先月あたりから時折見かけるテレビCMで、「病気になったら、仕事を辞めなくてはいけないのかな・・・」と思いながら見ているCMがある。
アクサ生命の「所得保障付き」ガン保険だ。
今年、乳がんの手術をした私としては他人事とは思えない、テレビCMだ。
テレビCMの最後のコトバは「今、私がしなくてはいけないコトは、病気を治すコト」と言う内容だったと思う。
CMに登場する女性から察するに、20代後半~30代の女性をターゲットとしている商品だと言うことも分る。
商品そのものよりも私が気になったことは、「ガンなどの病気に罹ったら、仕事を辞めなくてはならないのか?」という点だった。
今の日本では、正社員を辞めてしまうと、また正社員で働くと言うことが難しい状況にある。
まして、病気で会社を辞めたというコトになると、採用する側は「病人」と見てしまう傾向が強い。
確かに、乳がんなどの場合は「手術⇒放射線治療⇒ホルモン療法もしくは化学療法」と続く。
ホルモン療法などの場合は、5年間の継続治療が必要となる。
放射線治療は、1日5分程度の治療であっても半日がかりとなるコトも少なくないだろう(実は、私の場合、超が付くほどの早期発見・治療であったため、手術のみで終わってしまった、稀なケースだった)。
そんな治療が約6週間、ほぼ毎日続く。
そのような状況を考えれば、会社側としては「仕事を辞めて、治療に専念したら」と、言うのも無理からぬコトかもしれない。
ただ、患者としては「収入の不安があるのに、治療に専念などできない」と思っているはずだ。
しかし上述した通り、病気治療のため会社を辞めてしまうと、病気が治った後の職場を探すことがとても難しいと言う状況にある。
おそらく多くの人にとっては、「治療を続けながら、仕事をしたい」という思いが大きいのではないだろうか?
老親介護のため離職をした場合も、同じ様な状況に陥る可能性が高い。
「親の介護をしたい」と思えば、「仕事を辞めて専念する」と言うコトが半ば当たり前のようになりつつある。
しかし、見取った後復職するコトの難しさと言うコトに直面している方も、多くいらっしゃるのではないだろうか?
ここ2、3年ほど前から「ワークライフバランス」というコトを、盛んに言われるようになってきた。
それは、「様々な個人の抱える問題とのバランスのとれた生活スタイル」と言うコトなのではないだろうか?
本来目指すべきコトは、「病気や老親介護となった時、仕事を辞めなくても大丈夫」という企業のあり方なのではないだろうか?
アクサ生命の「所得保障付き」ガン保険だ。
今年、乳がんの手術をした私としては他人事とは思えない、テレビCMだ。
テレビCMの最後のコトバは「今、私がしなくてはいけないコトは、病気を治すコト」と言う内容だったと思う。
CMに登場する女性から察するに、20代後半~30代の女性をターゲットとしている商品だと言うことも分る。
商品そのものよりも私が気になったことは、「ガンなどの病気に罹ったら、仕事を辞めなくてはならないのか?」という点だった。
今の日本では、正社員を辞めてしまうと、また正社員で働くと言うことが難しい状況にある。
まして、病気で会社を辞めたというコトになると、採用する側は「病人」と見てしまう傾向が強い。
確かに、乳がんなどの場合は「手術⇒放射線治療⇒ホルモン療法もしくは化学療法」と続く。
ホルモン療法などの場合は、5年間の継続治療が必要となる。
放射線治療は、1日5分程度の治療であっても半日がかりとなるコトも少なくないだろう(実は、私の場合、超が付くほどの早期発見・治療であったため、手術のみで終わってしまった、稀なケースだった)。
そんな治療が約6週間、ほぼ毎日続く。
そのような状況を考えれば、会社側としては「仕事を辞めて、治療に専念したら」と、言うのも無理からぬコトかもしれない。
ただ、患者としては「収入の不安があるのに、治療に専念などできない」と思っているはずだ。
しかし上述した通り、病気治療のため会社を辞めてしまうと、病気が治った後の職場を探すことがとても難しいと言う状況にある。
おそらく多くの人にとっては、「治療を続けながら、仕事をしたい」という思いが大きいのではないだろうか?
老親介護のため離職をした場合も、同じ様な状況に陥る可能性が高い。
「親の介護をしたい」と思えば、「仕事を辞めて専念する」と言うコトが半ば当たり前のようになりつつある。
しかし、見取った後復職するコトの難しさと言うコトに直面している方も、多くいらっしゃるのではないだろうか?
ここ2、3年ほど前から「ワークライフバランス」というコトを、盛んに言われるようになってきた。
それは、「様々な個人の抱える問題とのバランスのとれた生活スタイル」と言うコトなのではないだろうか?
本来目指すべきコトは、「病気や老親介護となった時、仕事を辞めなくても大丈夫」という企業のあり方なのではないだろうか?