心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

世界遺産 奈良・薬師寺

2018年05月23日 | 名所巡り(奈良)

 

世界遺産 春日大社の参拝を終えて

時間的に拝観できるのはあと一つが精一杯。

 

友人との話し合いが直ぐについて、

今回の名所巡り最後の目的地を何処にするのか、

友人と直ぐに合意して世界遺産の薬師寺へ向かうことに。

 

 

奈良・薬師寺は、680年(天武天皇9年)、

天武天皇の発願により飛鳥の藤原京に建立され、

710年の平城京遷都の後に、

718年に現在の場所に遷されました。

 

ご本尊は、寺名の通り『薬師如来』で、

南都七大寺の一つであり、

古都奈良の文化財の一部として

世界遺産にも登録されています。

 

私にとって奈良・薬師寺は、

初めての拝観で、しかも西塔と食堂の

特別公開期間なので非常に楽しみです。

 

 

 

薬師寺参道

 

薬師寺の駐車場から薬師寺へと続く参道。

 

 

 

休ヶ岡八幡宮【重要文化財】

 

休ヶ岡八幡宮は、薬師寺の鎮守社として

889年~897年に薬師寺別当の栄紹大法師によって

大分県宇佐から勧請。

 

現在の時刻が午後の三時半過ぎ、

薬師寺の閉門時間が午後5時なので

薬師寺の広い敷地を落ち着いて拝観するには、

残り時間が心もとないので

休ヶ岡八幡宮の参拝はスルー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

孫太郎稲荷神社

 

当然、ここも同じ理由でスルー。

 

 

 

世界遺産 薬師寺

ついにやって来ました。

 

 

 

薬師寺 南門【重要文化財】

 

南門は閉門されていて、

南門横の通用門のような所から敷地内へ。

 

 

 

中門

 

この中門は、1984年に再建されたそうです。

右側の覆いが、解体修復をしている国宝の東塔。

 

 

 

手水屋

 

中門の西側にある薬師寺の手水屋は、

独特の形象をしています。

 

 

 

中門 二天王像(東側)

 

中門の東西には、平成3年(1991)に復元復興された

二天王像があります。

 

多くの寺院では仁王像が配置されていますが、

薬師寺は、二天王像が配置されています。

 

東大寺の仁王像のように

色が剥げ落ちた像も魅力的ですが、

極彩色の仏像もまた魅力があります。

 

 

 

中門 二天王像(西側)

 

 

 

金堂

 

中門をくぐると正面に現れる建物が、

1976年に再建された金堂です。

 

 

 

西塔

 

こちらの西塔は、

1981年に伝統様式・技法で再建されたもので、

薬師寺には同じような塔、東塔があります。

 

東塔は、薬師寺の創建当時より

現存している唯一の建物で国宝に指定されていますが、

現在2009年に着手された解体修理の真っ最中で

見ることが出来ません。

 

が、修理完了予定が2020年の春なので

多くの人が待ちに待たされている東塔との対面が

あと2年となっています。

 

 

 

金堂(手前)・大講堂(奥)

 

西塔の初層の特別公開の拝観を終えて

西塔から金堂と大講堂を撮影。

 

西塔の初層の特別公開の感想、良かったあああ。

 

中には、東西南北の一面一面に

『お釈迦様の菩提樹での悟りの場面』

『お釈迦様の説法の場面』

『お釈迦様が涅槃に旅立たれる場面』

『お釈迦様の分骨の場面』

が、見事な造形で現わされていて魅入ってしまいました。

 

 

 

西塔

 

薬師寺の塔は、一見六重の塔に見えますが、

実は三重塔のようです。

 

西塔が昭和56(1981)年に再建された際に

木の縮みを考慮し、

500年後には同じ高さになるように計算して

東塔より少し高く建てられているそうです。

 

500年後に同じ高さって、なんとも凄い話です。

 

 

 

金堂(手前)・西塔(奥)

 

金堂の拝観を終えて先ほどとは逆の方向からの景観。

金堂では、薬師三尊像【国宝】を見ることが出来ます。

 

 

 

大講堂

 

この巨大で立派な大講堂は、2003年に再建

講堂内には、見ごたえ十分な弥勒三尊像【重要文化財】

日本最古で国宝の仏足石(釈迦の足跡を刻んだ石)と

そのの両脇を固める釈迦十大弟子像があります。

 

 

 

食堂(じきどう)

 

2017年5月に再建された食堂

 

建物内は、現代的なものを感じさせる

装飾がなされていて、

建物内の広い空間の演出も凄いし、

中央の絵の裏側の千体の薬師如来も見逃し厳禁です。

 

 

 

食堂内部


 

ただ、内部も創建時の食堂を模したものなのか

模したものだとしたら驚きですし、

そうでないとすると世界遺産について

案ずる気持ちが膨らみます。

 

 

 

鐘楼

 

鐘を突かないで下さい。」の

注意書きがあるということは、

これまで怖れ知らず、遠慮知らずの

観光客が撞いたことがあるのでしょうね。

 

お寺にある鐘は、時刻を知らせるためとか、

法要が始まる合図であるとか、

鐘の音を聞く者は、

一切の苦から逃れる功徳があるとされていて、

その功徳は、鐘に銘記されていたりします。

 

確かにお寺の鐘の音の響きは、

心休まるように感じます。

 

京都の青蓮院門跡には、

自由に撞いて良い鐘がありましたが、

大抵の鐘は、勝手に撞いては駄目でしょう。

 

 

 

薬師寺聚寶館(しゅうほうかん)

 

 

 

 

道を横断して、玄奘三蔵院伽藍に向かいます。

 

 

 

玄奘三蔵院伽藍(げんじょうさんぞう)

 

何か法要の日と被ったようで、

伽藍内に燈籠がびっしりと敷き詰められていました。

 

このような燈籠を何燈籠と言うのだろうか。

夜になって全ての燈籠に灯りがともされた様子は

実に素晴らしいのでと

薬師寺の関係者に夜の拝観も進められましたが、

私達は帰らなくてはならないのです。

 

 

 

慈恩殿(じおんでん)

 

この慈恩殿に元首相の細川護熙氏が制作した

製作年数5年、全66面(108枚)の襖絵と壁画を

2019年の春に奉納されるようです。

 

何が、どうなって、そうなったのか、

理解が及んでいませんが、

確か陶芸をされていると聞こえていましたが、

絵もされていたのかも知れませんね。

 

 

 

玄奘三蔵院伽藍 礼門

 

法要の日に当たったことで

普段は見ることが出来ない伽藍の様子を

見ることが出来る幸運を得ましたが、

 

今度は、法要の日に当たったことで、

一般の拝観者は、礼門より中に入ることが出来ず、

玄奘塔を外側からしか見ることが出来ない

不運に見舞われました。

 

人生って何て良く出来ているなと思います。

 

 

 

玄奘塔(げんじょうとう)

 

 

 

玄奘塔(げんじょうとう)

 

一般の人は、伽藍の東側から入り、回廊を通って

玄奘三蔵求法の旅をたどる「大唐西域壁画」を拝観。

 

玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)は、

孫悟空で有名な『西遊記』の

三蔵法師のモデルになった僧侶で、

 

その玄奘三蔵の教えの流れを

継承している宗派が『法相宗』で、

薬師寺と興福寺は、法相宗の大本山だそうです。

 

