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夏のイベントを考える

2024-07-18 19:42:13 | アラカルト

昨日の名古屋は雨が降ったり止んだりの1日だった。
夕方からは、雷が鳴り激しい雨が降る、という状況だった。
このような雷と共に激しい雨が降ると、亡くなった母などは「もう梅雨明けだね」などと、話をしてくれていた。
その話通り、今日、東海地方は梅雨明けが発表された。

梅雨明けと同時に、真夏の太陽がギラギラと照り付ける1日となり、最高気温もグングン上昇。
夕方になっても、昼間の暑さが続いている。

それにしても今年の梅雨は、変な梅雨だった。
「梅雨の中休み」と言えば、気温が低かったりしたような気がするのだが、今年は最高気温が40℃に迫るような「酷暑」ならぬ「殺暑」の暑さだった。
実際、「熱中症」で救急搬送された方も全国では、数多くいらっしゃったようだ。
まだまだ、本格的な夏の暑さに体が慣れていないところに、突然の殺暑だ。
体調を崩す人が続出するのも当然だろう。

このような暑さは、決して日本に限ったことではなく、イスラム教の聖地巡礼=メッカ巡礼では、50℃を超す暑さの中で巡礼者が数多く亡くなられた、という報道もあったほどだ。
NHKニュース:サウジアラビア メッカ巡礼者1300人超死亡 気温50度を超える猛暑 

昨年だったか?国連のグテーレス事務総長が「今の地球は、地球温暖化ではなく、地球沸騰化だ」と発言をしている。
まさに、「地球沸騰化」を実感するような出来事が、今年に入り続いていると、実感せざる得ない。
このような中で、日本では中高校生を中心に様々なスポーツ大会が予定されている。
特に世間で注目されるのは、「高校野球」だろう。
今年から、大会運営の見直しがされ、昼間の一番気温が上がる時間帯を避け、試合スケジュールを組む、という話もあるようだが、今年は無理だとしても来年からは、開催時期そのものを秋にずらすような検討が必要な気がする。
勿論、他のスポーツ大会も同様だ。
参加している選手だけではなく、応援に借りだされる応援団や吹奏楽部、生徒や先生なども「命の危険」にさらされている、と認識する必要があるだろう。
それは、今年開催予定の「パリオリンピック」も、同様の懸念がされているようだ。
Huffpost:暑さで「命を落としかねない」パリ五輪を前に選手らが訴え。過去には熱中症の影響で五輪の夢が散った日本人も 

「地球沸騰化」という状況は、いきなり止めることができないにせよ、少なくとも夏のスポーツイベントや野外フェスなどを見直すことで、「命を守る」ことができるのでは?
生徒や学生の夏休みだけではなく、社会人特に道路や工事や建築の現場で働く人達もまた、命の危険にさらされていると認識する必要があると思う。
「暑くても、海水浴やプールで遊ぶ夏休みは、楽しかった」という話は、過去の話になっているのが、今なのかもしれない。



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