心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

除夜の鐘

2011年12月31日 | ライフ



いよいよ今年も今日で最後の一日となりました。

そして、各所では例年恒例の除夜の鐘が突かれます。

除夜の鐘は、全部で108回突かれ、

その内107回は旧年中に残り1回は新年に突かれるとのことです。



人間の煩悩の数が108、

この数を多いと観るのか少ないと観るのか。

鐘の音を聞きながら、一人一人何かについて想いを巡らせているかもしれません。


私達の仕事は、除夜の鐘のようなものかもしれません。

私は、鐘の音を聞きながら

いつの日か、全ての人の悩みをゴ―ンと一突きで心の悩みを解決出来るような

技量を備えたいなあと思いながら暖かいコーヒーを飲んでいます。


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情熱

2011年12月27日 | 心理カウンセリング




橋本徹氏が政治の世界に登場してから

関西だけでなく全国的に注目を浴びています。


橋本氏の構想が市民の暮らしをより良くするのかどうかについては、

政治に疎い私としては何とも言うことは出来ません。



しかし、あのような自分の考えを信じて邁進する姿を見ると

ただただ、頭が下がります。

大きな流れに乗っかって流れていけば楽なはずなのに。。。



市長選の時、SPが8人ほど周りを固めていたそうですが、

表には伝えられていませんが、

恐らく命の危険を感じるようなメッセージなども

受け取っているのではないでしょうか。



もし、そうだとすると自分の命の危険を感じてもなお

自分が起こしたい流れを作ろうとするあの情熱は

一体、どこから来ているのでしょうか。

ただ、感服するだけです。



橋本氏が大阪知事に当選した時、

私は、知名度を利用して名誉職を得たのだろう位にしか

思っていませんでしたが、

その私の思い込みは、ものの数日で吹っ飛んでしまい、

本当に申し訳なく思っています。



さて、今回は、政治の話をしたい訳でもなく、

橋本氏を応援しようということでもありません。



心理療法は、心の悩みの原因となるそれまでの心の反応パターンを

変革する取り組みです。



大阪を変える、大阪を良くするというような大きな枠ではありませんが、

その個人にとっては、

その取り組みは同じくらいに大きな取り組みであることは

間違いなく言えることですし、

心を変えることは同じくらいの情熱が必要なのだろうと

再確認をさせて頂いた想いです。



だから、悩みを改善しようと本気で取り組む人と接すると、

本気で応援したくなるんだと思った次第です。


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免疫力

2011年12月25日 | 音楽セラピー

笑ったり、泣いたりしても

私達の免疫力が向上すると言われています。

となれば、

美しいものを見たり、心癒される音を聞いても

それは同じ効果を得るのではないかと思えるのです。



しかし、

美しい女性やイケメンと言われるような人を見るのでは、

なかには、

嫉妬心や羨む気持ちになる人もいるかもしれませんので、

これでは逆効果。



でも、美しい自然の風景は

嫉妬心や羨む気持ちを持つこともなく

純粋にその美しさを観て、感じ取り、

自分の心と体が水面のように、

その美しさを共有することが出来るのではないでしょうか。


私はこの動画に見入ってしまいました。





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メリー・クリスマス

2011年12月24日 | ライフ



今夜は、クリスマス・イブ。

どのように過ごされるのでしょうか。

仲間とパーティー?恋人と?家族と?