昭和56年に全日本仏教会より

玄奘三蔵の遺骨を御分骨され、

平成3年(1991年)に玄奘三蔵院伽藍を建立。

平成12年(2000年)に玄奘塔北側に

『大唐西域壁画』が完成。

 

 

 

白鳳伽藍 東回廊

 

 

 

東院堂(とういんどう)【国宝】

 

東院堂は、白鳳伽藍の境内東側、回廊の外にあります。

 

現在の建物は鎌倉時代(1285年)のもので

国宝に指定されています。

 

 

 

東院堂 正面

 

 

 

西塔

 

 

最後に三重塔の前でもう一枚だけ記念撮影。

 

 

 

中門 二天王像

 

もう一枚、二天王像の前で記念撮影。

 

奈良・薬師寺は、世界遺産に登録されているので

歴史ある建物が多いと思っていたのですが、

意外や意外、近年に再建された建物が

多いことにビックリです。

 

平城京も世界遺産の興福寺もそうですから、

奈良は、復興の建築ラッシュです。

 

世界遺産に登録されると結構うるさくて、

登録時の施設、建物、周辺の関係する建築物等に、

許可なく変更が加えられると

登録が取り消されると聞いています。

 

薬師寺がこれだけ近年に再建したものが多いと、

私なんか今の奈良の平城京跡のような

造り物的な印象を持ってしまうので、

 

世界遺産登録から外されないかと案じますが、

でもまあ、外されていないのだから

私の杞憂でしかないのでしょう。

 

再建された建物が多いとは言え、

建物内にあるものは、

心が動かされるものが目白押しなので

優先して拝観しておくべき寺院だと思います。

 

 

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奈良 春日大社

2018年05月21日 | 名所巡り(奈良)

 

奈良の神社と問われれば、

私の頭に真っ先に浮かぶのが世界遺産の春日大社で、

春日大社の参拝は、今回で2度目となります。

 

前回の拝観は、式年遷宮の関係で大規模な修繕中で

南門を入ってすぐの幣殿までとなっていたので,

印象に残っているのは、春日大社近くの茶店で食べた

最高に旨かった『ぜんざい』だけなので、

再度の拝観は必須事項でした。

 

 

 

春日大社 参道入り口

 

前回の時と同じルートで向かいます。

 

 

 

春日大社 二の鳥居

 

春日大社は、奈良時代に平城京の守護と

国民の繁栄を祈願して768年に創設。

 

春日神社に武甕槌命(たけみかづちのみこと)が

鹿島神宮から白い鹿に乗ってやって来たと

されていることから

この地域では、鹿は神の使いとされています。

 

奈良公園、その周囲、山間部に生息する鹿は、

1957年(昭和32年)に「奈良のシカ」として

国の天然記念物に指定されました。

 

 

 

春日大社 狛犬

 

春日大社 二の鳥居を抜けると

そこは春日大社の表参道で、

数多くの石灯籠が所狭しと参道に立ち並びます。

 

 

 

春日大社 石灯籠

 

「おっと、鹿さん。こんにちはㇲ。」

 

春日大社は、全国で一番燈籠の数が多いとされる神社で、

その数は石灯籠約2,000基

釣燈籠約1,000基あり、

現在も個人が奉納出来るそうなので

その数は毎年、少しづつ増えているようです。

 

江戸時代末期までは毎晩、全ての燈籠に

灯りが灯されていたとは驚きです。

 

現在は、お盆の14日・15日と節分の年3回だけ、

境内の全ての燈籠に灯りがともされる

中元万燈籠が行われます。

 

 

 

 

2,000基ある石灯籠の中には、

春日社ではなく春日大明神と彫られている

特別な石灯籠が15基あって、

 

それを一晩で基見つけるか、

石灯籠の正確な数を一晩で数えることが出来れば、

億万長者になると言われています。

 

私は、億万長者を狙って結構真剣に

目を凝らして探しましたが、

基どころか基も見つけることが出来ずです。

 

燈籠だけに、徒労で終わりました。

はい。座布団一枚。

 

 

 

榎本神社

 

 

 

 

春日社と彫られた石灯籠。

大抵の石灯籠にはそう彫られています。

皆さんも挑戦してみて下さい。

 

 

 

 

 

 

春日大社

 

 

 

春日大社 南門【重要文化財】

 

春日大社正面の楼門で、高さは12mで

春日大社最大の門です。

 

 

 

砂ずりの藤

 

春日大社の神紋は、『下がり藤』と言うこともあって、

南門を入って左側、慶賀門を入ってすぐ前の所に、

藤棚があり、花房が1メートル以上延びて

砂に擦れることから『砂ずりの藤』と呼ばれています。

 

通常、5月初旬頃に見頃を迎えますが、

ここ春日大社の藤の花も、吉城園の藤の花も同じで

藤棚には緑の葉だけでした。

 

 

 

幣殿・舞殿【重要文化財】

 

幣殿とは、参詣者が幣帛 (へいはく) をささげる社殿で、

幣帛とは、神に奉献する供物のことで、

舞殿は宮中伝来の御神楽を行うための建物で、

私は、拝殿と勘違いしていました。

 

 

 

中門・御廊(ちゅうもん・おろう)【重要文化財】

 

御本殿の直前にある楼門で、高さが約10m。

南門を入ると最初に眼前に現れるのが

この朱色の建物です。

 

私の横にいた外国の観光客の3名の方が、

この建物を見て3名が全く同時に

「ワオー、ビューティフル!」と

声をあげていたのが印象的でした。

 

ここから先が、私達にとって未知の領域です。

 

 

 

春日大社 手水所

 

手水屋、手水舎ではなく手水所と表記されています。

そして、他にはない独特のデザインです。

 

 

 

幣殿・舞殿

 

 

 

林檎の庭

 

祭典の際、舞楽や神楽が舞われる庭で、

林檎の木があるため『林檎の庭』呼ばれています。

 

 

 

林檎の庭と直江殿【重要文化財】

 

最初の林檎の木は、平安末期に高倉天皇の献木と伝えられ、

春日大社の記録『中臣祐賢記』(1273年)に記録されています。

正面奥の建物が直会殿

 

林檎の庭に生えている大杉は、

周囲8.7m、高さ25m、樹齢約800年~1000年で、

面白いのが700年前の『春日権現験記』の一場面には、

林檎の庭と共に、この木の幼木の姿が描かれています。

 

 

 

 

絵の右に描かれている小さな木が、

時を経て、あんなに大きく育ったんですね。

 

700年前から同じ場所にある同じ庭を観て、

庭の木で700年という時間の経過と重みを

感じ取ることが出来る庭の前に立って

私が感じた気持ちや感覚を上手く表現できません。

 

 

 

東回廊【重要文化財】

 

春日大社の回廊は、

平ではなく斜めに傾いて造られています。

これは御神山の御蓋山の地形を崩さないよう

地面に沿って建てられているためです。

 

 

 

 

 

 

 

林檎の庭の大杉に負けず劣らずの

この大きな木は、藤の木のようです。

例年ならこの時期、藤棚に咲く藤の花と、

この木に咲く藤の花も見れたはずなのですが。。。

 

 

 

東回廊の外側

 

 

 

中門・御廊

 

 

 

徳川綱吉と藤堂高虎の奉納燈籠

 

 

 

宇喜多秀家と直江兼続の奉納燈籠

 

 

 

社頭の大杉

 

