心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

くっつける

2016年11月18日 | コミュニケーション




事実と自分の意見や解釈は、

必ずしも同じものとは限りません。



その二つを合体させて話す時には

より注意を払う必要があります。



「あの映画は、俳優陣は豪華だけど

その内容に何一つ真新しいものはなく

見るに値しない映画だ。」



「3000円もするカレーを

平気で食べているような人が

庶民の気持ちが分かるわけがない。」



「あの人、

この前、せっかく声をかけてあげたのに

私達との飲み会を断ったじゃない。

なんかあまり気乗りしてなさそうだったし、

今度から誘わなくてもいいんじゃない。」



上のようなものは、

非常に独善的で断定的で聞き苦しさを

人に与えることがあります。



「私にあなたの感想や意見を持つことを押し付けようとするな。」

「私自身の感想や意見や判断をあなたが奪いとろうとするな。」

です。



そして、

親御さんがついついやってしまう


「何々ちゃんには、それはまだ無理(無駄)だから

これをしなさい。」


「何々ちゃん。そんな危ないことをしてはいけません。」

「そんなこと(あんなこと)をする子は、馬鹿な子です。」


このようなアプローチが

過度になると

その子から体験と判断力を養うことを

奪うことになります。



これらは真っ赤なウソとは言えませんが、

純粋なる事実に対する

脚色や誇張や歪曲やねつ造であり

虚構でしかありません。



虚構でしかないものを

頻繁に発信をしていると

発信者への信頼は損なわれていく

危険性があります。



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コミュニケーション

2015年03月26日 | コミュニケーション

ネットで発見し思わず笑ってしまった漫画を

私が知る東京に住む一人の男性に捧げます。



ラフな絵なのでどこかの紙面に

プロの漫画家が発表したものとは思えないのですが、

画風は、どこかで見たような。。。




































このアンジャッシュのコントのような作品を

これはまれに見る傑作だと思ったのですが、

私の知る東京に住む一人の男性が気に入ってもらえたら幸いです。




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論点

2014年03月04日 | コミュニケーション

会社役員でなくとも

社外と仕事をする時には

一人一人の社員が

その会社の看板を背負うことになります。



例え新入社員であろうと、

その応対があまりにも酷いと

「何だこの会社は!」

と個人ではなく会社の悪印象を持たれたり、



「もう、お前とことは取引をしない!」

と担当替えならまだしも

取引を停止されたりすることがある訳です。



契約書類にミス、納期の遅れ、発注間違い、

新入社員だからと言って

それによって損害を被った相手方は

許してはくれません。



だからといって、

その損害は個人で賠償しろとはならず、

犯罪行為やあまりにも酷い行為で無い限り

その責任は、雇用主側が持ち、

新人を護り、育てようとします。



なんか、テレビの番組でテレビ局は分かりませんが

竹田恒泰氏とカンニングの竹山氏が

竹田氏の発言に対しての反論をしたようですが、

これって、どうなんでしょうね。





私の感想としては、

竹田氏が言っていることは

「自費であろうが国費であろうが

日本代表として参加しているのだから

日本代表として立派な振る舞いをして欲しい。」



竹山氏が言っていることは

選手ではない外野の人が口をはさみ

選手にいらぬプレッシャーをかけたり

選手を攻撃するな。」

だと思うのです。



これってどちらの言っていることも

おかしなことを言っているのではなく

正論だと思うのです。



二人の違いがあるとすれば、

竹田氏は、天下国家を優先する気持ちからの発言。

竹山氏は、選手個人を優先する気持ちからの発言かと。



日本国の看板を押し付け過ぎて

余計な精神的負担によって

選手が力を出す邪魔となるなら

愚かな事だと思うし、


竹田氏も選手一人一人に

独裁国家の選手のような気持ちであることを

求める人とは違うと思っていますし、



そして、日本代表として参加した選手が

国の看板なんてどうでも良いと

品がなく粗暴な振る舞いをしても

良いんだとは思えませんし、


竹山氏が選手が

品がなく粗暴な振る舞いをしたとしても

OKだと思う人ではないと思っています。



この論争の着地点は、

竹田氏の方と竹山氏の方の

その中間にあるはずです。



ところが、攻撃をしかけている側(竹山氏)が

二元論的な攻撃をしていることで

論点が互いが握手が出来るはずの

中間点へと向かわなくなっています。


ゆえに私個人としては、

竹山氏の選手に対する気持ちや考え方ではなく

攻撃の仕方が拙いとだけ思うのです。



でも、これ互いが中間点で話しをすると

直ぐにちゃんちゃんと話しが終わり

番組として成り立たないので

竹山氏がテレビ局から言われて

あのような形を取ったのかもしれないとも思っています。


その他の出演者は、論外です。


このようなことは、

私達の日常でも起きていることもあるので

互いに注意が必要かと思うのです。



