日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

SNSと広告

2024-05-30 21:28:09 | アラカルト

今朝、FM番組を聴いていたら事業家の前澤さんや、堀江貴文さん等の写真を使う「投資詐欺」の話題があった。
被害者の多くが60代で、中には1億円以上の被害にあわれた方もいる、という。
内容は、注意喚起を促すものだったのだが、いわゆる「特殊詐欺」が一向に減らないコトを考えると、このような悪事を働く輩は手を替えあの手この手で、儲け話をするのだな~と、改めて感じた。

今問題になっている、著名人の写真を使う詐欺の特徴は、ご存じの通りSNSを使うという点だろう。
その中でもFacebookやXといった、SNSが中心である、という話だった。
そこで改めて自分のFacebookを見て見ると、いつの間にか広告だらけになっていた。
元々Facebookは、同級生のような関係性のある人物とをつなげるツールだったはずだ。
もちろん、Facebookの利用そのものは、無料ということになっているので、Facebookを運営するMeta社としては何等かの「収入源」が、必要になる。
それが、広告収入ということになる。
このビジネスモデルそのものが、問題なわけではなくこの「広告」を悪用する輩がいる、ということが問題になっている、ということになる。

ここで一つ疑問なのだが、このようなSNSの広告を悪用することを防ぐ方法として、AI等の導入はできないのだろうか?という点だ。
相手はあの手この手で詐欺広告を出しているのだが、著名人の写真等を使った広告をひとつづつ確認をし、警告をするという作業は途方もなく効率的ではない。
しかし、AIを活用することで排除することが可能なのでは?という、気がするのだ。
例えば同一キーワードの多用等は、著名人の写真検索をするよりも排除しやすいように思うのだ。
AI技術そのものに詳しいわけではないので、間違った認識なのかもしれないが、AIという技術そのものが「情報の蓄積」と「学習機能」という点を考えれば、可能なのでは?ということなのだ。

と同時に、「広告を見たくない」という情報の収集による、排除もできるのでは?
LINEのVOOMという機能があるが、このVOOMにしつこいほど、同じ企業の広告が表示される。
その度に「関係ない」とか「頻繁に表示される」と、回答をしているのだが、全く改善されない。
そしてこれらの広告を見る度に、イライラとするのだ。
一体何のために、「見たくない」を言う意思表示をしているのか?と。
確かに、表示される広告の多くが私と同世代をターゲットにしているのは、十分すぎるほどにわかる。
分かるのだが、それを見たくない、という意思表示をしていながら、日に何度も表示されるのか?
SNSで表示される広告そのものが、テレビCM等と違い「作り込まれた見せる広告」ではない。
だからこそ、受け手となるユーザーの意思を尊重すべきだと思うのだ。