日経新聞のWEBサイトをチェックしていたら、企画コラム「日経biz+」にNY発:キャンベルの農業支援、Help Grow Your Soup(TM)(2010/01/29)という記事が掲載されていた。
「キャンベル」というのは、赤いパッケージのスープ缶詰でお馴染みの「キャンベルスープ」のコトだ。
この記事を読んで少し驚いたコトは、農業大国でもある米国でも農家が減ってきているという事実だ。
それも「専業農家」が大きく減ってきている。
そのことを危惧した「キャンベル」が、米国の農家をサポートするための支援をし始めている・・・というのが、この記事の趣旨だ。
このコラムを読んで気になったことがある。
それは、日本の食品メーカーはどうなのか?という点だ。
一昨年の今頃、世間を震撼させる事件があった。
「毒入り中国製餃子事件」だ。
その後現在にいたるまで、その事実関係や当事者など分らないまま、2年近くたってしまった。
すっかり忘れてしまった感があるのだが、餃子を製造・販売していたJTフーズは実質的な事業撤退を余儀なくされた。
そして、この事件でスーパーの冷凍食品売り場では「製造地」を表示するようになった。
だが、「国内産中心」にシフトするために、食品メーカーが国内の農業支援をし始めた、というニュースを聞いた記憶はない。
もう一つは、「カロリーベースで自給率が40%程度」と言われ、一生懸命「FOOD ACTION NIPPON」を展開してもイマイチ盛り上がらず、現実としては、一部の農業団体が「農業=第7次産業」という位置付けで、新しいマーケットを創り始めようとしているのが現状なのではないだろうか?
現在の農業には、「農作物加工」としての企業参加が無いように思えるのだ。
それに対して、このコラムにあるキャンベルの取り組みはイロイロな意味で、興味深い。
一つは、自国の農業を守るということ。
もう一つは、大手メーカーが「顔が見える国産食品を作る」という点だ。
日本の農作物市場で「生産者の顔が見える」というコトバが言われて久しい。
ただ、殆どの場合生鮮野菜に限られていた。
加工食品となると、パッケージの裏を見る限り国内産のものよりも、外国産のものが殆どだ。
もし、「国内産にこだわって作った加工食品」という「訳あって高い食品」を大手メーカーが作り始めたら、デフレ市場とは違う市場が登場する可能性もある。
そんな視点で、農業を見る企業はないモノだろうか?
「キャンベル」というのは、赤いパッケージのスープ缶詰でお馴染みの「キャンベルスープ」のコトだ。
この記事を読んで少し驚いたコトは、農業大国でもある米国でも農家が減ってきているという事実だ。
それも「専業農家」が大きく減ってきている。
そのことを危惧した「キャンベル」が、米国の農家をサポートするための支援をし始めている・・・というのが、この記事の趣旨だ。
このコラムを読んで気になったことがある。
それは、日本の食品メーカーはどうなのか?という点だ。
一昨年の今頃、世間を震撼させる事件があった。
「毒入り中国製餃子事件」だ。
その後現在にいたるまで、その事実関係や当事者など分らないまま、2年近くたってしまった。
すっかり忘れてしまった感があるのだが、餃子を製造・販売していたJTフーズは実質的な事業撤退を余儀なくされた。
そして、この事件でスーパーの冷凍食品売り場では「製造地」を表示するようになった。
だが、「国内産中心」にシフトするために、食品メーカーが国内の農業支援をし始めた、というニュースを聞いた記憶はない。
もう一つは、「カロリーベースで自給率が40%程度」と言われ、一生懸命「FOOD ACTION NIPPON」を展開してもイマイチ盛り上がらず、現実としては、一部の農業団体が「農業=第7次産業」という位置付けで、新しいマーケットを創り始めようとしているのが現状なのではないだろうか?
現在の農業には、「農作物加工」としての企業参加が無いように思えるのだ。
それに対して、このコラムにあるキャンベルの取り組みはイロイロな意味で、興味深い。
一つは、自国の農業を守るということ。
もう一つは、大手メーカーが「顔が見える国産食品を作る」という点だ。
日本の農作物市場で「生産者の顔が見える」というコトバが言われて久しい。
ただ、殆どの場合生鮮野菜に限られていた。
加工食品となると、パッケージの裏を見る限り国内産のものよりも、外国産のものが殆どだ。
もし、「国内産にこだわって作った加工食品」という「訳あって高い食品」を大手メーカーが作り始めたら、デフレ市場とは違う市場が登場する可能性もある。
そんな視点で、農業を見る企業はないモノだろうか?