先ほどの林檎の庭に生えていた大杉です。

 

 

 

岩本神社

 

 

 

真柏の木

 

大杉の根元から斜めに延びた木が

重要文化財の直会殿の屋根を貫いています。

重文の屋根に穴を開けてまで木を切らないのは、

斜めの回廊と同じ精神から。

 

 

 

捻廊(ねじろう)【重要文化財】

 

内侍殿から御廊を結ぶ渡り階段で、

左甚五郎の作の説があるそうです。

 

 

 

風宮神社

 

この神社の垣内に生えている木は、

イスノキ、ヤマザクラ、ツバキ、

ナンテン、ニワトコ、フジ、カエデの七種の木が、

一本の樹に共生している珍しい木です。

 

 

 

宝庫【重要文化財】

 

 

 

後殿(うしろどの)各社参拝所

 

後殿が公開されて内側の様子を見ることが出来ます。

 

 

 

 

 

 

藤浪乃屋(ふじなみのや)

 

藤浪乃屋は、真っ暗な空間に

釣り燈籠の灯りだけが輝いています。

 

空の青、朱色、光溢れる世界から、

流れに沿って歩いて行ったら

暗闇と光の世界の空間に入り込んだので

強烈なインパクトでした。

 

 

 

 

2000基の石灯籠と1000基の釣り燈籠の全てに

年に三回だけ灯りがともされる

中元万燈籠を再現している部屋です。

 

 

 

 

 

 

西回廊

 

 

 

内侍殿(ないしんでん)【重要文化財】

 

かつて御神前で奉仕をする内侍(女性)が

控えていた建物です。

 

釣り燈籠の色が違うのは、

金色が長い年月で錆びて変色したもの。

 

 

 

『林檎の庭』『大杉』『中門・御廊』

 

式年遷宮の修繕後なので、

前回の拝観の時より建物の朱色が鮮やかで、

今回で初めて春日大社を拝観した実感を

得ることが出来ました。

 

私はちょっと勘違いをしていまして、

前回の春日大社を参拝した時には、

式年遷宮の修繕中だったので

幣殿の向こう側に入ることが出来なかったと

思い込んでいましたが、

 

通常参拝の場合、今回のように

幣殿から向こう側に入ることが出来ないようです。

 

特別参拝、万歳。

 

 

 

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世界遺産 東大寺

2018年05月19日 | 名所巡り(奈良)

 

名勝 依水園の拝観を終えて

次の目的地の春日大社に向かおうと

東大寺の中門と南大門の中間地点まで

帰って来たんですが心変わりで急遽予定変更。

 

東大寺を訪れたなら

名勝・依水園をスルーするのは勿体ないの逆で、

依水園を拝観したなら、

東大寺の大仏殿をスルーのは勿体ないので、

大仏様のご尊顔を拝見しに行くことに。

 

 

 

世界遺産 奈良/東大寺 石碑

 

奈良東大寺の大仏様(盧舎那仏)は、

これまで何度か参拝させてもらっていますが、

久しぶりの拝観となります。

 

以前に撮影した大仏殿の写真は、

携帯で撮影した画像しかなかったので、

デジカメで撮影した画像を残しておきたくなったのが、

予定変更の大きな理由です。

 

 

 

東大寺 中門【重要文化財】

 

朝と比べると随分と人の姿が増えてきて、

大仏様の参拝に向かう人も列をなしています。

 

大仏殿には、この中門の左端から入るのですが、

いつも閉ざされている中門中央が開くのは、

どんな時なんだろうか。

 

皇族の方々が訪れた時には、

さすがに開くと思いますが、

総理大臣ではどうなのか、何々大臣ではどうなのか、

こんなどうでも良いことを

考えるだけでも色々と楽しめたりします。

 

 

 

東大寺 中門

 

1199年に復興された

「私は古いのよ。」感満載の南大門と比べると、

大仏殿も中門も随分と綺麗で新しく見えますが、

大仏殿が1709年、中門は1716年の復興なので

どちらも300年以上経過していることになります。

 

 

 

東大寺 鏡池

 

東大寺には、私達が、まだ訪れていない

正倉院、東大寺開山堂があるので

これからも何度か訪れることになるかと思いますが、

おそらくですが大仏殿とは、

今回でしばらくお別れになるかと思います。

 

 

 

東大寺 金堂(大仏殿)【国宝】

 

何度見ても大仏殿の大きさと威厳さを感じます。

 

東大寺は、743年、奈良時代に聖武天皇が

大仏建造を命じ約10年後の752年に完成。

 

 

 

 

当時、皇太子が亡くなり、飢饉、疫病、

反乱などが起きて混乱の世の中を

仏教の力で救おうとして建立されました。

 

その後、大仏殿は兵火で二度焼失し、

現在の大仏殿は、1709年、

江戸時代に復興されたものとのことです。

 

 

 

金堂(大仏殿)まで続く色違いの石床

 

中門から大仏殿まで続く色分けされた石床は、

仏教伝来の順番を示しているそうで、

 

中央の黒い石は、インドの石。

黒い石の外側の赤い石は、中国の石。

赤い石の外側の青い石は、朝鮮半島の石で、

一番外側の白い石は、日本の石が使われています。

 

 

 

東大寺 大仏殿 手水屋

 

雨樋のような独特の形式の手水舎。

 

 

 

東大寺 金堂(大仏殿)【国宝】

金銅八角燈籠【国宝】

 

金銅八角燈籠は、

大仏殿の正面に立つ燈籠で総高464cm。

奈良時代創建時のもの。

 

 

 

 

しかし、よくまあこんな凄い建物を

工作機械、工具が発達していなかった昔に

造れたものだとつくづく思います。

 

あまりにもレベルが違い過ぎて

比べるのもあれなんですが、

中学の技術の時間に、

お風呂用の椅子を木で造ることでさえ

かなり苦労したことを思うと、

これを建築した技術者達は、もう宇宙人ですね。

 

 

 

 

遠くから見ると案外と綺麗で古さを感じませんが、

こうして近くで見ると、

年季が入っていることが分かります。

 

 

 

東大寺 金堂(大仏殿)

賓頭盧尊者像(びんずるそんじゃぞう)

 

賓頭盧尊者像(びんずるそんじゃぞう)は、

大仏殿の正面の壁面に置かれて、

ちょっと不気味な感じで非常に目立つ像です。

 

病を患っている箇所と同じ部分を撫でると

その病が治る功徳があるそうなので、

撫でてみようとしたんですが、

大きな像なので普通にやると

182㎝の私でも膝辺りまでが限度でした。

 

一応、雨合羽なようなものを被せてますが、

ずっと外で雨風に晒されると傷むのが早いと思うので、

拝観時間が終了後には

大仏殿の中に収容するとは思うのですが、

それとも、まさか外のまま?