と言うのも、自分が主張していることを

勝手にちょっとずれた解釈をして、

そのずれたままの解釈で攻撃をし続けられている内に

攻撃を受けている側もだんだんとイライラが募り、

話しがどんどんおかしな方へと向かいかねないからです。



価値観や考え方が大きく違う相手となら

それも仕方がないのかもしれませんが、

そう違わない相手だったとしたら

残念過ぎます。


「パートナーや友達と大きな喧嘩をしてしまった。

あれから一か月も音信普通になっている。

今思えば喧嘩の始まりは、しょうもないことから。

何で、ああなっちゃんたんだろう。」


こうならないためにも。


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討論

2011年09月02日 | コミュニケーション





暴力反対で、話し合いを大切にする。



互いの意見を出し合って論議して、

その結果、一方(一人)の意見がそのまま通ったとしても、

最初には違う意見を持っていた人にも、

何らかの納得が得られたことによるものです。



時に、このような話し合いの場で、

人の意見に耳を一切貸さず、

何が何でも自分の意見を振り回し通そうとする人がいます。



こうなると、それは討論ではなく闘論です。


話し合う場を、

自分の意見を押し通す場だと思っている人は、

その場には他の参加者は必要がありませんし、

毎回、誰かの意見に参加者が全くの同意をするのであるなら、

その参加者もまた無意味な存在です。



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頑張れ!は、

2011年08月17日 | コミュニケーション




セラピーの常識の一つとして、

「頑張って。」

この言葉は、鬱状態の人に言ってはならないと言われています。

それは、さらに追い詰めてしまうから。



この考えが、セラピーの枠から飛び出して

一般的にも「頑張って」は

あまり良い言葉で無いとする風潮が広がりつつ有るように思います。



でも、

一歩踏み出せない時に、

続けることが簡単で無くなった時に、

気持ちが切れかかった時に、

「頑張って!」「もう一息だ!」「諦めるな!」

あの時の、君の言葉が有ったおかげで

一派踏み出せた、続けることが出来た。

気持ちを切らさずに入れた。



君のあの時のあの言葉が有ったおかげで、

今の自分があると感謝している人もいます。

そして、その逆も、

「目を覚ませ!」「ここは諦めろ!」「もう充分頑張ったじゃないか!」

あの時、君がハッキリと言ってくれたおかげで

今日の自分が有ると感謝している人もいます。



人によって褒めて伸びる人と叱って伸びる人がいる

と言う考えもですが、



同じ人であっても、

ある時には、褒めることがばっちりはまり、

ある時には、叱ることが必要であったりと、

その時、その時によって違ってきます。



人の心ってそんだけ複雑で簡単ではないんですよね。

本当に難しい。すごく難しい。



だから、一つの考え方が正しいと信じ込んで、

それを誰かに向けた時に、

それが逆であったとしたら、

そして、それを向けられた人が、

他人の気持ちを凄く大切にする人だったとしたら、

他人が自分を思う強い気持ちが伝われば伝わるほど、

その言葉、気持ちが、

その人の心の自由を奪ってしまうことにもなりかねません。



つまり、その考え方や知識を知っていることは大切かもしれませんが、

それよりも何よりも、

その時の、その人の心を感じ取ることが大切なはずです。

でも、何度も言うように本当にそれが難しい。



だから、「頑張れ!」と声をかけてあげるにしても、

本当にその人のことを思っての声掛けならば、

同時に、その逆の可能性も考慮しながら声をかけてあげることが

大切なように思います。


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違いに

2010年11月02日 | コミュニケーション



明日の天気のことは天気予報より漁師に聞けと

私の故郷では言われていたぐらい、

漁師の方は明日の天候を正確に予想出来ていました。



天気予報では兵庫県南部は晴れ。

しかし、私の町の漁師が、「こりゃ、明日は雨が降るなあ~。」

と言えば雨が降りましたし、

風が強くなると言えば、風が吹きました。



ですから、私は子供の頃は、

近所の漁師の人が雲を自由自在に操れる忍術か魔術を持っていると

本気で信じていたんですよね。

それぐらい凄かった。



だから、私もその能力が欲しいから教えて欲しいと、

漁師の人達に度々と詰め寄っていたので、

その頃は、相当に迷惑をかけていたと思います。



今思えば、漁師の人にとって天候を知ることは、

次の日の漁の出来不出来だけでなく

命に関わることですから、

漁師の間で代々語り継がれてきた

天候の法則のようなものだけではなく、

その時の空の様子、肌で感じるもの、空気の匂い等々の

微妙な違いを察知していたのだと思います。



これらは、はなわさんのお米の選別能力と

同じ脳の機能の働きだと思います。



ここで話が少し変わり、

興味を持つから脳の特別な選別能力にスイッチが入る。

興味が無いからスイッチが入らない。

スイッチが入らないから違いに気が付かないとなります。



うちの旦那は、私を女と見ていない。

うちの奥さんは、私を男として見ていない。

なんて声を聞くことがありますが、

