生田神社は、神戸で有名な神社の一つで、
某有名人の結婚式が行われたことでも
注目されました。
三ノ宮の繁華街にあることから
ずーーーーーーーっと前から
一度位は参拝しておきたいと思いながらも、
生田神社の鳥居を横目で見ながら
通り過ぎるだけで、
今日の今日まで境内に足を踏み入れたことは、
一度もありませんでした。
神戸 生田神社
生田神社の一の鳥居は、
三宮駅南西の生田ロードの端にあって、
写真の木の色ままの鳥居は、二の鳥居で、
奥に見える鳥居が三の鳥居です。
生田神社の二の鳥居は、
伊勢神宮の内宮本殿の棟持柱として使われていた
檜材を譲り受けて鳥居として再生したもので、
二の鳥居をくぐると繁華街の喧騒は消えて、
全く別の世界感が広がります。
生田神社 三の鳥居
楼門(御神門)
手水舎
シンプルで清潔感溢れる手水舎ではありますが、
私は、手水舎の龍の造形を見ることも
楽しみの一つなので龍の姿が無いと
ちょこっと残念な気分になります。
生田神社 拝殿
拝殿 狛犬
雌の狛犬なのに筋骨隆々です。
生田神社の御祭神「稚日女尊」(わかひるめのみこと)は、
神服を織られる神様で、
「縦の糸はあなた 横の糸は私
合うべき糸に 出逢えることを
人は 仕合せと呼びます。♬」
で、人の縁を結ぶ神様、恋愛成就の神様として
昔から信仰されています。
生田の池
昔のいくつかの和歌集に
「生田の池」の詠歌が載せられているほど、
昔から名だたる名勝として知られる池なのだそうですが、
私の眼には、ごく普通の池にしか見えないんですよね。
生田の池で見かけた恋愛成就を願う沢山の
ハート形の絵馬?お札?が掛けられていました。
拝殿の建物にもハートマークを施されているのを
観ることが出来ますが、
実はこれ、ハートマークではないらしく、
「猪目(イノメ)」という猪の目を模した型で、
魔除けとして昔から使用されているそうです。
蛭子神社
蛭子神社の後ろに生田の森が広がります。
創建当初は、広い森が広がっていたと思われますが、
現在は、小さな公園程度の敷地に
保護された木が茂っている感じです。
私が訪れた日は、生田の森は閉鎖中でした。
生田の森は、生田神社の境内北側にある鎮守の森で、
『枕草子』他の様々な書物に記されているそうです。
そして、平知盛を大将とする平家軍が
生田の森に陣を構え、一の谷から生田の森一帯が
源平合戦の戦場になったことでも知られる
歴史的に由緒ある森だそうです。
生田の森
生田の折鳥居
この鳥居は、阪神淡路大震災ではなく、
もっと昔の安政元年(1853年)の大地震で
支柱を残して崩壊した鳥居を『生田の折鳥居』と名付けられ、
どういう経緯なのか、どういう理解からなのか、
交通安全にご利益ありとして、
信仰されてきたそうです。
本殿 裏側
生田稲荷神社
連なる鳥居の視覚効果で、
祠が50m以上向こうにあるように見えますが、
少し進むだけで祠に辿り着きます。
包丁塚
前々から参拝しておきたかった
生田神社を参拝することが出来たので、
生田神社外に広がる三宮の繁華街を、
昼に夜にと心置きなく徘徊することができそうです。