 

 

 

東大寺・盧舎那仏(るしゃなぶつ)【国宝】

 

 

 

 

これまでに大仏様を何度か拝ませてもらいましたが、

「大仏、大仏と言われているけれども

たいして大きく無いよな。」が私の印象でした。

 

ところがです。私に何が起きたのか、

「奈良の大仏、かなり大きいなあ。」

と初めて思っている自分に気が付いてビックリしました。

 

 

 

虚空蔵菩薩座像 (こくうぞうぼさつ)【重要文化財】

 

 

 

如意輪観音座像(にょいりんかんのん)【重要文化財】

 

 

 

廣目天(こうもくてん)立像【重要文化財】

 

 

 

多聞天(たもんてん)立像【重要文化財】

 

細かな所まで彫られた廣目天立像と多聞天立像は、

私のお気に入りです。

 

 

 

持国天(じこくてん)像と

増長天(ぞうちょうてん)像の頭部

 

1567年(永禄10年)の松永久秀の兵火の後に

大仏殿の諸仏再興の最後に残ったのが四天王像で、

 

廣目天と多聞天は完成しましたが

持国天と増長天は完成されずに

頭部が大仏殿内に展示されています。

 

 

 

創建当初の東大寺模型

 

創建時の大仏殿は、

現在の大仏殿より幅が1、5倍ほど広く、

大仏殿の東西には、

高さ70m~100mを越える七重の塔があったと

残されている資料から推測されています。

 

 

 

大仏殿側から観る中門

 

 

 

東大寺大仏殿 廻廊

 

 

 

東大寺 金堂(大仏殿)

 

これで大仏殿とは、しばしのお別れです。

目に焼き付け、肌の感覚を刻み込みます。

 

 

 

明治天皇 奈良行在所石碑

 

 

 

東大寺 寺務所(旧東南院)

 

 

 

奈良東大寺参道で昼食

 

昼食で東大寺参道のお店で食べた牛すじカレー。

 

前回の奈良名所巡りで、

圓成寺のお食事処で『うどん』を食べてから

奈良の『うどん』に興味津々の私でしたが、

 

この時のお腹の減り具合が、

かなりなものだったのでカレーを選択。

 

味の方はと言うと、あっさり味と言うか、

物足りないと言うか、面白味の無い味と言うか、

そんな味でした。

 

 

 

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名勝 依水園

2018年05月17日 | 名所巡り(奈良)

 

吉城園の拝観を終えて

次は、すぐ隣にある名勝 依水園の拝観へと向かいます。

私達にとっては、こちらの方がメインの庭園なのです。

 

 

 

名勝 依水園

 

名勝・依水園は、江戸時代前期に作庭された『前園』と、

春日山、若草山、南大門を借景にした

明治期に築かれた『後園』

二つの池泉回遊式庭園で構成されています。

 

 

 

寧楽(ねいらく)美術館

 

正門を入ると私達を最初に出迎えてくれる寧楽美術館は、

実業家・中村順策が収集した美術品が展示されています。

 

 

 

依水園 事務所(庭園入り口)

 

 

 

名勝・依水園 前庭『三秀亭』

 

依水園の拝観は、写真の『前庭』から始まります。

 

庭園入り口をくぐると

写真の景観がお出迎えしてくれます。

 

徳川幕府御用達商人の清洲美道清が江戸前期に吉城川の傍で、

『若草山』『御蓋山(みかさやま)』

高円山(たかまどやま)』の

三山が見える場所に『三秀亭』という

茅葺屋根の別荘を建て庭園を造りました。

 

 

 

三秀亭前の睡蓮

 

睡蓮の白い花がちらほらと咲いています。

 

京都・妙心寺の拝観を終えて、

竜安寺に向かう途中に立ち寄った喫茶店の人が、

竜安寺の鏡容池の睡蓮の花が、

早朝に花を咲かす時に「ぽんっ」と音がするのを

聞いたことがあると話してくれたのを

私は、睡蓮を見る度に思い出します。

 

 

 

三秀亭から観る庭園

 

江戸時代に建築された三秀亭では、

前庭を眺めながら昼食や抹茶を頂けるとのことで、

あがらせて頂くことに。

 

 

 

三秀亭

 

 

 

 

 

 

 

私達がお願いしたのは、抹茶でもなく昼食でもなく、

やや火照った身体が求めたアイス。

 

 

 

 

三秀亭内に、これがまた緑の香りが含まれた

良い風が流れ込んでくるんですよね。

 

 

 

 

建物外から観る庭園の景観と建物内から観る景観。

 

ちょっとした違いでしかありませんが、

感じ得るものが何か違います。

 

 

 

 

ぽかぽかと陽気な日に畳座敷の上に腰を下ろし、

素敵な庭園を見ながら美味しいアイスを食べていると、

なんとも贅沢なことをしている気分になります。

 

 

 

三秀亭

 

三秀亭に別れを告げて

新たな景観と体験に出会うために先へと進みます。

 

 

 

 

 

 

三秀亭

 

逆さ富士ではなく、逆さ三秀亭。

 

 

 

挺秀軒 (ていしゅうけん)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

挺秀軒から観る三秀亭

 

 

 

氷心亭

 

この先から依水園の『後園』となります。

 

 

 

 

この景観が本当に見事でした。

 

木々に囲まれる小径を歩いていたら、

視界が、ぱあっと開けて

池と周りの木々、奥に見える東大寺の南大門、

その向こうの若草山と春日山。

 

「うわー!」と思わず声が出たほどです。

 

 

 

依水園 小径

 

 

 

寄付 手水鉢

 

 

 

寄付

 

この辺りを写した数枚の写真は、

空気に周りの緑が溶け込んでいるかのように

淡い緑色が纏っているように感じるのは

気のせいなのだろうか。

 

 

 

依水園 小径

 

『迷わず行けよ。行けばわかるさ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

依水園 石碑

 

 

 

水車小屋

 

 

 

 

これ、実際に水が流れていて

水車が回転しています。

 

 

 

水車小屋 小滝

 

 

 

氷心亭(左)と柳生堂(右)

 

ここからの景観は、庭園内にいると言うより、

のどかな田舎の村にいるような気分になります。

 

 

 

 

 

 

開運稲荷

 

 

 

 

 

 

氷心亭と柳生堂

 

 

 

柳生堂

 

ぐるっと池の周りを歩いて、

さっきの見事な景観を拝める所に戻ってきました。

 

 

 

 

東大寺には、かつて高さ70m~100mと推測される

七重の塔が東西に立っていました。

 

その西塔の中心に立つ心柱を支えた礎石が

依水園の『後園』の池の護岸石に

使われていると伝わっていて、

この丸い石がそうかも知れません。

 

 

 

 

しばらくの間、二人とも無言で景観を眺めます。

 

 

 

 

なので、依水園を後にする前に

この景観をバックに、必須の記念撮影。

 

 

 

清秀庵 手水鉢

 

 

 

清秀庵

 

名勝 依水園、素晴らしい庭園でした。

 

東大寺のすぐ近くにあるので

東大寺を訪れたなら、

ここをスルーするのは勿体ないかなと思います。

是非とも皆様も拝観に訪れてみて下さい。

 

 

 

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奈良・吉城園

2018年05月15日 | 名所巡り(奈良)

 

5月某日、前回に続き今回も奈良へ、

いつもの友人と月に一度の名所巡りに出発しました。

 

決行日は、天候は快晴で絶好の観光日和となりました。

 

観光シーズンの真っ最中なので

交通渋滞を少しでも回避するためと、

到着後の駐車場を確実に確保するために

朝の7時過ぎに出発したお陰でスムーズに奈良に到着です。

 

ところが、私達がよく利用させてもらっている

東大寺に隣接する駐車場が観光バス増加に対応するために

バス専用駐車場に模様替えとなっていたので

駐車場確保に暗雲が立ち込めたのですが、

なんとか春日大社の駐車場にインです。

 

朝から夕方の5時30分まで駐車して、

料金が1000円の観光客に優しい料金設定です。

 

