画家ピカソは、引っ越しが大好きだったようで
パリ市内だけでも20回の引っ越しをして
1度に3ヶ所のアトリエを持ったこともあったのですが
これは愛人専用の家を持つためだったとのこと。
以前、タイガーウッズの件を取り上げさせて頂きましたが、
「英雄色を好む」とよく言ったもので
権力者、実力者、有名人等々、何かで成功を収めた人の場合、
何らかにおいて優秀な能力、特別な存在、有する資産などから
異性から求められるのは自然ですし、
そのような男性は、社会に溶け込まず流されない
強烈な推進力を有しているはずなので
男性の本能とでも申しましょうか。
生物的に自然な姿とでも申しましょうか。
多くの浮名を流してしまうのは無理ないことかと思っています。
人間の欲求を5段階に理論化したマズローの欲求5段階説からすると
第4段階の承認欲求まで到達したと思われる男性達が
第一段階の生理的欲求と思われるものを求める姿は、
人間の性的欲求の凄まじいパワーに驚きます。
もしかすると複数の女性を求めるのは、
ただ快楽を求めたり、自分のDNAを残そうとする
本能的な欲求というよりは、
自分を受け入れてもらえた感、自分を認めてもらえた感を
満たそうとする行為なのかも知れません。
今の日本は一夫一妻制を取っていますが、
一昔前の江戸時代まではお殿様は正室(本妻)とは別に
側室を置くのが普通でしたよね。
裕福な庶民に奥さんとお妾さんがいるなんて話は
当たり前のようにあったようです。
そんな日本が一夫一婦制となったのは
西洋の文化(キリスト教)の影響からだと思うのですが、
明治政府が西洋の文化、価値観を積極的に取り入れたことで
一夫一婦制が定着して、それが普通になり、
浮気や不倫は絶対悪の倫理観が強まったのだと思います。
私は浮気や不倫を擁護している訳ではなく
一夫一婦制になることで社会的に大きなメリットがあります。
一夫一婦制の夫婦の間に生まれた子供は、
両親からしっかりと養育されることなるので子供の死亡率も減り、
教育が行き届くことで国の発展に繋がることになりますし、
家庭人となることで家庭を守ろうとして
国の犯罪率も低下するようです。
ただ人間の基本的(生物的)な婚姻体系は一夫多妻制なので
どうしても男性は身体の中に浮気の虫が住んでいるので
権力者、有名人、能力の高い人、男前等、
美しい遺伝子を持つ人や成功した人にはそうでない人よりも
浮気する環境が整いやすいので、
つい浮気をしてしまいがちになります。
また女性は自分の命を差し出しても守りたいと思うほど
我が子に強い愛情を持つことが多いので
男性が浮気をすることで自分への愛情、
子供を養育する力や資産が分散されるので
強い反発が起きるのも本能的にも自然かと思います。
浮気をしないのが普通でも自然でもなく、
経済的、優秀な能力、美のDNAを有している男は、
浮気をしてしまいがちになるのが自然であることを
心の片隅に置いておいて、
あなたのパートナーが浮気をせずに真面目で誠実であるなら
夫婦の関係や家庭を大切に強く守ろうとする現れなのですから
年に一回位は、褒めてあげて欲しいなと思ったりするのです。