよね。

 

阪神魚崎駅を出ると聞こえてきた

住吉川のせせらぎ(1/fの揺らぎ)を

もっと近くで感じようと

石階段を降りて川沿いの遊歩道を歩きます。

 

 

 

神戸 菊政宗記念館

 

住吉川の遊歩道を上がった所にある菊政宗記念館。

現在の菊政宗記念館の建物は、

あの阪神淡路大震災によって倒壊した建物を

4年後の平成11年1月25日に再建したもののようです。

 

館内には、倒壊した建物から奇跡的に無事に拾い出された

国指定・重要有形民俗文化財「灘の酒造用具」や

所蔵する小道具が展示されています。

 

 

 

記念館前庭

 

上質の酒米(山田錦)と酒造りに適した

ミネラル豊富な地下水と

寒造に最適と言われる六甲おろしが吹きおろしたことから

兵庫県は、日本酒の名産地となりました。

 

江戸時代中期には、江戸で消費される日本酒の

7割から8割を「灘の酒」が占める程の人気となり、

現在も兵庫県は、日本酒の生産が一番多い県となっています。

 

 

 

 

創業360周年を迎える菊政宗酒造の

アンバサダーに就任した元スペイン代表の

イニエスタ選手のパネルがありました。

 

宮中晩さん会に出される日本酒の銘柄は、

常に菊政宗だそうです。

館内の試飲できるお酒の中には、以前オバマ大統領が

宮中晩さん会で飲んだ純米吟醸もあるようです。

 

試飲のお酒に興味惹かれるところなのですが、

落語「煮売屋」に出てくる直醒めや

庭醒めレベルじゃないはずなので

あれもこれもと試飲して身体にアルコールが回り、

今日の後の予定がどうでも良くなってしまいかねず

はい、一切口にすることをしませんでした。やったね-!

 

 

 

酒造展示室

 

 

 

 

江戸時代に使われていた酒造用具。

展示室は、酒造の雰囲気を感じられるように

夜明け前の明るさに調整してあるそうです。

 

 

 

 

これ確か漆器で作られていたかな。酒造工程の作品。

 

 

 

文化財収蔵庫のお猪口

 

 

 

 

菊政宗記念館の滞在をそこそこにして、

本日のメインの一つ魚崎の東水環境センターの

アーモンド並木の観賞へと向かいます。

 

 

 

 

東灘下水処理場の運河沿いの「水辺の遊歩道」には

約100本のアーモンド並木が整備されていて

花咲く頃に開放されるとのことです。

 

私のイメージは、

遊歩道がピンクの色に染まる感じだったのですが、

近くまで来てみると時期が遅かったのか、

まだ少し早いのか分かりませんが、

「あれれれれ?」「すかすかちゃう?」

 

 

 

神戸 東水環境センター 水辺の遊歩道

 

 

 

神戸 東水環境センター アーモンド並木

 

これ桜ではないんですよね。桜の花と非常によく似ています。

これアーモンドと言う名前が付いた桜だなと思う位に似ています。

なので兵庫駅前の花が何なのか分からなくなっていたんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

遊歩道を歩いてみると所々に幼い若木があります。

もしかしたら強い風で折れっちゃったのかもね。

 

 

 

 

落花生は土の中、アーモンドはどこに実るか知っていますか?

サクランボのように枝から垂れ下がるのではなくて、

花が落ちた後に枝から直接ニョキって生える感じで実るのだそうです。

予想外の実り方だと思いませんか。

 

 

 

 

 

 

 

遊歩道がピンク色に染まる感じではありませんでしたが、

初めてアーモンドの木を観ることが出来ましたし、

観賞しに来ていた人からアーモンドの実り方を

教えてもらったことで、ほんの少しだけ知っていることが

増えたのは喜ばしいことでした。

 

これでアーモンド並木を後にして

次に今回の名所巡りのメインに向かいます。

 

 

 

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10年間毎日

2020年03月25日 | 雑感・愚見

2016年 マレーシアの33歳の男性が

10年間毎日ラーメンを30杯食べまくったら

体重が320㎏となって身動きが取れなくなりました。

 

結果、男性は20人がかりでトラックに乗せられて

病院に搬送されたそうです。

 

毎日30杯もラーメンを食べまくったら

そりゃ体重が増え続けるだろうとは思いますが

体重320㎏までとは驚きです。

 

私は基本的に人間は健康を維持するために

適切な体型を維持するように脳からの指令によって

食欲が調整されると考えています。

 