春日大社駐車場到着時刻が、

どこもまだ開門前の午前8時30分。

 

春日大社駐車場で春日大社の開門まで

車中でただ待つのは時間を無駄にするような気がしたので、

車をそこに置いたままにして

駐車場から遠い所から拝観することになり、

車は駐車場に置いて徒歩で、

今回の目的地の一つへと向かうことに。

 

 

 

春日野国際フォーラム

 

春日野国際フォーラムの前を通って

目的地へ向かいます。

 

春日野国際フォーラムは、

平成27年7月にリニューアル・オープン。

能楽ホール、会議室、コンサート、展示会、

パーティー等、多目的ホールを備えています。

 

 

 

 

春日野国際フォーラムの正面の構えは、

芝生がびっしりと植えられ、

ちょっとした日本庭園が造られ、

他ではちょっと見られない荘厳なものとなっています。

 

 

 

 

昨日、ベランダに吊るしたテルテル坊主のお陰で、

写真の様な素晴らしい天候に恵まれました。

 

 

 

奈良公園

 

東大寺方面へ公園内を歩いて移動中、

いつもより小鹿が多く闊歩しているように感じます。

 

面白いのが一般的な野生の鹿の子供は、

私達人間を見ると警戒して逃げていきますが、

奈良公園の場合、生まれて間もないような小鹿でも

平気で人を近づけさせます。

 

これって生育環境が個体の反応の仕方に

大きな影響を与える事例の一つですね。

 

 

 

東大寺 南大門【国宝】

 

東大寺の南大門は、大仏殿に並ぶ有名処ですね。

この大きな門が平安時代に2度ほど、

台風で倒壊したとは驚きです。

 

現在の南大門は、

鎌倉時代に復興されたものだそうです。

 

東大寺も開門前なので、人の姿もまばらですが、

鹿は、早起きをして山から降りてきて

各所に配置完了のようです。

 

 

 

南大門 金剛力士立像 阿形像【国宝】

 

高さ8,3m、3000ものパーツで製作された

このあまりにも有名な南大門の金剛力士立像は、

建仁3年(1203年)に伝説の仏師・運慶の総指揮の元で

わずか69日で造られたそうです。

 

 

 

南大門 金剛力士立像 吽形像【国宝】

 

この立像の前にある網?スクリーン?が、

写真で言うところの紗(しゃ)の効果を生み出して、

白っぽくふわっとした雰囲気となっているのが

実に好きです。

 

この迫力、威厳さ、魅力は、

何度見ても薄れることはありません。

 

私は、この像をおかずにして

飯を茶わん三杯はいけます。

 

 

 

東大寺 鏡池

 

今回の名所巡りに東大寺は予定に入っていないので

南大門を潜り、左へと舵を切り、

私達が向かうは名勝・依水園そして、吉城園です。

 

 

 

名勝 依水園

 

現在、午前8時50分。

 

依水園の開園は、午前9時30分。

吉城園の開園は、午前9時なので、

吉城園の方から拝観することに。

 

 

 

吉城園

 

吉城園と依水園は、お隣さん同士で、

写真の吉城園の入り口から左を見れば、

依水園の入り口があります。

私達が、今日の吉城園の一番乗りです。

 

昔に誰かが言った「2番じゃダメなんですか。」が、

物議を呼びましたが、

この場合、2番でも3番でも良いのですが、

一番乗り、何か気持ちが良いものです。

 

 

 

吉城園 池の庭 旧正法院家住宅

 

入園後、直ぐに目の前に広がる『池の庭』の景色。

吉城園は、『池の庭』『苔の庭』『茶花の庭』

3つの庭園があります。

 

ここ『池の庭』と名付けられた庭園は、

その名の通り池と建物と緑が美しい庭園です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旧正法院家住宅

 

 

 

旧正法院家住宅側から観る庭園

 

旧正法院家住宅と池の庭の最初の一枚は、

この写真の左奥の高台にある『あずまや』から

撮影したもので、2枚目の写真は『あずまや』の下から

撮影したものです。

 

 

 

 

ゆっくりとゆったりと庭園の雰囲気を

目と身体で味わいながら歩みます。

 

時間が許すならもっとゆっくりと歩んで

庭園に溶け込んでしまいたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

苔の庭へと続く小径

 

 

 


 

 

 

離れ茶室

 

 

 

 

 

 

 

 

 

苔の庭

 

『苔の庭』は、杉苔で覆われています。

 

この広い庭は、苔が育つ条件の逆の条件、

池(水気)が見当たらず。

 

風通しが良く。日当たりが良さそう。。。

これだけの苔を枯らさずに維持するには、

大変な苦労がありそうです。

 

 

 

離れ茶室

 

苔の庭にある離れ茶屋。

 

 

 

 

 

 

 

苔の庭を奥に進みます。

 

 

 

 

苔の庭の奥から観る離れ茶室。

 

 

 

茶花の庭へ

 

 

 

茶花の庭

 

茶花の庭は、茶席に添える季節感のある草花が

複数植えられているそうです。

 

藤の棚も発見したのですが、

私達が訪れる少し前にピークが過ぎてしまったようで

藤の花びら一つも残っていませんでした。

 

 

 

あずまや

 

 

 

 

 

 

吉城園 小径

 

『興福寺古絵図』には、

ここに興福寺の子院の摩尼珠院(まにしゅいん)が

あったとされていることからも

当時の興福寺が如何に興隆を極めていたか

窺い知ることが出来ます。

 

 

 

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奈良 浮見堂~興福寺

2018年04月21日 | 名所巡り(奈良)

 

旧大乗院庭園から浮見堂を目指して歩きます。

 

浮見堂は、大正5年に奈良公園の浅茅ケ原園地内の

鷲池に建てられた六角形の建物で、

屋根は檜皮葺(ひわだぶき)となっています。

 

滋賀県の琵琶湖湖畔にも似たようなものがあり、

そちらは満月寺浮御堂と呼ばれているそうです。

 

 

 

奈良公園

 

この日のこの時間、このエリアは、

それほど観光客も地元の人も多くありません。

 

沖縄県人会の人達が集まり

エイサーを踊ったり、沖縄三線を使って歌を歌ったり、

花見のような集会を行っていました。

 

 

 

 

奈良公園の浮見堂に向かうエリアを歩いていると

「このようなコースを横切るクリークに打ち込んだなあ。」

なんて、ゴルフ場を歩いている気持ちになりました。

 

はたと思ったのですが、

先ほどの旧大乗院庭園の規模を大きくしたら

奈良公園になるような気もして、

わざわざ旧大乗院庭園を訪れなくてもとなるのかと。。。

 

 

 

 

奈良公園、良い場所ですねえ。

 

奥に見える木(何の木か分かりません。)が

立ち並んだ景観は

他では見たことがないようなものだったので

お気に入りの景観の一つです。

 

 

 

浮見堂

 

 

 

 

私は、初めて浮御堂を訪れます。

 

浮見堂・高円山が眺望できる鷲池湖畔の景観は、

奈良県の景観資産に指定されているようです。

 

 

 

 

 

 

 

浮見堂に架かる橋を渡り堂内に立ち入ると、

ちょっとした木造りの長椅子も設置されていて

腰を下ろして休憩も出来るようになっています。

 

 

 

 

京都でもよく見かけましたが、

最近の結婚の記念撮影は、カメラ・スタジオだけでなく

このような美しい場所でも撮るのが一般的なのでしょうか。

 

日本的な美しい場所と着物が素晴らしく映えるので、

カメラ・スタジオ内の記念撮影よりも

遥かに良いように思います。

 

二人に幸あれ!