クリスマスは、キリスト教の記念日、祭日ですが、

日本では、クリスチャンではない人もこのイベントを楽しんでいます。

これいつ頃から何でしょうか。



小学生の頃、お寺の息子の同級生が

親にせがみクリスマス・ツリーを飾ってもらったと

得意満面で報告していましたが、

他にも内緒でクリスマス・ケーキを食べているお坊さんも

少なくないような気がするのですが。。。



欧米では聞く所、24日は仲間や恋人と過ごし、

25日は、家族と一緒に過ごすのだそうです。



今年の一字は、「絆」に決まり、

クリスマス・ケーキの売れ筋も昨年よりも一回り大きいものだそうで、

今年は、私も含めて多くの人が今まで以上に人との繋がりを

再確認したい年となったようです。



冒頭に紹介した曲、本当は昨年のジョン・レノンの曲の方が

今年にはピッタリだと思うのですが、あえて今年は違う曲で、

メリー・クリスマス


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悪戯

2011年12月22日 | ストローク

猫の世界にも悪戯心があるのか分かりませんが、

今回は、つい笑ってしまった動画の紹介。

最後の鍋か何かが崩れ落ちた音が面白さを盛り上げています。



私達が悪戯をする時の絶対条件は、

悪戯をした人、それを見ている第三者の人はもちろん、

悪戯をされた人も笑えるものであることですね。







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お休み

2011年12月20日 | お知らせ



年末年始休業のお知らせ


今年も、いよいよ残り僅かとなり

日増しに慌しくなってまいりました。

本年度は、皆様には暖かいお引き立てを賜りまして

感謝申し上げます。



今年は、日本は歴史に残る大災害が起きました。

実際に甚大なる被害を被った方々の

その痛みや悲しみがどれほどなのか、

それを分かろうとしても分かりきれるものでもなく、

いざ、わが身が当事者であったとするならば

あそこまで自分を保つだけの強さを持てる自信すらありません。



その私が被災された方々に何を言うにしろ

全てが軽々しく感じますし、失礼な事のようにも思えます。



ですが、想像を絶することに見舞われた時に、

心が強烈に反応することで、冷静な判断や考えを持てずに、

その感覚や感情を元にした考えや想像から抜け出せなくなることがあります。



船乗りが荒れ狂う海の上で見る灯台の光は、

大いなる心の支えとなると聞いたことがあります。

それと同じように、

当事者ではない私達が言葉や気持ちが灯台の光となることを信じて、

発し続けていきたいと思いますしTV、新聞にもお願いしたいと思っています。



尚、年末年始休業は下記の予定となっております。

12月27日(火)は予約受付は午後6時まで、

12月28日(水)~1月5日(木)は休業日

6日より通常の業務を行います。


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好き嫌い

2011年12月19日 | 催眠療法



ある日、お母さんに連れられて当時小学2年生の男の子がやってきました。



「学校の方針で給食を残さずに食べなければならないんですが、

うちの子はピーマンが嫌いで、給食にピーマンが出てから、

今は、食べられるものも食べられなくなりつつあります。」



嫌いな食べ物を平気で食べられるようにするには、

一時的でもOKであるなら催眠に誘導出来さえすれば

全く問題なく可能なのですが、

一時的では意味が無く、さらに被験者が子供であるがゆえに

誘導が簡単に成功するか、全く駄目かの両極端な結果が出る可能性がありました。



催眠を誘導する前にあれこれと考えていても仕方が無いので、

まず、催眠誘導をしてみることにしました。

―あのさあ、○○君はTVゲームをしたことがある。

「うん。あるよ。」

―そうか、そしたら魔法使いが出てくるゲームがあるよね。

「うん。ある。」

―○○君は魔法使いっていると思う?

「分からないけど、いるかもしんない。」

―実は、私は少しだけ魔法を使えるんだよね。

「え~。」(ここで初めて笑顔を見せてくれる。)

―今からさあ、○○君にその魔法をかけたいと思っているんだけど、
 
良いかなあ。

「どんな魔法?」

―うん。○○君の右手が軽くなって勝手に上に浮きあがってしまう魔法だよ。

恐くない?

「大丈夫、面白そう。」

―それじゃ、最初に○○君の右手を下から少し持ち上げるよ。

こうしていると私の手のぬくもりを感じるでしょう。

「うん。」

―それじゃ、眼を閉じて、

魔法をかけると手がもっと温かくなって来るよ。

ほら温かくなってきたでしょう?

