米国映画最高の賞と言われる「アカデミー賞」授賞式の前に、米国映画最低の賞といわれる「ゴールデンラズベリー賞」の発表があった。
毎年、話題になる「ゴールデンラズベリー賞(通称:ラジー賞)」だが、今回は2つの映画がほぼ独占したようだ。
そのうちの一つが、「エアベンダー」。
実はこの映画を見ていない。
と言うか、テレビで流れたはずのCMすら覚えが無い。
受賞理由が「間違った3Dの使い方」というコトらしいのだが、映画そのものよりも「間違った3Dの使い方」の方が、気になってしまう。
もっとも、私の場合「3D酔い」の傾向があるため、見ること自体難しそうな気がする。
もう一つが「SATC2」。
元々はテレビドラマとしてヒットし、映画化されたモノだ。
その映画もヒットし、続編が作られ、その続編が見事!?ラジー賞を受賞したわけだ。
実はこの映画、日本公開当時、物凄い量の広告が打たれていた。
広告だけではなく、パブリシティーのような扱いで女性ファッション誌などで数多く取り上げられていた。
それも「アラフォー女性のカッコ良い生き方」的な内容だった。
日頃、雑誌チェックを欠かさない立場として記事を読んでみると、「ちょうちん記事でも凄い!」と関心するコトしきりだったのだが、素直な「SATCファン」はだいぶ感化されたようだった。
実際、某新聞社のWEB身の上相談では、「高学歴で高収入且つカッコ良い素敵な旦那様がいても、満たされない私・・・」という内容のモノがあった。
この方などは「SATC」を見て、「もっと刺激的でリッチなことがあるんじゃ・・・」と思われていたようが、現実にそんなコトをすれば、想像以上に厳しい生活と周囲からのバッシングがあるのだが・・・。
ただ、日本でこの「SATC」の人気が高い、と言うのも分らないわけでは無い。
と言うのも、現在の「アラフォー女性」のは、バブル全盛期の頃に社会に出た世代だからだ。だからこそ、劇中の生活ぶりがとても豊かで自由で刺激的な分、若い(=20代の)自分を投影し、その頃を懐かしみながら、主人公たちのライフスタイルに憧れているように思えたからだ。
そんな「刺激的で、リッチで自由な生活」を描いた映画が「最低映画」としてノミネートされ、作品賞は逃したものの主演女優などの部門で受賞したと言うのは、演技的なコトもあるにせよ、映画の中の彼女たちが魅力的ではなかった、と言うコトだろう。
公開時のメディアの取り上げ方などを考えると、そろそろバブルの頃を引きずったような感覚から、日本も脱却しないと・・・と言う気がしてくるのだ。
毎年、話題になる「ゴールデンラズベリー賞(通称:ラジー賞)」だが、今回は2つの映画がほぼ独占したようだ。
そのうちの一つが、「エアベンダー」。
実はこの映画を見ていない。
と言うか、テレビで流れたはずのCMすら覚えが無い。
受賞理由が「間違った3Dの使い方」というコトらしいのだが、映画そのものよりも「間違った3Dの使い方」の方が、気になってしまう。
もっとも、私の場合「3D酔い」の傾向があるため、見ること自体難しそうな気がする。
もう一つが「SATC2」。
元々はテレビドラマとしてヒットし、映画化されたモノだ。
その映画もヒットし、続編が作られ、その続編が見事!?ラジー賞を受賞したわけだ。
実はこの映画、日本公開当時、物凄い量の広告が打たれていた。
広告だけではなく、パブリシティーのような扱いで女性ファッション誌などで数多く取り上げられていた。
それも「アラフォー女性のカッコ良い生き方」的な内容だった。
日頃、雑誌チェックを欠かさない立場として記事を読んでみると、「ちょうちん記事でも凄い!」と関心するコトしきりだったのだが、素直な「SATCファン」はだいぶ感化されたようだった。
実際、某新聞社のWEB身の上相談では、「高学歴で高収入且つカッコ良い素敵な旦那様がいても、満たされない私・・・」という内容のモノがあった。
この方などは「SATC」を見て、「もっと刺激的でリッチなことがあるんじゃ・・・」と思われていたようが、現実にそんなコトをすれば、想像以上に厳しい生活と周囲からのバッシングがあるのだが・・・。
ただ、日本でこの「SATC」の人気が高い、と言うのも分らないわけでは無い。
と言うのも、現在の「アラフォー女性」のは、バブル全盛期の頃に社会に出た世代だからだ。だからこそ、劇中の生活ぶりがとても豊かで自由で刺激的な分、若い(=20代の)自分を投影し、その頃を懐かしみながら、主人公たちのライフスタイルに憧れているように思えたからだ。
そんな「刺激的で、リッチで自由な生活」を描いた映画が「最低映画」としてノミネートされ、作品賞は逃したものの主演女優などの部門で受賞したと言うのは、演技的なコトもあるにせよ、映画の中の彼女たちが魅力的ではなかった、と言うコトだろう。
公開時のメディアの取り上げ方などを考えると、そろそろバブルの頃を引きずったような感覚から、日本も脱却しないと・・・と言う気がしてくるのだ。