 

 

 

興福寺 五重塔

 

こんな景観を目にしたら

世界遺産・興福寺に寄らない訳にはいきません。

(なかなか良い写真が撮れました。)

 

 

 

春日大社 一の鳥居

 

興福寺へ向かう道中に春日大社の一の鳥居をめっけ!

こんな所に有ったんですね。

 

 

 

 

この辺りには各国の観光客が溢れています。

京都も奈良もですが、

昔と比べて外国の観光客が増えたなと実感します。

 

 

 

 

恒例の鹿煎餅だったのですが、

この日の興福寺界隈の鹿は、

どうしたことか鹿煎餅を食べてくれません。

 

酷いのになると一口含んで吐き出しやがった。

「おい、お前それはないやろ。」

 

ようやく食べてくれた鹿も

写真の鹿の表情を見てもらえれば分かるように、

仕方ないから食べてやるよ。」的な感じ。

 

他の観光客から一杯もらって

お腹一杯だったのかもしれないな。。。と、

イソップの「すっぱい葡萄」の話のように

相手にされなかった自分を慰める。

 

 

 

世界遺産 興福寺 東金堂(国宝)

 

世界遺産・興福寺は、2度目の訪問となります。

 

前回の訪問の時に入館したので

今回は入館しませんでしたが、

興福寺の国宝館は、一見の価値ありです。

 

 

 

興福寺 五重塔(国宝)

 

興福寺の五重塔は、日本に現存する木造の五重塔の中で

2番目の高さを誇り威厳、迫力満点です。

 

 

 

 

5月8日(火)9日(水)に

第76期・将棋名人戦3局(佐藤天彦名人対羽生善治竜王)が、

ここ興福寺で行われるようです。

 

 

 

 

今回の興福寺の言葉は、

『徳行のある人の香りは 神々の間に最上の匂いを放つ』

前回の訪問の時の言葉は、

『この世に変化せぬものは無いと知るとき苦は離れていく』

 

 

 

円堂(重要文化財)

 

 

 

 

 

 

興福寺 三重塔(国宝)

 

五重塔と比べれば三重塔は、迫力不足ですが、

こちらも国宝。

 

 

 

興福寺 北円堂(国宝)

 

建物の大きさは南円堂の方が大きいのですが、

国宝は、こちらの北円堂。

 

 

 

 

興福寺の桜。桜だと思う。

葉っぱの感じが違うような気も。。。

違うのかな。これ桜だと思うのですが。。。

 

 

 

興福寺 東金堂と五重塔の国宝揃い踏み

 

北円堂の辺りから撮影したのですが、

興福寺の国宝二つの建物を写したこの写真は、

我ながら良い写真を撮れたように思います。

 

2018年の10月?

と書かれていたように思うのですが、

前回の訪問時も工事中だった中金堂が

ようやく完成するらしいので

3度目の訪問をしたいと思っています。

 

 

 

五十二段

 

通称「五十二段」とよばれるこの石段は、

猿沢池から興福寺の南大門跡へと続く階段で、

その名の通り五十二段あります。

 

大乗仏教の教えの中にある

菩薩の修行の五十二の階位があることを

階段で表しているようです。

 

 


「采女伝説」

 

猿沢池の有名な「采女伝説」

 

天平時代に采女として宮中に仕えていた

春姫という美女が天皇に見初められ寵愛を受けたが

その気持ちが薄れてしまったことを悲観した春姫は、

猿沢池に身を投げたと伝えられています。

 

 

 

猿沢池

 

捕えた魚や獣を池や野に放つことで殺生を戒め、

万物の生命を慈しむ『放生会』と言う儀式が仏教にはあって

猿沢池は、天平時代に興福寺での放生会を行うために

造られた池で一周が350mの人工池。

ここも昔は興福寺の敷地内だったそうです。

 

まだ少し時間的にゆとりがあるのですが、

今回の名所巡り奈良編は、

ここ興福寺で終了して帰路に就きます。

 

今回は天候も良く

神戸を朝7時過ぎに出発したので

余裕をもって5か所を巡ることが出来ました。

 

いつもお世話になる友人に感謝。

私のブログに訪問して頂いた方に感謝。

 

 

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旧大乗院庭園

2018年04月19日 | 名所巡り(奈良)

 

旧大乗院庭園は、

興福寺の門跡寺院の大乗院の創建時に築造され、

その後、2度ほど被害を受けて荒廃しましたが

興福寺の僧・尋尊(じんそん)が、

銀閣寺の庭を作庭した善阿弥(ぜんあみ)を招いて

改造したものです。

 

 

 

名勝 旧大乗院庭園の標石

 

旧大乗院庭園の入り口を発見するのに

少し手間取りましたが、この標石に助けられました。

 

 

 

旧大乗院庭園 文化館

 

旧大乗院庭園の入園受付は、

広い庭園の敷地の南側にある文化館内にありました。

 

 

 

大乗院を復元した模型

 

現在は、左の大乗院の建物はありません。

 

 

 

名勝 旧大乗院庭園

 

法華寺庭園や圓成寺庭園とは

また味わいが違う旧大乗院庭園を

文化会館内の庭園に面した窓の長椅子に座って

眺めることも出来ますが(無料)、

 

庭園拝観料200円を収めれば、

窓の外に広がる庭園内を散策することが出来ます。

 

 

 

東大池

 

驚きの安さの庭園拝観料を惜しむ訳はなく

庭園内へ足を踏み入れました。

 

 

 

 

緑一色の庭園の紅一点の反り橋。

庭園の緑は芝なので

銀閣寺の庭園とは全く趣が違います。

 

 

 

 

この庭に使われているのが、苔ではなく芝生ということに

違和感を覚えたので調べてみたら、

 

平安時代に書かれた造園書『作庭記』に、芝が登場するらしいので、

銀閣の庭を作庭した善阿弥が、作庭時に芝を使っていたとしても

不思議ではないようです。

 

 

 

天神島

 

大乗院庭園は、とにかく広くて開放感が半端有りません。

さらに受付で確認したのですが

芝生の上を歩いてもOKとのことです。

 

 

 

 

ふかふかした芝生の上を歩くのは、とても気持ち良いものだし、

彼氏彼女と青空の下、芝生に腰を下ろして

ピクニック気分で会話を楽しむのも良さそうです。

 

 

 

西小池

 

 

 

北池

 

 

 

東大池の中島と反り橋

 

緑の中の紅一点の反り橋が、

全体の景観を1ランク上にアップさせています。

 

ちなみにですが、

中央が盛り上がった橋の本来の名称は「反り橋」

この橋の形が、着物の帯の太鼓結びに似ているので

誰かが「太鼓橋」言い始め、

 

「太鼓橋」呼び名も一般的になったので

『反り橋』でも『太鼓橋』でもOKとのこと。

 

元々は『虹』を表す形だそうなので

虹橋』『天橋』でも良いのではと

勝手に思ったりしています。

 

 

 

 

部屋とYシャツと私ではなく、

東大池と反り橋と中島と私。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三ツ島と反り橋

 

奈良公園も芝、ここ旧大乗院庭園も芝。

平城京跡、平城京左京三条二坊宮跡庭園・東院庭園も芝。

 

奈良にも苔で有名な庭園もあるとは思いますが、

私の中で奈良は、芝生文化で

京都は、苔文化の印象が出来つつあります。

 

奈良公園の周りは観光する人が溢れんばかりなのに、

法華寺名勝庭園、圓成寺名勝庭園に続いて、

この綺麗な庭園内もまた私達以外には、

一人の女性と二人の女性と庭師一人だけ。

少なすぎるやろ~。何故なのか?