「うん。なってきた。」(笑っている。)

―次の魔法をかけると、ほら、右手が勝手に上の方に動き出すよ。


これ以降、良い流れで充分な催眠トランスへと導入することに成功しました。

後は、変化を一時的なものではなく継続的、恒久的なものにするための

一工夫となります。



以前の記事で紹介した

ネギ嫌いの克服の時と同じ手法は子供ですから使えませんので、

子供にとって無理のない自然な働きかけとなるよう別の一工夫を施しました。



これは初回面接での一コマで、

施療終了後、お母さんには1週間後の次の施療の予約をして頂きました。

数日後、お母さんから

「あれから次の日に学校とも相談して対応をしてくれることになったんですが、

本人が給食を食べているようなので、

次回の予約はキャンセルして様子を見ることにしようと思います。」

との電話を頂きました。



施療が功を奏したのか、学校が対策を考えるとしたことで本人が安心したのか、

両方の相乗効果なのか分かりませんが、

本人がある段階を乗り越えたのは間違いないようです。



その後、お母さんからの連絡はありませんが、

そのことが、変化が継続的なものとなっている証であると信じてはいるのですが、

ちょっとだけ心配なのは、

「私は子供の頃、本当の魔法使いに出会った。」なんて記憶してしまって

魔法使いを研究にのめり込む様な事になったりすること。

まさかねえ。

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掃除が

2011年12月15日 | 心理カウンセリング




自分の部屋の状態を、

ホテルやモデルハウス並みの状態を保っている人。

テーブルの上に読みかけの本や脱いだ洋服をソファーにあるぐらいはOKな人。

子供がおもちゃを片づけないままにしている程度は気にならない人。

床の上に洗濯物やその他の色々なものが積み重なっても大丈夫な人。



個人には、それぞれの許容限度を持っているもので、

その許容限度を超えてくると範囲内に収まる程度に

掃除や片づけをしたりするものです。



また、通常の許容限度を超えてなくとも、

お客さんが来るというように何らかの条件が加わると、

許容限度も変化して掃除を始めたりします。



「掃除が出来ないのを何とかしたい。」

このような相談を受けることがあります。



このような相談を受けた場合には、

ニュースにもなっているようなゴミ屋敷状態になっているのか、

多動症の診断を受けていないかどうか、

一般的に言う所の邪魔くさがり状態であるのか等の

情報が必要で、その内容によってアプローチの仕方が違ってきます。



この方は、掃除や整理整頓をしなくてはと思いながらも

ついつい後回しにしてしまうようですが、

だからと言って足の踏み場がないほど状態ではないとのことでした。



さて、ここで、


一度の掃除の範囲を、自分が面倒だと感じないまで小さく区切ることで、

行動を起こしやすくするとか、


掃除をしなきゃと思ったらすぐに、ゴミ箱を部屋にまき散らかしたり、

本棚から本を何冊も取り出して床や机の上に広げたりして、

その人の許容限度を超えることで、

一歩の行動を起こしやすくするといった方法もあるのですが、



その前に、それらよりも重要なことについて

確認しておく必要があります。



それは、掃除という作業は健常な人であるならば

出来ないと言う言葉を使うほどの壮大な取り組みではありません。

つまり、やりたいくないのであって出来ないのではないのです。



掃除をする気になれないのは、その状態がその人にとっては

まだ許容限度内であって、する必要を特に感じていないことを現しています。

人は本当に必要なものと感じたものは、すぐに行動に移すもので、

どんなにものぐさな人であっても、

自分の隣の部屋が火事になったら一目散に飛び出すのと同じです。



掃除をしないでいるのは、

その時間を仕事で疲れた身体や気持ちを休めることに使うことを選んでいたり、

その他の優先したいことにその時間を使おうと選択した結果です。



本来なら、自分のその気持ちを認め、

掃除以外のものを優先することの必要性を認めてしまえば

何も問題は無いはずです。

そして、掃除が優先順位の一番上に来た時に掃除をすればいいのです。