過剰なカロリーを摂取しないように満腹感、満足感を感じさせて

食への興味を失わさせてくれますし、

大好物な食べ物でも毎日食べ続けていると食べ飽きてしまうのも

栄養を偏りなく満遍なく取らせるための反応です。

 

そして、身体が求めている栄養や味を摂取した際に、

脳から正解のご褒美かのような快感を得ることになるのですが、

この快感は、汎用性があるようで

ストレスを解消して精神的なバランスを取り戻すためにも

食欲の快感は利用されるようです。

 

なのでマレーシアの男性の場合は、食事の際に得られる快感を

精神的なバランスを取るために利用している反応だと思われますし、

体重が320㎏となってしまった様子から

私達は身体の健康を維持する働きよりも

精神的なバランスを取ろうとする働きの方が

優位となっているのかも知れません。

 

夏の海水浴で水着を着るので少しでも痩せるためにと

短期間だけ3~5㎏体重を落とすような減量行為は

スイッチを入れさえすれば成功できるものですが、

 

落した体重を長く維持することを目的にする

ダイエットの場合は、摂取カロリーと消費カロリーのバランスだけでなく

精神的な部分も考える必要が有ります。

 

何らかの慢性的な精神的な負担や欲求不満が存在して

食の快感によって精神的なバランスが取られている割合が高い場合には、

それらを解消しておかなければ

ダイエットの失敗に繋がる大きな要因になります。

 

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柴又帝釈天

2020年03月24日 | ライフ

「今回は、突然に思い立ってちょいと東京まで足を伸ばして

 寅さんで有名な柴又帝釈天に行ってまいりました。」

と言えるほど色々な面で余裕があれば良いのですが、

写真は、東京の友人が3月の上旬に帝釈天を拝観した際のものです。

 

友人との電話で何切っ掛けか帝釈天の話となり、

その後、話だけでなくて目でも私に楽しんでもらおうと

友人は何度目かとなる帝釈天を訪れてくれたものです。

 

帝釈天 二天門

帝釈天の入り口にはこんな立派な門があるようです。

帝釈天の歴史を感じさせる二天門と、

その門前に設置された柴又帝釈天と刻まれた石標との

配置のバランスが良いですね。

 

 

映画「寅さん」の舞台になったことで

その存在を全国の人に知られるようになった柴又帝釈天に

私は15年も東京で生活をしていたのにも関わらず、

あの頃は、神社仏閣や庭園よりも他に興味惹かれるものがあったので

一度も拝観していないんですよね。

 

15年間もあれば帝釈天どころか

他にも色々な場所を訪れることが出来たはずなんですが、

まあ仕方ありません。

 

あの頃に東京の名所を巡っていたとしても

今ほど楽しめていたかどうか分かりませんし、

あの頃に興味惹かれていたものは、

今ではあの頃と同じように楽しめないので、

まあ順番としては正解だったのでしょう。

 

大鐘楼

 

帝釈堂内殿の帝釈堂法華経説話彫刻

この圧巻の帝釈堂の彫刻が凄い!四面の壁にびっしりだそうです。

これを我が眼で直接観たいんですよね。

 

帝釈堂

木の板に描かれている黒服の方は、帝釈天だそうです。

この画、絵描きが描いたとは思えないんですし、

どう見ても私には佛を守る神々と言うより邪悪な奴………。

私が持っているイメージは、下の仏像のような感じで

上の絵とは全く違っていますね。

帝釈天は想像上のものなので正しい姿は無いんだと思いますが、

彫る人や描く人によって姿がバラバラはやめてえ~。

ほぼ姿が統一されている龍のようにしておくれやし。

 

邃渓園

帝釈天にも私の好きな立派な庭園があるようです。

 

庭園内に足を踏み入れることは出来ないようですが、

庭園を囲むようにある上の様な回廊を通って

ぐるっと庭園全体を鑑賞することが出来るのだそうです。

 

柴又帝釈天は、圧倒される彫刻に美しい広い庭園まであって

私が東京に行った時には外せない訪問希望場所になっています。

そして、

素敵な写真を送ってくれた友人に感謝を申し上げます。

 

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在るべきものが

2020年03月23日 | 雑感・愚見

2013年 スペインで42階建ての高層ビルが完成したのですが、

そのビルの何処を見てもエレベーターが見当たりません。

見当たらないのも当然でエレベーターは設置されていませんでした。

 

この原因は、当初は20階建ての設計だったものを

42階に変更した際に設計を変えるのを忘れたためだそうです。

 

