
有るクライアント様よりご紹介して頂いた方が
カウンセリングに来られました。
カウンセリングは、
集中力や能力アップのために行うことも有りますが、
主はネガティブな感情を軽減、解消する事を目的としています。
それは、現在の立っている精神的場所から、
新しい場所に移動する取り組みであるとも言えます。
例えば、
日本の法律ではお酒は20歳から、
それまでに飲むことは許されていません。
もちろん身体が成熟していないと身体にも毒となります。
20歳になると成熟した身体にとっては、
飲みすぎなければお酒は有害なものではなくなります。
そして、法律的にも許されるようになります。
しかし、身体が成熟しているのにもかかわらず、
そして、許されているにもかかわらず、
お酒は身体にとっても有害であるし、
罪で有ると信じたままでいるとしたらどうでしょう。
世間に溢れる違反者達に怒り覚え、
いくらお酒を進めても悪の道には染まらないと飲まないでしょうし、
もし、どうしても飲まなければならなくなり飲んだとしても
後で罪悪感にさいなまれることになります。
私のカウンセリングの考えは、
新しい精神的場所に出来るだけ早く、
そして、無理なく移動できるよう、
そして、移動した新しい場所に安心して立てるよう、
段階を追って進めていくようにしています。
ご紹介して頂いたクライアント様は、
その段階の途中、最終段階まで行かずに施療を中断された方でした。
「早く進め過ぎたのかなあ。」
「何か誤解を与えるように言葉使いがあったかなあ。」
「施療を続けることに不安を感じていたことに気づかなかったのかなあ。」
等と、施療を振り返りながら反省と心配をしていたのですが。。。
悩みを相談をして気持ちが楽になったからと、
その人からのご紹介です。
このようなことは、一を知りて十をこなすで、
人の心の能力のポテンシャルの高さを再確認する出来事です。
全てのクライアント様の十が起きる一を見通す眼力と、
その一が動き出すアプローチが出来る事を求め、
これからも日々、研究に励みます。
催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計