 

 

 

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奈良 圓成寺

2018年04月17日 | 名所巡り(奈良)

 

法華寺を後にして、次に私達が訪れたのは、

忍辱山圓成寺(にんにくせん・えんじょうじ)です。

 

無料の駐車場前の道路を隔てた所に

圓成寺の標石があり、標石の脇から降りていくと

私達の圓成寺一番の目的の名勝庭園があります。

 

有難いことに名勝庭園を無料拝観することが出来ます。

 

 

 

圓成寺標石

 

 

 

成寺庭園(名勝庭園)

 

標石脇の階段を降りると目の前にバーン!と

いきなり現れる圓成寺名勝庭園。

 

見ての通りです。

清閑の世界に、苑池と楼門との組み合わせが

とても綺麗です!

 

そして、もう一度言います。

これが無料で鑑賞できます。

 

 

 

 

 

 

 

交通の便の影響なのか、先ほどの法華寺も、

ここ圓成寺も拝観者が少なくて不思議です。

 

 

 

苑池と中島

 

 

 

 

ここの苑池も薄い緑色に濁っています。

 

京都智積院で得た知識では、あえて緑色に濁らせることで

苑池に周りの景観を綺麗に写し出すことが出来るとのこと。

 

ここ圓成寺の苑池が緑色に濁っているのも

同じなのかもしれません。

 

 

 

楼門(重要文化財)

 

 

 

十三重石塔 重要美術品

 

 

 

多宝塔

 

多宝塔の脇の階段を上がると境内への出入り口があります。

拝観料は、400円。

 

 

 

多宝塔横の階段上から

 

ここ圓成寺の楽しみは、名勝庭園だけでなく

あの説の仏師・運慶が手掛けた最古の作品とされている

大日如来像(国宝)を観ることが出来ます。

 

運慶の作品で最も有名なものとしては、

東大寺の南大門内の左右に設置されている

高さ8・4メートルの金剛力士(仁王)像。

 

 

 

護摩堂

 

 

 

多宝塔

 

圓成寺・相應殿(そうおうでん)に鎮座する

運慶作の大日如来像(撮影禁止)を拝観させて頂いたのですが、

初期の頃の作品なのかリアルさと迫力と言うよりも

綺麗でまとまりがある像だったのは、

大日如来像だからなのかもしれません。

 

ここ多宝塔にも平成に模刻されたものがお祀りされていて、

開いている扉から拝観することが出来ました。

 

 

 

楼門と多宝塔

 

 

 

本堂(重要文化財)

 

本堂の内部は、拝観させて頂けるので

重要文化財の仏像、徳川家の位牌等、

価値あるものですから見逃し厳禁です。

 

受付で応仁の乱の被害が

ここまで及んでいたと聞き驚きです。

 

 

 

鎮守社 春日堂と白山堂(国宝)

 

春日堂(かすがどう)と白山堂(はくさんどう)は、

現存最古の春日造の社殿で、

春日大社の旧社殿を拝領したものだそうです。

 

受付の方が言うには、春日大社の式年遷宮の際に

古い社を取り壊すのではなく寄贈していたそうです。

 

 

 

お食事処 里

 

圓成寺の標石の脇の階段を降りて直ぐの所にある

お食事処・里で拝観帰りに昼食を頂きました。

 

観光名所近くに良く見られる

観光客を主のターゲットにしたであろうお食事処なので

味にはそこまで期待していなかったのですが、

 

予想外、想定外の美味しさ

近くにこのお店があると

私は、何度も通うこと間違いなしです。

 

天ぷら丼は、玉子でとじられていたご飯の上に

沢山の具材が乗せられ、タコ天が驚く柔らかさで、

ひと噛み、ふた嚙みで白身魚のように身がほぐれました。

 

ミニうどんは、

今まで味わったことの無い独特の出汁が、

かなり美味くて、ミニにしたことを後悔したほど。

 

しかも料金は、リーズナブルときますから、

圓成寺のお勧めです。

 

 

 

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奈良 法華寺

2018年04月15日 | 名所巡り(奈良)

 

「旅は道連れ、世は情け。」

いつもの友人と約1か月ぶりに名所巡りへと出発です。

 

毎回、友人は車を出してくれて

ガソリン代とか高速費用も負担してくれて、

本当にお世話になっています。

 

今回、私達が最初に訪れたのが、

名勝庭園を特別公開中の光明宗 法華寺です。

 

 

 

法華寺 南大門

 

法華寺は、創立から1250年以上続くお寺です。

 

 

 

 

東大寺を建立されたのが聖武天皇で、

その皇后である光明皇后が法華寺を開基されました。

 

そして、

光明皇后の勧めで東大寺が総国分寺で、

法華寺が総国分尼寺となされました。

 

 

 

法華寺 赤門(通用門)

 

現在、南大門は閉ざされていて、

名勝庭園拝観の受付はこの赤門を入った右にあります。

 

 

 

 

法華寺は、法華寺門跡(ほっけじもんぜき)とも呼ばれ、

皇族や公家の方たちが入寺されたお寺を

『門跡』と呼ぶことに始まります。

 

以前、私が拝観させて頂いた

京都の青蓮院門跡もそうです。

 

赤門に使われている一枚一枚の瓦に

菊の御紋を見ることが出来ます。

 

 

 

鐘楼塔

 

赤門を入ると、最初に私達を出迎えてくれたのが

この立派な鐘楼塔。

 

 

 

『華楽園』入り口

 

法華寺には『名勝庭園と』は別の庭園『華楽園』があり、

『華楽園』の入り口は、赤門を入ってすぐ所にあったのですが、

私達は、まずは名勝庭園観賞を選択しました。

 

 

 

 

名勝庭園は、写真奥の方にあります。

 

 

 

鐘楼塔と護摩殿

 

 

 

護摩殿

 

護摩殿は、池の上に浮かぶように建てられています。

以前、広島カープの新井貴浩選手が

護摩行をしているニュースがありましたが、

あのような儀式を行う施設です。

 

本来は、行というより

参拝者が祈願したいことを書いた供え物の護摩木を焼き、

その煙を天に届けて福を得ることを目的にした儀式です。

 

 

 

本堂前 庭園

 

天皇皇后陛下が法華寺を行幸された

記念の植樹があります。

 

 

 

本堂(重要文化財)

 

本堂左横にある小さなくぐり戸のような入り口から

法華寺庭園内へ足を踏み入れます。

 

 

 

法華寺 名勝庭園

 

小さなくぐり戸を通り抜けると

法華寺の名勝庭園があり

江戸時代前期に作庭されたものだそうです。

 

 

 

 

法華寺庭園は、中心に池があり、池の周りに園路、

池に反り橋が渡された池泉回遊式庭園です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

客殿前庭園

 

朝一番のためか法華寺庭園観賞に訪れているのは、

私達の他には千葉から来られた一人の男性だけでした。

 