こんなの絶対に忘れてはいけないと言うよりも

エレベーターを設置し忘れることなんてあるんですね。

 

私は設計について何一つ知らないのであれなんですが、

このクラスの建築の設計になると

複数の人が設計に関わっているんじゃないのって思っていて、

なので誰かが気が付いても良いような気がするんですよね。

 

仮に設計者が一人だとしても建設開始前に

説明を受けるであろう施工主だとか、実際に建築する工務店の人達とか、

建物建築に関わる大勢の人の目をスルッとすり抜けたとはね。

 

設計変更で忘れていたと言う理由もあれですが、

それ以前に気になる点があるんですよね。

 

最初の設計が20階建ての建物なんですから

設計変更前からエレベーターは必要なんじゃないのって思うわけです。

 

日本の法律では基本的に高さが31m(7~9階)を超える建物には

エレベーターを設置することになっているようですが、

地方自治体によっては2階以上の建物に設置することを

条令で定めている場合もあるようです。

 

そして、法律がどうこうよりも

5階建てにもなるとエレベーターの有る無しで

上の階の入居契約の成約率はかなり変動すると思われるので、

賃貸経営者の観点から考えても4~5階建て以上の場合は、

エレベーター有りの建物が多いように思います。

 

私なんかエレベーター無しの4階の部屋が空いているとしても

「むむむ……。」となるんですがね。

 

スペインの人達がエレベーターのない建物の20階の部屋でも

気にしないで住むのだとすれば、それが何よりの驚きです。

世界と比べて日本は生活環境が恵まれすぎたことで

身体の強さがかなり低下しているってことなんでしょうか。

 

駅などに設置されているエスカレーターを使わず、

健康のためにとあえて階段を使う人がいるとようですが、

毎日20階を階段で昇り降り、時には買い物袋ぶら下げてですから

健康に良いどころか膝を壊しそう。

 

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言葉遣い一つで

2020年03月22日 | 雑感・愚見

15世紀のフランスで鐘楼から落下した際に

その真下を通りかかった人を死なせた人の裁判がありました。

判事は、遺族一名が同じ鐘楼から被告の上に落ちても良いと

判決を下したが実行されることはなかったようです。

 

鐘楼から転落した人が自殺なのか、事故なのか分かりませんが、

転落した人は、故意に狙ったものであるはずもなく、

そんな結末を望んでもいなかっただろうけれども

一人の人間を死に至らしめた責任は大きなものがあります。

 

現在の日本の法律では過失致死でしょうか。

そして確かなことを知りませんが、

現在のフランスの法律でも判決は

さすがに上とは違ったものになるのではないでしょうか。

 

法は、公の秩序を守るためにあると考えると

そのためには公平さが約束されている必要があるので

15世紀のフランスの転落者への判決は、

公平な判決だったかについては疑問を感じます。

 

転落者への15世紀のフランスの判決が

法の裁きとしての是非は置いておいて、

コミュニケーションの仕方として考えてみると

そのエッセンスは色々な場面で役立てることが出来そうです。

 

上の判決をざっくり言うと、

「故意で人を死に至らしめたのではないから

 裁判所としては転落した者の罪は問わない。

 遺族の人達は、死を不運だったと受け入れなさい。」かな。

 

そんなふうにあっけらかんとシンプルに言ってしまうと、

故人への気持ちをないがしろにされた遺族の人達は、

当然、「ふざけるな!」と大きな反発が起きることは

容易に想像できます。

 

仮に大きな力によって相手の気持ちを抑え込むことに成功したとしても

解消されないまま抑え込まされた気持ちは

心の中で長く維持され、その圧が高まり、

何かのきっかけで大噴出することで

より大きな問題を引き起こす可能性があります。

 

なので判事は、言葉を巧みに駆使して

最終的な結論は同じだけれども

遺族の人達の罰を求める気持ちを認めることで反発をやわらげ、

同時に転落者も守ることにも成功したように思えます。

 

言葉巧みに良い落し所への導く似た話として

イエス・キリストの石打の刑の話や

落語の三方一両損の話のことが思い出されます。

 

場面、場面に合わせて機転を利かし最適の解を投入する。

この感覚は、日頃のコミュニケーションだけでなく

カウンセリングや心理療法、催眠誘導にとっても

大切な感覚なんですよね。

 

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須磨浦山上遊園

2020年03月20日 | 名所巡り(兵庫)

 

