野田さんが衆議院を解散すると発表する少し前に、ある裁判の判決があった。
覚えていらっしゃる方も多いと思うのだが、「一票の格差」に対する「違憲状態にある」という裁判の判決だ。
その直後に解散となったため、この裁判を起こした弁護士さんたちは「違憲状態のまま選挙をするコトに問題がある」と、訴えている。
先日、実家に帰ったときこの問題に対して実家の父が不満げに「違憲状態というなら、人口の少ない地域に、裁判を起こした弁護士さんたちが家族ごと引っ越してきて、格差を小さくすると言う考えは無いのだろうか?」と話していた。
確かに、有権者数の数で「票の重み」が違うと言うのは、国政に国民の意見を反映させると言う考えからは問題だと思う。
しかし、有権者数が少ない地域も様々な問題を抱え、結果として「一票の格差」が生じてしまっているのだ。
好きこのんで、この様な格差を生んでいる訳では無い。
むしろ「地方と都市部の人口の違い」による、格差だと言える。
そんな父の愚痴のような一言を聞きながら、思ったコトがある。
それは「有権者数以外で、『一票の重み』を考える」というコトだ。
と言うのも、この「票の重み」が「有権者数」を基にしているからだ。
人口が多い地域の票は、人口の少ない地域よりも「一票の重さ(=有権者の考えを国政に反映させやすい度)」が軽い、と言われている。
しかしその様な地域ほど、「選挙に行かない人」もまた多い。
「選挙に行かない」というコトも、一つの投票行動だと考えるコトもできるのだが、投票をしない人達の考えを国政に反映させるコトはできない。
「有権者の考えを国政に反映させる」という前提が、既に意味のないものとなっているのでは?と、考えたのだ。
皮肉なコトに有権者数の少ない=一票の重みがある地域ほど、高齢有権者が多いと言うコトもあって(?)投票率は高い。
当然のコトながら「有権者の考えを国政に反映させやすい」と言える。
いくら有権者数が多くても、実際に投票した人の考えしか国政に反映させるコトはできない。
「投票率が悪い」と言うコトは、「有権者数が少ない」のと同じ要素となるのでは?
そう考えると、「一票の格差」を単なる有権者数で決めるのは、難しいような気がするのだ。
むしろ過去の統計などから、「有権者数と投票率による票の格差」が、「国政に反映される票の格差」と考えるべきなのでは?
議員定数を決めるのは、法律で定められているコト、様な発想はできないのかも知れない。
ただ、この様な「データと実態」がかけ離れている、と言うコトも知る必要があると思う。
「選挙」という場合だけでは無く、ビジネスにおいてもこの様なコトは時々起きているはずだと感じている。
覚えていらっしゃる方も多いと思うのだが、「一票の格差」に対する「違憲状態にある」という裁判の判決だ。
その直後に解散となったため、この裁判を起こした弁護士さんたちは「違憲状態のまま選挙をするコトに問題がある」と、訴えている。
先日、実家に帰ったときこの問題に対して実家の父が不満げに「違憲状態というなら、人口の少ない地域に、裁判を起こした弁護士さんたちが家族ごと引っ越してきて、格差を小さくすると言う考えは無いのだろうか?」と話していた。
確かに、有権者数の数で「票の重み」が違うと言うのは、国政に国民の意見を反映させると言う考えからは問題だと思う。
しかし、有権者数が少ない地域も様々な問題を抱え、結果として「一票の格差」が生じてしまっているのだ。
好きこのんで、この様な格差を生んでいる訳では無い。
むしろ「地方と都市部の人口の違い」による、格差だと言える。
そんな父の愚痴のような一言を聞きながら、思ったコトがある。
それは「有権者数以外で、『一票の重み』を考える」というコトだ。
と言うのも、この「票の重み」が「有権者数」を基にしているからだ。
人口が多い地域の票は、人口の少ない地域よりも「一票の重さ(=有権者の考えを国政に反映させやすい度)」が軽い、と言われている。
しかしその様な地域ほど、「選挙に行かない人」もまた多い。
「選挙に行かない」というコトも、一つの投票行動だと考えるコトもできるのだが、投票をしない人達の考えを国政に反映させるコトはできない。
「有権者の考えを国政に反映させる」という前提が、既に意味のないものとなっているのでは?と、考えたのだ。
皮肉なコトに有権者数の少ない=一票の重みがある地域ほど、高齢有権者が多いと言うコトもあって(?)投票率は高い。
当然のコトながら「有権者の考えを国政に反映させやすい」と言える。
いくら有権者数が多くても、実際に投票した人の考えしか国政に反映させるコトはできない。
「投票率が悪い」と言うコトは、「有権者数が少ない」のと同じ要素となるのでは?
そう考えると、「一票の格差」を単なる有権者数で決めるのは、難しいような気がするのだ。
むしろ過去の統計などから、「有権者数と投票率による票の格差」が、「国政に反映される票の格差」と考えるべきなのでは?
議員定数を決めるのは、法律で定められているコト、様な発想はできないのかも知れない。
ただ、この様な「データと実態」がかけ離れている、と言うコトも知る必要があると思う。
「選挙」という場合だけでは無く、ビジネスにおいてもこの様なコトは時々起きているはずだと感じている。