この男性、全国の特別名勝を完全制覇した猛者で、

今は、全国の名勝を回っているそうです。

 

今回、千葉から奈良に2泊3日で来ているようで、

特別名勝、名勝が多数存在する関西に住んでいる

私達を羨ましがっていました。

 

 

 

客殿

 

ここで腰を下ろして、

一休みがてら目の前に広がる庭園を楽しんだ後で

もう一つの庭園『華楽園』へと向かいました。

 

 

 

華楽園(からくえん)入り口

 

名勝庭園の入り口よりも少し立派な入り口を潜ると、

最初に現れるのが浴室です。

 

 

 

浴室

 

光明皇后がこの浴室で、薬草を煎じてその蒸気で

難病者を救ったと言われています。

 

 

 

浴室横 井戸

 

日本の最初のお風呂は、今で言うサウナで

お寺が発祥と言われています。

 

サウナ式のお風呂に入る際に

お風呂の床に敷いた布が「風呂敷」の元になり、

バスローブ的な役割をしていたものが「浴衣」の元。

 

お寺がお金を取り、檀家(庶民)に開放したことが

銭湯の始まりで、後に蒸気で身体を温める様式から

湯船に湯をはったお風呂が流行り、

現代の一般的な湯船式のお風呂へとなっていきます。

 

 

 

掬桃(きくもも)

 

掬桃の花が、浴室前で咲いていました。

 

バラ科サクラ属の落葉小高木でモモの1品種で、

名称は、花弁が細長く掬に似ていることに由来するそうです。

 

 

 

光月亭

 

奈良県月ヶ瀬村から庄屋さんの民家を移築したものだそうで、

18世紀中頃の茅葺(かやぶき)の建物。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光月亭の茅葺屋根を内部から

 

 

 

かまど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光月亭前 茶室?

 

 

 

 

 

 

華楽園

 

今度は、どんな日本庭園を観ることが出来るのだろうと、

思っていましたが、華楽園は日本庭園と言うより、

西洋の香りが漂う庭園でした。

 

 

 

 

華楽園には、100本の椿をはじめ、

法華寺蓮(ほっけじはす)など

約750種の花木・草花が植えられいるようです。

 

 

 

 

 

 

 

奈良は、まだ桜が咲いています。

 

 

 

 

 

 

 

花が咲き誇ると、明石城跡の剛の池のように、

この庭園も素晴らしいものとなるのだと思いますが、

私達が訪れた時期が宜しくなかったのか、

咲いている花は、ちらほらで

この庭園の良さ、素晴らしさを実感できなかったのが残念。

 

これで法華寺を後にして、

次の目的地へと向かいます。

 

 

 

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奈良・郡山城と平城京

2017年03月22日 | 名所巡り(奈良)

豊臣秀吉時代の中期に

大和国(奈良辺り)・紀伊国(和歌山辺り)・和泉国(大阪南部)の

100万石の領主として豊臣秀長(秀吉の弟)が郡山城に入城し、

100万石領主に相応しい城とするために

城を大規模なものへと増築させました。

 

秀長は、秀吉から重用され、

豊臣政権における調整役であり、

秀吉に異を唱え制御できる数少ない人物の一人で

政権の安定には欠かせない貴重な人物だったようで、

秀長あっての豊臣時代とも言う人がいるほどです。


ですので今回の郡山城には、

城観光もそうですが、歴史的重要人物のお城として

興味と期待を持って訪れることに。

 

郡山城 石垣とお堀・1

ナビの案内で到着して駐車場を探していると

城の周りをぐるっと一周したことで

現在の城の敷地は、そう広くはないことを確認。

 

柳澤神社参道から郡山城内へ

ワクワクして入城したのですが、先制パンチを食らいました。

いつものようにと言いましょうか、何なんでしょうか。

天守台石垣改修工事とのことで柳澤神社、郡山城天守台には

立ち入り禁止で行くことが出来ませんでした。

確か、1週間位後なら入れたみたいです。

 

郡山城 石垣とお堀・2

 

郡山城 石垣とお堀・3

 

極楽橋跡

こういうものが再建されると、さらに城の魅力アップ間違いなしですね。

 

天守台
改修工事のため立ち入り禁止となっていた天守台を

入城?入場できた反対側の場所から眺めます。

 

天守台

 

郡山城内の梅

郡山城は、日本さくら名所100選に選定されているようですが、

梅の名所なのではと思うほど

城内の公園には梅の木も数多く見ることが出来ました。

 

来たー。梅に鶯!じゃなくてメジロ?

3羽のメジロだと思うのですが、

梅の花にクチバシを突っ込んで何をしていたのやら、

ハチドリではないので

まさか花の蜜を食べていたとは思えないのですが、

梅の花と鳥が絵になるのでパチリ!


可愛いお尻だけですが何とか撮れました。

 

郡山城内庭園

 

追手門櫓・多聞櫓・追手向櫓

 

追手門の櫓と梅の花

 

追手門の櫓と梅の花

 

追手門櫓・多聞櫓・追手向櫓と梅

 

追手東隅櫓と多聞櫓

 

十九間多聞櫓と追手東隅櫓

 

追手東隅櫓

 

追手門

 

追手門

 

追手門

 

追手向櫓

 

追手向櫓

 

追手向櫓・多聞櫓・追手門

 

1873年に郡山城は破却され、

郡山城の櫓、門、堀などの建築物は

入札によって売却されたとのことですが、

石垣や堀の多くは今も当時の姿を留めているようです。


ちなみに城下の永慶寺に城門が

山門として移築されて現存しているようです。

 

郡山城とはここでお別れしました。

滞在時間は、約1時間でした。

そして、次の目的地

特別名勝(特別史跡)平城京左京三条二坊宮跡庭園へと向かいました。


特別名勝とは、我が国の記念物のうち重要なものを

史跡、名勝又は天然記念物として指定し、

特に価値が高く重要なものを特別名勝としています。

現在、36件が登録。


特別名勝(特別史跡)・平城京左京三条二坊宮跡庭園

郡山城から車で約15分程度のはずなのですが、

今日は奈良市内の渋滞が発生して思いのほか時間がかかりました。

 

復元建物

そして、今回は何と此処もでした。

「ブルータス、お前もかあああああ!」

平城京左京三条二坊宮跡庭園のメインが修理のため

建物に覆われていました。

 

修復中の園池

修理期間中の園池は覆屋の外から窓越しに見ることになります。

 

 

 

 

特別史跡 平城京跡

 

朱雀門

朱雀門を訪れるのは二度目、

今回は、朱雀門の向こうへと足を踏み入れます。

朱雀門から向こうは、

甲子園球場がいくつも造れるであろう野原(広場)が広がっています。

ここ平城京跡にあるもう一つの特別名勝・東院庭園まで

広い野原を、おっちらおっちらと歩いて向かいました。

 

特別名称・東院庭園

再建中の建物が一つありましたが、

メインの庭園は大丈夫でした。

 

 

 

 

 

平城京左京三条二坊宮跡庭園と東院庭園は、

今まで見てきた日本庭園の様式とは違うもので

時代の違いを感じさせてくれました。

 

雰囲気が似ているものとして

あえて言うなら宇治の平等院の雰囲気が一番近い感じがします。

庭園に植えられている木がもっと成長すると

雅感がさらに増してくると思われます。


こんな庭がある家に住みたいものです。


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