須磨寺の次に訪れたのは、

須磨寺から二つ先の須磨浦公園駅で

桜の名所としても知られていています。

ここを訪れるのは今回で二度目となります。

 

今回の訪問の目的は、前回の訪問時にスルーした

須磨浦公園の山上にある須磨浦山上遊園です。

 

山上遊園には子供達が楽しめる

ちょっとした遊園地があるのですが、

当然のことながら私の目的は遊園地ではなくて

山上の展望台からの景観が目的です。

 

山上の展望台には、徒歩でも向かうことが出来るのですが、

さすがに徒歩で向かう気になれる訳が無く

須磨浦公園のロープウエイで向かいます。

 

 

 

 

ロープウエイを利用する際に

係員に梅園と展望台が目的だと告げたら、

梅の花は殆ど落ちてしまっていることと、

今日は少し靄がかかっていて

景観には最高の天候ではないとのことでした。

 

「それじゃ、今回はやめておきます。」

となるかもしれないのにね。

自分達が不利になる情報も伝えてくれた正直さに感激です。

 

そして、現在は近くの市立の須磨離宮公園や須磨水族館は

新型コロナウイルスの影響で休館中とのことで、

この次に時間が有れば須磨水族館にと考えていたのですが、

無駄足にならずに助かりました。

 

 

 

須磨浦ロープウエイ

 

15分毎に運行されている小さなロープウエイは、

私と他2名の乗客を乗せて山上に向けて出発しました。

ここから先は、私にとって

足を踏み入れたことが無い未知の空間です。

 

 

 

 

ロープウエイは、かなり急な角度で登って行きます。

海の上にある施設は、須磨海づり公園です。

 

 

 

鉢伏山上駅

 

少しの乗車時間で山上駅に到着です。

ロープウェイは、ちょっと怖いけれども楽しい乗り物なので

もう少し乗っていたかったかな。

 

 

 

東部展望台

 

山上駅の近くにある一つ目の東部展望台。

 

係員が言っていたように靄がかかっていましたが、

海の向こうに見えるはずの大阪の岸和田や

和歌山の友が島が見えないだけで

街並みとか明石海峡大橋、淡路島は十分に見えました。

 

 

 

東部展望台の景観

 

 

 

 

東部展望台からの景観で十分な気もしますが、

せっかくなので一番高い所からの展望を見に行きます。

 

 

 

カーレーター

 

乗り心地の悪さが評判のカーレーター。

 

特に最初の出足の振動が

「ガタガタゴトゴト」の程度ではなくて

「ガンガンゴンゴン」と激しく乗り心地の悪さは評判通り。

 

交通機関と考えるのではなく

遊園地の乗り物として考えると、

これはこれで楽しかったりします。

 

 

 

 

最初の出足を過ぎると振動はある程度穏やかになって

勾配25°の急斜面をガタゴトと振動しながら登って行きます。

 

悪環境の中で大きく手振れすることなく

何とか撮影出来ました。

 

 

 

回転展望閣

 

回転展望閣の1階は、くつろぎスペース。

 

休憩所のような感じでしょうか。

2階は、レトロなゲーム機が置かれています。

3階は、写真の喫茶「コスモス」で床がゆっくりと回転して

座ったままで360°の景色が眺められます。

 

 

 

 

頂いたのはホットコーヒーとカレーライス。

 

さすがに珈琲はインスタントとは違って美味しく頂きましたが、

カレーは、業務用のルーをそのまま使用している感じで

個性に欠ける味というところでしょうか。

 

私が思うに業務用のカレールーは、

それぞれのお店が手を加えて

その店の個性を出しやすいルーとして調合されていて、

そのまま使用すると

物足りなさを感じてしまう味になるのだと思うのです。

 

回転展望閣の旨いカレーを食べるために

ロープウエイを使って山上までお客さんがやって来る。

そんなカレーがあると面白いのにね。

 

 

 

回転展望閣の屋上展望台

 

 

 

 

 

 

 

この展望台の景観は、海の向こう側に見える

関西国際空港や大阪の岸和田市や泉佐野市、

和歌山の友が島が見ることができたら、

かなりの高得点を叩き出していた可能性を感じさせます。

 

東部展望台と違いは、

展望台の高さも違いますが360°を見渡せます。

ここからの景観が兵庫県の景観ビューポイント150選の一つに

選ばれているようです。

 

 

 

 

海に突き出ているのが須磨海づり公園。

 

