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7月初旬のとある日のこと、フィールドを移動している途中に“これは野鳥の潜んでいそうな怪しい場所やわ”と思いながらも野鳥の気配はなく通り過ぎた場所がありました。
通り過ぎた後、次に行こうかなと思っていた場所にナビをセットしてみたら結構距離がある。“面倒くさいのでヤメやぁ!”と再び同じ道を折り返してきた帰路の道。
先ほどの怪しい場所から“アカショウビンの声が聞こえてくる!”声がする方向へ向かって周辺を探索してみると、すぐ近くから声が聞こえる場所があったんですよ。
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最初は声だけで姿が見えなかったんだけど、途中で右側から聞こえていた声が左側から聞こえるようになった。
おやっ?と思って周囲を見回してみるとアカショウビンの姿があった。しかし、こちらの動作に反応して頭上をアカショウビンが飛んで元の位置へ戻っていってしまう。
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“待ってればもう一回チャンスがあるかも?”と待ってみることに...。
次々とまとわりついてくる蜂やアブやブヨにウンザリしながら待っていると、ありがたいことにもう一度飛んできてよく見える場所に留まってくれましたよ。
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アカショウビンが留まった場所は木陰で暗かったけど、射程距離には充分だった。
AFの焦点の合うまでの僅かな時間が何ともいえないワクワク感を感じてとても長い時間に思えたなぁ。
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しかし、この距離で見られたのはかなりツイてましたよ。
囀っている様子が目視で確認出来る距離にアカショウビンがいましたからね。
写真は同じようなのばかりなんですが、囀っているところへ連射かましたのでクチバシの開き加減が微妙に違うといえば違ってるだけです。
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“ここへ戻ってきてよかったなぁ~”と思いながら、実はこのアカショウビンが呼び戻してくれたのかな?なんて思ってもみる。