髪を切ったことすら気が付かない。

口紅の色を変えたことも気が付かない。

会社で嫌なことがあって

少し落ち込んでいても気が付いてくれない。

疲れていても気遣ってくれない。



気が付かないと言うことは、

興味が無いと心は感じますから、

これが信頼されているという判断ではなく、

悪い方へ向かうと、

相手にとって私は重要な人では無くなったとなります。



人は原則的に、自分を大切だと思ってくれる人、

自分を好きだと思ってくれる人に対して好感をもつものですから、

これはその逆で、

そうだったら私もとなる種が蒔かれることになります。



この誤解と言うか、小さな綻びを軽く考えていると、

これが次第に大きくなり、

やがては取り返しのつかないほどの

亀裂となることもあります。



ですから、

ちょっとした変化に気が付くことは、

「私はあなたを大切な人だと思っている。」

と言う大切なメッセージです。



そうは言っても、

上手いことそんな変化は無いとか、

有ったとしても、その時、

気が付かないで見落としてしまうとか、

違いを発見する自身が無いと思う人もいるかもしれません。



しかし、ここで大事なのは違い当てクイズに正解することではなく、

大切だと思っていることが伝われば良いのですから、

それが実際に無いものであっても、

違っていても構わない訳です。



「あれ、髪切った?」とか、

「あれ、何か今日いつもと雰囲気違うね。」とか、

「今日、眼の輝き方が違うね、キラキラしてる。」とか、

心配する感じで、「何か、あったのか?」とか、

「今日の料理、今までよりも美味しいね、やり方を変えた?」とか、

「ありがとう。」に「いつも」を付けるとか、

こんな働きかけも結構大切なことかと思います。



だからと言って、毎日のように

「今日、髪切っただろう。」

何て言うのは逆効果に成りかねない事は

言うまでもありません。



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私達に教えてくれるもの

2010年06月10日 | コミュニケーション




確かイギリスだったと思うのですが、

次のような犬に関しての有名な言い伝えがあります。



「子供が生まれたら犬を飼いなさい。

 子供が赤ん坊の時、子供の良き守り手となるでしょう。

 子供が幼年期の時、子供の良き遊び相手となるでしょう。

 子供が少年期の時、子供の良き理解者となるでしょう。

 そして子供がおとなになった時、

 自らの死をもって子供に命の尊さを教えるでしょう。」



この言葉の後には、

猫についての言葉が続いているようです。



犬と猫と言えばペットの代表格ですが、

ペットと言うと、飼っている人の中には、

ペットではなく家族の一員だと気分を悪くする人もいる位、

人から愛されている動物です。



上記の言い伝えのような犬に関しての

記事がありましたのでご紹介します。



「犬が生きてきた目的―ある獣医の手記」


私は獣医として働いているが、

ある日ベルカーと言う名前の10歳になる

ウルフハウンドを診るために呼ばれた。



主人のロン、その妻リサ、

そして小さな息子のシェインは、

3人ともベルカーが大好きで何らかの奇跡が

起こってくれないかと期待していた。



ベルカーを診察してみると

ガンで余命わずかであることがわかった。

もうベルカーは手遅れなことを家族に伝え、

家庭で安楽死させる選択肢があると伝えた。



各種手続きを取っていると

夫婦は6歳の息子シェインにも

その処置を見せるつもりだと私に言ってきた。


シェインがその経験によって、

何か学ぶものがあるかもしれないと感じたようだ。



その翌日、私はベルカーの家族に囲まれながら、

喉に何かひっかかるようなものを感じていた。



歳を重ねた犬に最後の抱擁をするシェインは

落ち着いているように見え、

私はこの子が状況を理解できているのか疑問に感じていた。



数分のうちにベルカーは安らかに、

眠るように息を引き取った。



シェインはベルカーの変化を特に混乱することもなく、

難なく受け入れたようだった。



私たちはベルカーの死後、

しばらくそこに座り、

動物の命が人間のものより短いと言う、

悲しい現実について話し合った。



静かに会話を聞いていたシェインが突然、

「どういうことか、わかるよ」と言った。



私たちは驚き、全員が彼の方を向いた。



彼がそのときに放った言葉は私を驚かせた。

それまで、これほど心地よい説明を聞いたことがなかったからだ。

彼はこう言ったのだ。



「人は、いい人生の過ごし方を

学ぶために生まれてくるよね。

いつもみんなを愛することとか、

人に優しくすることとか。だよね?」



そしてその6歳の少年は続けた。

「ほら、犬はもうそれをすでに知ってるんだから、

そんなに長いこと、この世にいなくていいんだ。」



この記事が本当にあった事なのかどうかは分かりませんが、

犬に対しての強い愛情が溢れています。



犬は、飼い主とその家族が地位が有ろうと無かろうと、

顔やスタイルがどうであろうと、

どんな性格であろうと、

犯罪者であろうとなかろうと、

心底、求め、そして愛してくれます。



最後にもう一つ。


自分の人生の目標は、

犬に思われているような、

すてきな自分になることだ。 (作者不詳)



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