長く伸びるシェルターは、カーレーターの設備。

その下の六角形の屋上は東部展望台です。

回転展望閣の展望台との高さの違いが分かると思います。

 

カーレーターの輸送システムは、

1960年頃に日本で開発されたもので

設備が大がかりなうえに輸送力がリフトと大差なく、

さらに乗り心地が悪い、維持費がかかる等の問題点があったことで、

 

世界に普及どころか、この新輸送システムが設置されたのは

現在は廃止されたびわ湖バレイと

ここ須磨浦山上遊園の二か所だけのようです。

 

なので世界で唯一現存するカーレーターの乗車体験は、

とても貴重な体験をしたような気がしています。

景観をひとしきり楽しみ帰路に就きます。

 

 

 

 

カーレーターに乗車した後なので

帰りのロープウエイの乗り心地の良さを物足りなく感じる

おかしな感じになっていました。

 

今回の名所巡りで訪れたのは控えめの二か所だけです。

皆様、今回も私の趣味にお付き合い下さり

ありがとうございました。

 

 

 

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神戸 須磨寺

2020年03月19日 | 名所巡り(兵庫)

 

新型コロナウイルスの件で

人が多く集まりそうな場所へ出かけるのを

少し躊躇してしまっていたので

 

恒例の名所巡りは、

1月の10日恵比須で訪れた西宮恵比須神社を

名所巡りに入れるとそれ以来となります。

 

観光客が大勢集まるであろう京都や奈良を訪れたとしても

そう簡単に感染するとは思ってはいないのですが、

今回は、それほど多くの参拝者がいないだろうと思われる

(ちょっと失礼ことを言っちゃってるかも?)

地元の名所巡りに出かけることにしました。

 

 

 

大本山須磨寺(正式名・上野山福祥寺)

亜細亜万神殿

 

須磨寺の仁王門の手前にある亜細亜万神殿は、

平成28年(2016)の春に落慶したようです。

 

亜細亜万神殿の中には、回廊を囲むように

アジアの神々の石像が安置されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が訪れたこの時間の鑑賞者は、私の他に一名だけでした。

 

異国情緒が感じられると言うのは変な言い方かもしれませんが、

以前に旅行したバリ島を思い出したりして

楽しい時間を過ごさせて頂きました。

 

 

 

須磨寺 龍華橋と仁王門 

 

朱色の龍華橋を渡り、仁王門を潜り須磨寺境内へ入ります。

須磨寺は、仁和2年(886年)に光孝天皇の勅命により

聞鏡上人が現在の地に開基したと伝えられています。

 

また寿永3年(1184)の源平の一の谷合戦の時に、

須磨寺は源氏の大将、源義経の陣地であったと伝えられており、

その合戦でまだ十代の若武者であった

平清盛の弟、平経盛公の子である敦盛公が

源氏の熊谷直実に討たれます。

 

須磨寺には、討たれた敦盛公の首塚と

笛の名手であった敦盛公が

大切にしていた青葉の笛とされるものが

宝物館に保管されています。

 

 

 

仁王門

 

 

 

手水舎・五鈷水(ごこみず)と弘法岩

 

 

 

 

五鈷杵が置かれた岩。

衣を羽織った弘法大師のようにも見えます。

 

 

 

千手観音像

 

 

 

須磨寺 貞照寺

 

 

 

須磨寺 蓮生院

 

 

 

須磨寺 源平の庭

 

須磨寺の見所の一つ、源平の庭。

青い地面が須磨の海、白い地面が須磨の砂浜を表しています。

青い地面の像が平敦盛公。白い地面の像が熊谷直実。

 

 

 

平敦盛公像

 

 

 

熊谷直実像

 

 

 

宝物館 青葉の笛

 

写真では分かりにくいと思いますが

中央に立て置かれた二本の笛があり、

どちらも敦盛公が所持していたものだそうですが、

右側の笛が青葉の笛と伝えられています。

 

 

 

宝物館 平敦盛像

 

宝物館には、他にも十数点の展示物があります。

 

 

 

須磨寺 唐門

 

唐門へと延びる勾配が緩やかで長くない階段、

膝に少し痛みが残る私にとっては有難かった。

 

 

 

唐門・常香炉・本堂

 

 

 

常香炉

 

 

 

手水所

 

 

 

本堂

 

 

 

義経腰掛の松

 

一の谷の合戦で熊谷直実は、

討ち取った武将の首と所持していた笛を

源氏の本陣になっていた須磨寺に持ち帰り、

この松の木に腰を掛けた義経首実験を行ったとされています。

 