多くの人は、した方が良いなあと思いながらも、

それをしない時には、まあ仕方が無いと100%で無いにしても、

自分の気持ちを優先した選択を受け入れているはずです。



しかし、この方の場合には、

自分のその気持ちを優先し認めることをせずに

自分の外側にある価値観や理想や常識に

合致していない自分に不安を感じ、駄目な自分だと感じ、

気持ちの優先順位を無視した行動をとることを

自分に要求していることになります。



無意識は非常に優秀で、

本人が気が付かないような色々なことを教えてくれます。

身体が限界にきていることを、心が限界にきていることを、

本当に自分の心が喜べることが何かを、

今、何を優先すべきなのかを、

それらを無視して頑張り続けると過労死という結果となることもあります。

何処かのことわざの「馬鹿な頭の報いを足が受ける。」です。



無意識が伝える優先順位を無視した行動は、無意識の強い抵抗を受けます。

よって、そのまま掃除をするように取り組んでも

大抵は失敗したり、成功したとしても一時的なもので終わることの方が

圧倒的に多くなります。



ですから、掃除が出来る出来ないに取り組む前に、

何々が出来る自分は良くて、出来ない自分は駄目だと断じている気持ちを、

解決する必要があります。


掃除を毎日なのか、一週間に一度なのか、思い立ったらすぐになのか、

その行動を起こせるように、または習慣化することの取り組みは、

「例え、自分の思うようにすぐに掃除に取り掛からなくても、

自分のことを自分で踏みつけたりしない。」

これを達成した後に行うことの方が無理が無くなります。


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大掃除

2011年12月12日 | ライフ


いよいよ今年も残す所は、後わずか。



やるべきことをやれただろうか。

やりたいことをやっただろうか。

やり残していることはないだろうか。



何て自問自答していると、

やらなくてはいけないことがあったんですよね。

カウンセリング・ルームの大掃除。

ぐずぐずしていると、今年が終わってしまいます。



大掃除と銘打つ掃除ですから、

普段やっていないところまでやる掃除となるわけです。

そんなに部屋が広いわけではありませんが、

これ、結構大変な作業で、



ガラス、サッシの溝、枠、電気の傘は当たり前で

カーテンを取り外し漬け洗い洗濯、足マット

設置してあるもの全てを拭き掃除、

そして、大きなものは動かしてその裏、その下まで、

これを一人でやる訳ですから一日では無理なんです。



しかしです。困ったことに、

腰の重さは天下一品の私ですからやる気が全く起きて来ません。

「今年はやめておくか。」何て心の声が良く聞こえてきますが、

これではまずいので、「お~い。」と私の心に呼び掛け見ても

返事はなし。例年通りです。



でも、こんな時にはこれも例年通りの秘策、

「今年は、本当は駄目だけど、これだけで良しとしようかな。」

なんて、ちょっとした一つのことを始めてみると

だんだんとやる気に勢いが出てきます。


今年は、電気の傘一つからスタートしようかと思ったりしています。


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足元、目先

2011年12月08日 | 見方、捉え方




「お前は、目先のことしか考えていない。」

とか言われたりすることもありますが、

自分の足元や眼の前を見ることも大切なことです。



あそこまで登りつめたいと思う余りに、

今いる自分の場所から遥かに高い場所を眺めるだけでは、

「やっぱ、無理かも。」

なんて気持ちが行動にストップかけるかもしれません。



目指す頂きは、昔の船乗りが南十字星で方角を確かめていたように

目指す頂きは自分が進む方向があっているか確かめるために、

そして、多くのエネルギーは眼の前の、足元の一段を昇るために。



一段上がることが出来たら、

100段の階段も1000段の階段も昇れることは、ほぼ決定です。


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