2005年に中国で
殺人犯として抑留された男が、
その罪を隠蔽するために
口がきけないふりを
12年間もやり切った。
いや、完璧にやり過ぎたようで、
昨年末、実際に発話の能力を
失っていたことが判明したそうです。
ビックリしますね。
そんなことがあるんですね。
頭で覚えたものは
忘れることはあっても、
身体で覚えたものは、
そう易々と忘れないはずで、
私なんか20年も乗っていなかった
自転車に普通に乗れる位ですから、
12年で話す能力を失ったなんて
俄かに信じがたいところがあります。
これがホントだったとしたら
心に強く思ったことを
長く実践したことで
深層心理まで沁み込んでしまい
意思や気持ちでは、
発話能力にかけたブレーキを
外せなくなったということでしょうか。
吃音反応が最大になった状態と
考えることも出来るように思います。
私達は、何らかの体験から学び、
深層心理にセットした規則の違いによって
性格や性質と言われる違いが生じますが、
上の様な出来事は、
深層心理にセットした過去の規則も
成年後も書き換えることが
可能であることの
証になるように思います。
また、この犯人のように
長きに渡って非常に酷なことでも
長きに渡ってやり続けるためには、
『天才とは、蝶を追って
いつのまにか山頂に登っている少年である。』
のように、
身近に何らかの報酬を得られるか、
根拠のない自信を持てるかが、
重要なポイントになるように思います。