 

 

八角堂

 

経木供養所の八角堂。

 

 

 

 

八角堂内部には阿弥陀如来像が鎮座し経木が納められています。

この写真を撮影する際に、

ちょっとした面白いエピソードがあったのですが、

ここには書かないことにします。

 

 

 

三重塔

 

400年前に文禄大地震の際に倒壊した三重塔を

敦盛公800年忌、須磨寺開基1100年を記念して

昭和59年に再建されたもの。

 

 

 

五猿

 

ためにならない態度をみざる ためにならない事を言わざる

ためにならない話を聞かざる ままにならない事を怒らざる

仏様は悪い行いも善い行いも見て五猿(御座る)

 

作りがユニークと言うか、軽いと言うか、

子供にも親しんでもらうために作られたのかも。

 

 

 

敦盛公首塚

 

以前訪れた須磨浦公園には、敦盛公の胴塚がありましたね。

ここ須磨寺には敦盛公の首塚があります。

 

今の感覚では首を切り落とすとは

何て惨い事をと思ったりしますが、

カメラもない時代では、

戦果を確認するためや誰の手柄かを確認するために

特に大将級を討ち取った時には首を切断して

本陣に持ち帰る必要があったようですね。

 

 

 

書院

 

 

 

庫裡

 

京都や奈良の有名寺院では、

書院や庫裡から建物内に入ることが出来て、

その建物の内部や立派な庭園を拝観することが出来るのですが、

須磨寺では内部の拝観を行っていないようです。

 

 

 

源平の庭

 

須磨寺には最近建てたと思われる諸堂が

いくつか目に付きましたが

それらは阪神淡路大震災で倒壊した建物を再建したものだそうで、

あの震災の凄まじさを再確認することになりました。

 

今回は、奥の院には行かずに須磨寺をこれで後にします。

この後、せっかくなので須磨寺と同じように

前々から気にはなっていたけれども

足がなかなか向かなかった場所を訪れることにします。

 

 

 

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予言の自己成就

2020年03月17日 | 雑感・愚見

デマ話に端を発したトイレットペーパーの買い求めによって

いつもなら山積みになっている商品棚が御覧の有様です。

これって全国で起きている現象なんでしょうかね。

 

時計の針が進めば、ある程度ストックを確保した人達の

購入の勢いが鈍るはずなので

そのうち棚に商品が並ぶだろうと思っていたのですが、

すっからかんの状態が思いのほか続いています。

 

こうなるとトイレットペーパーが品薄になる話が

デマ話かどうかなんて最早関係がなくなってきます。

だって実際に品薄になっているんですからね。

 

私の場合は、デマ話が出る前から

ある程度ストックしてあったので危機感はまだありませんが、

この先も半年以上続くとさすがにやばくなります。

 

このような人間の行動心理は、

銀行の取り付け騒ぎと同じですよね。

 

最初の誤った情報に基づいて行動を起こすことで

最初の誤った情報が正しい情報となってしまうことを

普通に言うと「嘘から出た実。」でしょうか。

学問的には「予言の自己成就」と言うそうです。

 

このような結果が引き起こされるのは、

今回のようなトイレットペーパーや

銀行の取り付け騒ぎのようなものだけではありません。

 

「私なんかどうせ無理だ。」と思い込んでしまうことで

資格や受験の勉強に身が入らずに

自分の思い込みを本当に実現してしまう。

 

人は、自分の好いてくれている人を好きになり、

自分のことを嫌いだと思っている人を嫌いになる確率は高いので、

「あいつは私のことを良く思っていない。」と思い込んでしまうと

その相手が自分に良い印象を持たなくなったりするのも

予言の自己成就と言えそうです。

 

トイレットペーパーのような場合は、

外の間違った情報に惑わされた個人の捉え方が

圧倒的な力を持つ現実を目の当たりにすることで

現実に合う形に自然と修正されることになりますが、

 

個人の無意識に存在する心の癖によって

外側の情報を内側で偏って捉えている場合には、

外側の現実を目の当たりにしても

心の捉え方に合致するように理解してしまいます。

 

間違った情報が自分の外側にある場合よりも

間違った情報が自分の内側で作られている場合の方が

修正をすることが難しくなります。

 

心の癖よって個人の可能性に制限がかかったり、

後ろ向きな気持ちや不快な感情を体験し続けるのを止めて、

ポジティブな予言の自己成就へとするためには

個人の心の癖を変えることが求められます。

 

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